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島くん~教師×生徒/エロなし~
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この学校には馴染めない。
頭が固いやつが多くて、
学力ばかりがその人の評価を決める。
家が名門なだけでこの学校しか選べなかった。
この学校しか選択肢がなかった。
ただ、ここに入って良かったと思うことがひとつある。美術教師の村上先生に会えたこと。先生は気だるけな雰囲気で授業を行う。この学校では浮いてしまうような雰囲気はこの世の全てに興味がないようで、とても気が楽だった。
「村上先生、いますか?」
「いるよ。今日も来たの。」
「毎日来ますよ。会いたいですもん。」
「変わった生徒だね。」
美術準備室に大抵先生はいる。俺は放課後、ここに来て先生を眺める。先生はだいたい絵を描いているか、教材の用意をしているかだ。その姿を眺めるだけ。つまらなそうに思えるこの時間が俺は大好きだった。
「先生、好きです。」
俺が放った言葉に先生の視線は俺に注がれる。先生は俺と目が合うとため息をついた。
「僕はその想いに答えることはできないって言ってるでしょ。僕の仕事が失くなってしまう。」
「そんなことどうでも良いって思うくらい先生が愛してくれれば良いじゃないですか。」
「世の中はそう簡単じゃないんだよ。」
パチンっ
「いたっ」
先生は俺におでこにデコピンをした。俺はおでこを押さえて先生を睨む。
「お仕置き。島くん」
きゅん
微笑む先生に俺の心臓ははね上がる。ずるい。
俺は机 にほっぺをつけて先生を見る。
「先生…俺が卒業するまで、結婚しちゃだめ。そもそも恋人を作っちゃダメです。」
「僕は女の人には興味ありませんから。」
その言葉に俺は勢い良く飛び上がる。
「じゃあ、俺とパートナーになれますね。」
「だから、僕に仕事が失くなってしまう。」
「だから、先生…卒業するまで待って下さいよ。」
俺がほっぺを膨らませると、先生はほっぺをつついて空気を抜く。
「僕が待ってる間に、島くんの恋が覚めてしまうんではないですか?」
「そんなこと絶対ないです。神様に誓ってもいいですよ。」
ちゅっ
唇に柔らかい感触が当たったと思ったら、すぐ離れていった。
「では、誓いのキスということで。」
「先生…!」
俺は先生に抱きつく。先生はよろけながらも受け止めてくれた。
「先生、もう一回…」
「調子に乗らないで下さい。」
呆れたようにため息をつく先生に俺は隙を行くようにキスをする。口を薄く開けると、先生の舌が入ってきた。
「んぅ…はぁ、んぁ、ん////」
「これで満足しなさい。本当に油断も隙も無いんですから。」
先生はそう言うと、俺から離れる。離れた温もりが寂しくて、俺は先生の裾を握る。
「そんな可愛いことしてもダメ。」
「キスだけで我慢するからもう一回…」
先生は俺の頭を優しく引き寄せると、先生の口元を俺の耳元に持っていった。
「我慢してるのは、君だけじゃないんだよ。」
ビックリして俺は先生から離れる。顔に熱が集まってくるのが分かる。何てことだ、先生は妖艶に微笑んでる。
「先生…」
「分かったら今日は帰りなさい。テストも近いでしょ。」
「先生、俺が学年一位採ったらまたご褒美ちょうだいね!さよなら。」
俺は先生の返事を待たずにその場を去った。
「いつも一位の癖に。ずるい約束だな。こっちの身にもなって欲しい。」
夕暮れに照らされる部屋で窓の外を眺める。視線の先には歩いて門まで向かう生徒の姿。
「卒業…。長いですね。」
ため息をつくと、コーヒーをいれるため窓から離れる。姿が見えなくなった窓を逆に島は見つめていた。
頭が固いやつが多くて、
学力ばかりがその人の評価を決める。
家が名門なだけでこの学校しか選べなかった。
この学校しか選択肢がなかった。
ただ、ここに入って良かったと思うことがひとつある。美術教師の村上先生に会えたこと。先生は気だるけな雰囲気で授業を行う。この学校では浮いてしまうような雰囲気はこの世の全てに興味がないようで、とても気が楽だった。
「村上先生、いますか?」
「いるよ。今日も来たの。」
「毎日来ますよ。会いたいですもん。」
「変わった生徒だね。」
美術準備室に大抵先生はいる。俺は放課後、ここに来て先生を眺める。先生はだいたい絵を描いているか、教材の用意をしているかだ。その姿を眺めるだけ。つまらなそうに思えるこの時間が俺は大好きだった。
「先生、好きです。」
俺が放った言葉に先生の視線は俺に注がれる。先生は俺と目が合うとため息をついた。
「僕はその想いに答えることはできないって言ってるでしょ。僕の仕事が失くなってしまう。」
「そんなことどうでも良いって思うくらい先生が愛してくれれば良いじゃないですか。」
「世の中はそう簡単じゃないんだよ。」
パチンっ
「いたっ」
先生は俺におでこにデコピンをした。俺はおでこを押さえて先生を睨む。
「お仕置き。島くん」
きゅん
微笑む先生に俺の心臓ははね上がる。ずるい。
俺は机 にほっぺをつけて先生を見る。
「先生…俺が卒業するまで、結婚しちゃだめ。そもそも恋人を作っちゃダメです。」
「僕は女の人には興味ありませんから。」
その言葉に俺は勢い良く飛び上がる。
「じゃあ、俺とパートナーになれますね。」
「だから、僕に仕事が失くなってしまう。」
「だから、先生…卒業するまで待って下さいよ。」
俺がほっぺを膨らませると、先生はほっぺをつついて空気を抜く。
「僕が待ってる間に、島くんの恋が覚めてしまうんではないですか?」
「そんなこと絶対ないです。神様に誓ってもいいですよ。」
ちゅっ
唇に柔らかい感触が当たったと思ったら、すぐ離れていった。
「では、誓いのキスということで。」
「先生…!」
俺は先生に抱きつく。先生はよろけながらも受け止めてくれた。
「先生、もう一回…」
「調子に乗らないで下さい。」
呆れたようにため息をつく先生に俺は隙を行くようにキスをする。口を薄く開けると、先生の舌が入ってきた。
「んぅ…はぁ、んぁ、ん////」
「これで満足しなさい。本当に油断も隙も無いんですから。」
先生はそう言うと、俺から離れる。離れた温もりが寂しくて、俺は先生の裾を握る。
「そんな可愛いことしてもダメ。」
「キスだけで我慢するからもう一回…」
先生は俺の頭を優しく引き寄せると、先生の口元を俺の耳元に持っていった。
「我慢してるのは、君だけじゃないんだよ。」
ビックリして俺は先生から離れる。顔に熱が集まってくるのが分かる。何てことだ、先生は妖艶に微笑んでる。
「先生…」
「分かったら今日は帰りなさい。テストも近いでしょ。」
「先生、俺が学年一位採ったらまたご褒美ちょうだいね!さよなら。」
俺は先生の返事を待たずにその場を去った。
「いつも一位の癖に。ずるい約束だな。こっちの身にもなって欲しい。」
夕暮れに照らされる部屋で窓の外を眺める。視線の先には歩いて門まで向かう生徒の姿。
「卒業…。長いですね。」
ため息をつくと、コーヒーをいれるため窓から離れる。姿が見えなくなった窓を逆に島は見つめていた。
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