47 / 67
46.女神のように(3)
しおりを挟む
そう。優しい母親でいようと誓ったのに。
グレンは意外にも子煩悩で、下手くそながらも子供と関わりを持とうとしていた。
……私はそれが面白くなかった。
だって何もしていないくせに。悪阻も無く、体型が変わることも無く。お腹が重い辛さも、出産の痛みだって一生理解することはないのに、立ち位置は私と同じ『親』だなんて狡いわ。
「ユーフェミア、呪いに負けないでくれてありがとう」
グレンに聞こえるように囁いて、そっとキスを贈る。ユーフェミアは今日も可愛らしい。
ガタンッ、と突然グレンが立ち上がった。
「どうしたの?」
優しく問い掛ける。
「……いや、仕事に戻るよ」
「そう?無理しないでね」
彼は蒼白になって部屋から出て行ってしまった。
少し意地悪だったかしら。でも大丈夫よね?私は彼を大切にしているし、彼も私を愛しているもの。
それからグレンはあまり姿を見せなくなった。
夜中にコッソリと寝顔を見に来て仕事に戻るだけ。ユーフェミアを抱き上げることは無くなったようだ。
「いつまでお義母様に縛られているのかしらね」
虐められたのなんて子供の頃の話でしょう?本当に情けないのだから。
でも、グレンは優秀みたい。気付けば伯爵領はずいぶんと豊かになったようだ。
私が産んだ子が女の子だからと、私の後釜を狙う女がまだいるのよね。
ユーフェミアはとても可愛いけれど、やっぱり男の子がいないと駄目かな。
「ねえ、グレン。もう一人子供を作りましょうよ」
「……だが……」
「なぁに?」
「君はユーフェミアがいるのに、悪阻とかの間、大丈夫なのか?」
……どういうこと?貴方は協力しないつもりなの?
「でも乳母がいるし、貴方だっているじゃない。どこの家だって子供は何人もいるけど、ちゃんと育っているわ。我が家も大丈夫よ」
「……私が?……それを君が言うのか」
どうしてグレンはボソボソ喋るのかしら。よく聞こえないじゃない。
「なに?聞こえなかったわ」
「……君はずっと変わらない」
「そう?ふふ、ありがとう」
「………うん。ずっとそのまま……きっと女神だからかな」
珍しくグレンが笑った。でも変な顔ね。
泣きそうな、痛そうな、そんな笑い方。
「その笑い方、好きじゃないわ」
「……すまない」
それから、グレンは私を抱いた。
でも、何故かしら。あの蜜月の様な熱も、甘さも無かった。ただ、子どもを作る為だけの交わりに感じた。
「ねえ、私を愛してる?」
「……うん」
返事はするのに、愛していると言葉が返ってくることはなかった。
それからは、子供の出来やすい時期にだけ体を重ねた。
何だか虚しかった。何が彼を変えたのだろうか。
それでも、半年経たないうちに子どもを授かることが出来た。
悪阻は相変わらず最悪で、ユーフェミアとは1日に少しだけしか会えなかった。だって優しい姿だけを見せたかったから。
グレンはユーフェミアの部屋に行くが、ほんの少し話をするだけらしい。
「とうたま、おっきーね」
「……ユーフェミアは小さい」
「にゃんにゃんよー」
「……猫が好きか」
「にゃんにゃん、しゅき。かぁい」
「ユーフェミアも可愛い」
「とうたま、たっかいちて」
「呪われるから駄目だ」
何とも不思議な会話だけど、意外と成立しているのかしら?
呪われるって何。まだ気にしていたの?
だから最近私に冷たかったのかしら。執念深い男は嫌われるのに。
「ユーフェミア、お父様とお話していたの?」
「かあたま!」
「グレンたら嫌ね。呪いなんてあるはずないでしょう?」
「……君が……そう言うなら、そうなんだろうな。私の女神なのだから」
「みゃがめ?」
「……怪物と女神の子供は普通の女の子だ。可愛い普通の女の子のままでいてくれ、ユーフェミア」
「ん~、かぁい?」
「ああ、とっても可愛い」
「えへっ」
……今の言葉の意味は何?
私を褒めたのよね?だって女神だもの。
じゃあ、普通の女の子って?
私はグレンが分からなくなっていった。
それから、コンラッドが産まれて、私は二人の母親として頑張った。一緒に過ごす日々はとても幸せで。
でも、グレンは私を女神だと大切にはしてくれるけど、以前のような愛は戻らないままだった。
「ねぇ、ブレイズ。私はもう魅力の無い女かしら。年を取ったら価値がなくなったと思う?」
私が頼れるのはブレイズだけだった。
「……その質問に俺が答えていいのか?」
その熱を孕んだ瞳にお腹の奥が疼いた。
コンラッドを身篭ってから、一度も抱かれていない。
私は……伯爵夫人であり、ユーフェミア達の母だけど、一人の女性でもある。そんな私を愛してほしいと望むのは間違っているのかしら。
でも、ブレイズの言葉に答えることも出来ないまま時は流れた。今の幸せを手放したく無かったから。
そんなある日、少しずつ体調がおかしくなった。
なに?何かおかしい。これは……
ブレイズを伴って町医者の診察を受けた。
私は死ぬかもしれないそうだ。
『死ぬ』
……私が?
一気にたくさんのことが頭の中をかけ巡った。
私が死んだらどうなるの?
グレンは新しい妻を迎えるのだろうか。では、子供達は?そう、子供達!グレンは私を愛しているわ。だって私がいないと生きていけないようなことを言っていたわっ!!そうなったら子供達は?
……ここで死にたくない。ただ、悲しまれて、墓に入れられ、何も無かったかのように後妻を迎えるなんて──
絶対に許せないっ!!
「……ブレイズ、助けて。貴方しかいないの」
『子供達の為』
これは私の中で最強の呪文となった。
「本当に駆け落ちなんかして後悔しないのか」
「だって愛する子供達の為だもの。私はどんなことだって出来るわ」
「……俺が伯爵を殺そうか」
「駄目。あの子達の父親なのよ」
驚いた。まさかグレンを殺めようとするなんて。
それ程までに私を思ってくれているのね!
ブレイズはずっと私付きの執事のままだった。
形だけの、何の能力も無い男。彼は伯爵家の内情を知らない。私と同じなの。でも大丈夫。何とかなるわ。だって、私名義のお金がこんなにもあるもの。
待っててね、絶対に病気を治して貴方達を迎えにくるから。
ただ、ブレイズを愛することを許して。
グレンが私を蔑ろにするから、もう彼しか残っていないの。
それでも。私は子供達を愛しているわ。
この気持ちは本当なの。
悪いのは、私を裏切ったグレンよ。
グレンは意外にも子煩悩で、下手くそながらも子供と関わりを持とうとしていた。
……私はそれが面白くなかった。
だって何もしていないくせに。悪阻も無く、体型が変わることも無く。お腹が重い辛さも、出産の痛みだって一生理解することはないのに、立ち位置は私と同じ『親』だなんて狡いわ。
「ユーフェミア、呪いに負けないでくれてありがとう」
グレンに聞こえるように囁いて、そっとキスを贈る。ユーフェミアは今日も可愛らしい。
ガタンッ、と突然グレンが立ち上がった。
「どうしたの?」
優しく問い掛ける。
「……いや、仕事に戻るよ」
「そう?無理しないでね」
彼は蒼白になって部屋から出て行ってしまった。
少し意地悪だったかしら。でも大丈夫よね?私は彼を大切にしているし、彼も私を愛しているもの。
それからグレンはあまり姿を見せなくなった。
夜中にコッソリと寝顔を見に来て仕事に戻るだけ。ユーフェミアを抱き上げることは無くなったようだ。
「いつまでお義母様に縛られているのかしらね」
虐められたのなんて子供の頃の話でしょう?本当に情けないのだから。
でも、グレンは優秀みたい。気付けば伯爵領はずいぶんと豊かになったようだ。
私が産んだ子が女の子だからと、私の後釜を狙う女がまだいるのよね。
ユーフェミアはとても可愛いけれど、やっぱり男の子がいないと駄目かな。
「ねえ、グレン。もう一人子供を作りましょうよ」
「……だが……」
「なぁに?」
「君はユーフェミアがいるのに、悪阻とかの間、大丈夫なのか?」
……どういうこと?貴方は協力しないつもりなの?
「でも乳母がいるし、貴方だっているじゃない。どこの家だって子供は何人もいるけど、ちゃんと育っているわ。我が家も大丈夫よ」
「……私が?……それを君が言うのか」
どうしてグレンはボソボソ喋るのかしら。よく聞こえないじゃない。
「なに?聞こえなかったわ」
「……君はずっと変わらない」
「そう?ふふ、ありがとう」
「………うん。ずっとそのまま……きっと女神だからかな」
珍しくグレンが笑った。でも変な顔ね。
泣きそうな、痛そうな、そんな笑い方。
「その笑い方、好きじゃないわ」
「……すまない」
それから、グレンは私を抱いた。
でも、何故かしら。あの蜜月の様な熱も、甘さも無かった。ただ、子どもを作る為だけの交わりに感じた。
「ねえ、私を愛してる?」
「……うん」
返事はするのに、愛していると言葉が返ってくることはなかった。
それからは、子供の出来やすい時期にだけ体を重ねた。
何だか虚しかった。何が彼を変えたのだろうか。
それでも、半年経たないうちに子どもを授かることが出来た。
悪阻は相変わらず最悪で、ユーフェミアとは1日に少しだけしか会えなかった。だって優しい姿だけを見せたかったから。
グレンはユーフェミアの部屋に行くが、ほんの少し話をするだけらしい。
「とうたま、おっきーね」
「……ユーフェミアは小さい」
「にゃんにゃんよー」
「……猫が好きか」
「にゃんにゃん、しゅき。かぁい」
「ユーフェミアも可愛い」
「とうたま、たっかいちて」
「呪われるから駄目だ」
何とも不思議な会話だけど、意外と成立しているのかしら?
呪われるって何。まだ気にしていたの?
だから最近私に冷たかったのかしら。執念深い男は嫌われるのに。
「ユーフェミア、お父様とお話していたの?」
「かあたま!」
「グレンたら嫌ね。呪いなんてあるはずないでしょう?」
「……君が……そう言うなら、そうなんだろうな。私の女神なのだから」
「みゃがめ?」
「……怪物と女神の子供は普通の女の子だ。可愛い普通の女の子のままでいてくれ、ユーフェミア」
「ん~、かぁい?」
「ああ、とっても可愛い」
「えへっ」
……今の言葉の意味は何?
私を褒めたのよね?だって女神だもの。
じゃあ、普通の女の子って?
私はグレンが分からなくなっていった。
それから、コンラッドが産まれて、私は二人の母親として頑張った。一緒に過ごす日々はとても幸せで。
でも、グレンは私を女神だと大切にはしてくれるけど、以前のような愛は戻らないままだった。
「ねぇ、ブレイズ。私はもう魅力の無い女かしら。年を取ったら価値がなくなったと思う?」
私が頼れるのはブレイズだけだった。
「……その質問に俺が答えていいのか?」
その熱を孕んだ瞳にお腹の奥が疼いた。
コンラッドを身篭ってから、一度も抱かれていない。
私は……伯爵夫人であり、ユーフェミア達の母だけど、一人の女性でもある。そんな私を愛してほしいと望むのは間違っているのかしら。
でも、ブレイズの言葉に答えることも出来ないまま時は流れた。今の幸せを手放したく無かったから。
そんなある日、少しずつ体調がおかしくなった。
なに?何かおかしい。これは……
ブレイズを伴って町医者の診察を受けた。
私は死ぬかもしれないそうだ。
『死ぬ』
……私が?
一気にたくさんのことが頭の中をかけ巡った。
私が死んだらどうなるの?
グレンは新しい妻を迎えるのだろうか。では、子供達は?そう、子供達!グレンは私を愛しているわ。だって私がいないと生きていけないようなことを言っていたわっ!!そうなったら子供達は?
……ここで死にたくない。ただ、悲しまれて、墓に入れられ、何も無かったかのように後妻を迎えるなんて──
絶対に許せないっ!!
「……ブレイズ、助けて。貴方しかいないの」
『子供達の為』
これは私の中で最強の呪文となった。
「本当に駆け落ちなんかして後悔しないのか」
「だって愛する子供達の為だもの。私はどんなことだって出来るわ」
「……俺が伯爵を殺そうか」
「駄目。あの子達の父親なのよ」
驚いた。まさかグレンを殺めようとするなんて。
それ程までに私を思ってくれているのね!
ブレイズはずっと私付きの執事のままだった。
形だけの、何の能力も無い男。彼は伯爵家の内情を知らない。私と同じなの。でも大丈夫。何とかなるわ。だって、私名義のお金がこんなにもあるもの。
待っててね、絶対に病気を治して貴方達を迎えにくるから。
ただ、ブレイズを愛することを許して。
グレンが私を蔑ろにするから、もう彼しか残っていないの。
それでも。私は子供達を愛しているわ。
この気持ちは本当なの。
悪いのは、私を裏切ったグレンよ。
2,931
あなたにおすすめの小説
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
王太子妃は離婚したい
凛江
恋愛
アルゴン国の第二王女フレイアは、婚約者であり、幼い頃より想いを寄せていた隣国テルルの王太子セレンに嫁ぐ。
だが、期待を胸に臨んだ婚姻の日、待っていたのは夫セレンの冷たい瞳だった。
※この作品は、読んでいただいた皆さまのおかげで書籍化することができました。
綺麗なイラストまでつけていただき感無量です。
これまで応援いただき、本当にありがとうございました。
レジーナのサイトで番外編が読めますので、そちらものぞいていただけると嬉しいです。
https://www.regina-books.com/extra/login
【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~
魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます
※他サイトでも公開しています。
「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ
猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。
当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。
それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。
そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。
美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。
「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」
『・・・・オメエの嫁だよ』
執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる