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裏 あしながおじさまは元婚約者でした
病室にて(全裸待機直前)
しおりを挟むサイト版ではヨーコと竹千代が病室から退室した後から朝哉の全裸待機までの間にこんなシーンがありました。
*・゜゚・*:.。..。 .。.・**・゜゚・*:. .。.:*・゜゚・*
side朝哉
「はい朝哉、脇を拭くから右手を上げて」
「は~い」
「次は背中を拭くからそっち向いて」
「は~い」
特別個室のベッドの上で、朝哉は雛子に身体を拭いてもらっている。
右手はともかく左肩の縫合範囲が広く、打撲の痛みもあってシャワーが無理なので、こうして蒸しタオルで全身を綺麗にしているのだ。
雛子に背中を拭いてもらいながら、入院翌日のことを思い出す。
『黒瀬さん、蒸しタオルをお持ちしました。身体を清拭しますね~』
若いナースが朝哉の病衣に手をかけた時、それを制したのは雛子だった。
『いえ、彼のお世話は私がしますので、大丈夫です』
いつになく硬い声で両手を差し出し蒸しタオルを受け取ると、朝哉に向き直り、『いいでしょ? 私が拭いても』そう言った。
そんなの駄目なわけがない。朝哉はさっさとナースに退場いただいて、雛子に全身を拭き清めてもらったのだった。
――あれってさ……どう見ても焼きもちだったよな。ヒナが嫉妬してくれるなんて……。
あの時のことを思い出すと、ついついニヤけてしまう。
こんな顔を見たら雛子が拗ねて手を止めてしまうだろうから、これは背中を拭いてもらっているあいだ限定だ。
「はい、次は……寝てください」
「……はい」
――キタっ!
急いで頬の筋肉を引きしめると、真面目な顔を取り繕って仰向けになる。
下半身を拭くとき、いつも雛子は困ったような顔をする。
もう3回目だというのにまだ慣れないみたいで、今日も顔を真っ赤にして、口元をキュッと引き結んでいるのだ。
「……拭くね」
「うん、よろしく」
朝哉のモノを片手でそっと持ち上げてタオルで包み、丁寧に優しく拭いていく。
まるで壊れものを扱うみたいに遠慮がちで、なんだかもどかしい。
――はっ、可愛いな……。
裸なんて何度も見せあってるし、なんならコレが雛子の中を思い切り突きまくっているのに、なにを今さら……。
そう思った途端、血液が下半身に集まり、欲望が頭をもたげるのを感じた。
「おっ」
「あっ……」
ソレがグイッと勃ち上がるのと、2人が声を上げるのは同時だった。
朝哉の興奮の象徴が、白い天井に向かって雄々しく反り返っていく。
「ごめん……ヒナに触られてると思ったら……」
昨日までは軽く硬くなりはしたけれど、これほどまでにはならなかった。
まだ痛みや疲れのほうが勝っていたのだろう。
清拭の間、隣の部屋でヨーコ達が待機していたから迂闊なことはできなかったというのもある。
だけど今日は2人きり……。
「えっと……あのっ、コレ、このまま拭いていいのかしら……いやだ、どうしよう」
完熟トマトみたいになった雛子に、ますます興奮させられる。
――うわっ、ヤバイな……。
一旦火の点った情欲は全身にジワジワと燃え広がり、理性をショートさせる。
――まだ全身筋肉痛みたいなもんだし、傷の痛みもある。だけど……。
「……ねえヒナ、触ってくれないか?」
――痛くないほうがいいか性欲優先かどちらか選べって言われたら……そんなの性欲を取るに決まってるだろ!
*
side雛子
――触る……!?
