好きは、憧れとはたぶん、違う
滋賀県立湖南高校2年の北川律(きたがわ・りつ)は、普通科クラスで真ん中の成績をキープしつつ、吹奏楽部に所属している。新学期、かつて近所に住んでいた、1学年下の村上絢人(むらかみ・あやと)が突然教室にやってきた。絢人は引っ越し先の熊本から滋賀に戻ってきたのだったが、小学生の頃のひ弱な印象と違い、背も伸びてイケメンに成長していた。律は絢人を吹奏楽部に勧誘するが、絢人は手芸部に入部を決めていると答える。
律は双子の兄で、理数科クラスのクラスリーダーを務める漣(れん)に対して何かとコンプレックスがあり、絢人が昔と同様、成績優秀な漣に憧れの目を向けるのが何となく気に入らない。そんな中、熊本に残りスケートに打ち込む絢人の兄・智大(ちひろ)の衣装のデザインを絢人が手伝っていると知った律は、智大の試合を見たいと絢人に言うが、何故か絢人は不機嫌になって……。
高校生になった幼馴染どうしが、お互いの兄を巻き込んで(?)、ちょっとずつ近づく話。
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