57 / 93
第56話
しおりを挟む
「鉱山は楽しみだな」
「僕も楽しみだよ」
「そうですね。でも、昨日ガルマさんが言っていた地竜が気になりますけど、出るとは決まって無いですものね。正直戦ってみたいとは思いますけど」
ラミアスがそう言うのも仕方ない。ラミアスはまだボスクラスを倒して居ないのだからだ。キングリザードマンは、レンが倒して、ハーピークイーンをラクスが倒して居るのだから、自分だけがまだボスクラスを倒して無い事が情けなく思って居た。
「まぁそうだな、出たらで考えて倒せば良いだろ?」
そう今レン達は鉱山にシルバードに乗って向かっていたのである。
「お、見えてきた!あれが鉱山かな?じゃあ降りるか」
レン達の目前に洞窟があった。その入口の前にレンは、シルバードを着地させて洞窟の中に入って行くと。入口から二十メートル位入った場所に扉があり、その場所で止まって扉を見ていた。
(高さ約十メートル幅十メートル位の洞窟で、扉は観音開きするみたいだな)
「これがギルドで言っていた扉か?確かここの小さな穴に手を入れて魔力を流せば、扉が開くってギルドの職員が言っていたな?」
そうレン達は鉱山にくる前にギルドに寄り、鉱山の場所と色々と聞いていたのだ。朝早いせいかエマとフラウはまだギルドには居なかったので、他の職員に聞いて来たのである。
「ええ、確かそう言っていましたね。じゃあ私が魔力を流しますね」
ゴゴゴ!
ラミアスが魔力を流すと、扉は真ん中から観音開きをして扉が開いた。
「おお凄いな!迫力あるな!」
「ご主人様モンスターの反応があるよ!」
ラクスがそう言うと、扉を開けた向こう側の床に魔法陣が光輝いていて。その魔法陣の外にコボルト
が五匹いた。
「なるほど。あの魔法陣が結界になっているんだな。で、こっちからも攻撃は出来ないとなると。結界の外に出てから奴らを倒さなければならない」
「レン様!私が出て倒します!よろしいですか?」
「ああ、良いぞ。でも危険と感じたら援護に出るからな?」
そう言うとラミアスは颯爽と駆け出し、コボルト達を危なげなく倒したのであった。
「もう完璧に双魔剣銃を使いこなしているみたいだな。動きが流れるようになっていてまるで、ダンスでも踊っているみたいだったよ」
「そうですか?レン様にそう言われると嬉しいですね。私もこの武器が自分の手のように感じてきていましたから」
「よし。じゃあコボルト達を収納してと……と、それに聞いていたが。本当に洞窟の中は明るいな?確か光苔とか言うんだったよな?」
「はいそうですね。でもこの光苔を外に持って行くと光らないらしいです。それは何故だかまだ判明して無いみたいですね」
「へーそうなんだ?……それより早く奥に行こうか。せっかく早起きして来たんだから勿体ない!」
そうレンが言うと、ラミアスとラクスは武器を構えて、レンと一緒に鉱山の奥に進んで行ったのだ。しばらく歩いていると、目の前にストーンゴーレムが現れたので。レンが戦おうとしたらラクスにストーンゴーレムを撃たれて、更にラミアスが近接でまるで豆腐を斬るように切り刻んでいた。
「あれ?俺の出番がない?………うん。まぁいいか……それよりこのゴーレムは石で出来てるだな?て事はストーンゴーレムかな?」
「おそらくそうだと思います。ギルド職員の方の話しだと、あとアイアンゴーレムも出るみたいですね。そちらは鉄で出来てるみたいですので、素材として使えるらしいです」
その後も奥に進んで行くと、コボルト、ストーンゴーレム、そしてアイアンゴーレムがが出てきたが、それもラミアスとラクスの二人で倒してしまい。レンは何もしていなかった。
(イヤーこの二人強いな。ハーピーの時にも凄かったけど、今回はゴーレムで少しは硬いから苦戦するかと思っていたけど。そんな事関係無かったな……)
「そう言えばそろそろ最深部だよな?ギルドで貰った地図だと?」
「はいレン様!もうそろそろ最深部になります」
「じゃあそろそろミスリルがあるのかな?楽しみだな」
「ご主人様!大きなモンスターがこっちに走って来るよ!」
そうラクスが言うと。ラミアスとレンは左右に回避して、ラクスは浮遊で上昇しながらスナイパーライフルで撃っていたが。全ての弾が弾かれてしまったのだ。
「弾かれた!」
「まさか!あれは地竜?……て!デカすぎだろ!」
そう。今レン達の目の前に居る地竜は全長二十メートルはあり、胴回り約二メートル位ある。見た目はコモドオオドラゴンのようだ。
「あれ?あの地竜……なんだか皮膚が光ってない?まるでミスリルのような光だよな……?まさかなそんな訳あるはずないよハハハハ…」
「ご主人様?あの皮膚ミスリルだよ!」
(Nooooooooooooooooo!なんて事だ!あの大きさで。しかもミスリルを纏っているなんて、倒せるのか?でも、やるしかないか!)
「ラミアス!ラクス!あいつは三人で倒すしか無いみたいだな!」
「はいレン様」
「はい!ご主人様!」
「僕も楽しみだよ」
「そうですね。でも、昨日ガルマさんが言っていた地竜が気になりますけど、出るとは決まって無いですものね。正直戦ってみたいとは思いますけど」
ラミアスがそう言うのも仕方ない。ラミアスはまだボスクラスを倒して居ないのだからだ。キングリザードマンは、レンが倒して、ハーピークイーンをラクスが倒して居るのだから、自分だけがまだボスクラスを倒して無い事が情けなく思って居た。
「まぁそうだな、出たらで考えて倒せば良いだろ?」
そう今レン達は鉱山にシルバードに乗って向かっていたのである。
「お、見えてきた!あれが鉱山かな?じゃあ降りるか」
レン達の目前に洞窟があった。その入口の前にレンは、シルバードを着地させて洞窟の中に入って行くと。入口から二十メートル位入った場所に扉があり、その場所で止まって扉を見ていた。
(高さ約十メートル幅十メートル位の洞窟で、扉は観音開きするみたいだな)
「これがギルドで言っていた扉か?確かここの小さな穴に手を入れて魔力を流せば、扉が開くってギルドの職員が言っていたな?」
そうレン達は鉱山にくる前にギルドに寄り、鉱山の場所と色々と聞いていたのだ。朝早いせいかエマとフラウはまだギルドには居なかったので、他の職員に聞いて来たのである。
「ええ、確かそう言っていましたね。じゃあ私が魔力を流しますね」
ゴゴゴ!
ラミアスが魔力を流すと、扉は真ん中から観音開きをして扉が開いた。
「おお凄いな!迫力あるな!」
「ご主人様モンスターの反応があるよ!」
ラクスがそう言うと、扉を開けた向こう側の床に魔法陣が光輝いていて。その魔法陣の外にコボルト
が五匹いた。
「なるほど。あの魔法陣が結界になっているんだな。で、こっちからも攻撃は出来ないとなると。結界の外に出てから奴らを倒さなければならない」
「レン様!私が出て倒します!よろしいですか?」
「ああ、良いぞ。でも危険と感じたら援護に出るからな?」
そう言うとラミアスは颯爽と駆け出し、コボルト達を危なげなく倒したのであった。
「もう完璧に双魔剣銃を使いこなしているみたいだな。動きが流れるようになっていてまるで、ダンスでも踊っているみたいだったよ」
「そうですか?レン様にそう言われると嬉しいですね。私もこの武器が自分の手のように感じてきていましたから」
「よし。じゃあコボルト達を収納してと……と、それに聞いていたが。本当に洞窟の中は明るいな?確か光苔とか言うんだったよな?」
「はいそうですね。でもこの光苔を外に持って行くと光らないらしいです。それは何故だかまだ判明して無いみたいですね」
「へーそうなんだ?……それより早く奥に行こうか。せっかく早起きして来たんだから勿体ない!」
そうレンが言うと、ラミアスとラクスは武器を構えて、レンと一緒に鉱山の奥に進んで行ったのだ。しばらく歩いていると、目の前にストーンゴーレムが現れたので。レンが戦おうとしたらラクスにストーンゴーレムを撃たれて、更にラミアスが近接でまるで豆腐を斬るように切り刻んでいた。
「あれ?俺の出番がない?………うん。まぁいいか……それよりこのゴーレムは石で出来てるだな?て事はストーンゴーレムかな?」
「おそらくそうだと思います。ギルド職員の方の話しだと、あとアイアンゴーレムも出るみたいですね。そちらは鉄で出来てるみたいですので、素材として使えるらしいです」
その後も奥に進んで行くと、コボルト、ストーンゴーレム、そしてアイアンゴーレムがが出てきたが、それもラミアスとラクスの二人で倒してしまい。レンは何もしていなかった。
(イヤーこの二人強いな。ハーピーの時にも凄かったけど、今回はゴーレムで少しは硬いから苦戦するかと思っていたけど。そんな事関係無かったな……)
「そう言えばそろそろ最深部だよな?ギルドで貰った地図だと?」
「はいレン様!もうそろそろ最深部になります」
「じゃあそろそろミスリルがあるのかな?楽しみだな」
「ご主人様!大きなモンスターがこっちに走って来るよ!」
そうラクスが言うと。ラミアスとレンは左右に回避して、ラクスは浮遊で上昇しながらスナイパーライフルで撃っていたが。全ての弾が弾かれてしまったのだ。
「弾かれた!」
「まさか!あれは地竜?……て!デカすぎだろ!」
そう。今レン達の目の前に居る地竜は全長二十メートルはあり、胴回り約二メートル位ある。見た目はコモドオオドラゴンのようだ。
「あれ?あの地竜……なんだか皮膚が光ってない?まるでミスリルのような光だよな……?まさかなそんな訳あるはずないよハハハハ…」
「ご主人様?あの皮膚ミスリルだよ!」
(Nooooooooooooooooo!なんて事だ!あの大きさで。しかもミスリルを纏っているなんて、倒せるのか?でも、やるしかないか!)
「ラミアス!ラクス!あいつは三人で倒すしか無いみたいだな!」
「はいレン様」
「はい!ご主人様!」
57
あなたにおすすめの小説
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる