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魔の章 第一節 二ノ段
其ノ二 メシアの過去
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「そんなに喜ばれるとは思ってなかったから、なんだか嬉しいなぁ」
帰ってきたメシアに、野菜汁のおかわりをもらったフィーネが、紅潮した顔を俯かせている。
「お、美味しいものを食べるとつい……ごめんなさい」
野菜汁が美味しく、まだあるのかと尋ねていた。
十分図々しい申し出だが、メシアは快く了解し、「まだいっぱいあるからどうぞ」と汁をよそって出してくれた。
そのメシアの表情が、まるで幼い子供を見るようで恥ずかしかったらしい。
「助手くんは美味しいものを食べると、ある意味人格が変わるからな。だがそれが可愛くて仕方がない」
メシア、フィーネの座る居間の机から、そう離れていない扉の奥から、アリーシャの声が聞こえる。
メシアに渡された彼女の私服に着替えている途中だ。
渡され、その場で着替えようとしたアリーシャに、「女の子が人前で着替えるなんてダメ、もっと慎みを覚えなきゃ」とアリーシャを諭し、現在に至る。
フィーネはまだ服を渡されているのみで、着替えれてはいない。
恥ずかしさを紛らわすために、フィーネが野菜汁を口に運ぶと、声のした扉が開かれた。
「待たせたな。助手くんも着替えてくるといい」
首回りに小さなリボン、袖先の若干膨らんだ七分袖に、腰回りでゆったりとして、裾の両端にも小さなリボンのあしらわれた白のブラウス。
裾の広がった駱駝色のワイドパンツはアリーシャの雰囲気に似合っている。
「よく似合ってるね。よかった」
「アリー可愛い。ほんとなんでも着こなすよね」
アリーシャの着こなしに嬉しそうにするメシアと、なぜか誇らしげにするフィーネ。
「私に服選びの才能なんて無いさ。彼女の感性が素晴らしいのだろう」
そのまま、フィーネの隣に腰を下ろす。
「さあ、次は君の番だ」
「はい。この服借りるね、メシアさん」
フィーネも服を手に持ち、先ほどアリーシャの出てきた扉に入っていく。
「だからメシアでいいって……律儀だなぁ」
メシアの笑い声を聞きながら、フィーネが着替える。
扉の先は、いわゆる洗面所のような場所だろう。フィーネの全身を優に映す大きな鏡があり、その隣に大きめの洗面台。
それらの反対側には半透明な扉があり、おそらく浴室になっているのだろう。
「なんか、綺麗な家だよね……ちょっと寂しい感じはするけど」
服を着替えながら一人呟く。
わずかに聞こえてくるアリーシャとメシアの会話を聞きながら、割とすぐに着替え終わった自分の姿を、鏡で確認した。
相変わらずの綺麗な黒い髪には、紅く大きな細布のリボンが結われており、その大きな目が自身の全身を見つめていた。
服自体が若干大きいのか、鎖骨まで見えるラウンドネックに、袖先の広がっているフレアスリーブの白く薄めのカーディガン。胸元で釦を止めると、赤いリボンが飾られ、可愛らしくなる。
中には白いワンピースを着込んでおり、胸元にあしらわれた桃色のレースは、カーディガンの横にも飾られている桃色のリボンと相性がいい。
ワンピースは膝下まであり、裾には黒猫の刺繍と、桃色の肉球の柄が二つ描かれている。
「可愛い服……メシアさんはどういう人なんだろう」
しかし、アリーシャの服といい、この衣装といい、白が好きなのだろうか?
「終わったよ」
フィーネが扉から出てくると、二人は彼女を見ながら呆然とする。
「……なに?」
「……なんかすごい似合ってて……うん、よかったよ」
嬉しそうに笑うメシアを背にし、立ち上がったアリーシャがフィーネに近づき、肩に手を置く。
「素晴らしいぞ助手くん。これほど可愛らしい君を見られるとは、歓喜の極みだな」
「あ、ありがとう」
アリーシャのまっすぐと見つめる視線に、フィーネが目を逸らし赤面する。
アリーシャの予想以上の反応に嬉しさ半分恥ずかしさ半分と言ったところだろう。
「二人とも熱いなあ。羨まし──んっ」
メシアが言葉を途中で飲み込み、小さく咳き込んだ。
「メシアさん、大丈夫?」
アリーシャの拘束を抜け出し、フィーネがメシアに近づく。メシアは大丈夫と手をあげて、フィーネを止める。
「ちょっとした風邪みたいなものだから、気にしないで」
そう言って今までと変わらない笑顔でメシアが答える。
「空元気にも見えるが、本当に普通の風邪なのか?」
「そう。だから気にしないでね」
アリーシャもフィーネと並びメシアを見ていたが、軽く息を吐くと椅子に座った。フィーネもアリーシャに倣って腰を下ろす。
「本人がそうだというならそうなのだろう。……とは言え、風邪とて侮れば危険な病だ。気をつけて欲しい」
「そだよ。安静にしててね?」
二人の言葉に口元を緩ませ、「うん」と小さく頷く。
「二人ともありがとう。こんな心配されたの久しぶりだな」
メシアが過去を思い出すように虚空を見つめる。何を思い出したのか、小さく微笑む。
「どうしたの?」
「……ごめんなさい。兄のことを思い出してたの」
「お兄さん?」
フィーネの問いに「うん」と答え、目を閉じて口元をさらに緩めた。
「兄は、私のことを大好きな人だったんだ。何をするにも私のことを心配するし、どこに行くにもついてくる。……そんな兄を、私も大好きだった」
二人が聞きいると、そのまま兄のことを話し始める。
小さい頃から、世界は機械の発展した世の中だったこと。
そんな世界で、幼い頃にメシアの兄は一度死にかけ、その体の一部は機械による義肢になっていたこと。
メシアとその兄がお互い望むもののため、二人と昔飼っていた猫一匹で世界の旅をしていたこと。
その旅の中で、兄のいろいろな一面を見れて、嬉しいことも悲しいこともあったこと。
旅の最後、衝撃的な真実が待ち受けていたこと。
「あの時は楽しかったな。兄もいて、マオもいて、とてもとても……」
語り終えたメシアの目からは一筋の涙が流れていた。
「ごめんなさい。こんな話しらけちゃうね」
そう言って笑って見せるメシアの顔を、二人はただただみつめることしかできなかった。
「いや、構わない。むしろあなたのことを深く知れて良かったと思う。……ちなみに、その兄は──」
「アリー!」
アリーシャの問いをフィーネが遮る。その瞳に溜まる涙と真剣な眼差しで、アリーシャがフィーネの気持ちを汲み取る。
「……すまない。我ながら浅慮な質問だった」
アリーシャが謝ると、メシアは微笑みを返してきた。
「そんな気にしないで。兄のことを思い出さない日は無いけど、もう兄がいないことも受け入れているから」
そんな健気な態度に、フィーネがさらに涙を流す。アリーシャも申し訳なさそうに目を逸らしていた。
「……すまない。少し外を見てきてもいいだろうか」
いたたまれなかったのかアリーシャが提案すると、メシアは首を傾げた。
「別に構わないけど、気をつけてね? この辺はそんなに治安よく無いから」
「大丈夫だ。助手くんにもついてきてもらう」
アリーシャの発言に、フィーネが顔を向け、メシアは首を傾げる。
「私もいくの?」
「ああ、頼む」
「……まあ構わないけど」
そう答えると、二人とも席を立つ。
「彼女──えっと……?」
メシアが言葉につまらせる。なるほど、彼女は確かに二人の名を聞いていなかった。
「自己紹介、まだしてなかったね。私の名前はフィーネ。アリーの助手ではありません」
フィーネの笑いながらの発言に若干不服そうなアリーシャも続ける。
「……私はアリーシャだ。助手くんはとても強いから、心配はいらない」
アリーシャの発言にメシアが心配そうにフィーネを見つめた。
「うん。私は普通の人よりは強いと思うし、アリーは傷つけさせないから大丈夫」
フィーネの目を一心に見つめ、メシアは小さくため息をついた。
「わかった。信じます。無事戻ってきてね?」
メシアの言葉に頷き、二人が家を後にした。
帰ってきたメシアに、野菜汁のおかわりをもらったフィーネが、紅潮した顔を俯かせている。
「お、美味しいものを食べるとつい……ごめんなさい」
野菜汁が美味しく、まだあるのかと尋ねていた。
十分図々しい申し出だが、メシアは快く了解し、「まだいっぱいあるからどうぞ」と汁をよそって出してくれた。
そのメシアの表情が、まるで幼い子供を見るようで恥ずかしかったらしい。
「助手くんは美味しいものを食べると、ある意味人格が変わるからな。だがそれが可愛くて仕方がない」
メシア、フィーネの座る居間の机から、そう離れていない扉の奥から、アリーシャの声が聞こえる。
メシアに渡された彼女の私服に着替えている途中だ。
渡され、その場で着替えようとしたアリーシャに、「女の子が人前で着替えるなんてダメ、もっと慎みを覚えなきゃ」とアリーシャを諭し、現在に至る。
フィーネはまだ服を渡されているのみで、着替えれてはいない。
恥ずかしさを紛らわすために、フィーネが野菜汁を口に運ぶと、声のした扉が開かれた。
「待たせたな。助手くんも着替えてくるといい」
首回りに小さなリボン、袖先の若干膨らんだ七分袖に、腰回りでゆったりとして、裾の両端にも小さなリボンのあしらわれた白のブラウス。
裾の広がった駱駝色のワイドパンツはアリーシャの雰囲気に似合っている。
「よく似合ってるね。よかった」
「アリー可愛い。ほんとなんでも着こなすよね」
アリーシャの着こなしに嬉しそうにするメシアと、なぜか誇らしげにするフィーネ。
「私に服選びの才能なんて無いさ。彼女の感性が素晴らしいのだろう」
そのまま、フィーネの隣に腰を下ろす。
「さあ、次は君の番だ」
「はい。この服借りるね、メシアさん」
フィーネも服を手に持ち、先ほどアリーシャの出てきた扉に入っていく。
「だからメシアでいいって……律儀だなぁ」
メシアの笑い声を聞きながら、フィーネが着替える。
扉の先は、いわゆる洗面所のような場所だろう。フィーネの全身を優に映す大きな鏡があり、その隣に大きめの洗面台。
それらの反対側には半透明な扉があり、おそらく浴室になっているのだろう。
「なんか、綺麗な家だよね……ちょっと寂しい感じはするけど」
服を着替えながら一人呟く。
わずかに聞こえてくるアリーシャとメシアの会話を聞きながら、割とすぐに着替え終わった自分の姿を、鏡で確認した。
相変わらずの綺麗な黒い髪には、紅く大きな細布のリボンが結われており、その大きな目が自身の全身を見つめていた。
服自体が若干大きいのか、鎖骨まで見えるラウンドネックに、袖先の広がっているフレアスリーブの白く薄めのカーディガン。胸元で釦を止めると、赤いリボンが飾られ、可愛らしくなる。
中には白いワンピースを着込んでおり、胸元にあしらわれた桃色のレースは、カーディガンの横にも飾られている桃色のリボンと相性がいい。
ワンピースは膝下まであり、裾には黒猫の刺繍と、桃色の肉球の柄が二つ描かれている。
「可愛い服……メシアさんはどういう人なんだろう」
しかし、アリーシャの服といい、この衣装といい、白が好きなのだろうか?
「終わったよ」
フィーネが扉から出てくると、二人は彼女を見ながら呆然とする。
「……なに?」
「……なんかすごい似合ってて……うん、よかったよ」
嬉しそうに笑うメシアを背にし、立ち上がったアリーシャがフィーネに近づき、肩に手を置く。
「素晴らしいぞ助手くん。これほど可愛らしい君を見られるとは、歓喜の極みだな」
「あ、ありがとう」
アリーシャのまっすぐと見つめる視線に、フィーネが目を逸らし赤面する。
アリーシャの予想以上の反応に嬉しさ半分恥ずかしさ半分と言ったところだろう。
「二人とも熱いなあ。羨まし──んっ」
メシアが言葉を途中で飲み込み、小さく咳き込んだ。
「メシアさん、大丈夫?」
アリーシャの拘束を抜け出し、フィーネがメシアに近づく。メシアは大丈夫と手をあげて、フィーネを止める。
「ちょっとした風邪みたいなものだから、気にしないで」
そう言って今までと変わらない笑顔でメシアが答える。
「空元気にも見えるが、本当に普通の風邪なのか?」
「そう。だから気にしないでね」
アリーシャもフィーネと並びメシアを見ていたが、軽く息を吐くと椅子に座った。フィーネもアリーシャに倣って腰を下ろす。
「本人がそうだというならそうなのだろう。……とは言え、風邪とて侮れば危険な病だ。気をつけて欲しい」
「そだよ。安静にしててね?」
二人の言葉に口元を緩ませ、「うん」と小さく頷く。
「二人ともありがとう。こんな心配されたの久しぶりだな」
メシアが過去を思い出すように虚空を見つめる。何を思い出したのか、小さく微笑む。
「どうしたの?」
「……ごめんなさい。兄のことを思い出してたの」
「お兄さん?」
フィーネの問いに「うん」と答え、目を閉じて口元をさらに緩めた。
「兄は、私のことを大好きな人だったんだ。何をするにも私のことを心配するし、どこに行くにもついてくる。……そんな兄を、私も大好きだった」
二人が聞きいると、そのまま兄のことを話し始める。
小さい頃から、世界は機械の発展した世の中だったこと。
そんな世界で、幼い頃にメシアの兄は一度死にかけ、その体の一部は機械による義肢になっていたこと。
メシアとその兄がお互い望むもののため、二人と昔飼っていた猫一匹で世界の旅をしていたこと。
その旅の中で、兄のいろいろな一面を見れて、嬉しいことも悲しいこともあったこと。
旅の最後、衝撃的な真実が待ち受けていたこと。
「あの時は楽しかったな。兄もいて、マオもいて、とてもとても……」
語り終えたメシアの目からは一筋の涙が流れていた。
「ごめんなさい。こんな話しらけちゃうね」
そう言って笑って見せるメシアの顔を、二人はただただみつめることしかできなかった。
「いや、構わない。むしろあなたのことを深く知れて良かったと思う。……ちなみに、その兄は──」
「アリー!」
アリーシャの問いをフィーネが遮る。その瞳に溜まる涙と真剣な眼差しで、アリーシャがフィーネの気持ちを汲み取る。
「……すまない。我ながら浅慮な質問だった」
アリーシャが謝ると、メシアは微笑みを返してきた。
「そんな気にしないで。兄のことを思い出さない日は無いけど、もう兄がいないことも受け入れているから」
そんな健気な態度に、フィーネがさらに涙を流す。アリーシャも申し訳なさそうに目を逸らしていた。
「……すまない。少し外を見てきてもいいだろうか」
いたたまれなかったのかアリーシャが提案すると、メシアは首を傾げた。
「別に構わないけど、気をつけてね? この辺はそんなに治安よく無いから」
「大丈夫だ。助手くんにもついてきてもらう」
アリーシャの発言に、フィーネが顔を向け、メシアは首を傾げる。
「私もいくの?」
「ああ、頼む」
「……まあ構わないけど」
そう答えると、二人とも席を立つ。
「彼女──えっと……?」
メシアが言葉につまらせる。なるほど、彼女は確かに二人の名を聞いていなかった。
「自己紹介、まだしてなかったね。私の名前はフィーネ。アリーの助手ではありません」
フィーネの笑いながらの発言に若干不服そうなアリーシャも続ける。
「……私はアリーシャだ。助手くんはとても強いから、心配はいらない」
アリーシャの発言にメシアが心配そうにフィーネを見つめた。
「うん。私は普通の人よりは強いと思うし、アリーは傷つけさせないから大丈夫」
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