雛子は朝哉の股間の剛直を見つめ、それから朝哉の顔に視線を戻した。
「……だめよ、大怪我をしてるのに…」
「怪我は肩と手の甲で、下半身は関係ない」
「でも、傷に響いたら……」
「触るくらいなら大丈夫だろ? ヒナは……嫌? こんなの触りたくない?」
「そんな、嫌だなんて!」
すでに先端から透明な汁を溢れさせ、ピクピクと震えているソレに目を向け叫ぶ。
――嫌なわけない……。
最初に若いナースが朝哉の清拭をしようとしたとき、自分以外にそんなことはさせられない、絶対に嫌だと思った。
――だって彼は私の婚約者で、彼に触れていいのは私だけで……。
そんなふうに思う自分に驚いて、同時に恥ずかしくなる。こんなにも自分は嫉妬深かったのか。
朝哉の病衣を脱がせ、無防備なその肌にゆっくり触れていると、自分がいつも朝哉にされていることを逆にしているみたいで、なんだか官能的な気分になる。
正直言えば、朝哉の身体を拭くたびに、自分の中心が疼いて仕方がなかった。
だけど、朝哉は雛子を庇ったために大怪我を負って入院しているのだ。
看病している自分がこんな邪な気持ちを抱いていては失礼だ。お世話に徹しなくては。
そう、これは看病なのだから。
――そんなふうに思って感情を押し殺していたのに……。
雛子はゴクリと唾を飲みこむと、意を決したように問いかける。
「気持ち悪かったり痛かったりしたら、言ってくれる?」
「えっ?」
「……下手だったらごめんなさい」
言うなりベッドに上がり、朝哉の脚の間に顔を沈める。
勃ち上がっているモノを両手でそっと握りしめ、先端にチュッとキスをした。そのまま割れ目から滲み出ている液体をペロリと舐める。少し苦くて塩っぱい。
「ひ……ヒナっ?!」
「ごめん、痛い?」
割れ目に舌を這わせながら上目遣いでチロリと見上げると、朝哉はひたすら驚いた表情をしている。
――あっ……。
「ごめんなさい……慣れてないから上手くできなくて。女のほうからこんなことをするなんて、はしたないわよね。嫌ならもう……」
慌てて身体を起こすと、「やめないで」と間髪入れずに短い声が降ってきた。
「嫌なはずがない」
「えっ」
「ヒナ……君のほうからここまでしてくれるなんて……嬉しくてすぐにイっちゃいそうだ」
「嬉しいの?」
「ああ、ヒナにこんなことさせちゃダメだと思ってた。夢みたいだ……」
驚きの顔が崩れると、今度はうっとりとした恍惚の表情が浮かび上がる。
彼のアーモンド型の瞳に熱が灯り、明らかな情欲の色が揺らめくのが見えた。
再び股間に目をやると、つい今しがた舐め取った透明な汁が、また溢れだしている。
――朝哉が喜んでくれている。
そう思うだけで雛子の奥もジワリと濡れる。
「朝哉……私のことを嫌いにならないでね。私もずっと……こうしてみたいって思ってたの……」
髪を耳の後ろに掻き上げて、ゆっくりと顔を近づける。
先ほどと同じようにキスをして、先端を舐めて……。
「あっ……ヒナ……」
色っぽい声。もっと聞きたい、もっと感じさせたい。
舌の動きを速めると、朝哉のモノがピクンと跳ねる。
「ヒナ、裏も……両側の玉も、棒の根元からも……全部舐められるか?」
「うん」
言われるままに、柔らかい2つの膨らみに交互に口づけ、舌を這わせていく。
棒の根元のほうから上に向かってゆっくりレロリと舐め上げると、「うっ……あっ、ヒナ、気持ちいい……」と掠れたような声がする。
上のほうまで来たところで傘のような引っ掛かりがあったので、そこを舌で刺激してみた。
「うっ! そこ……ヤバい」
――ヤバい? 良いって意味なのかしら、それとも駄目っていう意味?
なんとなく前者のような気がしたので、もう一度同じ窪みの辺りをチロチロと舌先で刺激してみる。
「あっ……うはっ…気持ちい……ヒナ、こんな技……どこで覚えて……」
「こんなことするの、生まれて初めてに決まってる! 朝哉だけなのに……」
「ごめ…っ……でも、ヒナの舌遣いが上手すぎて……マジでヤバいんだ……」
「本当に?」
「うん、本当。多分プロでも通用すると思う」
「もう、バカっ!」
腹立ち紛れにパクッと先端を咥えたら、「うわぁ!」と大声をあげて、朝哉が腰を浮かせる。
「ヒナ、ほんっと、もう……最高」
――嬉しい……。
いつも朝哉が喜ばせてくれているように、今は自分が彼を気持ちよくさせている。
いつも以上に甘くて掠れた声。漏れる吐息。
口いっぱいの生暖かくて硬い感触と、広がる苦味。
もっと味わいたくて、喜んでほしくて……喉元まで深く咥えこんで、顔を上下に動かした。
さらにグンと大きくなる質量。
顎が痛いし喉も苦しい。だけど嫌じゃない。
今、彼のモノをこんな状態にして、色っぽい声をあげさせているのは、ほかでもない自分なのだ。
根元をグッと掴んで扱きながら、顔の動きも速める。
――もっと、もっと気持ち良くなって! 私の口で、手で感じて!
「うわっ! ヒナ、もう止めて! こんなのされたら、もうっ……!」
切羽詰まった声。
彼の制止の言葉は耳に届いていたけれど、止められはしなかった。
彼の分身を可愛がりたい、喜ばせたい。まだまだだ、もっと、絶頂まで……。
口の端から唾液を零しながらも動きを緩めずにいると、朝哉の手が後頭部を押さえる。強い力で押しつけられても、それを乱暴だとは感じなかった。
不意に、マックスまで膨張したソレがビクンと跳ねた。
「うっ……あっ!…くっ……ヒナ……っ……」
口いっぱいにビュッと放たれた生暖かいものをゴクリと飲み干し、顔を上げる。
朝哉の漲りはそれでも尚そそり勃ったままで、先端から数回に渡り、ピュッ、ピュッと白濁液を飛ばしている。
それは雛子で感じた証。
朝哉は雛子の手と口でイったのだ。
「はっ……ヒナ……マジでヤバい……最高…」
「本当に? 良かった?」
ティッシュで朝哉のお腹を拭きながら問いかけると、彼はフニャッと顔を綻ばせて、右手で雛子を抱き寄せる。
逞しい胸に顔を寄せると、ドクンドクンと心臓の音が聞こえてきた。イった直後だからか鼓動が速く、胸も大きく上下している。
「快かったに決まってるだろ……そうじゃなきゃ、こんなに早くイったりしない」
「……早かったの?」
顔を少し上げて聞いたら、頬を赤く染めて、「見ないでよ、恥ずかしい」そう言って胸に顔を押しつけられた。
「今は不意打ちだったからこんなだったけど、次はもっと長保ちすると思うから……」
今度またお願いできる?……そう聞かれてコクリとうなずいた。
「私ももっと上手にできるよう、練習しなきゃね」
「練習!? おいちょっと、誰とどうやって練習するんだよっ!」
焦ってガバッと飛び起きると、「痛てててっ!」と大声を出し、顔をしかめて後ろに倒れこむ。
「大丈夫!? もう、急に起き上がったりするから」
「だってヒナが練習なんて言うから……痛って~!」
「練習も本番も、全部朝哉とだけ。……痛み止めがいるかしら。先生を呼ぶ?」
「いい、大丈夫……それよりも下半身が痛い」
「えっ?」
バッと見ると、つい今しがた果てたばかりなはずのモノが、再びグインと反りかえって漲っている。
「うそ……」
「嘘も何も……見てのとおりだ。久し振りに気持ち良くなって、止まらなくなっちゃったよ」
放置しておけば治るから……そう言われたけれど……。
「朝哉、激しい運動は駄目なのよね?」
「……うん、残念ながらそうだな」
「でも、私が動くぶんには構わないんでしょう?」
「えっ、どういう意味……」
「……ちょっと待ってて、鍵をかけてくるから」
雛子は呆気にとられている朝哉を置いてベッドから下りると、ドアへと向かった。
*・゜゚・*:.。..。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:. .。.:*・゜゚・*
このあとは書籍版にある、伝説の全裸待機へと突入したのでした。
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