痛がり

白い靴下の猫

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75.あなたの目が見たい

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さとるさんが、腰骨に引っ掛けていた左手を放して、ウエストから手を前にまわし、クリを撫でる。
ぬるぬるどころかたらたら垂れているそれを塗り伸ばすように、ゆっくりゆっくり気持ちいいを味合わせられる。
それから、さっきよりは少しゆっくり目に、右側の腰をもったパンパンもされる。
「んん、ううっ、深い所も、クリも気持ちいい、です」
「うん、ちゃんと言えるようになって偉いね、メイ」
乗っ取られたと思っていた声が帰ってきて、メイの声が意味のある言葉をつむげるようになると、いまでもちゃんとさとるさんの声が答えてくれるのがわかって、ものすごく安心する。
答えてくれるさとるさんの声は、メイが想像していたよりずっと温かい。
安心すると、少しづつ彼に向かって心が解けていくようだった。

気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい
でも、イきそうになると、

ビシュッ
ビッ
ビビッ

「あ、ぎゃぁあああああ!」

痛くてじっとしていられない衝撃が連続で来た。
折り曲げられて、伸ばそうとする力が蓄えられた何本もの指が時間差でばらばらとクリを打ったのだ。多分、親指以外の4本の指が連続で襲ってきている?デコピンではないけれど、その仲間だと思う。

「ほら、もう一回」
ピッ
ビッ
ビッ
「ひいいいいいいっ」

とても我慢できなくて、枕から手を放して、クリを両手で覆おうとした。

「かわいそうに。痛そうだね。でももっとひどくするよ。手は後ろに回そうか」
そういいながら、クリを守ろうとする両手を、グイッと引っばりあげて、背中とウエスト間に後ろ手に折り曲げて抑えてしまう。
抵抗も防御もできない、とてもみじめな気分になる格好だった。
その押さえつけられた格好のまま、衝撃が襲ってくる。

ビッ
ビッ
ビシッ

「あああああっ、うきぃっ」

それから、痛くて、じんじん言っているクリを撫でながら、ゆっくり体重をかけてさとるさんのモノが押しこまれてくる。
奥がすごくいっぱいになって呼吸が浅くなる苦しいところで、しばらく止まる。

そしてさらに、ぐっ、ぐっ、っとえぐるような動きで泣かされるが、同時にクリはやさしく転がされいて、半狂乱になる。

「さぁ、メイ。どうされたいか言える?もう許してほしい?許してもらったら、クリでも中でも、すきな方でイけるよ?」

許してほしい、いきたい。気持ちいいをいっぱい感じて、さとるさんに優しくされて、あたたかいイクがしたい。もう、苦しいのは嫌。

「メイ?まだ言えない?まだつらくなりたいの?」
さとるさんのモノは入り口まで引いて行って、苦しく無くて気持ちいいいだけのところをつつきまわす。
それから、クリは引っ張られたり、ころがされたり、ゆすられたり、つぶされたり。
こんなにいっぱい触られたらすぐイっちゃうのに。

「ああ、ああ、さとるさん、イク、イキます」
「だぁめ。許してほしかったら、そう言わないと」
触るのを止められて、泣きわめく。


ビシュッ
ビシ
ビシッ

「うひぃいいいいいっ!」

ビッ
ビッ
ピシッ

「くふうう!あああああっ!」

それからまた優しいさわり方に変わって、でも、何度も、何度も、止められる。
頭がおかしくなりそう。
つらい、つらい、イキたいよぉ!

ビッ
ビッ
ビシッ

「あああああっ!痛いよぉ、もうだめっ!つらい、つらいです、許してください。さとるさん、ゆるしてぇ!」

さとるさんの顔が見たくて仕方なくなって、一生懸命後ろを振り向こうとするのだけれど、両手が背中側にまとめられているから顔がほとんど動かせない。顔が見たい。あの人の目が見たい。

そうしたら。お尻の上側から背中の上がふわっと暖かかくなって、さとるさんが私の上に覆いかぶさったのだ。
神様は、いるのかもしれない。
さとるさんの顔が、ちかくに、きた。あの憎々し気な目だったらと一瞬頭をよぎったけれど、それでもどうしても、見たくて、見たくて。
必死で視線をたどって、やっと彼と目を合わせる。
祈った通りの、さとるさんの目だった。
怒ったことなんかないようなやさしい目が、私を覗き込んだ。

頭を撫でてくれて、背中に合わせられていた腕を戻してくれる。
「メイ、偉い。今日もいい子。顔をあげて、肘ついて、四つん這いになれる?」
ずっと反った形でギシギシ言っていた背中をグイって抱き上げて、背中にお疲れ様のキスをしてくれる。
それから、突き込むのは少しにして、後ろから抱きしめるようにして、胸を触って、乳首をコロコロしてくれた。
それから、腰骨にまた両手をひっかけてパンパンされた。
肘とか手首とかで体重を支えられるから、今までと違って、腰が自分でも動かせてしまうので、さとるさんが来るのがわかると勝手に腰が近づいて行ってしまう。
両方で動くと衝撃もスピードも大きくて、クリにもクリの裏側にも、後ろからいろいろあたる。
体の中をこすられるのも、クリを後ろから圧されるのも、気持ちが良くてたまらないのに、クリは前からもぐにぐにされ始めた。
「メ、イ。きもちよさそうな顔、かわいい。先に、イっていいよ」
何度もぎゅぎゅぎゅってクリが潰されて、イかないでは絶対に降りてこられないところまで進んだのがわかる。
「あ、あ、さとるさん、好き、気持ちいい、です、うう、ああああああっ!」
太ももがものすごくぶるぶるいって、足の指まで反り返り、自分の隙間がぎゅーっと縮む。

きもちいいの塊が、ドカンとクリからお腹側におちてきたのがわかる。
「う、く、いいいいい!」
凶暴な気もちいいが、弾けた。

頭が真っ白にゴシゴシされた数秒間の後、痙攣と硬直が解けて、胎内がドクドク拍動を始める。
力が抜けかけた時、さとるさんの声がした。

「ごめんね、メイ、俺のもつきあって。もちょっとだけ、我慢、な」
それから、ほとんどふにゃふにゃになった私の腰を立てさせて、ものすごい勢いでパンパンしはじめた。
イった後の胎内は、どこもかしこも、スパークしたみたいにパチパチいっていて、ひどく広げられてぐいぐいされると、線香花火みたいに、小さな火花が飛び散るのだ。
「う、う、ひぐぅっ、ビリビリするよぉ。ひっく、ひっく、んんんーっ」
涙が頬を伝い始めたころ、さとるさんのうめき声がして、体の中に、温かいビクンビクンがつたわって来た。
それから、背中に、さとるさんの、重みが、乗っかってきたのだ。
この重みに、私はどれだけ飢えていたのだろうか。

うれしくて、うれしくて。
心臓が熱すぎる体温をまき散らした。
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