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月の砂漠のかぐや姫 第52話
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しかし、苑と空風のために、山襞の陰に潜んでいた野盗は見つけられてしまいました。野盗たちが、今回の不意打ちは失敗かと落胆していたところに、思いもかけず少年たちが狭間に駆け込んできたのです。せめてもの腹いせに彼らを打ちのめしてやろうと、馬を引いていた野盗はこの二人を追いかけました。そして、斜面で待ち構えていた男達も、二人を挟み撃ちにしようと斜面を駆け下りました。ただ、それを予想していたのでしょうか、苑があまりに馬を速く走らたので、彼等が斜面を駆け下り、細く浅い川を渡ったときには、既に二人は通り過ぎた後だったのでした。
「おめえら、よくも俺たちを、こけにしてくれたな。おや、よく見ると、二人ともまだ餓鬼じゃねぇか、礼儀ってやつを教えてやるから、そこを動くな」
「馬鹿はどっちだ。たった二人で、俺たちの縄張りに踏み込んできやがって」
刀だの弓だの思い思いの武器を手にしながら、野盗の男たちは、じりじりと羽磋たちに迫ってきました。それぞれがそれぞれの思惑で動いているようですが、山から駆け下りてきた徒歩のものたちが、二人を包み込むように、狭間いっぱいに広がってゆっくりと近づいてきました。馬に乗ったものたちは、その背後で弓を手にしていました。明確な指揮系統などはないのでしょうが、何度も実戦を繰り返してきた中で、自然と役割分担はできているようでした。
「あれ、これって、大丈夫なのか」
急に、羽磋は不安になってきました。
思いがけず狭間の中に飛び込んでいった苑の後を、夢中で追いかけた羽磋でしたが、よく考えてみると、二人は今、野盗に追い詰められているのではないのでしょうか。
自分たちの目の前には、こちらの弓を警戒しながらも、じりじりと距離を詰めてきている野盗の一団がいます。左手には切り立った岩壁。右手は、くるぶしにも届かない水量の狭い川が流れ、それを超えた先は馬ではのぼれない斜面になっています。逃げるとすれば、狭間の奥の方にですが、それでは交易隊本体からどんどんと遠ざかることになってしまいます。二人は、今、交易隊本体から、完全に切り離された状態になってしまっているのでした。
野盗の動きに注意するために、視線は彼等から外さないまま、羽磋は小声で苑に問いかけました。
「なあ、小苑、これで大丈夫なのか‥‥‥って、おいっ」
「やあ、泥棒の皆さん、おそろいで! あちらの山の斜面から降りてきたのかい、ごめんなぁ、おれたちの動きが速すぎて、挟み撃ちできなくて。ゆっくり走らせたつもりだったんだけど。おめえらの動きがあんまりに遅すぎるんだよ。だから、間に合わないんだ。そんなに短い脚だと、斜面を降りてくるのも大変そうだ。いっそ、転がり落ちた方が速いんじゃないか。ハハハッ」
「こらっ小苑」
心配する羽磋のことなど目に入っていないのか、苑は、大声で野盗たちを嘲り、笑い声をあげました。
苑の意図はどこに在るのでしょうか。羽磋にはとても考えが及びませんでしたが、少なくとも、苑が野盗たちを馬鹿にし、笑い飛ばしたその声は、野盗たちに大きな影響を与えるだけの力を持っていたのでした。
「てっめえっ! そこを動くな!!」
「その減らず口をすぐに叩き切ってやるっ」
「俺が、やる。俺が」
「おい、矢は射るな、アイツラはこの手で殴りつけないと気が済まねぇ」
「ば、ば、ば、かに、馬鹿に、しやがて。こ、こんにゃろ」
たちまち、野盗たちの感情は、焚火の上に乗せられた鍋のように沸騰してしまいました。湧き立つ泡のように、次から次へと二人への罵詈雑言が飛んできます。中には、感情が高ぶり過ぎて、上手く口が回らない野盗さえいました。
たった一人。
そうです、二人が持つ弓矢を恐れずに、最初の一人が動けば、野盗は雪崩のように二人に殺到してくるでしょう。
それなのに、苑ときたら、さらに大きな声を上げるのでした。
「おおっ、いいねぇ、やるかい? さあ、最初におれと連れの矢の的となるのはどいつかなぁ。お前か、それとも、お前かぁ」
「ああ、だめだ、小苑も冷静さを失ってしまっているんだ」 苑の横で、その声を聞かされる羽磋こそ、たまったものではありませんでした。
そんなに、相手を刺激してどうするんだ。二人ともいつでも矢を放てるように、馬上で準備はしているけど、相手は数十人いるんだぞ、一斉に襲ってきたらどうするんだ。くそ、小苑一人置いて、自分だけ奥へ逃げるわけにもいかないし‥‥‥。ああ、輝夜、どうしよう‥‥‥。
「さぁ、止まっているんなら、こっちから行くぞ。お前らの人数分の矢は、しっかりと用意してあるからな。あ、でも、そんな薄ぺらい身体じゃ、二、三人、いっぺんに矢が貫いてしまうかもな、アハハ。最近、大したもん喰ってないんだろう、かわいそうにな、ハハッハハッ」
「くそ、もう我慢できねぇ」
「おい、コラッ」
とうとう、野盗の怒りが限界を超えてしまいました。馬に乗っている野盗の一人が、仲間から静止されているのに、それを振り切って弓を構えたのでした。
ヒョゥゥッ‥‥‥。ズブン、ドゥ!
矢は放たれ、見事に目標に命中しましたっ。ドウッと、馬上から転げ落ちた身体が、大地とぶつかって大きな音を上げました。
「あ、ごめん、やっちゃったわ」
恐ろしいほどの早業でした。相手が矢を手に取った見てとるや、苑が先に弓を引いたのです。苑の弓から放たれた矢は、野盗の身体の中心を正確に貫き、馬上から叩き落したのでした。
「おめえら、よくも俺たちを、こけにしてくれたな。おや、よく見ると、二人ともまだ餓鬼じゃねぇか、礼儀ってやつを教えてやるから、そこを動くな」
「馬鹿はどっちだ。たった二人で、俺たちの縄張りに踏み込んできやがって」
刀だの弓だの思い思いの武器を手にしながら、野盗の男たちは、じりじりと羽磋たちに迫ってきました。それぞれがそれぞれの思惑で動いているようですが、山から駆け下りてきた徒歩のものたちが、二人を包み込むように、狭間いっぱいに広がってゆっくりと近づいてきました。馬に乗ったものたちは、その背後で弓を手にしていました。明確な指揮系統などはないのでしょうが、何度も実戦を繰り返してきた中で、自然と役割分担はできているようでした。
「あれ、これって、大丈夫なのか」
急に、羽磋は不安になってきました。
思いがけず狭間の中に飛び込んでいった苑の後を、夢中で追いかけた羽磋でしたが、よく考えてみると、二人は今、野盗に追い詰められているのではないのでしょうか。
自分たちの目の前には、こちらの弓を警戒しながらも、じりじりと距離を詰めてきている野盗の一団がいます。左手には切り立った岩壁。右手は、くるぶしにも届かない水量の狭い川が流れ、それを超えた先は馬ではのぼれない斜面になっています。逃げるとすれば、狭間の奥の方にですが、それでは交易隊本体からどんどんと遠ざかることになってしまいます。二人は、今、交易隊本体から、完全に切り離された状態になってしまっているのでした。
野盗の動きに注意するために、視線は彼等から外さないまま、羽磋は小声で苑に問いかけました。
「なあ、小苑、これで大丈夫なのか‥‥‥って、おいっ」
「やあ、泥棒の皆さん、おそろいで! あちらの山の斜面から降りてきたのかい、ごめんなぁ、おれたちの動きが速すぎて、挟み撃ちできなくて。ゆっくり走らせたつもりだったんだけど。おめえらの動きがあんまりに遅すぎるんだよ。だから、間に合わないんだ。そんなに短い脚だと、斜面を降りてくるのも大変そうだ。いっそ、転がり落ちた方が速いんじゃないか。ハハハッ」
「こらっ小苑」
心配する羽磋のことなど目に入っていないのか、苑は、大声で野盗たちを嘲り、笑い声をあげました。
苑の意図はどこに在るのでしょうか。羽磋にはとても考えが及びませんでしたが、少なくとも、苑が野盗たちを馬鹿にし、笑い飛ばしたその声は、野盗たちに大きな影響を与えるだけの力を持っていたのでした。
「てっめえっ! そこを動くな!!」
「その減らず口をすぐに叩き切ってやるっ」
「俺が、やる。俺が」
「おい、矢は射るな、アイツラはこの手で殴りつけないと気が済まねぇ」
「ば、ば、ば、かに、馬鹿に、しやがて。こ、こんにゃろ」
たちまち、野盗たちの感情は、焚火の上に乗せられた鍋のように沸騰してしまいました。湧き立つ泡のように、次から次へと二人への罵詈雑言が飛んできます。中には、感情が高ぶり過ぎて、上手く口が回らない野盗さえいました。
たった一人。
そうです、二人が持つ弓矢を恐れずに、最初の一人が動けば、野盗は雪崩のように二人に殺到してくるでしょう。
それなのに、苑ときたら、さらに大きな声を上げるのでした。
「おおっ、いいねぇ、やるかい? さあ、最初におれと連れの矢の的となるのはどいつかなぁ。お前か、それとも、お前かぁ」
「ああ、だめだ、小苑も冷静さを失ってしまっているんだ」 苑の横で、その声を聞かされる羽磋こそ、たまったものではありませんでした。
そんなに、相手を刺激してどうするんだ。二人ともいつでも矢を放てるように、馬上で準備はしているけど、相手は数十人いるんだぞ、一斉に襲ってきたらどうするんだ。くそ、小苑一人置いて、自分だけ奥へ逃げるわけにもいかないし‥‥‥。ああ、輝夜、どうしよう‥‥‥。
「さぁ、止まっているんなら、こっちから行くぞ。お前らの人数分の矢は、しっかりと用意してあるからな。あ、でも、そんな薄ぺらい身体じゃ、二、三人、いっぺんに矢が貫いてしまうかもな、アハハ。最近、大したもん喰ってないんだろう、かわいそうにな、ハハッハハッ」
「くそ、もう我慢できねぇ」
「おい、コラッ」
とうとう、野盗の怒りが限界を超えてしまいました。馬に乗っている野盗の一人が、仲間から静止されているのに、それを振り切って弓を構えたのでした。
ヒョゥゥッ‥‥‥。ズブン、ドゥ!
矢は放たれ、見事に目標に命中しましたっ。ドウッと、馬上から転げ落ちた身体が、大地とぶつかって大きな音を上げました。
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