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西の転生者
15.カインベルの憂い
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「カインベル、お前は天使様の婿候補に選ばれたよ」
仕事から帰ってきたばかりの父は、疲れた顔でカインベルにそう言った。
カインベルはクロウゼン侯爵家の長男として生まれた。
宰相の父は家族を大切にする人で、時間を見つけては家族との時間をとってくれた。母はとても優しく知的な人で、繰り返し絵本を読んでくれた。使用人達も優しく、邸の中は幸せで満たされていた。
その幸せの中、弟ができた。屋敷中が喜びに包まれた。父も母も嬉しそうだったので、カインベルも生まれてくるのを楽しみにしていた。けれど。
難産だった。
普通、出産は光の神官の加護を貰えば大事に至ることはないそうだ。けれど、頼んでいた光の神官が多忙で来れず、母は急遽別の神官から出産の加護を貰っていた。その加護が弱すぎたのだろう。
加護の効果なく、母は天に召された。
父とカインベルの元には、ロイシュと名付けられた乳飲み子が残された。
悲しいなんて言葉では収まりきらない程の感情が膨れ上がったし、とても寂しかった。けれど父や使用人達はカインベルと違って、そこで立ち止まっている暇はなかったのだろう。使用人達は生まれてきた弟に交代でつきっきりとなり、父は仕事の合間を縫って弟の様子を見に行く。まるで屋敷の中、カインベル一人が孤立しているように思えた。
幼いカインベルは、母を奪った弟が憎くてたまらなかった。屋敷から幸せを奪ったのにも関わらず、皆の関心を集めるのも気に入らなかった。弟なんて居なくなってしまえばいいとさえ思った。
けれどある時、カインベルは父に言われたのだ。
「お前はこのクロウゼン家の跡継ぎだ。お前がこの家を、弟と守るんだ」
その腕には、こちらを見て笑う弟がいた。笑顔の弟が小さな腕をこちらへ一杯に伸ばす。
弟の手がカインベルの頬に触れた瞬間、何処からか声がした気がした。
「弟と仲良くこの家を守ってね」
それは、まだ弟が母のお腹にいた頃、母が繰り返し繰り返しカインベルに言っていた言葉だった。
その日からカインベルは勉学に励むようになった。クロウゼン家の後継として恥ずかしくないように、母が誇れるような立派な貴族になれるように。
だというのに。
カインベルは天使の婿候補に選ばれた。
天使とは、闇の神、光の神、地の神、風の神、火の神、水の神の六神にそれぞれ選ばれた神の御使いだ。選ばれると、胸の辺りにリュウの紋と呼ばれるものが現れるので、間違えることはないとか。この世界の中心で、世界のバランスを保つのが仕事である。
その天使の婿になるということは、この国を出て、天使と一緒に中央へ行くということだ。
カインベルは震えそうになる声を絞り出した。
「なぜ、僕なのですか」
「まだ確定ではない。婚約者候補だ。選ぶのは天使様だからね」
そう言って父は持ち帰ってきた書類の中から、一冊の厚みのない本を差し出してきた。
「国に天使様が現れた時のしきたりについて書かれているものだ。六神によって選ばれた天使様は、各国の王族より上位の存在。政略結婚が基本の貴族とは違い、本人の意思が尊重される。王族と違い、高貴な血を守る必要もない。好きな相手を自分で選べるのだよ」
「ならば、婚約者候補など必要ないですよね?」
「そこはまあ、国の思惑だ。確定したところで天使様本人が嫌がれば一言で覆せるから、慣例では幼いうちから五人の候補を立てる。だが今回、歳周りがよくて問題のない子どもがほぼいなくてね。その上、待望の、壁を司る地の天使様だから、何としてもお守りせねばならない。そうなると上級貴族以上でなければ難しい」
「ですが、僕はこのクロウゼン家を継いで⋯⋯」
父がカインベルの前に手のひらを突き出して、発言を遮る。そして大きな溜息をついてから、こちらを真っ直ぐに見た。
「まだ確定ではない。もしも選ばれた場合、家はロイシュに継がせる」
弟の名前を父の口から聞いて、カインベルは呆然となった。
しかしこちらの状態などお構いなしで、父は彼女について調べた書類を渡してきた。
「お前はとにかく、他の候補方と協力して、出来るだけ彼女の気を引いて諸外国から守るのだ。聞けば既に国外の者と接触しているそうだ。近いうちに顔合わせをするので、そのつもりでいるように」
今までの思いや、努力は何だったのか。
臣籍降下が既に決まっている第三王子殿下と一緒に勉強していたのだって、今後の地盤を強化する為だったのではなかったのか。
目標を失い、やる気が出るわけがない。
カインベルは重い足取りで、お城の回廊を護衛と侍従を連れて歩く。侍従はともかく、専属の護衛をつけるだなんて初めてのこと。まるで逃げないように見張られているかのようだ。
そう思うと、父はもしかすると元々弟に家を継がせたかったのかもしれない。そんな風にさえ思えてくる。
今日の午前中、第三王子ファウゼル殿下は王妃殿下のお茶会なので、勉強は昼からだ。朝の自習時間を使って、父に渡されたもの全てに目を通すつもりでいたが、お相手の調査書を見ただけで、早めに部屋を出てきた。
正直、何かの間違いか、嫌がらせかと思った。気分転換でもしないとやっていられない。
六神に選ばれたのはシスティーア・フォンベルツという、公爵家の長女。記録上ではお茶会に参加したこともないというのに、ご婦人の間ではかなり悪評のある、性格に難のある女の子らしい。しかもフォンベルツ家と言えば、レミアント侯爵家から嫁いだ後妻が、本邸を追い出されたというような噂もある。調査書にも後妻と次女が別邸住まいになっていたので、最近勢力のあるレミアント侯爵を敵に回しているのは間違いないだろう。となると、ただの同格の侯爵家では弱い。
こちらに話を持ってくるわけだ。
「問題ありすぎだろう」
呟きながら歩いていると、カインベルの少し前を小柄な女の子が横切った。
ふわふわと空気を含んだ癖っ毛を自然な状態で下ろしたままの髪の、自分と同じかそれより幼い年頃の子に見える。
カインベルはその子の後ろ姿を、何となく視線で追った。女の子は時折、あちこちに視線を向けては真っ直ぐに歩いていく。これくらいの年頃の女の子なら、王妃殿下のお茶会参加者だろう。
もしかして、迷子だろうか。
「おーい、そこの君」
カインベルは躊躇わず声をかけた。しかし女の子は歩みを止めない。
「おーい、そこの君」
何度か呼びつつその子の後を追うが、振り向く気配は一向にない。単に気づいていないのか、わざと無視をしているのか。こうなると意地になってくる。
カインベルは早足で彼女を追いかけると、あっという間に彼女の後ろまで辿り着いた。
「ねえ、君」
後ろから女の子の片腕をぐいっと引っ張る。
すると紫がかった青い瞳がこちらを見た。目尻が釣り上がっているからか、まるで驚いた猫のような顔で見つめられて、カインベルは思わずそれを見つめ返した。
実はこの子、人間ではなくて猫だったりしないだろうか。そんな馬鹿なことを考えながら、口を開く。
「何度も声をかけたんですが、聞こえてなかったみたいだったので」
王妃殿下のお茶会会場への帰り道を教えたが、どうも迷子ではなかったようだ。
気まぐれで、いつも休憩に使っているガゼボへ誘ったが、まさか本当についてくるとは思わなかった。
従者もつれていないので、普段は危険とは無縁の生活をしているのかもしれない。今日のお茶会の趣旨からして、伯爵家あたりの御令嬢というところだろうか。
「貴方、一体何者?」
目的地に到着して一息ついたところで、女の子がそう尋ねてきた。けれど、それを聞きたいのはこちらの方だ。
すかさずカインベルは、女の子に聞き返す。するとすんなりと答えが返ってきた。
「私はシスティーア。フォンベルツ公爵家の娘です」
「⁈」
思わず吹き出しそうになったお茶を無理矢理飲み込み、カインベルはマジマジと女の子を見た。
先程までの彼女の様子だけではまだはっきりと判断はつかないが、それでも噂とは明らかに違って見える。物言いは丁寧だし、落ち着いた印象だ。城内に慣れていないのか落ち着かなさそうにはしているが、それが可愛らしくも見える。人前に出せないほどの何がこの子にあるのか、カインベルにはよくわからなかった。
それよりも、だ。
守られるべき天使様に、護衛の一人もついていないのはどういうことか。⋯⋯護衛をわざと撒いて来た? 偶然を装ってついてきた可能性はどうだろうか。この後ここにはファウゼル殿下がくる予定だから、狙いはそれだろうか? だが危険を犯してまでする意味があるとは思えない。考えすぎだろうか⋯⋯?
「僕はカインベル・クロウゼンです」
相手の反応を窺うように見る。
するとシスティーアは、若干申し訳なさそうな顔をしつつ、何かを思い出そうとするように視線を逸らした。それから初対面の挨拶をしてきた。
違和感を感じるような所はなかった。悪い噂を気にしすぎて、警戒し過ぎていたのだろう。
カインベルはほっとして、口元を緩めた。
その後、本を巡って少しあったが別段、問題は起きなかった。
仕事から帰ってきたばかりの父は、疲れた顔でカインベルにそう言った。
カインベルはクロウゼン侯爵家の長男として生まれた。
宰相の父は家族を大切にする人で、時間を見つけては家族との時間をとってくれた。母はとても優しく知的な人で、繰り返し絵本を読んでくれた。使用人達も優しく、邸の中は幸せで満たされていた。
その幸せの中、弟ができた。屋敷中が喜びに包まれた。父も母も嬉しそうだったので、カインベルも生まれてくるのを楽しみにしていた。けれど。
難産だった。
普通、出産は光の神官の加護を貰えば大事に至ることはないそうだ。けれど、頼んでいた光の神官が多忙で来れず、母は急遽別の神官から出産の加護を貰っていた。その加護が弱すぎたのだろう。
加護の効果なく、母は天に召された。
父とカインベルの元には、ロイシュと名付けられた乳飲み子が残された。
悲しいなんて言葉では収まりきらない程の感情が膨れ上がったし、とても寂しかった。けれど父や使用人達はカインベルと違って、そこで立ち止まっている暇はなかったのだろう。使用人達は生まれてきた弟に交代でつきっきりとなり、父は仕事の合間を縫って弟の様子を見に行く。まるで屋敷の中、カインベル一人が孤立しているように思えた。
幼いカインベルは、母を奪った弟が憎くてたまらなかった。屋敷から幸せを奪ったのにも関わらず、皆の関心を集めるのも気に入らなかった。弟なんて居なくなってしまえばいいとさえ思った。
けれどある時、カインベルは父に言われたのだ。
「お前はこのクロウゼン家の跡継ぎだ。お前がこの家を、弟と守るんだ」
その腕には、こちらを見て笑う弟がいた。笑顔の弟が小さな腕をこちらへ一杯に伸ばす。
弟の手がカインベルの頬に触れた瞬間、何処からか声がした気がした。
「弟と仲良くこの家を守ってね」
それは、まだ弟が母のお腹にいた頃、母が繰り返し繰り返しカインベルに言っていた言葉だった。
その日からカインベルは勉学に励むようになった。クロウゼン家の後継として恥ずかしくないように、母が誇れるような立派な貴族になれるように。
だというのに。
カインベルは天使の婿候補に選ばれた。
天使とは、闇の神、光の神、地の神、風の神、火の神、水の神の六神にそれぞれ選ばれた神の御使いだ。選ばれると、胸の辺りにリュウの紋と呼ばれるものが現れるので、間違えることはないとか。この世界の中心で、世界のバランスを保つのが仕事である。
その天使の婿になるということは、この国を出て、天使と一緒に中央へ行くということだ。
カインベルは震えそうになる声を絞り出した。
「なぜ、僕なのですか」
「まだ確定ではない。婚約者候補だ。選ぶのは天使様だからね」
そう言って父は持ち帰ってきた書類の中から、一冊の厚みのない本を差し出してきた。
「国に天使様が現れた時のしきたりについて書かれているものだ。六神によって選ばれた天使様は、各国の王族より上位の存在。政略結婚が基本の貴族とは違い、本人の意思が尊重される。王族と違い、高貴な血を守る必要もない。好きな相手を自分で選べるのだよ」
「ならば、婚約者候補など必要ないですよね?」
「そこはまあ、国の思惑だ。確定したところで天使様本人が嫌がれば一言で覆せるから、慣例では幼いうちから五人の候補を立てる。だが今回、歳周りがよくて問題のない子どもがほぼいなくてね。その上、待望の、壁を司る地の天使様だから、何としてもお守りせねばならない。そうなると上級貴族以上でなければ難しい」
「ですが、僕はこのクロウゼン家を継いで⋯⋯」
父がカインベルの前に手のひらを突き出して、発言を遮る。そして大きな溜息をついてから、こちらを真っ直ぐに見た。
「まだ確定ではない。もしも選ばれた場合、家はロイシュに継がせる」
弟の名前を父の口から聞いて、カインベルは呆然となった。
しかしこちらの状態などお構いなしで、父は彼女について調べた書類を渡してきた。
「お前はとにかく、他の候補方と協力して、出来るだけ彼女の気を引いて諸外国から守るのだ。聞けば既に国外の者と接触しているそうだ。近いうちに顔合わせをするので、そのつもりでいるように」
今までの思いや、努力は何だったのか。
臣籍降下が既に決まっている第三王子殿下と一緒に勉強していたのだって、今後の地盤を強化する為だったのではなかったのか。
目標を失い、やる気が出るわけがない。
カインベルは重い足取りで、お城の回廊を護衛と侍従を連れて歩く。侍従はともかく、専属の護衛をつけるだなんて初めてのこと。まるで逃げないように見張られているかのようだ。
そう思うと、父はもしかすると元々弟に家を継がせたかったのかもしれない。そんな風にさえ思えてくる。
今日の午前中、第三王子ファウゼル殿下は王妃殿下のお茶会なので、勉強は昼からだ。朝の自習時間を使って、父に渡されたもの全てに目を通すつもりでいたが、お相手の調査書を見ただけで、早めに部屋を出てきた。
正直、何かの間違いか、嫌がらせかと思った。気分転換でもしないとやっていられない。
六神に選ばれたのはシスティーア・フォンベルツという、公爵家の長女。記録上ではお茶会に参加したこともないというのに、ご婦人の間ではかなり悪評のある、性格に難のある女の子らしい。しかもフォンベルツ家と言えば、レミアント侯爵家から嫁いだ後妻が、本邸を追い出されたというような噂もある。調査書にも後妻と次女が別邸住まいになっていたので、最近勢力のあるレミアント侯爵を敵に回しているのは間違いないだろう。となると、ただの同格の侯爵家では弱い。
こちらに話を持ってくるわけだ。
「問題ありすぎだろう」
呟きながら歩いていると、カインベルの少し前を小柄な女の子が横切った。
ふわふわと空気を含んだ癖っ毛を自然な状態で下ろしたままの髪の、自分と同じかそれより幼い年頃の子に見える。
カインベルはその子の後ろ姿を、何となく視線で追った。女の子は時折、あちこちに視線を向けては真っ直ぐに歩いていく。これくらいの年頃の女の子なら、王妃殿下のお茶会参加者だろう。
もしかして、迷子だろうか。
「おーい、そこの君」
カインベルは躊躇わず声をかけた。しかし女の子は歩みを止めない。
「おーい、そこの君」
何度か呼びつつその子の後を追うが、振り向く気配は一向にない。単に気づいていないのか、わざと無視をしているのか。こうなると意地になってくる。
カインベルは早足で彼女を追いかけると、あっという間に彼女の後ろまで辿り着いた。
「ねえ、君」
後ろから女の子の片腕をぐいっと引っ張る。
すると紫がかった青い瞳がこちらを見た。目尻が釣り上がっているからか、まるで驚いた猫のような顔で見つめられて、カインベルは思わずそれを見つめ返した。
実はこの子、人間ではなくて猫だったりしないだろうか。そんな馬鹿なことを考えながら、口を開く。
「何度も声をかけたんですが、聞こえてなかったみたいだったので」
王妃殿下のお茶会会場への帰り道を教えたが、どうも迷子ではなかったようだ。
気まぐれで、いつも休憩に使っているガゼボへ誘ったが、まさか本当についてくるとは思わなかった。
従者もつれていないので、普段は危険とは無縁の生活をしているのかもしれない。今日のお茶会の趣旨からして、伯爵家あたりの御令嬢というところだろうか。
「貴方、一体何者?」
目的地に到着して一息ついたところで、女の子がそう尋ねてきた。けれど、それを聞きたいのはこちらの方だ。
すかさずカインベルは、女の子に聞き返す。するとすんなりと答えが返ってきた。
「私はシスティーア。フォンベルツ公爵家の娘です」
「⁈」
思わず吹き出しそうになったお茶を無理矢理飲み込み、カインベルはマジマジと女の子を見た。
先程までの彼女の様子だけではまだはっきりと判断はつかないが、それでも噂とは明らかに違って見える。物言いは丁寧だし、落ち着いた印象だ。城内に慣れていないのか落ち着かなさそうにはしているが、それが可愛らしくも見える。人前に出せないほどの何がこの子にあるのか、カインベルにはよくわからなかった。
それよりも、だ。
守られるべき天使様に、護衛の一人もついていないのはどういうことか。⋯⋯護衛をわざと撒いて来た? 偶然を装ってついてきた可能性はどうだろうか。この後ここにはファウゼル殿下がくる予定だから、狙いはそれだろうか? だが危険を犯してまでする意味があるとは思えない。考えすぎだろうか⋯⋯?
「僕はカインベル・クロウゼンです」
相手の反応を窺うように見る。
するとシスティーアは、若干申し訳なさそうな顔をしつつ、何かを思い出そうとするように視線を逸らした。それから初対面の挨拶をしてきた。
違和感を感じるような所はなかった。悪い噂を気にしすぎて、警戒し過ぎていたのだろう。
カインベルはほっとして、口元を緩めた。
その後、本を巡って少しあったが別段、問題は起きなかった。
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