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第6章~ロージー
しおりを挟むロージーSide
私は決して報われない恋をしている。姉、シャルロットの婚約者であるアレックスだ。小さい頃からずっと彼だけを追いかけてきたの。でも叶わないのは承知の上、7歳も離れているし、きっと妹としか思われていないはず。
来年、アレックスが18歳になったら正式に2人は結婚するそうだ。お姉様はアレックスにゾッコンだもの。周りもそれを望んでいる。
今日、両親からお見合いの話と実は婚約していることを告げられた。大財閥の娘として当然だが、私はまだ10歳よ? でも、おそらく私には逆らいようの無い事。私に出来る事はただアレックスの幸せを祈るばかり。
ロージーSide 終わり。
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「次はあそこへ行きましょう。新しい香水が欲しいの。」
1時間後、
「お買い上げありがとうございます。」
「次はバックよ。夏の新作を買わなくちゃいけませんの。」
1時間後、
「お買い上げありがとうございます。」
かれこれこんな遣り取りが5時間続いていた。これだから何も知らないお嬢様は苦手だ。親のお金を使い放題している。アレックスはエーデルワイス氏の仕事を積極的に手伝っており、財閥がどれだけ大変かをよく理解している。
ロージーは好き嫌いもワガママもシャルロットより少ない。姉妹でも見た目は似ているがこんなに性格が違うものだろうか? でもだからこそ、アレックスはロージーが好きなのかもしれない。
ロージーはどちらかというと柔らかいソフトな雰囲気で、シャルロットは少し荒々しい。
シャルロットが10歳の時は既に化粧や香水をつけていた。だがロージーはありのままで美少女で 化粧なんていらない。
ダメだ。アレックスはもう引き返しが出来ない程ロージーが好きだった。
人々は不思議に思うだろう。17にもなる彼の想い人がたった10歳の少女なんて。リミットは迫っていた。猶予は1年。シャルロットと結婚が成立するまでにエーデルワイス夫妻とシャルロットに話をつけなければならない。さて、どう説得する?
そう、青年の悩みは尽きる事を知らない。
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