7 / 11
第7話 新しき門出ー過去
しおりを挟む
空は高く、雲は静かに流れていた。
旅立ちの朝、テストニア帝国の皇城には、早くから見送りの人々が集まっていた。
アルバトロス皇帝、マリアベル皇后。
イリオン皇太子とその妃サラスティーナ。
弟のライオネル皇子、叔父アジルバ公爵、そしてその息子であるアレクシス。
さらには、皇后の姉であるアレリア伯爵夫人と、従姉妹ララシャの姿もあった。
その場に揃う全員の視線が、ゆっくりと歩み出てくる“セリーヌ皇女”に注がれる。
マリアンヌは、柔らかな金髪を陽に揺らしながら、落ち着いた足取りで馬車の前まで進んでいく。
その傍らで、シンホニア国のベルリア宰相がふと、ララシャの姿に目を見開いた。
あまりの酷似ぶりに言葉を失ったようで、明らかに驚きを隠せていない。
その様子を見たマリアンヌは、涼やかに微笑みながら口を開いた。
「やはり驚かれましたか? こちら、わたくしの従姉妹、ララシャですの。
双子の姉であるレベッカと三人並ぶと、よく“三つ子のよう”とまで言われますのよ」
微笑ましい冗談のように響いたその言葉に、ベルリアも苦笑を返した。
「なるほど……本当に、よく似ておられる。失礼ながら、つかぬことをお尋ねしますが……ララシャ様にはご婚約者が?」
マリアンヌは視線をアレクシスに移し、いたずらっぽく笑った。
「ええ、従兄のアレクシスと婚約しておりますの。相思相愛で、半年後には結婚式を挙げる予定です。
きっと、おしどり夫婦になりますわ」
そのひと言に、ララシャは顔を赤らめ、アレクシスは少し照れたように咳払いをした。
けれど、その穏やかなやりとりの空気を、マリアンヌのひと言が静かに引き締める。
「わたくし、セリーヌは――これよりシンホニア国へと輿入れいたします」
凛とした声が、朝の空気を張りつめさせる。
「両国の架け橋となれるよう、尽力いたします。皆様方、どうかご健勝で……さようなら」
スカートの裾を摘み、深くカーテシーをしてから顔を上げると、その目には涙の光が揺れていた。
けれど、笑顔は崩れない。
それを見守る家族たちの中にも、自然と涙が浮かんでいた。
ベルリア宰相もまた、深く頭を下げた。
「皆様の大切なセリーヌ皇女を、いかなる時もお守りいたします。
それでは、挙式の日に再びお会いしましょう」
そして、セリーヌと同じ馬車へと乗り込んだ。
通常なら、皇女の馬車に随行者が同乗することは稀である。
けれど、シンホニア側の要請により侍女と護衛が一人ずつしか同行を許されていなかったこともあり、道中の心細さを和らげるための特別な配慮だった。
馬車が出立し、車輪がゆっくりと音を立てて動き出す。
その瞬間、張り詰めていたマリアンヌの心が、ふとほどけた。
窓の外で肩を寄せ合い、手を振る家族たち。
彼らの涙が、ぼやけた視界に映る。
マリアンヌは奥歯を噛みしめた。
涙があふれそうだった。
だが、声を出すわけにはいかない。
“セリーヌ”として、美しく気高く在らねばならないのだから。
それでも、旅の半ばを過ぎた頃には、感情の波も次第に落ち着いていった。
ベルリア宰相も、そっと彼女の様子を見守りながら、言葉を慎んでいた。
彼にも十三歳になる娘がいる。
いつか、我が子をこうして他国へ送り出す日が来るかもしれない――
そんな思いが胸を締めつけた。
予定よりも早く、宿へ着いた一行は、休息の時間を取った。
翌朝には、マリアンヌも表情に明るさを取り戻し、宰相と和やかに話しながら旅を再開した。
旅は実に一週間。
けれど、その日々は予想よりも早く過ぎ、国境を難なく越えると、シンホニアの大地が眼前に広がった。
そこからさらに二日――。
ついに、シンホニア国王城の門が見えてきた。
重厚な城壁と、荘厳な塔の群れ。
その向こうで、マリアンヌを“セリーヌ”として迎える者たちが待っている。
謁見の間に足を踏み入れたマリアンヌは、まったく疲れを見せぬ表情で、まっすぐに進み出た。
両脇には、シンホニアの重臣たち、貴族、そして上層部が整列している。
中央には、これから夫となる男――サニエル国王の姿があった。
「シンホニア国サニエル国王陛下へ、ご挨拶申し上げます」
マリアンヌは清らかな声で言葉を紡ぎ、流れるようにスカートの裾を摘み、深く、優雅にカーテシーをした。
「テストニア帝国、第二皇女セリーヌ。
ただいま到着いたしました。
両国の架け橋となれるよう、精一杯勤めさせていただきます」
その姿に、場の空気が凛と張りつめる。
サニエル国王は、どこか緊張しながらも穏やかな笑顔を浮かべ、
「遠き帝国より、よくぞ参られた。挙式までは間もないが、我が妻として、この国のために力を貸してもらえれば有難い。末永く、よろしく頼む」
そう語りかけた。
細身で優しげな顔立ちの国王は、思った以上に繊細な雰囲気をまとっていた。
マリアンヌはその視線に照れたように頬を染め、
「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします……」と小さく返した。
その恥じらいに、周囲の空気がふっと和らいだ。
テストニア帝国から来た皇女――
冷たく鋭い気配を想像していた重臣たちの胸に、ほっとしたような思いが流れていく。
美しく、穏やかで、柔らかさを備えた“セリーヌ皇女”は、思いのほかサニエル国王と釣り合って見えた。
その後、“セリーヌ”が謁見の間から退出すると、帝国から同行してきたベルリア宰相に、国王をはじめ側近たちが声をかけた。
「いかがであったか。皇女殿下のご様子は?」
宰相は頷き、落ち着いた声で答える。
「セリーヌ皇女殿下は、帝国において非常に大切に育てられたお方。
そのお心を曇らせることがあれば、テストニア帝国は、黙っておりません。
……どうか、皆様方もくれぐれも、皇女殿下の心を大切にお守りくださいますように」
その言葉に、場の空気が一変した。
温かい空気の中に、ぴしりと張り詰めた一筋の緊張が走る。
同時に、帝国からの要請――
・セリーヌ皇女は一夫一妻の誓約のもとに嫁ぐこと
・貿易における相互利益の確保
・さらにはサルジーニ国を含めた三国間での軍事演習の継続と支援協定――
それらの取り決めも共有された。
シンホニア国にとっては、国防を強固にし得るこの縁談が、まさに命綱。
そして、皇女が嫁いだからこそ結ばれたこの均衡は、決して軽んじてはならぬものだった。
“セリーヌ皇女”の笑顔の裏にあるものを――
果たして、誰が見抜けるだろうか。
旅立ちの朝、テストニア帝国の皇城には、早くから見送りの人々が集まっていた。
アルバトロス皇帝、マリアベル皇后。
イリオン皇太子とその妃サラスティーナ。
弟のライオネル皇子、叔父アジルバ公爵、そしてその息子であるアレクシス。
さらには、皇后の姉であるアレリア伯爵夫人と、従姉妹ララシャの姿もあった。
その場に揃う全員の視線が、ゆっくりと歩み出てくる“セリーヌ皇女”に注がれる。
マリアンヌは、柔らかな金髪を陽に揺らしながら、落ち着いた足取りで馬車の前まで進んでいく。
その傍らで、シンホニア国のベルリア宰相がふと、ララシャの姿に目を見開いた。
あまりの酷似ぶりに言葉を失ったようで、明らかに驚きを隠せていない。
その様子を見たマリアンヌは、涼やかに微笑みながら口を開いた。
「やはり驚かれましたか? こちら、わたくしの従姉妹、ララシャですの。
双子の姉であるレベッカと三人並ぶと、よく“三つ子のよう”とまで言われますのよ」
微笑ましい冗談のように響いたその言葉に、ベルリアも苦笑を返した。
「なるほど……本当に、よく似ておられる。失礼ながら、つかぬことをお尋ねしますが……ララシャ様にはご婚約者が?」
マリアンヌは視線をアレクシスに移し、いたずらっぽく笑った。
「ええ、従兄のアレクシスと婚約しておりますの。相思相愛で、半年後には結婚式を挙げる予定です。
きっと、おしどり夫婦になりますわ」
そのひと言に、ララシャは顔を赤らめ、アレクシスは少し照れたように咳払いをした。
けれど、その穏やかなやりとりの空気を、マリアンヌのひと言が静かに引き締める。
「わたくし、セリーヌは――これよりシンホニア国へと輿入れいたします」
凛とした声が、朝の空気を張りつめさせる。
「両国の架け橋となれるよう、尽力いたします。皆様方、どうかご健勝で……さようなら」
スカートの裾を摘み、深くカーテシーをしてから顔を上げると、その目には涙の光が揺れていた。
けれど、笑顔は崩れない。
それを見守る家族たちの中にも、自然と涙が浮かんでいた。
ベルリア宰相もまた、深く頭を下げた。
「皆様の大切なセリーヌ皇女を、いかなる時もお守りいたします。
それでは、挙式の日に再びお会いしましょう」
そして、セリーヌと同じ馬車へと乗り込んだ。
通常なら、皇女の馬車に随行者が同乗することは稀である。
けれど、シンホニア側の要請により侍女と護衛が一人ずつしか同行を許されていなかったこともあり、道中の心細さを和らげるための特別な配慮だった。
馬車が出立し、車輪がゆっくりと音を立てて動き出す。
その瞬間、張り詰めていたマリアンヌの心が、ふとほどけた。
窓の外で肩を寄せ合い、手を振る家族たち。
彼らの涙が、ぼやけた視界に映る。
マリアンヌは奥歯を噛みしめた。
涙があふれそうだった。
だが、声を出すわけにはいかない。
“セリーヌ”として、美しく気高く在らねばならないのだから。
それでも、旅の半ばを過ぎた頃には、感情の波も次第に落ち着いていった。
ベルリア宰相も、そっと彼女の様子を見守りながら、言葉を慎んでいた。
彼にも十三歳になる娘がいる。
いつか、我が子をこうして他国へ送り出す日が来るかもしれない――
そんな思いが胸を締めつけた。
予定よりも早く、宿へ着いた一行は、休息の時間を取った。
翌朝には、マリアンヌも表情に明るさを取り戻し、宰相と和やかに話しながら旅を再開した。
旅は実に一週間。
けれど、その日々は予想よりも早く過ぎ、国境を難なく越えると、シンホニアの大地が眼前に広がった。
そこからさらに二日――。
ついに、シンホニア国王城の門が見えてきた。
重厚な城壁と、荘厳な塔の群れ。
その向こうで、マリアンヌを“セリーヌ”として迎える者たちが待っている。
謁見の間に足を踏み入れたマリアンヌは、まったく疲れを見せぬ表情で、まっすぐに進み出た。
両脇には、シンホニアの重臣たち、貴族、そして上層部が整列している。
中央には、これから夫となる男――サニエル国王の姿があった。
「シンホニア国サニエル国王陛下へ、ご挨拶申し上げます」
マリアンヌは清らかな声で言葉を紡ぎ、流れるようにスカートの裾を摘み、深く、優雅にカーテシーをした。
「テストニア帝国、第二皇女セリーヌ。
ただいま到着いたしました。
両国の架け橋となれるよう、精一杯勤めさせていただきます」
その姿に、場の空気が凛と張りつめる。
サニエル国王は、どこか緊張しながらも穏やかな笑顔を浮かべ、
「遠き帝国より、よくぞ参られた。挙式までは間もないが、我が妻として、この国のために力を貸してもらえれば有難い。末永く、よろしく頼む」
そう語りかけた。
細身で優しげな顔立ちの国王は、思った以上に繊細な雰囲気をまとっていた。
マリアンヌはその視線に照れたように頬を染め、
「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします……」と小さく返した。
その恥じらいに、周囲の空気がふっと和らいだ。
テストニア帝国から来た皇女――
冷たく鋭い気配を想像していた重臣たちの胸に、ほっとしたような思いが流れていく。
美しく、穏やかで、柔らかさを備えた“セリーヌ皇女”は、思いのほかサニエル国王と釣り合って見えた。
その後、“セリーヌ”が謁見の間から退出すると、帝国から同行してきたベルリア宰相に、国王をはじめ側近たちが声をかけた。
「いかがであったか。皇女殿下のご様子は?」
宰相は頷き、落ち着いた声で答える。
「セリーヌ皇女殿下は、帝国において非常に大切に育てられたお方。
そのお心を曇らせることがあれば、テストニア帝国は、黙っておりません。
……どうか、皆様方もくれぐれも、皇女殿下の心を大切にお守りくださいますように」
その言葉に、場の空気が一変した。
温かい空気の中に、ぴしりと張り詰めた一筋の緊張が走る。
同時に、帝国からの要請――
・セリーヌ皇女は一夫一妻の誓約のもとに嫁ぐこと
・貿易における相互利益の確保
・さらにはサルジーニ国を含めた三国間での軍事演習の継続と支援協定――
それらの取り決めも共有された。
シンホニア国にとっては、国防を強固にし得るこの縁談が、まさに命綱。
そして、皇女が嫁いだからこそ結ばれたこの均衡は、決して軽んじてはならぬものだった。
“セリーヌ皇女”の笑顔の裏にあるものを――
果たして、誰が見抜けるだろうか。
96
あなたにおすすめの小説
冷遇された没落姫は、風に乗せて真実を詠う ─残り香の檻─
あとりえむ
恋愛
「お前の練る香など、埃と同じだ」
没落した名家の姫・瑠璃は、冷酷な夫・道隆に蔑まれ、極寒の離れに追いやられていた。夫の隣には、贅を尽くした香料を纏う愛人の明子。
しかし道隆は知らなかった。瑠璃が魂を削って練り上げた香は、焚く者の心根を映し出す「真実の鏡」であることを。
瑠璃が最後に残した香の種を、明子が盗み出し、手柄を偽って帝の前で焚き上げた瞬間。美しき夢は、獣の死臭が漂う地獄へと変貌する。
「この香りの主を探せ。これほど澄み切った魂が、この都に在るはずだ」
絶望の淵で放たれた一筋の香りに導かれ、孤独な東宮が泥の中に咲く白蓮を見つけ出す。
嘘と虚飾にまみれた貴族社会を、ひとりの調香師が浄化する、雅やかな逆転劇。
王太子殿下との思い出は、泡雪のように消えていく
木風
恋愛
王太子殿下の生誕を祝う夜会。
侯爵令嬢にとって、それは一生に一度の夢。
震える手で差し出された御手を取り、ほんの数分だけ踊った奇跡。
二度目に誘われたとき、心は淡い期待に揺れる。
けれど、その瞳は一度も自分を映さなかった。
殿下の視線の先にいるのは誰よりも美しい、公爵令嬢。
「ご一緒いただき感謝します。この後も楽しんで」
優しくも残酷なその言葉に、胸の奥で夢が泡雪のように消えていくのを感じた。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」「エブリスタ」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、雪乃さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎泡雪 / 木風 雪乃
旦那様に「君を愛する気はない」と言い放たれたので、「逃げるのですね?」と言い返したら甘い溺愛が始まりました。
海咲雪
恋愛
結婚式当日、私レシール・リディーアとその夫となるセルト・クルーシアは初めて顔を合わせた。
「君を愛する気はない」
そう旦那様に言い放たれても涙もこぼれなければ、悲しくもなかった。
だからハッキリと私は述べた。たった一文を。
「逃げるのですね?」
誰がどう見ても不敬だが、今は夫と二人きり。
「レシールと向き合って私に何の得がある?」
「可愛い妻がなびくかもしれませんわよ?」
「レシール・リディーア、覚悟していろ」
それは甘い溺愛生活の始まりの言葉。
[登場人物]
レシール・リディーア・・・リディーア公爵家長女。
×
セルト・クルーシア・・・クルーシア公爵家長男。
お飾りの私と怖そうな隣国の王子様
mahiro
恋愛
お飾りの婚約者だった。
だって、私とあの人が出会う前からあの人には好きな人がいた。
その人は隣国の王女様で、昔から二人はお互いを思い合っているように見えた。
「エディス、今すぐ婚約を破棄してくれ」
そう言ってきた王子様は真剣そのもので、拒否は許さないと目がそう訴えていた。
いつかこの日が来るとは思っていた。
思い合っている二人が両思いになる日が来ればいつの日か、と。
思いが叶った彼に祝いの言葉と、破棄を受け入れるような発言をしたけれど、もう私には用はないと彼は一切私を見ることなどなく、部屋を出て行ってしまった。
幼馴染以上、婚約者未満の王子と侯爵令嬢の関係
紫月 由良
恋愛
第二王子エインの婚約者は、貴族には珍しい赤茶色の髪を持つ侯爵令嬢のディアドラ。だが彼女の冷たい瞳と無口な性格が気に入らず、エインは婚約者の義兄フィオンとともに彼女を疎んじていた。そんな中、ディアドラが学院内で留学してきた男子学生たちと親しくしているという噂が広まる。注意しに行ったエインは彼女の見知らぬ一面に心を乱された。しかし婚約者の異母兄妹たちの思惑が問題を引き起こして……。
顔と頭が良く性格が悪い男の失恋ストーリー。
※流血シーンがあります。(各話の前書きに注意書き+次話前書きにあらすじがあるので、飛ばし読み可能です)
落ちぶれて捨てられた侯爵令嬢は辺境伯に求愛される~今からは俺の溺愛ターンだから覚悟して~
しましまにゃんこ
恋愛
年若い辺境伯であるアレクシスは、大嫌いな第三王子ダマスから、自分の代わりに婚約破棄したセシルと新たに婚約を結ぶように頼まれる。実はセシルはアレクシスが長年恋焦がれていた令嬢で。アレクシスは突然のことにとまどいつつも、この機会を逃してたまるかとセシルとの婚約を引き受けることに。
とんとん拍子に話はまとまり、二人はロイター辺境で甘く穏やかな日々を過ごす。少しずつ距離は縮まるものの、時折どこか悲し気な表情を見せるセシルの様子が気になるアレクシス。
「セシルは絶対に俺が幸せにしてみせる!」
だがそんなある日、ダマスからセシルに王都に戻るようにと伝令が来て。セシルは一人王都へ旅立ってしまうのだった。
追いかけるアレクシスと頑なな態度を崩さないセシル。二人の恋の行方は?
すれ違いからの溺愛ハッピーエンドストーリーです。
小説家になろう、他サイトでも掲載しています。
麗しすぎるイラストは汐の音様からいただきました!
醜女公爵令嬢の私が新婚初夜に「お前の事は愛することはない」と言われたので既成事実を作ったら、冷酷騎士団長の夫が狂ったように執着してきました
スノウマン(ユッキー)
恋愛
醜女と馬鹿にされる公爵令嬢レティーナは、自分とは違い子供は美形になって欲しいと願う。その為に国一番のイケメンである女嫌いで笑わない事で有名な冷酷な騎士団長カイゼルの子種が欲しいと考えた。実家も巻き込み政略結婚でカイゼルと結婚したレティーナだったが彼は新婚初夜に「お前の事は愛することはない」と告げてきた。だがそれくらいレティーナも予想していた。だから事前に準備していた拘束魔法でカイゼルの動きを封じて既成事実を作った。プライドを傷つけられカイゼルは烈火の如く怒っているだろうと予想していたのに、翌日からカイゼルはレティーナに愛を囁き始めて!?
不機嫌な侯爵様に、その献身は届かない
翠月 瑠々奈
恋愛
サルコベリア侯爵夫人は、夫の言動に違和感を覚え始める。
始めは夜会での振る舞いからだった。
それがさらに明らかになっていく。
機嫌が悪ければ、それを周りに隠さず察して動いてもらおうとし、愚痴を言ったら同調してもらおうとするのは、まるで子どものよう。
おまけに自分より格下だと思えば強気に出る。
そんな夫から、とある仕事を押し付けられたところ──?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる