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第九話
52.
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「失礼しまー……、失礼しました」
何を勘違いしたのか考えたくもないが、慌ててドアを閉めようとした時枝を呼び戻す。ついでに、肩を押すと、笑ってすぐに折原が身を起こした。
「サッカー部の子?」
「そう。キャプテン。おい、時枝。どうした?」
入口に佇んだまま眼を瞬かせている時枝を手招く。頭を下げて入って来た時枝を見て、あぁ、と折原が人懐こい顔で笑った。
「キャプテンの子か。確かに富原さんにちょっと似てるかも」
「富原さんって、富原選手ですか?」
「そうそう、その富原さん。俺の一期上で先輩の同期なんだけどね、監督がそんな風なことを言ってたから。あの人もずっとキャプテンだったからなぁ」
「先生と同期なんだ」
向けられた恨みがましい瞳の正体は、俺がずっと黙っていたことに対してだろうか。
「同期って言っても何年前の話だと思ってるんだ。おまけにその括りだったら、何十人といるからな」
「でも、その中でも仲良しだったけどね。先輩と富原さん。このあいだも、富原さん、俺と飲んでたのに、いきなりこの人に電話かけ出して、おかげで俺、三十分くらい放置されたからね」
「マジっすか」
「マジ、マジ。どんな話してたのかは知らないけど」
それは、もしかしなくても、あの夜の話なのだろうか。いつも通りのはずの折原の笑みが、何かしらの含みを持ったものに見えるのは、心持ちの問題なのかもしれない……けれど。
「時枝は時枝だよ。ポジションも同じだし、性格的にもいかにもキャプテンってタイプだったから似てる部分もあるだろうけど、別の人間だからな」
誤魔化すように話の方向性を修正した俺に、時枝は「それはそうですけど」と応じてくれたのだが。
「……なんだよ?」
「いーえ。なんでも」
含みがあるとしか言えない笑顔で否定した折原に、けれど、それ以上の何をも聞けるわけがなかった。
……富原が言うとは思わねぇけど。それとは別問題で、知られていそうだな。
なんと言うか、昔から折原は耳ざといし勘が良い。いや、でも、と思う。ある意味では聞かれた方が良い話だったのだろうか、と。
それがひどくずるい考えだと分かってはいる。けれど、もし、そうであれば。
そうであれば、何もせずとも終わりは訪れただろうに、と。
「そう言えば」
なんとはなしに楽しそうな声に視線を上げれば、折原が時枝と喋っているところで。
時枝は折原を呼びにきたんじゃなかったなかったのかとも思ったけれど、少しくらい良いかと思い直す。 ――人の懐に入るのが上手いのも相変わらずと言うか。さすがと言うか。
緊張するだろう大先輩であるにも関わらず、時枝がそれなり以上にリラックスしているのだから、さすがだとしか言いようがない。
「知ってる? この先生の現役時代のあだ名」
「あだ名?」
「おい」
何をろくでもないことを言い出すのかと。制止しようとしたそれは、興味津々と言った時枝にあっと言う間に押し流される。
――まぁ、良いけど。べつに。
「深山の女王様ってやつ。主に言われてたの他校からですけどねー、ねー、先輩」
「おい、折原」
前言撤回。何も良くはなかった。疑惑たっぷりの時枝の視線に気が付かない振りで声を潜める。
言いたいことがあるなら、嫌味なことを言っていないではっきり言えともさすがに言えない。
「会場で指さされてたの見たときはちょっと笑ったけど」
「原因はおまえだろ、おまえ。おまえが良く分からねぇ雑誌のインタビューで適当なこと抜かすから、他校の奴らが面白がったんだろうが」
「はは、良く覚えてますねー、先輩。ね、事実だったでしょ」
本当なんだ……と独り言ちている時枝に、はめられたことを悟ったが、だからと言ってどうにもならない。溜息交じりに名前を呼べば、やっと折原がこちらを向いて微かに笑った。
「そうやってつんけんしてる方がまだ先輩らしくて良いですよ。変に気を使われても困るんで、俺も」
「……」
「この人ね、案外、建前とかばっかり気にするから、有名選手になった後輩が凱旋してくると、どう対応して良いか悩むらしいよ。過去のことは棚に上げて」
当てつけだと感じるのは、当てつけされるだけの自覚があるからだ。一度小さく息を吐いて、時枝に声をかける。
「時枝」
「はい?」
「佐倉は今日、出てる?」
「え、いや、……掴まえ損ねましたけど。どうも学内にはいるっぽいんですけど、出る気ないんじゃないですかね。出る気が合ったら、あいつ、割と見つけやすいところにいるから」
「なにそれ、小学生みたい」
「でしょう。それで俺が母親みたいって今言われてるんス」
苦笑を浮かべて応じた時枝のそれ以上を遮って、告げる。
「探してから行くから、監督にそう言っといて」
「先生が?」
「探すだけだけどな。だから、これ連れて帰って」
「あ、ひどい。三年ぶりに会った後輩をこれとか言う」
「おまえが昔みたいな対応が良いって言ったんだろうが」
高校生だったころの自分がどんな風だったかなんて、なんとも説明しがたい。けれど、折原がそれを望むのなら、せめてそれくらいは合わせてやりたいとは思う。
――どうせ、少しの間なんだ。
「はは、そうでしたねー。先輩はそうでないと落ち着かなくて。落ち着かないって言ったでしょ」
にこりといつもの調子で笑って折原は、時枝の背を押すようにして部屋を出る。ほっと肩から力の力を抜きかけたのも束の間、またドアががらりと開いた。
言い忘れでもあったのか、と視線を向ける。顔を覗かせたのは、時枝ではなく折原の方で。「どうした」と声をかける前に、折原がふっと微笑んだ。
「ちなみに、先輩」
「なんだ」
「これ、嫌味ですよ?」
言われなくても分かってるに決まってるだろうが。言葉を呑み込んで、小さく手を振る。追いやるように。
「……とっとと行け。監督を待たせるなよ、有名選手様」
そうします、との笑いを含んだ声を最後に、気配が遠のく。苛立ちを隠せないまま髪をがしがしとかきやって溜息。
「かたちだけでも探しに行くか」
ともすれば、ろくでもないことを言いそうな人間をわざわざ連れ出さなければいけないものだろうか、と。思わなくはないのだが、さすがにそれは教師としてどうかとも思う。良い教師をしたいと思っているわけではないのだが。
――そんなこと言って、なんだかんだで佐野ちゃんは面倒見良いよね。要領が悪いだけとも言うけど。サッカー部もかたちだけ顧問じゃなくてこまめに顔も出してるみたいだし。結局、良い先生じゃん。生徒のこともちゃんと可愛がってさ。
そう評したのは美作先生だった。そんなきれいなものではないと自分が一番良く分かっている。
たぶん、俺がここに戻ってきたのは、すべての始まりの場所だったからだ。
けれど、それは、恩返しなんて殊勝なものではない。ただ、――。
まだやり直せるだろう。
いつだったか、自分が生徒に言った台詞だった。それこそ自分を棚上げにして良く言ったものだな、とは思うけれど。おまえたちはまだ現役で、いろいろな選択肢があって、どれでも選び取ることが出来るのだと。だから、後悔しないようにしろ、と。
まるで勝手に自分を重ねるように、自分が出来なかったことを託すように。俺自身のわだかまりを解消するために、教師と言う職を利用しているだけなのではないかとも思う。この、学園で。折原と出逢ったこの場所で。
何を勘違いしたのか考えたくもないが、慌ててドアを閉めようとした時枝を呼び戻す。ついでに、肩を押すと、笑ってすぐに折原が身を起こした。
「サッカー部の子?」
「そう。キャプテン。おい、時枝。どうした?」
入口に佇んだまま眼を瞬かせている時枝を手招く。頭を下げて入って来た時枝を見て、あぁ、と折原が人懐こい顔で笑った。
「キャプテンの子か。確かに富原さんにちょっと似てるかも」
「富原さんって、富原選手ですか?」
「そうそう、その富原さん。俺の一期上で先輩の同期なんだけどね、監督がそんな風なことを言ってたから。あの人もずっとキャプテンだったからなぁ」
「先生と同期なんだ」
向けられた恨みがましい瞳の正体は、俺がずっと黙っていたことに対してだろうか。
「同期って言っても何年前の話だと思ってるんだ。おまけにその括りだったら、何十人といるからな」
「でも、その中でも仲良しだったけどね。先輩と富原さん。このあいだも、富原さん、俺と飲んでたのに、いきなりこの人に電話かけ出して、おかげで俺、三十分くらい放置されたからね」
「マジっすか」
「マジ、マジ。どんな話してたのかは知らないけど」
それは、もしかしなくても、あの夜の話なのだろうか。いつも通りのはずの折原の笑みが、何かしらの含みを持ったものに見えるのは、心持ちの問題なのかもしれない……けれど。
「時枝は時枝だよ。ポジションも同じだし、性格的にもいかにもキャプテンってタイプだったから似てる部分もあるだろうけど、別の人間だからな」
誤魔化すように話の方向性を修正した俺に、時枝は「それはそうですけど」と応じてくれたのだが。
「……なんだよ?」
「いーえ。なんでも」
含みがあるとしか言えない笑顔で否定した折原に、けれど、それ以上の何をも聞けるわけがなかった。
……富原が言うとは思わねぇけど。それとは別問題で、知られていそうだな。
なんと言うか、昔から折原は耳ざといし勘が良い。いや、でも、と思う。ある意味では聞かれた方が良い話だったのだろうか、と。
それがひどくずるい考えだと分かってはいる。けれど、もし、そうであれば。
そうであれば、何もせずとも終わりは訪れただろうに、と。
「そう言えば」
なんとはなしに楽しそうな声に視線を上げれば、折原が時枝と喋っているところで。
時枝は折原を呼びにきたんじゃなかったなかったのかとも思ったけれど、少しくらい良いかと思い直す。 ――人の懐に入るのが上手いのも相変わらずと言うか。さすがと言うか。
緊張するだろう大先輩であるにも関わらず、時枝がそれなり以上にリラックスしているのだから、さすがだとしか言いようがない。
「知ってる? この先生の現役時代のあだ名」
「あだ名?」
「おい」
何をろくでもないことを言い出すのかと。制止しようとしたそれは、興味津々と言った時枝にあっと言う間に押し流される。
――まぁ、良いけど。べつに。
「深山の女王様ってやつ。主に言われてたの他校からですけどねー、ねー、先輩」
「おい、折原」
前言撤回。何も良くはなかった。疑惑たっぷりの時枝の視線に気が付かない振りで声を潜める。
言いたいことがあるなら、嫌味なことを言っていないではっきり言えともさすがに言えない。
「会場で指さされてたの見たときはちょっと笑ったけど」
「原因はおまえだろ、おまえ。おまえが良く分からねぇ雑誌のインタビューで適当なこと抜かすから、他校の奴らが面白がったんだろうが」
「はは、良く覚えてますねー、先輩。ね、事実だったでしょ」
本当なんだ……と独り言ちている時枝に、はめられたことを悟ったが、だからと言ってどうにもならない。溜息交じりに名前を呼べば、やっと折原がこちらを向いて微かに笑った。
「そうやってつんけんしてる方がまだ先輩らしくて良いですよ。変に気を使われても困るんで、俺も」
「……」
「この人ね、案外、建前とかばっかり気にするから、有名選手になった後輩が凱旋してくると、どう対応して良いか悩むらしいよ。過去のことは棚に上げて」
当てつけだと感じるのは、当てつけされるだけの自覚があるからだ。一度小さく息を吐いて、時枝に声をかける。
「時枝」
「はい?」
「佐倉は今日、出てる?」
「え、いや、……掴まえ損ねましたけど。どうも学内にはいるっぽいんですけど、出る気ないんじゃないですかね。出る気が合ったら、あいつ、割と見つけやすいところにいるから」
「なにそれ、小学生みたい」
「でしょう。それで俺が母親みたいって今言われてるんス」
苦笑を浮かべて応じた時枝のそれ以上を遮って、告げる。
「探してから行くから、監督にそう言っといて」
「先生が?」
「探すだけだけどな。だから、これ連れて帰って」
「あ、ひどい。三年ぶりに会った後輩をこれとか言う」
「おまえが昔みたいな対応が良いって言ったんだろうが」
高校生だったころの自分がどんな風だったかなんて、なんとも説明しがたい。けれど、折原がそれを望むのなら、せめてそれくらいは合わせてやりたいとは思う。
――どうせ、少しの間なんだ。
「はは、そうでしたねー。先輩はそうでないと落ち着かなくて。落ち着かないって言ったでしょ」
にこりといつもの調子で笑って折原は、時枝の背を押すようにして部屋を出る。ほっと肩から力の力を抜きかけたのも束の間、またドアががらりと開いた。
言い忘れでもあったのか、と視線を向ける。顔を覗かせたのは、時枝ではなく折原の方で。「どうした」と声をかける前に、折原がふっと微笑んだ。
「ちなみに、先輩」
「なんだ」
「これ、嫌味ですよ?」
言われなくても分かってるに決まってるだろうが。言葉を呑み込んで、小さく手を振る。追いやるように。
「……とっとと行け。監督を待たせるなよ、有名選手様」
そうします、との笑いを含んだ声を最後に、気配が遠のく。苛立ちを隠せないまま髪をがしがしとかきやって溜息。
「かたちだけでも探しに行くか」
ともすれば、ろくでもないことを言いそうな人間をわざわざ連れ出さなければいけないものだろうか、と。思わなくはないのだが、さすがにそれは教師としてどうかとも思う。良い教師をしたいと思っているわけではないのだが。
――そんなこと言って、なんだかんだで佐野ちゃんは面倒見良いよね。要領が悪いだけとも言うけど。サッカー部もかたちだけ顧問じゃなくてこまめに顔も出してるみたいだし。結局、良い先生じゃん。生徒のこともちゃんと可愛がってさ。
そう評したのは美作先生だった。そんなきれいなものではないと自分が一番良く分かっている。
たぶん、俺がここに戻ってきたのは、すべての始まりの場所だったからだ。
けれど、それは、恩返しなんて殊勝なものではない。ただ、――。
まだやり直せるだろう。
いつだったか、自分が生徒に言った台詞だった。それこそ自分を棚上げにして良く言ったものだな、とは思うけれど。おまえたちはまだ現役で、いろいろな選択肢があって、どれでも選び取ることが出来るのだと。だから、後悔しないようにしろ、と。
まるで勝手に自分を重ねるように、自分が出来なかったことを託すように。俺自身のわだかまりを解消するために、教師と言う職を利用しているだけなのではないかとも思う。この、学園で。折原と出逢ったこの場所で。
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