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西の転生者
23.別れ
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いつの間に眠ってしまったのだろうか。
システィーアがベッドから起き上がるとそこは、見知らぬ部屋だった。
「あれ⋯⋯またこのパターン?」
ぼんやりと寝ぼけ眼で辺りを見渡すとベッドが三つほど並んでいて、それを白い壁紙が囲んでいる。まるで病室のようだ。
「起きたか」
隣のベッドとの間に椅子を置いて座っていたのは、闇の管理者である少年だった。
フードは外しており、黒く長めの前髪から、漆黒の瞳がのぞいている。髪は長く、後ろで束ねているようだ。顔色はあまり良くなくて少し白く思えたが、そもそも彼の通常の顔色を知らないのでこれが彼の普通なのかもしれない。
隣のベッドにも人がいるようだがここからでは誰かわからない。
「私、一応、女の子なのですが⋯⋯」
手櫛で髪を解きながらそう言うと、少年は若干、申し訳なさそうな顔をした。
「女性の管理神官は連れてきていなかった」
管理神官と言うのが誰かはよくわからないが、女性ならシスティーアの引率者がいる。
「フェスティナは?」
「彼女なら、君のお父上のところだろう」
「お父様? お父様がいらしてるの?」
システィーアがベッドを飛び降りようとすると、少年の手が伸びてきて手首を掴んだ。
「今、君と離れるわけにはいかない」
少年が真面目な顔でシスティーアを見る。
「⋯⋯何? どういうこと?」
まさか年端も行かぬ娘を捕まえて愛の告白でもあるまいし、と首を傾げていたシスティーアはハッとして片手で口元を押さえた。
「まさか⋯⋯まさか、お父様に何かあったの⁈」
「いや、君のお父上の体調に問題はない」
システィーアはほっと安堵の息を吐いて、それから首を傾げた。
「だったら一体⋯⋯」
「煩い⋯⋯」
隣で寝ていた人がむくりと体を起こす。
システィーアはびくりと身を縮こませた。
「ご、ごめんなさい」
いかにも寝不足というような顔の水の管理者が、隣のベッドにはいた。
白いシャツのボタンを二、三個外して覗き見える胸元から青い結晶をいくつもぶら下げた首飾りが覗いている。さらに、薄青の髪をかきあげた手首にも結晶のついたアクセサリーが見られ、システィーアは彼の浄化をする姿を思い出して、言葉を失った。
システィーアには彼が身につけている結晶が、命綱のように見えた。
「どれくらい経った?」
「二時間くらい」
少年の返答を聞いた男が、大きな欠伸をしてから、細い目でジロリとこちらを見る。それから小さくため息を漏らした。
「上手くいけばいいが」
手招きをする水の神官にシスティーアが恐る恐る近づくと、くるりと後ろを向かされた。彼は傍に置いてたコートのポケットから櫛を取り出すと、徐にシスティーアの髪を梳かし始めた。
「え、あの、自分で」
システィーアが驚きと戸惑いで後ろを振り返ろうとする度に、頭を元に戻される。
「動くな」
男が慣れた手つきで、システィーアの癖っ毛を器用に少しずつ梳かしていく。
システィーアが身を縮こませていると、その間に闇の管理者が部屋を出たらしく、ドアが閉まる音が聞こえた。
心細くて落ち着かない。ソワソワしながら相手の様子を伺う。
しばらく無言の時間が続き、やや置いて、ドアが開いてフードを被った闇の管理者が帰ってきた。
システィーアはほっと息を吐く。
「これから部屋を変えて大事な話をする。来なさい」
少年に促されてシスティーアは部屋を出た。
「ティア!」
対面ソファーの置かれた応接室に入ると、システィーアはいきなり父親の抱擁を受けた。
「お父様⋯⋯」
ジワジワと気持ちが込み上がり、システィーアはぎゅっと父にしがみついた。ボロリボロリと、涙が感情と一緒に溢れる。
色々辛かったし、怖かった。でも初めて魔法を使うことが出来たし、何より、よくわからないうちにではあるが、街を救う手助けが出来た。頼れる知人がいないのは心細かったが、頼れる人がいないわけではなかった。屋敷に篭っていては出来ない経験だ。
「お父様、私⋯⋯」
「可哀想に。怖かっただろう。だから反対したんだ。これで外が危ないと分かっただろう?」
お父様、私、頑張りました。褒めてください。
そう言おうとしたシスティーアを遮って、父が優しく頭を撫でる。まるで頑張る必要がないと言われた気がして、システィーアは力一杯、父を突き放した。
「ティア?」
驚いた顔をする父の後ろ、少し離れた所に管理者の男たちが立ってこちらを見ているのが視界に入る。彼らの懸命な姿を思い出すと、益々自分の頑張りが要らないものだとは思えない。
「確かに、とても怖かった⋯⋯でも、それだけではなかったわ。頑張ったら、助かったって言って貰えたの。それに知らないことも沢山学べたわ。だから⋯⋯」
「ティア⋯⋯」
父が感極まった顔でシスティーアを見つめる。
「いつの間にこんなに大きくなったのだろう。もう、守られるだけの、小さなティアではないのだね」
父は、システィーアの方を見ているのに、何処か遠くを見ているような目をすると、大きく息を吐いた。それから管理者達の方を見る。
「何度も言うが、ティアはまだ十二歳ではない」
「こちらも何度も言うが、これ以上は保たない。この街は軽微の被害で済んだが、今回は偶然だ。それにそちらは本来、拒否権などないはずだ」
水の管理者にそう言われて、父はぐっと押し黙った。
それからさらにため息をつくと、近くのソファーに腰掛けた。
それに続くように、部屋の中にいるもの達が順に腰をかけていく。管理者達の後ろにイーギスとライガーが立ち、父の後ろにシスティーアの引率をしてくれていた三人が立つ。システィーアは父の隣へと腰を下ろした。
「仕方がない⋯⋯ティア」
呼ばれて、システィーアは父の方を見た。
「以前、話したことを覚えているかな? 婚約者候補の話をした時のことだ。時期が来たら必ず話すと約束したろう?」
システィーアはこくりと頷いた。
「ティアは胎児の時に管理者に選ばれたようで、産まれた時には胸に痣⋯⋯リュウの紋があったんだ。リュウの紋を持つ者は中央へ行って、この世界を管理しなければならない。我が国でリュウの紋を持つ者が見つかった場合、十二歳になると中央へ行くことが決まっている。それまでは親元にずっと居ることが出来るよう国が助けてくれる⋯⋯。代わりに細かい約束事を守らねばいけなくて、婚約者候補もその一つだった」
システィーアは、管理者の二人を見た。胸の痣に意識を集中して蔓を見た時、二人は他の人達とは違って一色だった。咲き誇る花の数も圧倒的に違った。そしてシスティーアは、自分もまた彼らと同じ、一色のみであることを教えてもらったので知っている。
「私⋯⋯」
先程父が管理者達に言っていた、まだ十二歳ではないという言葉が思い出される。
「お父様、私⋯⋯行かないといけないの?」
「ティア!」
父が再び娘を抱きしめた。
手放したくない、そばに置いておきたい、そんな気落ちが震える身体からひしひしと伝わってくる。
システィーアは父に抱きしめられたまま、管理者達の方を見た。
「中央へ行くと、家に帰れないのですか?」
「帰れないわけではない」
闇の管理者がそう答えると、水の管理者が溜息を漏らした。
「現状、帰す余裕はない。中央からここまでの距離を考えるとかなりの日数を要するし、魔力が不足している今、魔法での移動も出来ない」
システィーアは何を言われているかわかりたくなくて、目を瞬かせた。
「⋯⋯十二歳になったら、お父様と会えなくなるの?」
「違う。この話が終わり次第、中央へ連れて帰る」
即答した水の管理者の声が、システィーアに突き刺さる。
「だ、だって私、まだ十二歳ではないわ⋯⋯それに私、私」
システィーアは父にしがみつくように、抱きしめ返した。
あの屋敷を出ないといけない日が来るなんて、考えてもいなかった。父と離れるにしても、まだ先で、他の御令嬢達と同じように結婚するまでは屋敷での変わらない生活が続くのだと思っていた。むしろシスティーアに甘い父なら、ずっとあの屋敷に居ても良いと言ってくれるのではと思っていた。
父が何処までもシスティーアに甘かったのは、別れが決まっていたからだったのか。
「嫌⋯⋯お父様、私、行きたくない!」
「ティア⋯⋯すまない。こればかりはどうにも出来ない。仕方がないんだ。私だって、ティアと一緒には居られなくなるのは辛い。でもティアはもう、自分で歩けるだろう? 怖いことがあっても自分で立ち上がって学び、誰かを助けてあげることが出来るだろう?」
システィーアは、イヤイヤと首を横に振った。
そんなつもりで言ったわけではない。
ただ、頑張ったね、良くやった、と褒めて欲しかっただけだ。
「絶対に会えないわけではないんだ。魔力不足が解消されるまでの辛抱だよ」
システィーアは何度も首を横に振り、わんわん泣き続けた。
システィーアがベッドから起き上がるとそこは、見知らぬ部屋だった。
「あれ⋯⋯またこのパターン?」
ぼんやりと寝ぼけ眼で辺りを見渡すとベッドが三つほど並んでいて、それを白い壁紙が囲んでいる。まるで病室のようだ。
「起きたか」
隣のベッドとの間に椅子を置いて座っていたのは、闇の管理者である少年だった。
フードは外しており、黒く長めの前髪から、漆黒の瞳がのぞいている。髪は長く、後ろで束ねているようだ。顔色はあまり良くなくて少し白く思えたが、そもそも彼の通常の顔色を知らないのでこれが彼の普通なのかもしれない。
隣のベッドにも人がいるようだがここからでは誰かわからない。
「私、一応、女の子なのですが⋯⋯」
手櫛で髪を解きながらそう言うと、少年は若干、申し訳なさそうな顔をした。
「女性の管理神官は連れてきていなかった」
管理神官と言うのが誰かはよくわからないが、女性ならシスティーアの引率者がいる。
「フェスティナは?」
「彼女なら、君のお父上のところだろう」
「お父様? お父様がいらしてるの?」
システィーアがベッドを飛び降りようとすると、少年の手が伸びてきて手首を掴んだ。
「今、君と離れるわけにはいかない」
少年が真面目な顔でシスティーアを見る。
「⋯⋯何? どういうこと?」
まさか年端も行かぬ娘を捕まえて愛の告白でもあるまいし、と首を傾げていたシスティーアはハッとして片手で口元を押さえた。
「まさか⋯⋯まさか、お父様に何かあったの⁈」
「いや、君のお父上の体調に問題はない」
システィーアはほっと安堵の息を吐いて、それから首を傾げた。
「だったら一体⋯⋯」
「煩い⋯⋯」
隣で寝ていた人がむくりと体を起こす。
システィーアはびくりと身を縮こませた。
「ご、ごめんなさい」
いかにも寝不足というような顔の水の管理者が、隣のベッドにはいた。
白いシャツのボタンを二、三個外して覗き見える胸元から青い結晶をいくつもぶら下げた首飾りが覗いている。さらに、薄青の髪をかきあげた手首にも結晶のついたアクセサリーが見られ、システィーアは彼の浄化をする姿を思い出して、言葉を失った。
システィーアには彼が身につけている結晶が、命綱のように見えた。
「どれくらい経った?」
「二時間くらい」
少年の返答を聞いた男が、大きな欠伸をしてから、細い目でジロリとこちらを見る。それから小さくため息を漏らした。
「上手くいけばいいが」
手招きをする水の神官にシスティーアが恐る恐る近づくと、くるりと後ろを向かされた。彼は傍に置いてたコートのポケットから櫛を取り出すと、徐にシスティーアの髪を梳かし始めた。
「え、あの、自分で」
システィーアが驚きと戸惑いで後ろを振り返ろうとする度に、頭を元に戻される。
「動くな」
男が慣れた手つきで、システィーアの癖っ毛を器用に少しずつ梳かしていく。
システィーアが身を縮こませていると、その間に闇の管理者が部屋を出たらしく、ドアが閉まる音が聞こえた。
心細くて落ち着かない。ソワソワしながら相手の様子を伺う。
しばらく無言の時間が続き、やや置いて、ドアが開いてフードを被った闇の管理者が帰ってきた。
システィーアはほっと息を吐く。
「これから部屋を変えて大事な話をする。来なさい」
少年に促されてシスティーアは部屋を出た。
「ティア!」
対面ソファーの置かれた応接室に入ると、システィーアはいきなり父親の抱擁を受けた。
「お父様⋯⋯」
ジワジワと気持ちが込み上がり、システィーアはぎゅっと父にしがみついた。ボロリボロリと、涙が感情と一緒に溢れる。
色々辛かったし、怖かった。でも初めて魔法を使うことが出来たし、何より、よくわからないうちにではあるが、街を救う手助けが出来た。頼れる知人がいないのは心細かったが、頼れる人がいないわけではなかった。屋敷に篭っていては出来ない経験だ。
「お父様、私⋯⋯」
「可哀想に。怖かっただろう。だから反対したんだ。これで外が危ないと分かっただろう?」
お父様、私、頑張りました。褒めてください。
そう言おうとしたシスティーアを遮って、父が優しく頭を撫でる。まるで頑張る必要がないと言われた気がして、システィーアは力一杯、父を突き放した。
「ティア?」
驚いた顔をする父の後ろ、少し離れた所に管理者の男たちが立ってこちらを見ているのが視界に入る。彼らの懸命な姿を思い出すと、益々自分の頑張りが要らないものだとは思えない。
「確かに、とても怖かった⋯⋯でも、それだけではなかったわ。頑張ったら、助かったって言って貰えたの。それに知らないことも沢山学べたわ。だから⋯⋯」
「ティア⋯⋯」
父が感極まった顔でシスティーアを見つめる。
「いつの間にこんなに大きくなったのだろう。もう、守られるだけの、小さなティアではないのだね」
父は、システィーアの方を見ているのに、何処か遠くを見ているような目をすると、大きく息を吐いた。それから管理者達の方を見る。
「何度も言うが、ティアはまだ十二歳ではない」
「こちらも何度も言うが、これ以上は保たない。この街は軽微の被害で済んだが、今回は偶然だ。それにそちらは本来、拒否権などないはずだ」
水の管理者にそう言われて、父はぐっと押し黙った。
それからさらにため息をつくと、近くのソファーに腰掛けた。
それに続くように、部屋の中にいるもの達が順に腰をかけていく。管理者達の後ろにイーギスとライガーが立ち、父の後ろにシスティーアの引率をしてくれていた三人が立つ。システィーアは父の隣へと腰を下ろした。
「仕方がない⋯⋯ティア」
呼ばれて、システィーアは父の方を見た。
「以前、話したことを覚えているかな? 婚約者候補の話をした時のことだ。時期が来たら必ず話すと約束したろう?」
システィーアはこくりと頷いた。
「ティアは胎児の時に管理者に選ばれたようで、産まれた時には胸に痣⋯⋯リュウの紋があったんだ。リュウの紋を持つ者は中央へ行って、この世界を管理しなければならない。我が国でリュウの紋を持つ者が見つかった場合、十二歳になると中央へ行くことが決まっている。それまでは親元にずっと居ることが出来るよう国が助けてくれる⋯⋯。代わりに細かい約束事を守らねばいけなくて、婚約者候補もその一つだった」
システィーアは、管理者の二人を見た。胸の痣に意識を集中して蔓を見た時、二人は他の人達とは違って一色だった。咲き誇る花の数も圧倒的に違った。そしてシスティーアは、自分もまた彼らと同じ、一色のみであることを教えてもらったので知っている。
「私⋯⋯」
先程父が管理者達に言っていた、まだ十二歳ではないという言葉が思い出される。
「お父様、私⋯⋯行かないといけないの?」
「ティア!」
父が再び娘を抱きしめた。
手放したくない、そばに置いておきたい、そんな気落ちが震える身体からひしひしと伝わってくる。
システィーアは父に抱きしめられたまま、管理者達の方を見た。
「中央へ行くと、家に帰れないのですか?」
「帰れないわけではない」
闇の管理者がそう答えると、水の管理者が溜息を漏らした。
「現状、帰す余裕はない。中央からここまでの距離を考えるとかなりの日数を要するし、魔力が不足している今、魔法での移動も出来ない」
システィーアは何を言われているかわかりたくなくて、目を瞬かせた。
「⋯⋯十二歳になったら、お父様と会えなくなるの?」
「違う。この話が終わり次第、中央へ連れて帰る」
即答した水の管理者の声が、システィーアに突き刺さる。
「だ、だって私、まだ十二歳ではないわ⋯⋯それに私、私」
システィーアは父にしがみつくように、抱きしめ返した。
あの屋敷を出ないといけない日が来るなんて、考えてもいなかった。父と離れるにしても、まだ先で、他の御令嬢達と同じように結婚するまでは屋敷での変わらない生活が続くのだと思っていた。むしろシスティーアに甘い父なら、ずっとあの屋敷に居ても良いと言ってくれるのではと思っていた。
父が何処までもシスティーアに甘かったのは、別れが決まっていたからだったのか。
「嫌⋯⋯お父様、私、行きたくない!」
「ティア⋯⋯すまない。こればかりはどうにも出来ない。仕方がないんだ。私だって、ティアと一緒には居られなくなるのは辛い。でもティアはもう、自分で歩けるだろう? 怖いことがあっても自分で立ち上がって学び、誰かを助けてあげることが出来るだろう?」
システィーアは、イヤイヤと首を横に振った。
そんなつもりで言ったわけではない。
ただ、頑張ったね、良くやった、と褒めて欲しかっただけだ。
「絶対に会えないわけではないんだ。魔力不足が解消されるまでの辛抱だよ」
システィーアは何度も首を横に振り、わんわん泣き続けた。
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