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第1章
64.寝る場所は…。
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「そろそろ寝よっか…ユキ、誰のベッドでねる?」
そうだよね、夜だもんね。でも俺ほんの1時間位前に起きたところで全然眠くないよ?
というか、俺が今寝かされてるベッドは誰の?
「ここ、たりぇにょ?」
「そこは俺のベッドだ」
俺は今扉から1番近いベットに寝かされている。初めに気分悪くなった時、近くのベッドに寝かされそのままなのだ。
つまり扉から1番近いベッドはガイさんのベッドということか。
じゃあ隣は誰のだろう?
「こっちは?」
「こっちは俺のだ。そんでこっちがライ。」
ガイさんのベッドの隣はノアさんで、その向かいのベッドはライさんのだそうだ。
そこで俺はようやくこの部屋の作りを把握した。
入口入ってすぐ辺りにクローゼットのようなものがあり、その奥はベッドが2つ並んでいて、向かい側に1つのベッド。ベッド2つと1つのベッドの間には小さめのテーブルがある。
そして、それぞれのベッドの傍に小さめの台の様なテーブルが置いてある。
本当に寝るだけの部屋といった感じだ。
食堂は下にあるし、問題は無いのだろうが…。
ライさんは女性、男ふたりと同じ部屋でいいのか?ベッドはテーブルを間に挟んでいるため離れてはいるが、着替えも不便では?
あれ?そう言えば初め着替えた時、ライさんはいつ着替えてたっけ…?
「このまま俺のベッドで寝るか?」
「……」
「ユキ?」
「……」
そう言えばライさんは俺を着替えさせてくれていた時には既に着替えていた。
しかし俺はライさんのベッドで寝ていたし、起きてすぐ位には着替えさせられた。
……一体いつ?いつライさんは着替えていた?
ノアさんやガイさんは俺が着替えている間に着替えたんだろうが……
そんでその後すぐ食堂行ったし……
え、まってライさん一体いつ着替えたの?マジでわからん。
「…キ、ユキ!」
「ハッ!」
「はぁ…」
どうやら考え込んでしまっていたらしく、ノアさんに呆れられたのかため息をつかれた。
「あ、あにょ…」
「ユキ、まだどこか辛いのか?」
「ち、ちぁうよ!へーき!」
「そうか、ならいいんだ」
ほっとしたような顔をして頭を撫でるガイさん。
ノアさんも安堵の表情をみせる。
「ユキ、どこで寝る?」
「うんちょ…こにょまま、ここに…」
「よっしゃー!!」
「ビクッ!」
「あ、わるい」
移動も面倒だしここで寝ると言うと、ガイさんの大きな声に驚いてしまった。
「ユキ、ホントにいいの?こんな男と寝たら潰されるよ?」
「な!気をつけるに決まってんだろ!潰すわけがねぇ!」
「……」
確かに、ガイさんは大きいから下手したら潰されそう…それはちょっと……
「ユキ、平気だ、潰さねぇ。誓って、潰さねぇ」
「…」
「……ダメか?」
そんなしゅんとした顔で聞かれたら断れないじゃん!
「ここれねりゅ…」
「ヨシッ!」
今度は大きい声じゃなく、小さい声で小さくガッツポーズをとるガイさん。大男が何してるんだと思うが、まぁ、ガイさんだしな。
そうだよね、夜だもんね。でも俺ほんの1時間位前に起きたところで全然眠くないよ?
というか、俺が今寝かされてるベッドは誰の?
「ここ、たりぇにょ?」
「そこは俺のベッドだ」
俺は今扉から1番近いベットに寝かされている。初めに気分悪くなった時、近くのベッドに寝かされそのままなのだ。
つまり扉から1番近いベッドはガイさんのベッドということか。
じゃあ隣は誰のだろう?
「こっちは?」
「こっちは俺のだ。そんでこっちがライ。」
ガイさんのベッドの隣はノアさんで、その向かいのベッドはライさんのだそうだ。
そこで俺はようやくこの部屋の作りを把握した。
入口入ってすぐ辺りにクローゼットのようなものがあり、その奥はベッドが2つ並んでいて、向かい側に1つのベッド。ベッド2つと1つのベッドの間には小さめのテーブルがある。
そして、それぞれのベッドの傍に小さめの台の様なテーブルが置いてある。
本当に寝るだけの部屋といった感じだ。
食堂は下にあるし、問題は無いのだろうが…。
ライさんは女性、男ふたりと同じ部屋でいいのか?ベッドはテーブルを間に挟んでいるため離れてはいるが、着替えも不便では?
あれ?そう言えば初め着替えた時、ライさんはいつ着替えてたっけ…?
「このまま俺のベッドで寝るか?」
「……」
「ユキ?」
「……」
そう言えばライさんは俺を着替えさせてくれていた時には既に着替えていた。
しかし俺はライさんのベッドで寝ていたし、起きてすぐ位には着替えさせられた。
……一体いつ?いつライさんは着替えていた?
ノアさんやガイさんは俺が着替えている間に着替えたんだろうが……
そんでその後すぐ食堂行ったし……
え、まってライさん一体いつ着替えたの?マジでわからん。
「…キ、ユキ!」
「ハッ!」
「はぁ…」
どうやら考え込んでしまっていたらしく、ノアさんに呆れられたのかため息をつかれた。
「あ、あにょ…」
「ユキ、まだどこか辛いのか?」
「ち、ちぁうよ!へーき!」
「そうか、ならいいんだ」
ほっとしたような顔をして頭を撫でるガイさん。
ノアさんも安堵の表情をみせる。
「ユキ、どこで寝る?」
「うんちょ…こにょまま、ここに…」
「よっしゃー!!」
「ビクッ!」
「あ、わるい」
移動も面倒だしここで寝ると言うと、ガイさんの大きな声に驚いてしまった。
「ユキ、ホントにいいの?こんな男と寝たら潰されるよ?」
「な!気をつけるに決まってんだろ!潰すわけがねぇ!」
「……」
確かに、ガイさんは大きいから下手したら潰されそう…それはちょっと……
「ユキ、平気だ、潰さねぇ。誓って、潰さねぇ」
「…」
「……ダメか?」
そんなしゅんとした顔で聞かれたら断れないじゃん!
「ここれねりゅ…」
「ヨシッ!」
今度は大きい声じゃなく、小さい声で小さくガッツポーズをとるガイさん。大男が何してるんだと思うが、まぁ、ガイさんだしな。
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