流石に異世界でもこのチートはやばくない?

裏おきな

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第72話

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エマに連れられて、ギルドマスターの部屋に来ていたレン、ラミアス、ラクスの三人はソファーに座り、レンの出した紅茶とコーヒーを飲んでいた。

「レンこのコーヒーという飲み物は美味しいわね。それにこのクッキー?と言う食べ物も素晴らしいわよ♪」

「ああ、喜んでもらえて俺も嬉しいよ」

「私はこの紅茶も美味しいですね。レン様の出す飲み物や食べ物は、どれも美味しくて驚きです」

「僕は前にも飲んだコーヒーの、この甘くてミルクがいっぱい入ってるのが、美味しい」

「それにしても、エマの本来の姿は、やっぱりこっちが素だったんだな?なんとなく思っていたけどな」

「そうよ、これが普段の私よ♪」

そう四人でお茶会をしていたら、ドアが開きフラウが入って来た。

「何をしてるんですかあなた方は!私がレンさんの後始末に翻弄している時に!呑気にお茶ですか!全くもう!」

「まぁまぁ、そんなに怒らないで。この甘くて美味しいコーヒーでも飲んで、落ち着ついて」

「もうレンさん!すべてあなたの為なんですからね。こんな物でわた……しい……美味しい♪こんな美味しい飲み物は初めてです♪」

「良かった。フラウの機嫌が直って」

「もう。レンさんはズルいですよ♪」

「そこでいちゃつかないで、くれますか?」

「いや別に、いちゃついた訳じゃないぞラミアス?」

「そ、そうですよ!わ私がいちゃつくなんて……」

「ふふふ♪フラウのそんな顔が見れるなんて。レンのお陰ね♪」


「もう!エマまでからかわないで!」

「フラウのお顔が真っ赤♪」

「ふふふ、それでフラウ?すべて終わったのかしら?憲兵隊の支部長はいらして、引き取っていったの?」


「ええ!支部長が部下を引き連れて来て、あの者達を連れて行きました。それとレンさんにお詫びをしたいと言ってきたので、こちらでお断りをしておきました。それでよろしかったですか?」

「ああ、ありがとう。フラウ!良く気が利くね」

「いえ、私はただレンさんならそう言うの嫌いだと思ったので、勝手にしました。……」

「うん。その通りだよ。もし俺が対面したらその支部長さんを、斬っていたかもしれないしね?ははは」

「いや、レンそれは笑い事じゃ無いわよ?……とそれよりレン?本当の事を教えて下さるかしら?どうやったらあの短時間で、子爵を殺害出来たのかをね」

「え?エマ?何を言ってるの?レンさんが殺しただなんて!」

「ええ。その通りよ!さぁレン。私に隠し事はダメよ?それに大丈夫よ今この部屋は、結界で外には何も聞こえないわ」


「はは……やっぱりエマには敵わないな……ああ俺が殺したよ!で、どうする?俺を捕まえて憲兵隊に引き渡すか?」

レンはそう言いながら、エマに殺気を飛ばし睨みつけていた。


(ああ、この感じ♪私の体を支配する様な♪全てを抑えつけられてる事に、喜びを感じてしまうわ♪)

「そ、そんな事するわけ無いわよ。私の旦那様になる人にねぇ……ただ、ラミアスやラクスちゃんは知っているのに、私とフラウは知らないなんて、悔しいわ」

「ああ、そうだな!でもその前に二人に最後の確認をするぞ!本当に俺の女になるのか?知っての通り俺は、既にラミアスとラクスを嫁にすると決めているんだ。だから俺が他の嫁と愛し合うのを近くで見る事なるんだ?それに耐えられるのか?」

「そんな事は初めから考えていたわ!出なければ姪の男に惚れたりしないわ!でもね、ちゃんとみんな平等に愛してくれないと、何するか分からないわよ♪」


「私もエマと同じ考えです!私にとっても親友の娘ですよ!中途半端な気持ちでは無いですよ」


「分かった!じゃあ全てを話そう!」



レンは全てをエマとフラウに話したのであった。


「なるほど。本当にそんな事が出来るとは信じられないわ。でもレンが言うなら本当なんでしょうね」


レンは話し終えると、収納からミスリルを出して。エマとフラウにミスリルの指輪を作ってあげた。


「さぁエマ、フラウ、左の指を出してごらん!」

レンは二人に指はをはめてあげてから、指輪の使い方を教えてあげた。


「じゃあ開くぞ!……マイルーム!」

するとレンの目の前にドアが現れ、レンがドアの中に消えて行き。その後ラミアスとラクスの前にも、ドアが現れて中に入って行った。


「さてエマとフラウを待つかな」

するとラミアス、ラクスの順に、マイルームに入って来て。少し待つとエマとフラウも入って来た。

「本当だわ!こんな事を出来るなんてレン凄いわね!」

「まぁ、この部屋の使い方はもう一つある。それが、エマの知りたい事だよラクス頼む」

「うん!」

すると、もう一つのドアが現れて、そこから犬バージョンのラクスが入って来た

『ご主人様♪』

犬バージョンのラクスはレンに抱きつき、頭を撫でられていた。

「さぁエマ。今現れたドアの外に出てみな」

エマはレンに言われ、ドアの外に出て行くと。驚きながらレンの所に戻って来た。

「レン凄いわ!ドアの外がラミアスの家だったわ!こんな事あり得ないわよ!でも本当に凄いわね♪」

エマは凄い驚きで、フラウは未だに信じられない顔をしていた。
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