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第1部 相棒との出会い
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「おばあちゃん! ねえ! 起きてよ!」
ベッドに横たわっているだろう老人に呼びかける女の子の声。その子は泣き叫んでいる。
「お義母さん、起きてください!」
「母さん!」
ああ、この光景を何度見たことか。いや、見てはいないか。包帯でぐるぐる巻きにされたこの目では何も見えやしない。それでもこの光景は幾度となく見てきた。
もう見たくないのに、人の最期なんて。どうにも感情移入してしまって私まで辛くなってくるから。
しかしそれは許されない。これは罰なのだ。私は……
「それでは、頂いていきますね。この命。」
手に持つ大きな鎌を振り下ろす。そうすることで体から魂を引き離すのだ。
ピーッ
亡くなったことを告げる無機質な機械音が鳴り響く。
「うわああああ! おばあちゃん!!」
泣き叫ぶ声が私の耳にも入る。
手の中に収まった魂をしっかり確認したので、あとはここを去るだけ。
「……ごめん、なさい。」
私が謝るのは筋違いなのだろうが、どうしても口から出てくる言葉。誰にも聞かれることなどないのにぽろりと出てしまう。
もう一度ごめんなさいと呟き、その場を後にする。目頭が熱くなったのには気づかない振りをして。
「ひぃちゃん、お帰りー。無事に仕事終えてきたみたいだねえ。」
「あ、はい。まあ……」
館の執務室に戻ってきた私に『ひぃちゃん』と呼びかけるのは先代の死神。私の目に包帯をぐるぐる巻くように言った張本人。
「だんだん仕事覚えてきたみたいだけど、どう?」
「え、どうと言われましても……」
「えー?なんかないのー? 慣れてきましたー、とか。仕事楽しくてしょうがないー、とか。」
「最後のは有り得ないですね。」
「あ、そう?」
くすくすと笑う先代。そんなに面白かったかな。
「でも慣れてはきたんじゃない? 一人でも行けるようになったし、最初の頃に比べたら随分短時間で終えてくるようになったし。」
「あ、はは……」
確かに最初は先代と一緒に魂を狩っていたが、今はもう一人でも出来る。死神の仕事の流れは一通り理解したつもりだ。
ああ、挨拶が遅れました。生前の名前は如月 瞳。飛び降り自殺をして死んだはずなのに、どうやら次代の死神に抜擢されたようです。
ということで先代の死神から仕事を教えてもらっています。私の目の前で話しているのが先代。
「……どう? 一人でやれそう?」
「……。」
それは自信ないな。やっぱり先代がいないと……
「もう時間がないんだ。だからイエスって言って? そうじゃないと心配であっちに行くにも行けないよ。……あ、やばい。」
「え?」
サアア、と音が聞こえる。何が起きているかを見たくて包帯を取ってしまおうかとも思ったが、前言われた先代の言葉がそれを引き止める。
「君なら大丈夫。僕のお墨付きだよ? だから、自信を持って頑張ってね。」
「えっ、」
何それ。別れの言葉みたいな……
「ばいばい、またいつか会おうね……」
聞こえていた音も消え、先代の気配もなくなった。
「ち、ちょっと待って。」
この部屋にいるのは私だけのようで、返事なんて返ってくることなく。ああ、一人になってしまったんだ、と理解した。
多分正式に代替わりしたのだろう。今までは代替わりする為の猶予期間だったのだ。それが終わってしまった今、私は死神としての責務を果たしていかなければならない。もうこれからは私が死神だ。
「……仕方ないから残った仕事するか。」
もう一度気を引き締め、ローブの中から先程刈り取った魂を取り出す。色形は分からないが、ほんのり温かいのは分かる。これを持ちながら……
この部屋にある書棚の一冊の本を引くと、ゴゴゴと音がする。書棚が動いて扉が出てきた音らしい。あとは……
あまり言いたくないけど仕方ない。誰もいないんだし恥を捨ててしまおう。
「……迷える魂裁く在り処へ、我、導き給え! ひ、開けゴマ!」
本当毎回思うけど、先代何やってくれてんのさ、と思ってしまう。
何も分からない状態で『扉開けるための言葉考えて! 定型文の後にそれぞれ違う言葉で開けなきゃいけないんだよ!』なんて言われて咄嗟に思いついたのが『開けゴマ』だった。
あの時の先代は笑いを堪えていたのを覚えている。いや、堪えきれてなかったかも。吹き出してたかも。
「本当、誰にも聞かせたくないわ、この言葉。何さ、開けゴマって。それで開く扉もどうかと思うけど。」
ぶつぶつと呟きながら開いた扉の向こうへ。歩き進むとふっと冷気が私を包む。そのまま真っ直ぐ進み続けて暫く経ったあたりで。
「よく来た、北の死神よ。早速だが今回狩った魂を頂こう。」
地を這うような声でそう言われる。この人……人って言っていいのかは分からないけど、ここにいるのは魂の番人と呼ばれる存在。その魂の番人に狩ってきた魂を渡すまでが私の仕事。
「分かりました。」
魂を持った手を差し出すと、魂の温度がなくなっていく。きっと魂の番人の元へと渡っていったのだろう。
「ふむ、確かに受け取った。見たところだがこの魂は天国行きだろう。」
「それは良かったです。」
天国行きの魂は地獄行きの魂よりも優先的に転生出来るらしいからね。転生自体出来ない私よりも断然良いではないか。
せっかくこの私という存在を消したくて飛んだのに、今こうして死神やってるとかどんな罰だよ。と、何度思ったか。
「今回もご苦労だった。次もよしなに頼む。」
「はい。それではまた。」
一礼し、元来た道を引き返す。あとは書類にサインして終わり。今日はサインしたら仕事終わっちゃおー。もう疲れたー。
「お茶でも飲みながらダラダラしてよー。」
死神がこんなにテキトーでいいのかと思ったが、先代も似たり寄ったりだったからまあ大丈夫だろう。
執務室に戻りささっとサインすれば、その紙はボッと音を立てて消えた。これで仕事は完了。
仕事も終わったところで台所へと向かう。
ベッドに横たわっているだろう老人に呼びかける女の子の声。その子は泣き叫んでいる。
「お義母さん、起きてください!」
「母さん!」
ああ、この光景を何度見たことか。いや、見てはいないか。包帯でぐるぐる巻きにされたこの目では何も見えやしない。それでもこの光景は幾度となく見てきた。
もう見たくないのに、人の最期なんて。どうにも感情移入してしまって私まで辛くなってくるから。
しかしそれは許されない。これは罰なのだ。私は……
「それでは、頂いていきますね。この命。」
手に持つ大きな鎌を振り下ろす。そうすることで体から魂を引き離すのだ。
ピーッ
亡くなったことを告げる無機質な機械音が鳴り響く。
「うわああああ! おばあちゃん!!」
泣き叫ぶ声が私の耳にも入る。
手の中に収まった魂をしっかり確認したので、あとはここを去るだけ。
「……ごめん、なさい。」
私が謝るのは筋違いなのだろうが、どうしても口から出てくる言葉。誰にも聞かれることなどないのにぽろりと出てしまう。
もう一度ごめんなさいと呟き、その場を後にする。目頭が熱くなったのには気づかない振りをして。
「ひぃちゃん、お帰りー。無事に仕事終えてきたみたいだねえ。」
「あ、はい。まあ……」
館の執務室に戻ってきた私に『ひぃちゃん』と呼びかけるのは先代の死神。私の目に包帯をぐるぐる巻くように言った張本人。
「だんだん仕事覚えてきたみたいだけど、どう?」
「え、どうと言われましても……」
「えー?なんかないのー? 慣れてきましたー、とか。仕事楽しくてしょうがないー、とか。」
「最後のは有り得ないですね。」
「あ、そう?」
くすくすと笑う先代。そんなに面白かったかな。
「でも慣れてはきたんじゃない? 一人でも行けるようになったし、最初の頃に比べたら随分短時間で終えてくるようになったし。」
「あ、はは……」
確かに最初は先代と一緒に魂を狩っていたが、今はもう一人でも出来る。死神の仕事の流れは一通り理解したつもりだ。
ああ、挨拶が遅れました。生前の名前は如月 瞳。飛び降り自殺をして死んだはずなのに、どうやら次代の死神に抜擢されたようです。
ということで先代の死神から仕事を教えてもらっています。私の目の前で話しているのが先代。
「……どう? 一人でやれそう?」
「……。」
それは自信ないな。やっぱり先代がいないと……
「もう時間がないんだ。だからイエスって言って? そうじゃないと心配であっちに行くにも行けないよ。……あ、やばい。」
「え?」
サアア、と音が聞こえる。何が起きているかを見たくて包帯を取ってしまおうかとも思ったが、前言われた先代の言葉がそれを引き止める。
「君なら大丈夫。僕のお墨付きだよ? だから、自信を持って頑張ってね。」
「えっ、」
何それ。別れの言葉みたいな……
「ばいばい、またいつか会おうね……」
聞こえていた音も消え、先代の気配もなくなった。
「ち、ちょっと待って。」
この部屋にいるのは私だけのようで、返事なんて返ってくることなく。ああ、一人になってしまったんだ、と理解した。
多分正式に代替わりしたのだろう。今までは代替わりする為の猶予期間だったのだ。それが終わってしまった今、私は死神としての責務を果たしていかなければならない。もうこれからは私が死神だ。
「……仕方ないから残った仕事するか。」
もう一度気を引き締め、ローブの中から先程刈り取った魂を取り出す。色形は分からないが、ほんのり温かいのは分かる。これを持ちながら……
この部屋にある書棚の一冊の本を引くと、ゴゴゴと音がする。書棚が動いて扉が出てきた音らしい。あとは……
あまり言いたくないけど仕方ない。誰もいないんだし恥を捨ててしまおう。
「……迷える魂裁く在り処へ、我、導き給え! ひ、開けゴマ!」
本当毎回思うけど、先代何やってくれてんのさ、と思ってしまう。
何も分からない状態で『扉開けるための言葉考えて! 定型文の後にそれぞれ違う言葉で開けなきゃいけないんだよ!』なんて言われて咄嗟に思いついたのが『開けゴマ』だった。
あの時の先代は笑いを堪えていたのを覚えている。いや、堪えきれてなかったかも。吹き出してたかも。
「本当、誰にも聞かせたくないわ、この言葉。何さ、開けゴマって。それで開く扉もどうかと思うけど。」
ぶつぶつと呟きながら開いた扉の向こうへ。歩き進むとふっと冷気が私を包む。そのまま真っ直ぐ進み続けて暫く経ったあたりで。
「よく来た、北の死神よ。早速だが今回狩った魂を頂こう。」
地を這うような声でそう言われる。この人……人って言っていいのかは分からないけど、ここにいるのは魂の番人と呼ばれる存在。その魂の番人に狩ってきた魂を渡すまでが私の仕事。
「分かりました。」
魂を持った手を差し出すと、魂の温度がなくなっていく。きっと魂の番人の元へと渡っていったのだろう。
「ふむ、確かに受け取った。見たところだがこの魂は天国行きだろう。」
「それは良かったです。」
天国行きの魂は地獄行きの魂よりも優先的に転生出来るらしいからね。転生自体出来ない私よりも断然良いではないか。
せっかくこの私という存在を消したくて飛んだのに、今こうして死神やってるとかどんな罰だよ。と、何度思ったか。
「今回もご苦労だった。次もよしなに頼む。」
「はい。それではまた。」
一礼し、元来た道を引き返す。あとは書類にサインして終わり。今日はサインしたら仕事終わっちゃおー。もう疲れたー。
「お茶でも飲みながらダラダラしてよー。」
死神がこんなにテキトーでいいのかと思ったが、先代も似たり寄ったりだったからまあ大丈夫だろう。
執務室に戻りささっとサインすれば、その紙はボッと音を立てて消えた。これで仕事は完了。
仕事も終わったところで台所へと向かう。
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