9 / 44
第9話 兄の俺がVTuberをやらされるなんて嫌がらせしかない!(前編)
しおりを挟む
その日の午前中に、バタンといきなり俺の部屋が開け放たれた。
「やっほー赤坂君。突然だけど来ちゃった!」
呼んだ覚えがない竹中が俺の部屋にノックもせず入ってきた。その手には大きなバッグを持っているのを見過ごしてはならない。これは明らかにちょっと寄って、お喋りしよっか、みたいなノリではないのを漂わせている。
「来ちゃったって、まるで押しかけ妻みたいな台詞で言ってるが、どうせすみれが呼んだんだろ」
当然後から妹のすみれも入ってくる。俺は座ってゲームしていたが、中断して椅子を2人の方に向けた。
今日は祝日。学校は休みで、この時間は俺なりに休みを満喫していた。星野宮きらりの切り抜き動画などもしっかり作りアップしている。だから今は好きな格闘ゲームをしている真っ最中だったのだが、竹中が来て中断せざる得ない。
「まーまー、そう怒んなさんなってお兄さん。今日は私達2人」
竹中がバッグからノートパソコンを取り出す。何か嫌な予感がするな。
「兄貴にやってもらいたい事があるから来たのよ。ね、朱里?」
「そうなのだよ、赤坂君にしか出来ない事なのだよ」
竹中が無駄に俺に対してウインクをしてくる。一体また何を企んでるのやら……。
これは面倒くさい事になるのではと、経験上分かっている。これはきっぱり、しっかりと内容を聞くまでもなく、男らしく断ろう。
「どんな内容か知らんが、他を当たれ。俺は今日ゲーム三昧と決めてるんだ。帰れ帰れ」
2人を無視して、席を戻しコントローラーを握り再度ゲームを再開する。何せ少し前まですみれの活動の手伝いだったり、編集だったりと俺は忙しかったのだ。
今はすみれ自身もまた自分でやるようになって、俺の時間が増えたのだから、のんびり今日はゲーム三昧としゃれ込みたい。
「――ねぇ兄貴。この前の星野宮すみれと、雷桜つばきのコラボ配信は見たよね?」
俺の後ろでなにやらゴソゴソ忙しそうにしているが無視だ、無視。
「あの放送の最後のスパチャで、隠しアイテムわざと教えたの誰だったんだろうなーっってね。すっごい連打して指がまだ痛いんだよねぇ……」
ピタリと俺の手が止まる。さすがにあのノリならばさすがにばれないと思って、嫌がらせで打ったコメントがまさかもう気付かれていたとは。さすが我が妹。
アイドルの鏡だ。いや、喜んでる場合じゃねぇ。
「さ、さぁ誰だったんだろうな。そんなコメント打った奴がいたなんてけしからんな」
「いい加減とぼけるなら、あの放送で兄貴が打ったスパチャの額、朱里に教えちゃうよ?」
やめろ! 無視させないために、奮発して3000円入れたとは知られたくない!
「あー、まぁ、何だ。話くらい聞かないでもないぞ」
俺が言った途端に竹中がニタリと笑うと、待ってましたと言わんばかりに目の前にノートパソコンを開き見せてきた。そこには男性用のLive用2Dモデルのキャラクターが映っていた。紳士のような、いや執事のような爽やかなキャラクターだ。まさか、まさか……。
「この執事の2Dモデルは私が昔テストと趣味を兼ねて作ったんだけど、せっかく作ったからには動いて欲しいんだよねぇ~。赤坂君もそう思わない?」
「これっぽっちも思わんな」
「うんうん、動いて欲しいよね。だからこの子でVTuber活動やってみない?」
人の話を聞いてないぞこいつ。やっぱりそう来るか。ああ、そんな気がしたよ。どうしてもやらせたいのか、竹中がぐいぐいとパソコンを押し付けてくる。痛てぇよ。てか目が怖いんですけど、竹中さん?
「だから思わないし、そんなめんどーな活動俺がやるはずないだろ。素直に諦めろ」
俺がぴしゃりと否定すると、すみれが小馬鹿にした顔で横からにじり寄ってきた。
「そう否定ばかりしてるけどさ、VTuber活動は少し人気が出ればメリットはたくさんあるのよ。兄貴の癖にそーんな事も知らないの?」
すみれが、やれやれと言わんばかりに肩を竦めている。そして朱里に目配せして合図を送る。ほいきたと言わんばかりに朱里がパソコンを操作する。先程映っていた2Dアバターが消え、パワーポイントのスライドショーに切り替わる。
どうやら俺のためにわざわざ作って来たらしい。そこまでやる必要がどこにあるのか分からないが、2人はやる気満々だと言う事が分かる。
「私と朱里はそこそこ登録者数があるの。それは兄貴も当然知ってるわよね」
「そりゃ知ってるよ」
ここで朱里がスライドショーを始めた。急いで作ったのか簡素であったが要件のポイントがしっかり絞られている。俺は実際に自ら活動していないので、こうやって説明されると色々な機能があったり、使えたり出来るのを始めて知る。
・一定数登録者がいればそのチャンネルが収益化が認められる。
・動画に広告を表示して収益化!「パートナープログラム」を利用できる。
・Live等でスーパーチャット(スパチャ)を投げてもらえる。
「このようにですね、そこそこ人気が出ればそれなりのマネーが入るのです!」
竹中が自慢気にドヤッてきた。さすが人気VTuber、雷桜つばきと認めるしかない。きっと入っている収益は学生の小遣いや、バイトの域を軽く超えているんだろう。しかも登録者や視聴者も確実に増えているのだ。もっと収益額はこれからも増えるのだろう。
「兄貴もさ欲しい物あるって言ってたよね? あれ、確か、そうバイクが欲しいってさ。中古なら30万前後であるし、VTuberとして成功すれば買えるんじゃないのかな~?」
うぐっ。確かにバイクは欲しい。不純な理由だが、彼女が出来た時後ろに乗せてデートをしたい。そんな事を俺は思っているのだ。普通の高校生ならしたいと思っても良いじゃないか!
「それなら、赤坂君がもう迷う事はないよね。やりたくなったよね、分かってるよ、うん分かってるから私に任せて良いんだよ~?」
俺は迫りくる二人からの圧とも言うべきか、さぁやれ、いまやれと言わんばかりの眼差しに気圧されて、
「あっー。わぁった! やるよ。やってやるよ。そこまで言うなら、お前らより人気になって見返してやるよ」
と、勢いで言ってしまった。ちょっと後悔もしたが、後には引けない。
「そう言ってくれると思ったよ、赤坂君は!」
「さっすが兄貴。でも絶対にそれは無理だと思うけどね~」
嘲るすみれは明らかに小馬鹿にしている。だが、2人の人気はこれからも確実に上がってくるだろう。それはキャラクターの可愛さも当然ながら、トークやゲームの盛り上げ方、個性など、様々な要因で人気が出ているからな。
そして先日のコラボで当然2人のチャンネル登録者数は、確実に増えたのは言うまでもない。
それに対し、いくら俺に用意されたLive用2Dモデルがイケメンでも、俺自身に魅力がなければ人気など到底出ない。そして俺がこの2人より魅力的で素敵なトークが出来るかと言われたら、恐らくないだろうと我ながら冷静に思う。
自発的にやる人と比べたらそうなるよな。
しかし言い出した以上やってみる価値はある。少しは人気が出て、お小遣い程度には収益が出る可能性があれば儲けもんだ。
「兄貴なら1000人位ならチャンネル登録してくれるんじゃないかしら? そのつまらない喋りでも、世の中変わり者もいてくれるからさ」
「それ明らかに褒めてねーよな。だがとにかく、ためしにやってみるか。ただ飽きたらすぐ辞めるからな」
「精々頑張ってね、兄貴」
計画通り俺にVTuber活動をやらせる事に成功し、2人は満足している。そうして勢いでVTuber活動に挑戦する事になったのだった。
「やっほー赤坂君。突然だけど来ちゃった!」
呼んだ覚えがない竹中が俺の部屋にノックもせず入ってきた。その手には大きなバッグを持っているのを見過ごしてはならない。これは明らかにちょっと寄って、お喋りしよっか、みたいなノリではないのを漂わせている。
「来ちゃったって、まるで押しかけ妻みたいな台詞で言ってるが、どうせすみれが呼んだんだろ」
当然後から妹のすみれも入ってくる。俺は座ってゲームしていたが、中断して椅子を2人の方に向けた。
今日は祝日。学校は休みで、この時間は俺なりに休みを満喫していた。星野宮きらりの切り抜き動画などもしっかり作りアップしている。だから今は好きな格闘ゲームをしている真っ最中だったのだが、竹中が来て中断せざる得ない。
「まーまー、そう怒んなさんなってお兄さん。今日は私達2人」
竹中がバッグからノートパソコンを取り出す。何か嫌な予感がするな。
「兄貴にやってもらいたい事があるから来たのよ。ね、朱里?」
「そうなのだよ、赤坂君にしか出来ない事なのだよ」
竹中が無駄に俺に対してウインクをしてくる。一体また何を企んでるのやら……。
これは面倒くさい事になるのではと、経験上分かっている。これはきっぱり、しっかりと内容を聞くまでもなく、男らしく断ろう。
「どんな内容か知らんが、他を当たれ。俺は今日ゲーム三昧と決めてるんだ。帰れ帰れ」
2人を無視して、席を戻しコントローラーを握り再度ゲームを再開する。何せ少し前まですみれの活動の手伝いだったり、編集だったりと俺は忙しかったのだ。
今はすみれ自身もまた自分でやるようになって、俺の時間が増えたのだから、のんびり今日はゲーム三昧としゃれ込みたい。
「――ねぇ兄貴。この前の星野宮すみれと、雷桜つばきのコラボ配信は見たよね?」
俺の後ろでなにやらゴソゴソ忙しそうにしているが無視だ、無視。
「あの放送の最後のスパチャで、隠しアイテムわざと教えたの誰だったんだろうなーっってね。すっごい連打して指がまだ痛いんだよねぇ……」
ピタリと俺の手が止まる。さすがにあのノリならばさすがにばれないと思って、嫌がらせで打ったコメントがまさかもう気付かれていたとは。さすが我が妹。
アイドルの鏡だ。いや、喜んでる場合じゃねぇ。
「さ、さぁ誰だったんだろうな。そんなコメント打った奴がいたなんてけしからんな」
「いい加減とぼけるなら、あの放送で兄貴が打ったスパチャの額、朱里に教えちゃうよ?」
やめろ! 無視させないために、奮発して3000円入れたとは知られたくない!
「あー、まぁ、何だ。話くらい聞かないでもないぞ」
俺が言った途端に竹中がニタリと笑うと、待ってましたと言わんばかりに目の前にノートパソコンを開き見せてきた。そこには男性用のLive用2Dモデルのキャラクターが映っていた。紳士のような、いや執事のような爽やかなキャラクターだ。まさか、まさか……。
「この執事の2Dモデルは私が昔テストと趣味を兼ねて作ったんだけど、せっかく作ったからには動いて欲しいんだよねぇ~。赤坂君もそう思わない?」
「これっぽっちも思わんな」
「うんうん、動いて欲しいよね。だからこの子でVTuber活動やってみない?」
人の話を聞いてないぞこいつ。やっぱりそう来るか。ああ、そんな気がしたよ。どうしてもやらせたいのか、竹中がぐいぐいとパソコンを押し付けてくる。痛てぇよ。てか目が怖いんですけど、竹中さん?
「だから思わないし、そんなめんどーな活動俺がやるはずないだろ。素直に諦めろ」
俺がぴしゃりと否定すると、すみれが小馬鹿にした顔で横からにじり寄ってきた。
「そう否定ばかりしてるけどさ、VTuber活動は少し人気が出ればメリットはたくさんあるのよ。兄貴の癖にそーんな事も知らないの?」
すみれが、やれやれと言わんばかりに肩を竦めている。そして朱里に目配せして合図を送る。ほいきたと言わんばかりに朱里がパソコンを操作する。先程映っていた2Dアバターが消え、パワーポイントのスライドショーに切り替わる。
どうやら俺のためにわざわざ作って来たらしい。そこまでやる必要がどこにあるのか分からないが、2人はやる気満々だと言う事が分かる。
「私と朱里はそこそこ登録者数があるの。それは兄貴も当然知ってるわよね」
「そりゃ知ってるよ」
ここで朱里がスライドショーを始めた。急いで作ったのか簡素であったが要件のポイントがしっかり絞られている。俺は実際に自ら活動していないので、こうやって説明されると色々な機能があったり、使えたり出来るのを始めて知る。
・一定数登録者がいればそのチャンネルが収益化が認められる。
・動画に広告を表示して収益化!「パートナープログラム」を利用できる。
・Live等でスーパーチャット(スパチャ)を投げてもらえる。
「このようにですね、そこそこ人気が出ればそれなりのマネーが入るのです!」
竹中が自慢気にドヤッてきた。さすが人気VTuber、雷桜つばきと認めるしかない。きっと入っている収益は学生の小遣いや、バイトの域を軽く超えているんだろう。しかも登録者や視聴者も確実に増えているのだ。もっと収益額はこれからも増えるのだろう。
「兄貴もさ欲しい物あるって言ってたよね? あれ、確か、そうバイクが欲しいってさ。中古なら30万前後であるし、VTuberとして成功すれば買えるんじゃないのかな~?」
うぐっ。確かにバイクは欲しい。不純な理由だが、彼女が出来た時後ろに乗せてデートをしたい。そんな事を俺は思っているのだ。普通の高校生ならしたいと思っても良いじゃないか!
「それなら、赤坂君がもう迷う事はないよね。やりたくなったよね、分かってるよ、うん分かってるから私に任せて良いんだよ~?」
俺は迫りくる二人からの圧とも言うべきか、さぁやれ、いまやれと言わんばかりの眼差しに気圧されて、
「あっー。わぁった! やるよ。やってやるよ。そこまで言うなら、お前らより人気になって見返してやるよ」
と、勢いで言ってしまった。ちょっと後悔もしたが、後には引けない。
「そう言ってくれると思ったよ、赤坂君は!」
「さっすが兄貴。でも絶対にそれは無理だと思うけどね~」
嘲るすみれは明らかに小馬鹿にしている。だが、2人の人気はこれからも確実に上がってくるだろう。それはキャラクターの可愛さも当然ながら、トークやゲームの盛り上げ方、個性など、様々な要因で人気が出ているからな。
そして先日のコラボで当然2人のチャンネル登録者数は、確実に増えたのは言うまでもない。
それに対し、いくら俺に用意されたLive用2Dモデルがイケメンでも、俺自身に魅力がなければ人気など到底出ない。そして俺がこの2人より魅力的で素敵なトークが出来るかと言われたら、恐らくないだろうと我ながら冷静に思う。
自発的にやる人と比べたらそうなるよな。
しかし言い出した以上やってみる価値はある。少しは人気が出て、お小遣い程度には収益が出る可能性があれば儲けもんだ。
「兄貴なら1000人位ならチャンネル登録してくれるんじゃないかしら? そのつまらない喋りでも、世の中変わり者もいてくれるからさ」
「それ明らかに褒めてねーよな。だがとにかく、ためしにやってみるか。ただ飽きたらすぐ辞めるからな」
「精々頑張ってね、兄貴」
計画通り俺にVTuber活動をやらせる事に成功し、2人は満足している。そうして勢いでVTuber活動に挑戦する事になったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
俺が宝くじで10億円当選してから、幼馴染の様子がおかしい
沢尻夏芽
恋愛
自他共に認める陰キャ・真城健康(まき・けんこう)は、高校入学前に宝くじで10億円を当てた。
それを知る、陽キャ幼馴染の白駒綾菜(しらこま・あやな)はどうも最近……。
『様子がおかしい』
※誤字脱字、設定上のミス等があれば、ぜひ教えてください。
現時点で1話に繋がる話は全て書き切っています。
他サイトでも掲載中。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる