自由に、そして幸せに。

あめ

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5.手紙

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神城美影様      藤城優叶様

1.この度は大変申し訳ありませんでした。

まず、あなた方お二人は嵐による雷に撃たれお亡くなりになられました。

原因についてご説明致します。

突如雨が降り嵐に近い天候に変わったかと思います。覚えてらっしゃいますか?そして雷がなり始め、ちょうどあなた方のいる場所へ落ちました。

突如変わった天候。その原因は2柱の神にあります。
とても端的にご説明しますと、神であるエリア様とフィン様の兄妹喧嘩がヒートアップし神界から下界へと影響が出た。ということです。
つまりあなた方は2柱の兄妹喧嘩という迷惑行為により命を落としました。神を支える天使である私共も全力を尽くし止めたのですが、数名の天使が犠牲になり始めた頃下界に影響してしまいました。大変申し訳ありません。

エリア様もフィン様もとても後悔されており反省しております。
しかし、いくら反省しても後悔しても死んでしまっては生き返ることが出来ない。なので、せめてもの償いにお二人を剣と魔法の異世界へ転生させようということになりました。

お二人の要望を聞こうと天界への召喚を試みたのですが、神の力により失われた命。すぐに召喚することは出来ませんでした。

しかし、異世界へ送るにはタイムリミットがありました。転生させるという結論が出るまでに時間がかかり、とても天界へ呼んでから要望を聞くには時間が足らない。ということで、今までの人生で得たものをスキル変換することにしました。
それから、直ぐに死なれてはお詫びにならないので、いくつかお付けしております。

そして、異世界へ転生するというと多くの方が望む《無限収納インベントリ》や《鑑定》もお付けしております。ご活用ください。

ステータスの確認方法は“ステータスオープン”と念じていただくか唱えていただくと、目の前にご自分だけが確認できる画面が表示されます。
お互いのステータスを確認したい場合などは《鑑定》をお使いいただければご確認いただけます。

取り敢えずステータスの事については以上になります。

そして、エリア様とフィン様の2柱が“やはり直接謝罪し願いをきいてあげたい。”との事なので御手数ですが神殿へお越しください。

神殿へお越しいただかなくてもある程度ご成長されますと夢を伝いお話することが可能になります。しかしやはり直接謝罪させて頂きたくおもいますのでお越しいただけたら幸いです。

長くなりましたが謝罪、ご説明文を以上とさせていただきます。
どうかあなた方お二人の第2の人生が幸せで溢れますよう天使一同願っております。



2.エリアです。
今回のこと本当にごめんなさい。
初めに目覚める位置についても謝罪します。本当にごめんなさい。怖い思いさせてしまって……

あなた達は今5歳になります。
見た目の変化についてはほとんどないかと思います。ですが変わった髪の色などは遺伝によるものです。
天使の書いた1枚目の手紙には記載していませんが、あなた達の今の身体には“エピソード”つまり5歳まで生きた軌跡があります。
その記憶を残しても良かったのですが、目覚めた位置からある程度察しはつくかと思います。
残しておいてもいいことがあまりないので消させていただきました。消したと言っても“封印”という言い方の方が正しいですね。
思い出したい。と思った時に思い出せるようにそうしておきましたが、無理に思い出す必要はありません。うっかり思い出してしまい、忘れたい。消したい。と思うようなら神殿へ来てくれればそうします。

そして記憶についてなのですが、親のことやこれまでの事を聞かれると少々面倒……いえ、ややこしいので記憶が無いことにしてください。

それから、名前についてです。
その身体の名前などは特に気にせず、新しい人生を歩むための好きな名前を自分たちでつけてあげてください。
ただ、名前だけです。それ以外のファミリーネームなどがついているのは、貴族だけなので付けないことをおすすめします。

私から伝えることは取り敢えず以上です。
また神殿へ来てくださいね。その時に分からないことや願いなどを聞きますね。

どうか新しい人生を楽しく、自由に、そして幸せで溢れるように過ごして欲しいです。
あなた達のこれからの人生に幸多からんことを心より願っております。
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