3 / 7
白蝶貝の傷
しおりを挟む
「あんなものが存在するのか、なんて悍ましさだ」
「まさかマヒメ様の仲間なの」
「いや、様子がおかしいぞ」
アンデッド・ガレオンの甲板から白骨たちが次々と海面に身を投げる、その手には剣が握られている。
白骨たちは海面に足まで浮上して歩いて近づいてくる、凪いだ黒い海は呪いの沼のように粘つき白骨の海渡りを助けている、この島に対して敵意があるのはどす黒い殺気から明白だ。
マヒメが海中を飛ぶ猛禽となって水中から高く飛び出し白骨に襲いかかる、頭と鰭の剣が白骨を砕く、ガシャガシャと骨片が海に飛び散る。
海面のサーフェスすれすれを白い影が踊り、水飛沫が上がる度に白骨兵士は数を減らしていく、マヒメの無双に思えた次の瞬間、ズガァァァンッ轟音とともに海面がはじけ飛んだ。
「大砲が生きている!!」
荒ぶる波の下に白い影か疾走している。
「大丈夫、無事だ!」
アンデッド・ガレオンの横腹に二十の大砲が突き出る、一斉射撃が来る。
「まずいぞ、マヒメ、潜れ、潜るんだ!!」
マヒメは気が付いていないのか島に近づく白骨兵士を水面で迎撃している。
ズドオッズドドドオオォォオオッ 至近距離で発射された弾が幾つもの水柱を上げる。
着弾の直前でマヒメはUターンしていた、魚雷となってガレオン船の腐った横腹に突っ込むと バキャッ 横腹を突き破り内部で暴れまくる、大砲口から白骨兵士の部品と木片が飛び散る。
「すげえな、レヴィアタンは水妖じゃなくて聖獣だったのか」
幽霊船が向きを変えて反対側の大砲を島に向けた。
「まさか、こっちを狙っている!?」
ズドオッズドオッオォォッ 大砲が火を吹く、今度は水柱ではなく島の斜面に土煙が上がった、エリクサーの花が無残に飛び散った。
「あいつら、エリクサーを!!」
ズドズドオッズドッオォォ 再びの連射。
「!!」
ルイの目が小屋に迫る弾を捉えた。
「伏せろ!!」
ダーウェンに飛び付くとそのまま倒れこんだ瞬間、直撃を受けた小屋の屋根が吹き飛び、ガラガラと柱が崩れ落ち木っ端が降ってくる。
「ダー!無事ですか!?」
「ああ、弾道が良く分かったな、助かったぜ」
「繋がれたままなら死んでいました、ダーのお蔭です」
「じゃあ、おあいこってことでいいな!」
崩れた柱を避けて外に出ると幽霊船の甲板の上にマヒメの姿があった、白蝶貝の鱗に赤い筋が見える、怪我をしている。
「!!……やはりそうか」
ダーウェンが眉をしかめて唸った。
「どうかしたの」
「この島だ、おかしいと思っていたんだ、海図にも載っていなかったし話にも聞いたことがない島」
「確かに、僕も知らない」
「幽霊船を見ろ、航跡が立っている、走っている証拠だ、それなのに島との距離が変わらない」
「本当だ……だとしたら、この島自体も動いていることに!?」
「そうだ、この島は漂流している!」
甲板の上でレヴィアタンのマヒメと対峙しているのは雑兵の白骨ではなく青黒い肉を纏い士官の服を着ている人間に近い魔人。
双眸に白目はなく、ただ黒く染まっている、開いた口の中はただの骨、白骨に海で死んだ人間の肉を剥いで纏わせただけの化け物だ。
生前の欲望だけを残して魔に堕ちた亡霊は自我も愛も正義も失い、ただ永遠の時を欲望に縋り死ぬことの出来ない牢獄の中を彷徨っている。
シャアアアアッ マヒメが威嚇の咆哮を浴びせる、鰭の剣が伸び、鱗が逆立つ。
出来損ないの機械のように魔人が傾きながら片手を上げた先には片手式フリントロック銃(火打石)が握られていた、ババンッ 放たれた銃弾が逆立つ鱗を飛ばした。
「ギャアアアアッ」
悲鳴と共に、マヒメの尾が鞭のように飛び魔人を粉砕した、幽霊船の鬼火が消え白骨兵士たちもガラガラと崩れ落ちる。
幽霊船はゆっくりと航跡を小さくしながら沈み始めてやがて海中に没していった。
「やったのか」
「マヒメ様が勝ったんだ」
進み続ける島から直ぐに幽霊船は見えなくなった、マヒメが泳ぎ帰ってくるのが見える。
「危ないから出るな……か、マヒメは俺達のために言ってくれたのか」
マヒメが砂浜に泳ぎ着いた時、暗い空には星が戻り、月が星空を細く割いていた。
ザアアッ 砂浜で蜷局をまいた白蛇は人間に姿を変える、トボトボと足取りが重い、頭を低く垂れている。
数歩進んだところでバタリと倒れこんで動かなくなった。
「!ルイ、マヒメが倒れた」
「助けに行こう、ダー」
二人は急いで小屋から砂浜に走り降りていく、月明かりの少ない夜、足元が見えないにも関わらずルイスの足は速い、夜目が相当に効くようだ、ダーウェンは付いていけない。
「マヒメ様、マヒメ様しっかりして、大丈夫ですか」
肩を揺すっても反応はない、真珠の肌のいたるところ痣と生傷がある。
ようやく追いついたダーウェンもマヒメの怪我に眉をひそめた。
「だいぶやられたな」
上着を脱ぐと全裸のマヒメに掛ける。
「どうしよう、ダーウェン、マヒメ様が死んでしまうよ」
「とりあえず、本宅に運ぼう、手当はそれからだ」
大柄なダーウェンがマヒメを担ぎ、夜目の効くルイスが斜面を先導する。
エリクサーの迷宮で幾度も道を間違えたが、その度にルイスが確認に走る、本宅へ着くまでに小一時間を要した。
鍵のない本宅は、破壊された小屋よりは大きい、一部屋だけの石造りの壁に木の柱、ギターが飾られ屋根は黒く光る鼈甲のような素材で出来ている。
「ベッドがある、そこに寝かせよう」
ルイスが毛布を退かし白布を敷いた、抱えていたマヒメをそっとダーウェンが降ろした。
生傷は開いたままだ、出血が止まっていない。
「エリクサーだ、まだあるはずだろ、探すんだ」
「そうか、エリクサーだ」
ダーウェンは部屋中の扉を開けていくが見つからない。
ルイスは部屋の真ん中に立って鼻をクンクンさせていた、匂いを辿っているのか、やがて方向を定めると、床下の扉を見つけた。
「ここだよ、ダー、この中にある」
「目だけじゃなくて鼻も利くんだな」
床下収納の取手を引くとケースに収められたエリクサーが積まれていた。
「あった!」
一本取り出し、急いでマヒメの口に流し込む、咽ずに飲んでくれた。
「よし、いいぞ」
「開いた傷口を閉じてみてくれ、塞がるんじゃないか」
指で挟んでおくとエリクサーの効果もあり、傷口が塞がり出血も止まっていく。
痛いのか少し身をよじって抗う様子を見せた。
「我慢して、出血を止めないと」
今までは放置したままだったのだろう、真珠の肌には幾筋もの裂けた跡がある。
傷口を塞ぎ、乾いたタオルで濡れた体を拭き清める、マヒメの身体は体温を持たないのか冷たい海の温度のままだ、海水で濡れた髪をタオルで挟み乾かす。
ルイスは顔を赤らめて躊躇しながら手当しているが、ダーウェンは慣れているようだ。
一通りのことをやり終えてシーツを掛けた、心なしか穏やかな表情で眠っている。
「大丈夫だと思うがルイ、傍で見ていてやってくれ」
「うん、ダーはどうするの」
「俺は海の様子を見てくる、さっきの白骨共が心配だ」
言うが早く、盗賊の足捌きで部屋を出ていった。
マヒメの呼吸はすごく小さくゆっくりとしている、人の半分以下だろう。
「……ベリ……アル」「!」
うわ言をマヒメが呟いた、誰の事だろう。
一人になると漂流している島の事も気になった、土と岩で出来た大地がどうやって海の上に浮いているのだろうか、聖獣レヴィアタンが住まうには相応しい幻の島。
魔法なのかとも考えたが、島を半永久的に浮かせておくなど魔王でも不可能だろう。
興奮が冷めると急激に睡魔がやってくる、抗い切れずマヒメのシーツに顔を埋めた。
「まさかマヒメ様の仲間なの」
「いや、様子がおかしいぞ」
アンデッド・ガレオンの甲板から白骨たちが次々と海面に身を投げる、その手には剣が握られている。
白骨たちは海面に足まで浮上して歩いて近づいてくる、凪いだ黒い海は呪いの沼のように粘つき白骨の海渡りを助けている、この島に対して敵意があるのはどす黒い殺気から明白だ。
マヒメが海中を飛ぶ猛禽となって水中から高く飛び出し白骨に襲いかかる、頭と鰭の剣が白骨を砕く、ガシャガシャと骨片が海に飛び散る。
海面のサーフェスすれすれを白い影が踊り、水飛沫が上がる度に白骨兵士は数を減らしていく、マヒメの無双に思えた次の瞬間、ズガァァァンッ轟音とともに海面がはじけ飛んだ。
「大砲が生きている!!」
荒ぶる波の下に白い影か疾走している。
「大丈夫、無事だ!」
アンデッド・ガレオンの横腹に二十の大砲が突き出る、一斉射撃が来る。
「まずいぞ、マヒメ、潜れ、潜るんだ!!」
マヒメは気が付いていないのか島に近づく白骨兵士を水面で迎撃している。
ズドオッズドドドオオォォオオッ 至近距離で発射された弾が幾つもの水柱を上げる。
着弾の直前でマヒメはUターンしていた、魚雷となってガレオン船の腐った横腹に突っ込むと バキャッ 横腹を突き破り内部で暴れまくる、大砲口から白骨兵士の部品と木片が飛び散る。
「すげえな、レヴィアタンは水妖じゃなくて聖獣だったのか」
幽霊船が向きを変えて反対側の大砲を島に向けた。
「まさか、こっちを狙っている!?」
ズドオッズドオッオォォッ 大砲が火を吹く、今度は水柱ではなく島の斜面に土煙が上がった、エリクサーの花が無残に飛び散った。
「あいつら、エリクサーを!!」
ズドズドオッズドッオォォ 再びの連射。
「!!」
ルイの目が小屋に迫る弾を捉えた。
「伏せろ!!」
ダーウェンに飛び付くとそのまま倒れこんだ瞬間、直撃を受けた小屋の屋根が吹き飛び、ガラガラと柱が崩れ落ち木っ端が降ってくる。
「ダー!無事ですか!?」
「ああ、弾道が良く分かったな、助かったぜ」
「繋がれたままなら死んでいました、ダーのお蔭です」
「じゃあ、おあいこってことでいいな!」
崩れた柱を避けて外に出ると幽霊船の甲板の上にマヒメの姿があった、白蝶貝の鱗に赤い筋が見える、怪我をしている。
「!!……やはりそうか」
ダーウェンが眉をしかめて唸った。
「どうかしたの」
「この島だ、おかしいと思っていたんだ、海図にも載っていなかったし話にも聞いたことがない島」
「確かに、僕も知らない」
「幽霊船を見ろ、航跡が立っている、走っている証拠だ、それなのに島との距離が変わらない」
「本当だ……だとしたら、この島自体も動いていることに!?」
「そうだ、この島は漂流している!」
甲板の上でレヴィアタンのマヒメと対峙しているのは雑兵の白骨ではなく青黒い肉を纏い士官の服を着ている人間に近い魔人。
双眸に白目はなく、ただ黒く染まっている、開いた口の中はただの骨、白骨に海で死んだ人間の肉を剥いで纏わせただけの化け物だ。
生前の欲望だけを残して魔に堕ちた亡霊は自我も愛も正義も失い、ただ永遠の時を欲望に縋り死ぬことの出来ない牢獄の中を彷徨っている。
シャアアアアッ マヒメが威嚇の咆哮を浴びせる、鰭の剣が伸び、鱗が逆立つ。
出来損ないの機械のように魔人が傾きながら片手を上げた先には片手式フリントロック銃(火打石)が握られていた、ババンッ 放たれた銃弾が逆立つ鱗を飛ばした。
「ギャアアアアッ」
悲鳴と共に、マヒメの尾が鞭のように飛び魔人を粉砕した、幽霊船の鬼火が消え白骨兵士たちもガラガラと崩れ落ちる。
幽霊船はゆっくりと航跡を小さくしながら沈み始めてやがて海中に没していった。
「やったのか」
「マヒメ様が勝ったんだ」
進み続ける島から直ぐに幽霊船は見えなくなった、マヒメが泳ぎ帰ってくるのが見える。
「危ないから出るな……か、マヒメは俺達のために言ってくれたのか」
マヒメが砂浜に泳ぎ着いた時、暗い空には星が戻り、月が星空を細く割いていた。
ザアアッ 砂浜で蜷局をまいた白蛇は人間に姿を変える、トボトボと足取りが重い、頭を低く垂れている。
数歩進んだところでバタリと倒れこんで動かなくなった。
「!ルイ、マヒメが倒れた」
「助けに行こう、ダー」
二人は急いで小屋から砂浜に走り降りていく、月明かりの少ない夜、足元が見えないにも関わらずルイスの足は速い、夜目が相当に効くようだ、ダーウェンは付いていけない。
「マヒメ様、マヒメ様しっかりして、大丈夫ですか」
肩を揺すっても反応はない、真珠の肌のいたるところ痣と生傷がある。
ようやく追いついたダーウェンもマヒメの怪我に眉をひそめた。
「だいぶやられたな」
上着を脱ぐと全裸のマヒメに掛ける。
「どうしよう、ダーウェン、マヒメ様が死んでしまうよ」
「とりあえず、本宅に運ぼう、手当はそれからだ」
大柄なダーウェンがマヒメを担ぎ、夜目の効くルイスが斜面を先導する。
エリクサーの迷宮で幾度も道を間違えたが、その度にルイスが確認に走る、本宅へ着くまでに小一時間を要した。
鍵のない本宅は、破壊された小屋よりは大きい、一部屋だけの石造りの壁に木の柱、ギターが飾られ屋根は黒く光る鼈甲のような素材で出来ている。
「ベッドがある、そこに寝かせよう」
ルイスが毛布を退かし白布を敷いた、抱えていたマヒメをそっとダーウェンが降ろした。
生傷は開いたままだ、出血が止まっていない。
「エリクサーだ、まだあるはずだろ、探すんだ」
「そうか、エリクサーだ」
ダーウェンは部屋中の扉を開けていくが見つからない。
ルイスは部屋の真ん中に立って鼻をクンクンさせていた、匂いを辿っているのか、やがて方向を定めると、床下の扉を見つけた。
「ここだよ、ダー、この中にある」
「目だけじゃなくて鼻も利くんだな」
床下収納の取手を引くとケースに収められたエリクサーが積まれていた。
「あった!」
一本取り出し、急いでマヒメの口に流し込む、咽ずに飲んでくれた。
「よし、いいぞ」
「開いた傷口を閉じてみてくれ、塞がるんじゃないか」
指で挟んでおくとエリクサーの効果もあり、傷口が塞がり出血も止まっていく。
痛いのか少し身をよじって抗う様子を見せた。
「我慢して、出血を止めないと」
今までは放置したままだったのだろう、真珠の肌には幾筋もの裂けた跡がある。
傷口を塞ぎ、乾いたタオルで濡れた体を拭き清める、マヒメの身体は体温を持たないのか冷たい海の温度のままだ、海水で濡れた髪をタオルで挟み乾かす。
ルイスは顔を赤らめて躊躇しながら手当しているが、ダーウェンは慣れているようだ。
一通りのことをやり終えてシーツを掛けた、心なしか穏やかな表情で眠っている。
「大丈夫だと思うがルイ、傍で見ていてやってくれ」
「うん、ダーはどうするの」
「俺は海の様子を見てくる、さっきの白骨共が心配だ」
言うが早く、盗賊の足捌きで部屋を出ていった。
マヒメの呼吸はすごく小さくゆっくりとしている、人の半分以下だろう。
「……ベリ……アル」「!」
うわ言をマヒメが呟いた、誰の事だろう。
一人になると漂流している島の事も気になった、土と岩で出来た大地がどうやって海の上に浮いているのだろうか、聖獣レヴィアタンが住まうには相応しい幻の島。
魔法なのかとも考えたが、島を半永久的に浮かせておくなど魔王でも不可能だろう。
興奮が冷めると急激に睡魔がやってくる、抗い切れずマヒメのシーツに顔を埋めた。
0
あなたにおすすめの小説
kings field 蜂蜜とエリクサー
祥々奈々
ファンタジー
kings field 蝶の森 漂流島に繋がる物語、主人公はフレジィ・エミー。
エリクサーの精製を軸に、二つの世界が重なり交わる。
持てない感情を知るためにエミーの旅、戦いの先に待つ別れ、神獣との出会いは運命を大きく変える、立ちはだかる敵はノスフェラトゥ教団、求めるは不死のエリクサー。
エリクサー精製の鍵は起源のミトコンドリアだ。
天才魔導医の弟子~転生ナースの戦場カルテ~
けろ
ファンタジー
【完結済み】
仕事に生きたベテランナース、異世界で10歳の少女に!?
過労で倒れた先に待っていたのは、魔法と剣、そして規格外の医療が交差する世界だった――。
救急救命の現場で十数年。ベテラン看護師の天木弓束(あまき ゆづか)は、人手不足と激務に心身をすり減らす毎日を送っていた。仕事に全てを捧げるあまり、プライベートは二の次。周囲からの期待もプレッシャーに感じながら、それでも人の命を救うことだけを使命としていた。
しかし、ある日、謎の少女を救えなかったショックで意識を失い、目覚めた場所は……中世ヨーロッパのような異世界の路地裏!? しかも、姿は10歳の少女に若返っていた。
記憶も曖昧なまま、絶望の淵に立たされた弓束。しかし、彼女が唯一失っていなかったもの――それは、現代日本で培った高度な医療知識と技術だった。
偶然出会った獣人冒険者の重度の骨折を、その知識で的確に応急処置したことで、弓束の運命は大きく動き出す。
彼女の異質な才能を見抜いたのは、誰もがその実力を認めながらも距離を置く、孤高の天才魔導医ギルベルトだった。
「お前、弟子になれ。俺の研究の、良い材料になりそうだ」
強引な天才に拾われた弓束は、魔法が存在するこの世界の「医療」が、自分の知るものとは全く違うことに驚愕する。
「菌?感染症?何の話だ?」
滅菌の概念すらない遅れた世界で、弓束の現代知識はまさにチート級!
しかし、そんな彼女の常識をさらに覆すのが、師ギルベルトの存在だった。彼が操る、生命の根幹『魔力回路』に干渉する神業のような治療魔法。その理論は、弓束が知る医学の歴史を遥かに超越していた。
規格外の弟子と、人外の師匠。
二人の出会いは、やがて異世界の医療を根底から覆し、多くの命を救う奇跡の始まりとなる。
これは、神のいない手術室で命と向き合い続けた一人の看護師が、新たな世界で自らの知識と魔法を武器に、再び「救う」ことの意味を見つけていく物語。
〖完結〗終着駅のパッセージ
苺迷音
恋愛
分厚い眼鏡と、ひっつめた髪を毛糸帽で覆う女性・カレン。
彼女はとある想いを胸に北へ向かう蒸気機関車に乗っていた。
王都から離れてゆく車窓を眺めながら、カレンは振り返る。
夫と婚姻してから三年という長い時間。
その間に夫が帰宅したのは数えるほどだった。
※ご覧いただけましたらとても嬉しいです。よろしくお願いいたします。
転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す
RINFAM
ファンタジー
なんの罰ゲームだ、これ!!!!
あああああ!!!
本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!
そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!
一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!
かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。
年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。
4コマ漫画版もあります。
過労死した俺、異世界で最強農業チートに目覚める。神農具で荒野を楽園に変えたら、エルフや獣人が集まって最高の国ができました
黒崎隼人
ファンタジー
「君、死んじゃったから、異世界で国、作らない?」
ブラック企業で過労死した俺、相川大地。
女神様から授かったのは、一振りで大地を耕し、一瞬で作物を育てる**最強の『神農具』**だった!?
右も左もわからない荒野でのサバイバル。
だけど、腹ペコのエルフ美少女を助け、頼れるドワーフ、元気な猫耳娘、モフモフ神狼が仲間になって、開拓生活は一気に賑やかに!
美味しいご飯とチート農具で、荒野はあっという間に**「奇跡の村」**へ。
これは、ただの農民志望だった俺が、最高の仲間たちと世界を救い、種族の壁を越えた理想の国『アグリトピア』を築き上げる物語。
農業は、世界を救う! さあ、今日も元気に、畑、耕しますか!
番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる