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積乱雲の向こうは夏空
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駅のコインロッカーに置いていた荷物を取りに行ってから、昴希は手をつないだまま翼と二人で電車に乗る。
これから話すことを考えると心臓も喉もきゅっとなってしまうが、電車のガタゴトという音がいつもよりうるさく聞こえて話も出来ないのが今の昴希にはちょうどよかった。
寮にはすでに帰省を終えた生徒が溢れていて、いつもと同じ活気が戻っている。
部活組のクラスメイトの一人がこちらに気付いて手を挙げる。今年も大活躍だったらしい彼は、夏休み前よりも濃い小麦色の肌に負けないほど眩しい笑顔で話しかけてきた。
「おー。昴希と翼じゃん。おかえり。」
「うん。そっちもおかえり。」
「これから他のヤツらと飯だけど、お前らどうする?」
去年だったら即答で行くと応えていたであろう昴希も、今日ばかりはそういう気分になれず首を横に振った。
「俺は先に荷物片付けるよ。……翼は?」
「こーちゃんと行く。」
若干早いが夕食時でもあったので一応翼にも声をかけるが即答だった。
どうやらすぐに話をするつもりらしく、それが嬉しいような、気まずいような、昴希は複雑な気持ちのままクラスメイトと別れた。
賑やかな食堂の前を通り過ぎると、そこからすれ違う人も多くはなく、少しだけ緊張が抜けていった。
やっと息を吸うことができたような気がして、昴希は視線もそちらに向けずに何でもないような声を作って翼に問いかける。
「……俺の部屋で話したいけど、どうする?」
返事の代わりにぎゅうっと強く握られた手でこのまま来てくれるのだと悟ると、一つ頷いてからその手を引いて部屋に戻る。
数日ぶりの部屋は若干空気がこもっていて、湿気やほこりの匂いに加えて少し暑さも感じた。
名残惜しそうに指を解いて、そのままいつものように椅子に座ろうとする翼の袖を控えめに引いて今日は違うのだと教える。
翼は驚いてはいたが、緊張で呼吸が浅くなる昴希の顔を覗いて何も言わずに腕を引かれるまま昴希の部屋までついてきた。
「本、増えてんじゃん。」
翼がここに入るのは、昴希に「いいよ」と言ってくれたあの日以来だ。
新しく取り寄せた本もあり、教科書と参考書と趣味の本で棚は埋め尽くされている。
「翼のおかげだよ。ありがとう。」
あの日、宝物のような本を捨てずに済んだことも、こうやって新しい本を増やせたことも、翼がいなければできなかったことだと素直に感謝を伝える。
「適当に座っていいよ。エアコンも今つける。」
迷った結果小さな音を立ててベッドに腰を下ろした翼に背を向けたまま、昴希は部屋の隅に荷物を下ろした。
ドサッと少しだけ重そうな音を立てて大きなバッグは床に落ちたのに、なぜか昴希の肩は重くなるばかりだ。
気のせいかもしれないが翼の視線を強く感じる。
意識的に深呼吸を繰り返しながら、引き出しに手をかける。変わらず“それ”がそこにあるのは分かっていて、意識するほど硬くなる指先のせいで鍵がかかっているみたいに引き出しが動かせない。
冷や汗が背中がツーっと流れた瞬間、翼の匂いがすぐ近くでして、抱きしめられたことに気がついた。
「いいよ、こーちゃん。なんか、しんどそう。」
焦れてきたのもあるかもしれないが、短く素直な言葉はどこか憐れみを含んでいるように昴希には感じられた。
話があると言いながら、ここまで昴希は何も話せていない。
昴希の形を確かめるようにキツく、それでいて優しく包み込む腕に全てを預けたくなってしまうが、それではダメだと首を横に振った。
「…………翼、俺の匂い、どう?」
「濃いよ。今すぐヒートきてもいいくらい。」
翼は素直にそう答えた。淀みのない声が昴希に時間が迫っていることを教える。
おそらく明日改めてなんて悠長なことは言えないし、今この勢いを失ったら二度と大切なことを伝えられないような焦燥さえ胸に押し迫ってくる。
「話す。……お前には、ちゃんと言わなきゃいけないことだから。」
心臓も内臓も冷え切ったようにキュッと縮こまっているのに、そのくせ鼓動だけは皮膚を突き破りそうなほど強く打ち付けている。
震える指先でその引き出しに指をかけると、カチャっと音を立てながらいとも簡単にそれは開いた。
そこには受け取った時のままシワが少ない小さな紙袋が置かれていた。
紙のわりに柔らかさのない冷たい質感のそれを手にとれば、昴希はもう一度翼をベッドに座らせる。
素直に黙って座るものの、不安そうに瞳をゆらしてまっすぐにこちらを見る翼から視線をそらすと、昴希も隣に腰を下ろした。
だが何かを言わなきゃと焦るばかりで言葉がうまく出てこず、もどかしさが指先に伝わったのか紙袋が小さな音を立ててわずかに歪む。
「……それ、何?」
そんなじれったい昴希の指先を見ながら、いつもより優しく、子どもに語りかけるように翼が尋ねてきた。
言いづらそうに言葉がつかえていたのは、重く淀んだ昴希の心を察していたからかもしれない。
「抑制剤。……病院でちゃんと処方されてないやつ。」
「そんなの買えんの?」
驚いたのか声を震わせる翼の疑問は最もだ。昴希も最初は全然知らなくて、市販でいい抑制剤が売っていないか調べているうちに、そういうものがあるのだとたどり着いた。
「オンライン処方って言うのかな。高いんだけど、保険証の情報とか入れなくても買えるとこがあるんだ。」
もちろん違法かもしれないことは気付いている。保険証の情報をいれると自動的に他の病院での処方内容も分かってしまうため、そういう怪しいものしか頼れなかった。
「病院、行ってないの?」
「行ってる。……でも、そこでもらう薬じゃ足りなかったから。」
自然と声が震えた。翼に感情をぶつけたあの日さえこの話はしていない。
オメガであることを隠したことに端を発するが、薬のことは今ではそれ以上に大きな秘密になって昴希の心のそこかしこで重くうずくまっていた。
「話聞いて、俺のこと嫌いになるかもしれない。」
「なんないよ。」
何の根拠があるのか知らないが、強い意志をにじませて即答する翼に少しだけ勇気をもらえた気がして、意を決して口を開く。
「俺のヒートのこと、直人か智から聞いてる?」
「…………薬、めっちゃ飲むってことと、腕、自分でやったかもってことくらい。ごめん、なおちんから聞いた。」
少し間が空いたのが翼が優しくなった証拠のようで、くすぐったいような、温かいような気持ちになる。
気にしていないのだと強調するように昴希はゆっくり首を横に振った。
「いいよ。それくらいは多分直人も知ってるって思ってたから。」
直人と智の繋がりは端から見ててもすごく強い。だからといって何でも教えあっているわけではなさそうだが、どちらも他人に優しすぎるほどで、その優しさで昴希をギリギリのところで支えてくれていたように思う。
その優しさの意味を翼がどう感じて、どんな理解をしたか分からないが、今まで沈黙を守っていることで自分を大事に思う気持ちが昴希に伝わる。
「パイロットになれないって分かるからヒートが怖いって言っただろ。でも、それだけじゃないんだ。」
温かな気持ちも束の間、本題を切り出そうとして言葉にしただけで頭が重くモヤがかかりだし、昴希は軽い目眩を覚える。
自分の心を踏み荒らして傷つけていくような強烈な劣等感を思い出すと、昴希はそれだけで内臓が全てひっくり返りそうな痛みと、身体がぐちゃぐちゃにかき混ぜられたような感覚がして震える。
翼は我慢ができなくて、自分の気持ちにしか従わないと昴希は思っていた。
だが、ちらりと見上げた顔は言わせたくないとばかりに歪んでいるのに、何も言わずに続きの言葉を待っている。
眉間のシワや曲がった口元を見て、やはり自分の卑怯さを精算しないとこの先には進めないと分かって、揺らぎそうになりながら、親も直人や智さえも知らない自分を翼に伝える決心を固めた。
駅のコインロッカーに置いていた荷物を取りに行ってから、昴希は手をつないだまま翼と二人で電車に乗る。
これから話すことを考えると心臓も喉もきゅっとなってしまうが、電車のガタゴトという音がいつもよりうるさく聞こえて話も出来ないのが今の昴希にはちょうどよかった。
寮にはすでに帰省を終えた生徒が溢れていて、いつもと同じ活気が戻っている。
部活組のクラスメイトの一人がこちらに気付いて手を挙げる。今年も大活躍だったらしい彼は、夏休み前よりも濃い小麦色の肌に負けないほど眩しい笑顔で話しかけてきた。
「おー。昴希と翼じゃん。おかえり。」
「うん。そっちもおかえり。」
「これから他のヤツらと飯だけど、お前らどうする?」
去年だったら即答で行くと応えていたであろう昴希も、今日ばかりはそういう気分になれず首を横に振った。
「俺は先に荷物片付けるよ。……翼は?」
「こーちゃんと行く。」
若干早いが夕食時でもあったので一応翼にも声をかけるが即答だった。
どうやらすぐに話をするつもりらしく、それが嬉しいような、気まずいような、昴希は複雑な気持ちのままクラスメイトと別れた。
賑やかな食堂の前を通り過ぎると、そこからすれ違う人も多くはなく、少しだけ緊張が抜けていった。
やっと息を吸うことができたような気がして、昴希は視線もそちらに向けずに何でもないような声を作って翼に問いかける。
「……俺の部屋で話したいけど、どうする?」
返事の代わりにぎゅうっと強く握られた手でこのまま来てくれるのだと悟ると、一つ頷いてからその手を引いて部屋に戻る。
数日ぶりの部屋は若干空気がこもっていて、湿気やほこりの匂いに加えて少し暑さも感じた。
名残惜しそうに指を解いて、そのままいつものように椅子に座ろうとする翼の袖を控えめに引いて今日は違うのだと教える。
翼は驚いてはいたが、緊張で呼吸が浅くなる昴希の顔を覗いて何も言わずに腕を引かれるまま昴希の部屋までついてきた。
「本、増えてんじゃん。」
翼がここに入るのは、昴希に「いいよ」と言ってくれたあの日以来だ。
新しく取り寄せた本もあり、教科書と参考書と趣味の本で棚は埋め尽くされている。
「翼のおかげだよ。ありがとう。」
あの日、宝物のような本を捨てずに済んだことも、こうやって新しい本を増やせたことも、翼がいなければできなかったことだと素直に感謝を伝える。
「適当に座っていいよ。エアコンも今つける。」
迷った結果小さな音を立ててベッドに腰を下ろした翼に背を向けたまま、昴希は部屋の隅に荷物を下ろした。
ドサッと少しだけ重そうな音を立てて大きなバッグは床に落ちたのに、なぜか昴希の肩は重くなるばかりだ。
気のせいかもしれないが翼の視線を強く感じる。
意識的に深呼吸を繰り返しながら、引き出しに手をかける。変わらず“それ”がそこにあるのは分かっていて、意識するほど硬くなる指先のせいで鍵がかかっているみたいに引き出しが動かせない。
冷や汗が背中がツーっと流れた瞬間、翼の匂いがすぐ近くでして、抱きしめられたことに気がついた。
「いいよ、こーちゃん。なんか、しんどそう。」
焦れてきたのもあるかもしれないが、短く素直な言葉はどこか憐れみを含んでいるように昴希には感じられた。
話があると言いながら、ここまで昴希は何も話せていない。
昴希の形を確かめるようにキツく、それでいて優しく包み込む腕に全てを預けたくなってしまうが、それではダメだと首を横に振った。
「…………翼、俺の匂い、どう?」
「濃いよ。今すぐヒートきてもいいくらい。」
翼は素直にそう答えた。淀みのない声が昴希に時間が迫っていることを教える。
おそらく明日改めてなんて悠長なことは言えないし、今この勢いを失ったら二度と大切なことを伝えられないような焦燥さえ胸に押し迫ってくる。
「話す。……お前には、ちゃんと言わなきゃいけないことだから。」
心臓も内臓も冷え切ったようにキュッと縮こまっているのに、そのくせ鼓動だけは皮膚を突き破りそうなほど強く打ち付けている。
震える指先でその引き出しに指をかけると、カチャっと音を立てながらいとも簡単にそれは開いた。
そこには受け取った時のままシワが少ない小さな紙袋が置かれていた。
紙のわりに柔らかさのない冷たい質感のそれを手にとれば、昴希はもう一度翼をベッドに座らせる。
素直に黙って座るものの、不安そうに瞳をゆらしてまっすぐにこちらを見る翼から視線をそらすと、昴希も隣に腰を下ろした。
だが何かを言わなきゃと焦るばかりで言葉がうまく出てこず、もどかしさが指先に伝わったのか紙袋が小さな音を立ててわずかに歪む。
「……それ、何?」
そんなじれったい昴希の指先を見ながら、いつもより優しく、子どもに語りかけるように翼が尋ねてきた。
言いづらそうに言葉がつかえていたのは、重く淀んだ昴希の心を察していたからかもしれない。
「抑制剤。……病院でちゃんと処方されてないやつ。」
「そんなの買えんの?」
驚いたのか声を震わせる翼の疑問は最もだ。昴希も最初は全然知らなくて、市販でいい抑制剤が売っていないか調べているうちに、そういうものがあるのだとたどり着いた。
「オンライン処方って言うのかな。高いんだけど、保険証の情報とか入れなくても買えるとこがあるんだ。」
もちろん違法かもしれないことは気付いている。保険証の情報をいれると自動的に他の病院での処方内容も分かってしまうため、そういう怪しいものしか頼れなかった。
「病院、行ってないの?」
「行ってる。……でも、そこでもらう薬じゃ足りなかったから。」
自然と声が震えた。翼に感情をぶつけたあの日さえこの話はしていない。
オメガであることを隠したことに端を発するが、薬のことは今ではそれ以上に大きな秘密になって昴希の心のそこかしこで重くうずくまっていた。
「話聞いて、俺のこと嫌いになるかもしれない。」
「なんないよ。」
何の根拠があるのか知らないが、強い意志をにじませて即答する翼に少しだけ勇気をもらえた気がして、意を決して口を開く。
「俺のヒートのこと、直人か智から聞いてる?」
「…………薬、めっちゃ飲むってことと、腕、自分でやったかもってことくらい。ごめん、なおちんから聞いた。」
少し間が空いたのが翼が優しくなった証拠のようで、くすぐったいような、温かいような気持ちになる。
気にしていないのだと強調するように昴希はゆっくり首を横に振った。
「いいよ。それくらいは多分直人も知ってるって思ってたから。」
直人と智の繋がりは端から見ててもすごく強い。だからといって何でも教えあっているわけではなさそうだが、どちらも他人に優しすぎるほどで、その優しさで昴希をギリギリのところで支えてくれていたように思う。
その優しさの意味を翼がどう感じて、どんな理解をしたか分からないが、今まで沈黙を守っていることで自分を大事に思う気持ちが昴希に伝わる。
「パイロットになれないって分かるからヒートが怖いって言っただろ。でも、それだけじゃないんだ。」
温かな気持ちも束の間、本題を切り出そうとして言葉にしただけで頭が重くモヤがかかりだし、昴希は軽い目眩を覚える。
自分の心を踏み荒らして傷つけていくような強烈な劣等感を思い出すと、昴希はそれだけで内臓が全てひっくり返りそうな痛みと、身体がぐちゃぐちゃにかき混ぜられたような感覚がして震える。
翼は我慢ができなくて、自分の気持ちにしか従わないと昴希は思っていた。
だが、ちらりと見上げた顔は言わせたくないとばかりに歪んでいるのに、何も言わずに続きの言葉を待っている。
眉間のシワや曲がった口元を見て、やはり自分の卑怯さを精算しないとこの先には進めないと分かって、揺らぎそうになりながら、親も直人や智さえも知らない自分を翼に伝える決心を固めた。
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