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西の転生者
11.友人
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システィーアはご機嫌で馬車に揺られていた。向かい側には難しい顔をした父レオナルドが、窓の外を見つめて座っている。
「酒が水になったそうだ」
父がそう言ってきたのはついさっきのことだ。
昨夜はシスティーアが起きている時に父の姿を見なかった。遅くまで仕事で帰ってこれなかったのだろう。その為、教えてくれたのが馬車の中の移動時間になったようだ。
父から聞いた話によると、レイダンは水を作ることに成功したらしい。ニューソスの実は、濃いだけでなく雑味も多いのが特徴なのだそう。実を単体で口にすることはほぼなく、酒の加工用に使用するしかないらしい。木自体があちこちに自生しているから、どこの国でも作りやすく、各国で不足している水を補うことが出来そうとのことだ。
我が公爵領でも既にニューソスの実の確保を始めているようだ。
「ティア、今回はただ疑問を口にしただけなのだろう。だが次からは思いつきを口にするときは気をつけなさい」
「え?」
ぽかんと口を開けたシスティーアに、難しい顔をした父が言い聞かすように言った。
「もし公爵家で、あるいは国で、この情報を独占していたならば莫大な利益となり得るものだった。人は利益の前では本性が出る。相手が狡猾であったなら、本性を仮面に隠してこちらを食い物にするだろう。ウ国は悪い噂も聞かぬ。外交をしている王子からしてお人好しそうなので多分大丈夫だとは思う。だが、自分が悪意に狙われる可能性があることを覚えておきなさい」
「は、はい⋯⋯」
よくわからないが、また誘拐されるのは流石に嫌なので、システィーアはしっかり頷いた。
そのよくわかってない顔が父にはわかったのだろう。眉間を押さえて大きく息を吐かれて、システィーアはしょんぼりと口をつぐんだ。
そうこうしている間に馬車が目的地に到着したらしく、御者によってドアが開かれた。馬車から降りると、最近見慣れた大きな白い城の壁が目に入る。
いつものように父について回廊を歩いて中庭に出ると、ガゼボには既に人がいた。
「おはようございます、フォンベルツ公爵、ティア」
こちらに気付いたファウゼルが、人懐こい笑みを浮かべてこちらに向かって手を振っている。
「おはようございます、ファウゼル殿下。ではティア、帰りに迎えに来る」
中庭に入ったところで、父はシスティーアの額にキスをした。
「はい、お父様。お仕事、頑張ってください」
中へ入っていく父を見送ってから、システィーアはガゼボへと向かった。
ファウゼルが別の出入り口の方を見ておはようと言う。
システィーアがそちらを見ると、カインベルが歩いてくるところだった。
父が婚約者候補の話をしてから、システィーアの生活はかなり変わった。週に三日は父と一緒の馬車で登城するようになり、こうして中庭でファウゼルとカインベル、時々ロンバルトも交えて時間を過ごすようになったのだ。
システィーアは今まで友達と言う友達が居なかった。同年代といえば乳母の娘のファナくらいだったが、見習いとして働くようになるまでほぼ交流ががなかった。当然、継母と出掛けるわけもなく、インドア派まっしぐら。好きな遊びはぬいぐるみの着せ替えという、完全一人遊び状態だ。
そんなシスティーアに、婚約者候補とは言え、友達が出来たのだ。嬉しくないわけがない。今世で初めての友達である。
肩を並べて本を読んでみたり、木剣を振り回すのを真似してみたり、打ち合うのを見学したり、ボードゲームで勝負をしたり。令嬢らしくないことも多々したが、時折顔を見せる王妃が窘めることはなかった。
そうして、あっという間に四人は仲良くなった。
「やあ、おはよう」
今日はロンバルトも一緒のようだ。最後にやって来たロンバルトに挨拶を返すと、ファウゼルが木剣を握るのが視界に入る。
「朝一番から剣の手合わせ?」
システィーアは、昨日帰る前に王宮図書館で借りてきた本を手提げから取り出した。
「毎日しないと腕が鈍るからな」
木剣を上下にぶんぶん振るファウゼルを見て、ロンバルトが顔を顰めて溜息を漏らした。
「兄様なら一日しなかったくらいで女の子に負けたりしないから大丈夫だよ」
「何? ロン、もしかして誰かに負けたの?」
ファウゼルが驚いた顔で弟を見る。
「あんなの⋯⋯不意打ちだったし。本当は無効だ」
システィーアとカインベルも、いつもと違って暗いロンバルトに心配の顔を向けた。
「不意打ちって、一体何が⋯⋯」
「ファウゼル様ぁ、おはようございます!」
尋ね終わる前に、聞き覚えのある耳障りな声がした。
システィーアは、思わず身を強張らせる。
声の方を偶々向いていたファウゼルも、化け物でも見たかのように硬直している。同時に、ロンバルトがさっと目を逸らすようにあらぬ方を向く。
カインベルだけが、いつもの淡々とした自分のペースで声の主を見た。
ガゼボにやって来たのはフリルとリボンを沢山にくっつけた、赤いドレスの異母妹クレアリリーであった。
システィーアも今日は同じ赤を着ていたので、まるで仲良く揃えてきたかのように見えるのが笑えない。口元を引き攣らせないようにぎゅっと堪える。
「ファウゼル様、お久しぶりです。やっとお会いできて嬉しいです」
クレアリリーが一目散にファウゼルの元へ行こうとすると、ざっと護衛が行手を阻んだ。
「ちょっと、退きなさいよ。なんのつもりかしら」
「安全のため、お約束がない方にはご遠慮いただいてます」
「約束してるわ! ロンバルト様、そうでしょう? 約束しましたものね?」
事務的に答える護衛を挟んで、クレアリリーが一際大きな声をあげる。
固まっていたファウゼルとシスティーアは、一斉にロンバルトを見た。
「どういうことだ?」
先に声を上げたのはファウゼルだった。
「兄様、ごめんなさい。これから話すつもりだったんだ⋯⋯」
そのやりとりを見ていた護衛が、すっと身を引いて定位置に戻る。途端、クレアリリーがファウゼルの元へ行き、感極まった様子で腕に絡みつく。
ファウゼルはされるがままの状態で、弟を睨み見ている。
「この間友人と遊んでいたら、その子の友人が⋯⋯新しい友達だと彼女を連れて来たんだ」
ロンバルトは納得行かなそうな顔でクレアリリーを見てから、ぽつりぽつりと話し出した。
ロンバルトが言うには、クレアリリーを含めた友人たちが、ファウゼルの剣の腕を褒めちぎったことから始まったらしい。
しかし誰が言い始めたのか、流れがおかしな方へと向かい、次第に兄と自分を比較され始めた。僕にだってそれくらいできる、と頭に血が上ったロンバルトが言った頃には、何故かクレアリリーと剣の勝負をすることになっていたそうだ。勝った方の言うことをなんでも一つ聞くという、お約束付きで。
そして、ロンバルトは攻撃禁止、防御のみで、クレアリリーが一本でも取れればクレアリリーの勝ち。クレアリリーが降参したらロンバルトの勝ちという、かなり一方的なルールがいつの間にか出来上がっていた。
とはいえ、相手は剣を持ったことのない令嬢だ。負けるはずがない。
案の定、余裕だった。クレアリリーは大振りに剣を上下に振り下ろすだけでよろよろしていた。体力が切れるのも時間の問題だろう。
ロンバルトが勝利を確信した矢先、剣を振り下ろしたクレアリリーが痛みに声を上げた。
片腕を庇う様子から、慣れない動作で腕を痛めたのかもしれない。と、心配して腕を見ようとしたところ、一本取られたのだそうだ。
「約束は約束ですもの。今日から私も、朝はこちらでご一緒させていただきますわ。まさか王子殿下ともあろう方が、交わした約束を破ったりはしませんよね?」
クレアリリーが、王子から視線を外すと、得意げな顔で見下すようにシスティーアを見てくる。
システィーアは引っかかりを感じて、思わず眉を顰めた。
勝利を無理矢理自分のものにし、友人とやらを第三者の証人として置く。もしロンバルトが勝負を無効にすると言ったとしても⋯⋯例えば、令嬢に負けた王子だと吹聴すると言えばどうだろうか。ロンバルトは王子なので、友人とやらが権力の強い家の息子や娘の可能性が高く、口止めは容易には出来ないだろう。そうでなくても、クレアリリーだって公爵令嬢であり、母方の祖父母は最近勢力を増しているレミアント侯爵家だ。
偶然にしては、妙に出来過ぎている。まるで、クレアリリーの背後に誰か大人がいるかのようだ。
そこまで考えて、システィーアはハッとした。
クレアリリーに、相手を上手く言いくるめるような話術などあるはずがないのだ。あるのなら、今までのシスティーアとの衝突でもっと上手く立ち回っているはずで。でも実際には、レベルの低い土俵の上で、システィーアと直情的に言葉や物を投げあっていただけだ。
そんなクレアリリーが、友人とやらを使い、ロンバルトを自分に有利な土俵に誘いこめるとは考えられないのだ。ファウゼルに会うために、誰かの口車に乗ったと考える方が自然に思えた。
⋯⋯考えすぎだろうか?
まあどっちにしても目的がファウゼルなら、彼に任せよう。クレアリリーとは好き嫌いの関係で距離は置きたいが、好きだ嫌いだは当人たちの問題なのだから。
結果、システィーアは沈黙の姿勢を保ったまま、持って来た本を開くのだった。
「酒が水になったそうだ」
父がそう言ってきたのはついさっきのことだ。
昨夜はシスティーアが起きている時に父の姿を見なかった。遅くまで仕事で帰ってこれなかったのだろう。その為、教えてくれたのが馬車の中の移動時間になったようだ。
父から聞いた話によると、レイダンは水を作ることに成功したらしい。ニューソスの実は、濃いだけでなく雑味も多いのが特徴なのだそう。実を単体で口にすることはほぼなく、酒の加工用に使用するしかないらしい。木自体があちこちに自生しているから、どこの国でも作りやすく、各国で不足している水を補うことが出来そうとのことだ。
我が公爵領でも既にニューソスの実の確保を始めているようだ。
「ティア、今回はただ疑問を口にしただけなのだろう。だが次からは思いつきを口にするときは気をつけなさい」
「え?」
ぽかんと口を開けたシスティーアに、難しい顔をした父が言い聞かすように言った。
「もし公爵家で、あるいは国で、この情報を独占していたならば莫大な利益となり得るものだった。人は利益の前では本性が出る。相手が狡猾であったなら、本性を仮面に隠してこちらを食い物にするだろう。ウ国は悪い噂も聞かぬ。外交をしている王子からしてお人好しそうなので多分大丈夫だとは思う。だが、自分が悪意に狙われる可能性があることを覚えておきなさい」
「は、はい⋯⋯」
よくわからないが、また誘拐されるのは流石に嫌なので、システィーアはしっかり頷いた。
そのよくわかってない顔が父にはわかったのだろう。眉間を押さえて大きく息を吐かれて、システィーアはしょんぼりと口をつぐんだ。
そうこうしている間に馬車が目的地に到着したらしく、御者によってドアが開かれた。馬車から降りると、最近見慣れた大きな白い城の壁が目に入る。
いつものように父について回廊を歩いて中庭に出ると、ガゼボには既に人がいた。
「おはようございます、フォンベルツ公爵、ティア」
こちらに気付いたファウゼルが、人懐こい笑みを浮かべてこちらに向かって手を振っている。
「おはようございます、ファウゼル殿下。ではティア、帰りに迎えに来る」
中庭に入ったところで、父はシスティーアの額にキスをした。
「はい、お父様。お仕事、頑張ってください」
中へ入っていく父を見送ってから、システィーアはガゼボへと向かった。
ファウゼルが別の出入り口の方を見ておはようと言う。
システィーアがそちらを見ると、カインベルが歩いてくるところだった。
父が婚約者候補の話をしてから、システィーアの生活はかなり変わった。週に三日は父と一緒の馬車で登城するようになり、こうして中庭でファウゼルとカインベル、時々ロンバルトも交えて時間を過ごすようになったのだ。
システィーアは今まで友達と言う友達が居なかった。同年代といえば乳母の娘のファナくらいだったが、見習いとして働くようになるまでほぼ交流ががなかった。当然、継母と出掛けるわけもなく、インドア派まっしぐら。好きな遊びはぬいぐるみの着せ替えという、完全一人遊び状態だ。
そんなシスティーアに、婚約者候補とは言え、友達が出来たのだ。嬉しくないわけがない。今世で初めての友達である。
肩を並べて本を読んでみたり、木剣を振り回すのを真似してみたり、打ち合うのを見学したり、ボードゲームで勝負をしたり。令嬢らしくないことも多々したが、時折顔を見せる王妃が窘めることはなかった。
そうして、あっという間に四人は仲良くなった。
「やあ、おはよう」
今日はロンバルトも一緒のようだ。最後にやって来たロンバルトに挨拶を返すと、ファウゼルが木剣を握るのが視界に入る。
「朝一番から剣の手合わせ?」
システィーアは、昨日帰る前に王宮図書館で借りてきた本を手提げから取り出した。
「毎日しないと腕が鈍るからな」
木剣を上下にぶんぶん振るファウゼルを見て、ロンバルトが顔を顰めて溜息を漏らした。
「兄様なら一日しなかったくらいで女の子に負けたりしないから大丈夫だよ」
「何? ロン、もしかして誰かに負けたの?」
ファウゼルが驚いた顔で弟を見る。
「あんなの⋯⋯不意打ちだったし。本当は無効だ」
システィーアとカインベルも、いつもと違って暗いロンバルトに心配の顔を向けた。
「不意打ちって、一体何が⋯⋯」
「ファウゼル様ぁ、おはようございます!」
尋ね終わる前に、聞き覚えのある耳障りな声がした。
システィーアは、思わず身を強張らせる。
声の方を偶々向いていたファウゼルも、化け物でも見たかのように硬直している。同時に、ロンバルトがさっと目を逸らすようにあらぬ方を向く。
カインベルだけが、いつもの淡々とした自分のペースで声の主を見た。
ガゼボにやって来たのはフリルとリボンを沢山にくっつけた、赤いドレスの異母妹クレアリリーであった。
システィーアも今日は同じ赤を着ていたので、まるで仲良く揃えてきたかのように見えるのが笑えない。口元を引き攣らせないようにぎゅっと堪える。
「ファウゼル様、お久しぶりです。やっとお会いできて嬉しいです」
クレアリリーが一目散にファウゼルの元へ行こうとすると、ざっと護衛が行手を阻んだ。
「ちょっと、退きなさいよ。なんのつもりかしら」
「安全のため、お約束がない方にはご遠慮いただいてます」
「約束してるわ! ロンバルト様、そうでしょう? 約束しましたものね?」
事務的に答える護衛を挟んで、クレアリリーが一際大きな声をあげる。
固まっていたファウゼルとシスティーアは、一斉にロンバルトを見た。
「どういうことだ?」
先に声を上げたのはファウゼルだった。
「兄様、ごめんなさい。これから話すつもりだったんだ⋯⋯」
そのやりとりを見ていた護衛が、すっと身を引いて定位置に戻る。途端、クレアリリーがファウゼルの元へ行き、感極まった様子で腕に絡みつく。
ファウゼルはされるがままの状態で、弟を睨み見ている。
「この間友人と遊んでいたら、その子の友人が⋯⋯新しい友達だと彼女を連れて来たんだ」
ロンバルトは納得行かなそうな顔でクレアリリーを見てから、ぽつりぽつりと話し出した。
ロンバルトが言うには、クレアリリーを含めた友人たちが、ファウゼルの剣の腕を褒めちぎったことから始まったらしい。
しかし誰が言い始めたのか、流れがおかしな方へと向かい、次第に兄と自分を比較され始めた。僕にだってそれくらいできる、と頭に血が上ったロンバルトが言った頃には、何故かクレアリリーと剣の勝負をすることになっていたそうだ。勝った方の言うことをなんでも一つ聞くという、お約束付きで。
そして、ロンバルトは攻撃禁止、防御のみで、クレアリリーが一本でも取れればクレアリリーの勝ち。クレアリリーが降参したらロンバルトの勝ちという、かなり一方的なルールがいつの間にか出来上がっていた。
とはいえ、相手は剣を持ったことのない令嬢だ。負けるはずがない。
案の定、余裕だった。クレアリリーは大振りに剣を上下に振り下ろすだけでよろよろしていた。体力が切れるのも時間の問題だろう。
ロンバルトが勝利を確信した矢先、剣を振り下ろしたクレアリリーが痛みに声を上げた。
片腕を庇う様子から、慣れない動作で腕を痛めたのかもしれない。と、心配して腕を見ようとしたところ、一本取られたのだそうだ。
「約束は約束ですもの。今日から私も、朝はこちらでご一緒させていただきますわ。まさか王子殿下ともあろう方が、交わした約束を破ったりはしませんよね?」
クレアリリーが、王子から視線を外すと、得意げな顔で見下すようにシスティーアを見てくる。
システィーアは引っかかりを感じて、思わず眉を顰めた。
勝利を無理矢理自分のものにし、友人とやらを第三者の証人として置く。もしロンバルトが勝負を無効にすると言ったとしても⋯⋯例えば、令嬢に負けた王子だと吹聴すると言えばどうだろうか。ロンバルトは王子なので、友人とやらが権力の強い家の息子や娘の可能性が高く、口止めは容易には出来ないだろう。そうでなくても、クレアリリーだって公爵令嬢であり、母方の祖父母は最近勢力を増しているレミアント侯爵家だ。
偶然にしては、妙に出来過ぎている。まるで、クレアリリーの背後に誰か大人がいるかのようだ。
そこまで考えて、システィーアはハッとした。
クレアリリーに、相手を上手く言いくるめるような話術などあるはずがないのだ。あるのなら、今までのシスティーアとの衝突でもっと上手く立ち回っているはずで。でも実際には、レベルの低い土俵の上で、システィーアと直情的に言葉や物を投げあっていただけだ。
そんなクレアリリーが、友人とやらを使い、ロンバルトを自分に有利な土俵に誘いこめるとは考えられないのだ。ファウゼルに会うために、誰かの口車に乗ったと考える方が自然に思えた。
⋯⋯考えすぎだろうか?
まあどっちにしても目的がファウゼルなら、彼に任せよう。クレアリリーとは好き嫌いの関係で距離は置きたいが、好きだ嫌いだは当人たちの問題なのだから。
結果、システィーアは沈黙の姿勢を保ったまま、持って来た本を開くのだった。
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