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第2章 宿敵の家の当主を妻に貰ってから
第110話 三姉妹との語らい
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数時間かけてサリアの街を案内して、というよりも色々な人と話をしたあと、俺達は街の軽食店に足を運んでいた。軽食店は一階に外席のある造りになっていて、その端の席に四人で腰を下ろしている。
他のテーブルには別のお客さんも座っているけど、彼らはやや離れたところに座っていて俺達の近くには座っていない。申し訳ないことにどうやら気遣わせてしまったみたいだ。
かなり遅い昼食代わりの軽食を頂いた俺は、コーヒーを一口飲んで口を開く。
「どうだった? うまく案内できたかな?」
ちょっと心配だったことを聞いてみたけど、満面の笑みのオーロラちゃんを見る限り問題は無さそうだ。案内したお店で商品を見て目を光らせていたり、お店の人と会話を楽しんでいたから大丈夫だろうとは思っていたけど。
ちなみにせっかく来てくれたので、三人にはそれぞれお店で気に入ったものをプレゼントした。オーロラちゃんは気に入ったというペンを、そしてシアとユティさんには本に挿すしおりを贈った。シアのは月が、ユティさんのは星が描かれたものだ。
本当はもっと高いものでも良かったんだけど、手元にあったり、よく使うものが良いと三人から言われたのと、満足そうに笑ってくれたので良しとしよう。
「とっても楽しかったわ。ノーザンプションもいい街だけど、サリアも活気があって良いわね」
「はい、皆が笑顔で好ましく思いました。とくにノヴァさんは街の人に好かれているようですし」
オーロラちゃんのみならずユティさんも満足してくれたみたいで、うんうん、と頷いている。
その様子を見て、カップを置いたシアが困ったように笑った。
「街の人達と領主の仲が良い、というのは良いことですね。私はあまり表には姿を現さないのですが、もうちょっと交流した方が良いのでしょうか?」
「うーん、でも俺の場合はちょっと特殊だし、ノーザンプションはノーザンプションで良い街だったから、無理に変える必要はないと思うよ?」
実際、最初にノーザンプションに行って思ったことは「サリアの街よりも活気がある」という事だった。街の人もシアの事を好意的に見る人が多かったし。
「ノヴァさんに同意します。もちろん、当主様がしたいならそれで構わないと思いますが」
「でもお姉様は忙しいじゃないですか、やるにしてもやりすぎないように注意しないとですよ。
あ、でもノヴァお兄様もこれから忙しくなるから、こんな風に一緒に外出できる機会は減るのかぁ……」
がっくりとうな垂れるオーロラちゃんの言葉に、俺は苦笑いしかできない。この後忙しくなるのは目に見えているからだ。
「そうだね……でも手紙でのやり取りは出来るし、頻度は減ると思うけどアークゲート家に顔を出すつもりだよ」
「むー……将来はフォルス家に就職しようかしら」
「おいおい……」
相変わらずとんでもないことを言いだすオーロラちゃん。家的にはアークゲートの方が大きいのにフォルス家に働きに来たいなんて言うとは思っていなかった。
いや、君どっちかというと雇われる側じゃなくて雇う側だからね?
「ふむ……確かにそれもいいかもしれませんね。当主様、今までお世話になりました」
「あら、これは困りました。ノヴァさんに優秀な二人を取られてしまいました」
目を瞑りながらも得意気な顔をしてそういうユティさんと、困ったと言いつつクスクス笑うシア。
「二人も悪乗りして……オーロラちゃん一人でも大変なのに、三人は手が回らないよ」
「ふふっ、すみません」
「もちろん冗談です」
似た笑顔を浮かべるシアとユティさん。こうして三人揃ってみると、彼女達はよく似た姉妹だっていうのがよく分かる。それは容姿とかじゃなくて……いや、容姿は三人ともずば抜けているんだけど……少しだけ悪戯なことを言うのが好きだったり、笑い方が穏やかだったり、だ。
「まったくもう……でも、オーロラちゃんの言う通り忙しくはなるからねぇ。
あ、そういえば近いうちに国王陛下に謁見することになったよ。このままフォルス家の当主になるからっていうことで」
「ノヴァさんは王城に行くのは初めてですか?」
ユティさんの言葉に、はっきりと頷いた。
「はい、今までは縁のない場所でしたから……その、国王陛下ってどんな人なんですか?
父上は懐が広くて、賢王だって言っていましたけど」
俺の質問にユティさんはシアの方を見る。
王城に出入りしているシアの方が詳しいという事だろう。彼女の方に目を向けると、思い出すような仕草を少しだけした。
「……穏やかな性格で、話を深く聞いてくれるという意味ではそうかもしれませんね。
今は他国との問題もほとんどないので、悩みの種も少ないでしょうし」
「その……シアの事を疎ましく思ってたりはしないのかな?」
父上から国王陛下に謁見することを聞いた後に気になっていたのはそこだった。
シアはこの国でも圧倒的な力を持つ大貴族。国で一番と言っていい。国王陛下がどんな人かは知らないけどシアの強大さを恐れたり、排除したいと思ったりしていないといいんだけど。
心配していたことを聞くから少しだけ緊張したけど、シアは穏やかに微笑んで首を横に振った。
「私は国を治めるとか、そういったことに興味はないんです。だからそこは向こうに任せると話はつけてあります。もちろん向こうが内心で何を考えているのかまでは分かりませんけどね」
「そ、そうなんだ……なら良かった」
心配したけど、シアの様子を見る限り国王陛下との関係は良好そうだ。
「なので、ノヴァさんはそこまで心配しなくても大丈夫です。挨拶をして、フォルス家をもっと良くしていくと言えば完璧です」
「……うん、ちょっとだけ気が楽になったよ。ありがとう」
「はい、どういたしまして」
不安を軽減してくれたことにお礼を告げる一方で、ユティさんが目じりを下げているのが見えた。チラリとオーロラちゃんに目線を向けてみると、彼女は彼女でいつものニコニコ笑顔だ。
ユティさんの方に視線を戻すと、彼女は俺に気づいた。
「いつも通りのノヴァさんで行けば、問題ないと思いますよ」
「ありがとうございます」
ちょっと気になったけど、ユティさんの励ましの言葉にもお礼を言った。
ユティさんのおかしな様子の意味が国王陛下と謁見する日に分かることを、俺はまだ知らなかった。
この後店を出た俺達はもう少しだけサリアの街で楽しんだ後に俺の屋敷に戻って、夜が遅くなるまで世間話をしたり、読んだ本の感想を言い合うなどして楽しい時間を過ごした。
他のテーブルには別のお客さんも座っているけど、彼らはやや離れたところに座っていて俺達の近くには座っていない。申し訳ないことにどうやら気遣わせてしまったみたいだ。
かなり遅い昼食代わりの軽食を頂いた俺は、コーヒーを一口飲んで口を開く。
「どうだった? うまく案内できたかな?」
ちょっと心配だったことを聞いてみたけど、満面の笑みのオーロラちゃんを見る限り問題は無さそうだ。案内したお店で商品を見て目を光らせていたり、お店の人と会話を楽しんでいたから大丈夫だろうとは思っていたけど。
ちなみにせっかく来てくれたので、三人にはそれぞれお店で気に入ったものをプレゼントした。オーロラちゃんは気に入ったというペンを、そしてシアとユティさんには本に挿すしおりを贈った。シアのは月が、ユティさんのは星が描かれたものだ。
本当はもっと高いものでも良かったんだけど、手元にあったり、よく使うものが良いと三人から言われたのと、満足そうに笑ってくれたので良しとしよう。
「とっても楽しかったわ。ノーザンプションもいい街だけど、サリアも活気があって良いわね」
「はい、皆が笑顔で好ましく思いました。とくにノヴァさんは街の人に好かれているようですし」
オーロラちゃんのみならずユティさんも満足してくれたみたいで、うんうん、と頷いている。
その様子を見て、カップを置いたシアが困ったように笑った。
「街の人達と領主の仲が良い、というのは良いことですね。私はあまり表には姿を現さないのですが、もうちょっと交流した方が良いのでしょうか?」
「うーん、でも俺の場合はちょっと特殊だし、ノーザンプションはノーザンプションで良い街だったから、無理に変える必要はないと思うよ?」
実際、最初にノーザンプションに行って思ったことは「サリアの街よりも活気がある」という事だった。街の人もシアの事を好意的に見る人が多かったし。
「ノヴァさんに同意します。もちろん、当主様がしたいならそれで構わないと思いますが」
「でもお姉様は忙しいじゃないですか、やるにしてもやりすぎないように注意しないとですよ。
あ、でもノヴァお兄様もこれから忙しくなるから、こんな風に一緒に外出できる機会は減るのかぁ……」
がっくりとうな垂れるオーロラちゃんの言葉に、俺は苦笑いしかできない。この後忙しくなるのは目に見えているからだ。
「そうだね……でも手紙でのやり取りは出来るし、頻度は減ると思うけどアークゲート家に顔を出すつもりだよ」
「むー……将来はフォルス家に就職しようかしら」
「おいおい……」
相変わらずとんでもないことを言いだすオーロラちゃん。家的にはアークゲートの方が大きいのにフォルス家に働きに来たいなんて言うとは思っていなかった。
いや、君どっちかというと雇われる側じゃなくて雇う側だからね?
「ふむ……確かにそれもいいかもしれませんね。当主様、今までお世話になりました」
「あら、これは困りました。ノヴァさんに優秀な二人を取られてしまいました」
目を瞑りながらも得意気な顔をしてそういうユティさんと、困ったと言いつつクスクス笑うシア。
「二人も悪乗りして……オーロラちゃん一人でも大変なのに、三人は手が回らないよ」
「ふふっ、すみません」
「もちろん冗談です」
似た笑顔を浮かべるシアとユティさん。こうして三人揃ってみると、彼女達はよく似た姉妹だっていうのがよく分かる。それは容姿とかじゃなくて……いや、容姿は三人ともずば抜けているんだけど……少しだけ悪戯なことを言うのが好きだったり、笑い方が穏やかだったり、だ。
「まったくもう……でも、オーロラちゃんの言う通り忙しくはなるからねぇ。
あ、そういえば近いうちに国王陛下に謁見することになったよ。このままフォルス家の当主になるからっていうことで」
「ノヴァさんは王城に行くのは初めてですか?」
ユティさんの言葉に、はっきりと頷いた。
「はい、今までは縁のない場所でしたから……その、国王陛下ってどんな人なんですか?
父上は懐が広くて、賢王だって言っていましたけど」
俺の質問にユティさんはシアの方を見る。
王城に出入りしているシアの方が詳しいという事だろう。彼女の方に目を向けると、思い出すような仕草を少しだけした。
「……穏やかな性格で、話を深く聞いてくれるという意味ではそうかもしれませんね。
今は他国との問題もほとんどないので、悩みの種も少ないでしょうし」
「その……シアの事を疎ましく思ってたりはしないのかな?」
父上から国王陛下に謁見することを聞いた後に気になっていたのはそこだった。
シアはこの国でも圧倒的な力を持つ大貴族。国で一番と言っていい。国王陛下がどんな人かは知らないけどシアの強大さを恐れたり、排除したいと思ったりしていないといいんだけど。
心配していたことを聞くから少しだけ緊張したけど、シアは穏やかに微笑んで首を横に振った。
「私は国を治めるとか、そういったことに興味はないんです。だからそこは向こうに任せると話はつけてあります。もちろん向こうが内心で何を考えているのかまでは分かりませんけどね」
「そ、そうなんだ……なら良かった」
心配したけど、シアの様子を見る限り国王陛下との関係は良好そうだ。
「なので、ノヴァさんはそこまで心配しなくても大丈夫です。挨拶をして、フォルス家をもっと良くしていくと言えば完璧です」
「……うん、ちょっとだけ気が楽になったよ。ありがとう」
「はい、どういたしまして」
不安を軽減してくれたことにお礼を告げる一方で、ユティさんが目じりを下げているのが見えた。チラリとオーロラちゃんに目線を向けてみると、彼女は彼女でいつものニコニコ笑顔だ。
ユティさんの方に視線を戻すと、彼女は俺に気づいた。
「いつも通りのノヴァさんで行けば、問題ないと思いますよ」
「ありがとうございます」
ちょっと気になったけど、ユティさんの励ましの言葉にもお礼を言った。
ユティさんのおかしな様子の意味が国王陛下と謁見する日に分かることを、俺はまだ知らなかった。
この後店を出た俺達はもう少しだけサリアの街で楽しんだ後に俺の屋敷に戻って、夜が遅くなるまで世間話をしたり、読んだ本の感想を言い合うなどして楽しい時間を過ごした。
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