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月下凌辱図 九
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「あっ、ああっ、あああっ!」
互いの快楽が高まり、仁の声も大きくなる。
勇が時折、手を伸ばしてきて、仁の前をまさぐるのがわかり、やや不快になった望はいっそう腰に力を込めた。
「や、やめ、もうやめ……! あー! ああっ!」
泣くような、叫ぶような仁の声。
胸がますます熱くなる。これが聞きたかったのだと実感した。
手を伸ばして仁の胸をまさぐった。同性であっても、この行為はする方もされる方もひどく性的興奮を誘うものだと知った。
「いい? いいですか、仁さん?」
いや、いや、と仁が首を横に振って泣きじゃくるのもかまわず、望は腰に力を入れた。
やがて、身体が浮遊するような、眩暈がきそうなほどの快楽が全身にみなぎる。
望が息をつめたのと、仁の身体が一瞬硬直したのはほぼ同時だった。
仁がひときわ声高く叫んだ。
ああっ、あああっ……!
地面に崩れ落ちそうになった仁を勇の手が支えた。
仁の身体はぶるぶるとふるえ、苦しそうに息を乱している。
一方、望は大人の男になった満足感を味わい立ち尽くしていた。
呼吸が落ち着いてくると、勇の腕のなかで放心している仁に苛立ちと欲望がまた燃えあがる。
つい先ほどあれほど激しく極めたというのに、望のなかの獣が大人しくなることはない。
ふと振り向くと、牛雄がぎらぎらとねばつく欲望の目を仁の、月光を吸いとったかのように美しい肌に向けている。
乱れて崩れた身体だというのに、仁の身体には少しも下卑た感じがない。
しばし仁の身体に魅入られていた望は、やがて悪戯を考えついた悪童のような笑みを浮かべ、野蛮な下男を手招きした。
「牛雄、仁さんのこぼしたものを拭いてやれ。おまえの舌でな」
互いの快楽が高まり、仁の声も大きくなる。
勇が時折、手を伸ばしてきて、仁の前をまさぐるのがわかり、やや不快になった望はいっそう腰に力を込めた。
「や、やめ、もうやめ……! あー! ああっ!」
泣くような、叫ぶような仁の声。
胸がますます熱くなる。これが聞きたかったのだと実感した。
手を伸ばして仁の胸をまさぐった。同性であっても、この行為はする方もされる方もひどく性的興奮を誘うものだと知った。
「いい? いいですか、仁さん?」
いや、いや、と仁が首を横に振って泣きじゃくるのもかまわず、望は腰に力を入れた。
やがて、身体が浮遊するような、眩暈がきそうなほどの快楽が全身にみなぎる。
望が息をつめたのと、仁の身体が一瞬硬直したのはほぼ同時だった。
仁がひときわ声高く叫んだ。
ああっ、あああっ……!
地面に崩れ落ちそうになった仁を勇の手が支えた。
仁の身体はぶるぶるとふるえ、苦しそうに息を乱している。
一方、望は大人の男になった満足感を味わい立ち尽くしていた。
呼吸が落ち着いてくると、勇の腕のなかで放心している仁に苛立ちと欲望がまた燃えあがる。
つい先ほどあれほど激しく極めたというのに、望のなかの獣が大人しくなることはない。
ふと振り向くと、牛雄がぎらぎらとねばつく欲望の目を仁の、月光を吸いとったかのように美しい肌に向けている。
乱れて崩れた身体だというのに、仁の身体には少しも下卑た感じがない。
しばし仁の身体に魅入られていた望は、やがて悪戯を考えついた悪童のような笑みを浮かべ、野蛮な下男を手招きした。
「牛雄、仁さんのこぼしたものを拭いてやれ。おまえの舌でな」
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