居酒屋ちろり〜独身男のこだわり晩酌記録〜

松山あき

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【用語解説】第二回 早希ちゃんのバイトメモ

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《初搾り》
 日本酒の暦はお米が収穫されてから。秋に収穫された新米を仕込んだお酒が「新酒」
 新酒の中でも一番最初に搾って瓶詰めしたお酒が「初しぼり」って呼ばれるんだって。
 だいたい11月から2月くらいまで出回るみたい。ちろりでは12月に入ってから四合瓶を少しだけ仕入れたよ。
 お酒は普通は二回火入れ(加熱処理。貯蔵前、瓶詰め前)するんだけど、初搾りには生酒(火入れしない日本酒)も多いみたい。品質が変わりやすいから、大将もたくさん仕入れるのはやめたんだって。
 すごく香りがいいお酒が多いから、ちろりではあえて香りがわかりやすくなるワイングラスを使って出したよ。

※火入れという加熱処理を行うことで、日本酒をダメにする火落ち菌の繁殖が防げます。火落ち菌については漫画・アニメの『もやしもん』を見て下さい。
 
※初しぼりの他、元旦しぼり(大晦日から準備をして元旦に瓶詰めして出荷されるお酒)、立春初しぼり(2/3の夜から搾って、2/4に瓶詰め、神社でお清めをしてから出荷されるお酒)などの縁起物もあります。
 
《青冴え》
 新酒の色を褒める言い方。お酒がすごく澄んでいて、光の加減でほんのり青みがかって見える、綺麗な淡い色のことなんだって。すごくいい新酒はこの色らしい。
 この青冴えを楽しんでほしいから、大将はワイングラスに白いコースターをつけたんだね。
 
《六方むき》
 里芋の剥き方の一つ。名前の通り上から見ると里芋が六角形に見えるよ。
 見た目も可愛いけど、四角よりも煮くずれしにくいんだって。ちろりの里芋の唐揚げは一回出汁で炊くからこの剥き方にしたって大将が教えてくれたよ。

《藻塩》
 原始的な作り方の塩。少し茶色っぽくて、海藻からの旨味が凝縮されてるんだって。おかげで素材の味や甘み、コクを感じやすくなるみたい。

《ゆず塩》
 ちろりのゆず塩は大将特製。柚子の皮を一回天日干ししてから、包丁を使わずに細かくして天然塩と合わせたものなんだって。
 揚げ物に添えるもよし、浅漬けの時に使ってもよしの便利な調味料だって大将も言ってた。
 レシピ探したらいっぱい出てきたから私も挑戦しようかな。

《芋焼酎》
 お店にあるのは定番の黒霧島。ザ・おじさんの飲み物……って反町さんに言ったら「そうでもないさ」って笑ってた。
 最近は焼き芋焼酎(やきいも黒瀬/鹿児島酒造、焼き芋焼酎 漫遊記/明利酒類)とか、ライチとかマスカットみたいなフルーティーな芋焼酎(フラミンゴオレンジ/国分酒造)もあるみたい。
 フラミンゴオレンジとかラベル可愛いから友達との宅飲みでも飲めそう!

【お品書きの裏側】
 今年はまだ初搾りを飲めていませんので、前回のようなモデルはありません。
 その代わり?立春朝搾りを予約しました。元旦搾りや立春朝搾りは生酒なので見つけたらレア。角打ちや居酒屋などで見かけたらぜひ飲んでみてください。
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