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西の転生者
41.監獄
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目的地までの道のりは、馬車のおかげで短いものになった。同時に、襲撃者五人のおかげで、システィーアはそのままの意味で肩身が狭い状態となった。
フォトムとサーティスに少し潰され気味にくっついて揺られながら、目の前に広がる建物を見上げる。
「これが⋯⋯監獄?」
砦のような背の高い石壁を包む様に、複雑な模様の入った緑色の魔法の壁が行手に聳え立つ。システィーアが作る壁より緑が濃く、壁の分厚さが一目でわかる。入口の手前に馬車が着くと、鉄柵が高い音を奏でながら開く。そこへ難なくするりと馬車が入っていくと、目の前に大きな白い建物が鎮座していた。
左右に背の高い三角屋根の塔のある、白い石造りの建物。監獄とは思えない綺麗な植物の彫刻と、前世の教会のような大きなステンドグラスが高い位置にある窓には嵌め込まれている。
その建物の入り口は外壁と同じ大きさで、先程と同じように馬車で通過する。
建物のエントランスホールに入ったところで、ようやく馬車は止まった。
しんと静まり返った室内に、馬車から降りた自分達の足音が響く。
広いホールを見回していると、サーティスが階段の手前で、システィーアを呼んだ。
「先に彼らを片付ける。フォトムとここにいなさい」
黒い魔力でぐるぐる巻きにされた五人が、ライガーによって順番に馬車から引き摺り出されていく。その中の意識のある一人が、大きく見開いた目をギョロリとシスティーアに向けた。
「お、お前のせいで⋯⋯」
震える声でそう言った男との間にフォトムが入り、システィーアの視界を塞ぐように立つ。何かがぶつかる鈍い音が前方から聞こえて、それからズリズリと引き摺られていく。
「逆恨みも甚だしい」
呟いたフォトムが、ホッと息を吐いてくるりと振り返る。こちらの様子を伺うような彼の顔を見て、システィーアもホッと息を吐いた。
「フォトム、私は何故ここに連れてこられたのかしら?」
フォトムは肩を落として、大きく息を吐いた。自然と、眉間に皺が寄っていく。
「監獄の魔法壁は壁の管理者の管轄です。恐らくその関係だと思いますが、ここへ来たのが初めての私には分かりかねます。けれど、怒られたのは間違いなく、一日でも早く世界の壁の補修をしなければいけない時に、サボっていたからですね」
「なんというブラック⋯⋯」
「はい?」
「過労で倒れたら、元も子もないでしょう?」
咄嗟に出てきた言葉を塗り替えるようにシスティーアが尋ねると、フォトムが不思議そうな顔をした。
「きちんとお休みはなさっているではないですか。特にシスティーア様は未成年ですし、それに配慮して日没後に予定を入れることは今までしていないはずですが?」
フォトムのその言い方に、システィーアは顔を引き攣らせた。
「大人になったら、今より酷いというの⁈」
「そうなりますね。前にも軽く話したと思いますが、世界の壁の修復が済めば、状況が一気に変わってくるはずです。そうなれば休暇を取ることも出来るでしょう」
システィーアは思わず、額を手で抑えた。
少しリフレッシュしたいと思うのさえ、駄目だとは。主人公みたいに、体調不良にでもならないと休めないということか。それとも、主人公だから休めるのか⋯⋯。
システィーアが口をへの字にしていると、サーティスとライガーが帰ってきた。
「ここに入って来る時に見た通り、壁の魔法で隔離している。ここの壁の維持も、壁の管理者の仕事だ。外周だけでなく、部屋ごとにも壁の魔法がかけられている。ついてきなさい」
サーティスがライガーを連れて、先程五人の襲撃者を引きずっていったと思われる奥の通路ではなく、手前にある階段を登っていく。システィーアもフォトムと一緒に、後に続いた。
螺旋状の階段は足音が響くだけで他に音がしない。開けた場所に出てもそれは同じで、サーティスが通ると同時にその部分の明かりが灯っていく。ひんやりとした空気は濁っているようで、少し息苦しく感じる。
身を縮め、ごくりと唾を飲む。
なんだか前世のホラー映画のような雰囲気だ。
耐えきれなくなり、システィーアは口を開いた。
「人を見かけませんが、ここは軽犯罪者用の監獄なのですか?」
扉の前でサーティスが振り返る。
「ここに収監されているのは、この近辺で罪を犯した全ての者と、各国で裁けないような特殊な重罪人だ。クラングラン王国ではどうなのか知らないが、ここでは壁の魔法が部屋ごとにかけてあるので監視者は必要ない。そもそもここの壁の魔法内には、管理神官以上の者でないと入れない。だから囚人以外はいない。日に一度、闇の管理神官が生死の確認をするだけだ」
「え⋯⋯あの、もしかして、ご飯とかもらえないのですか?」
悪態をついてきた襲撃者の顔を思い出して、システィーアは狼狽えた。いくら命を狙ってきた人だと言っても、ご飯ももらえず餓死とか⋯⋯想像もしたくない。
「何を言っている、システィーア。何故犯罪者に食べ物を恵む必要がある?」
やはりと、システィーアは視線を落として顔を顰めた。
「ここでは皆、自給自足だ」
「へ?」
続いた言葉に驚いて変な声を出したシスティーアを、変わらぬ表情のサーティスが見ている。
「定期的に最低限の支給はある。それで上手く生きていけないのなら、どこへ行っても真っ当に生きてはいけない。再び罪を犯す」
目を瞬かせているシスティーアに背を向けて、サーティスが扉を開いた。
「見た方が早い」
白い廊下を挟むように、左右に鉄格子の部屋が続く。手前は鉄格子で丸見えだが、予想以上に奥に長い作りの部屋になっていた。
一番手前には木製のプランターがいくつも置いてあり、その向こうにベッドが見える。仕切りがあって奥は見えないが、おそらく水回りがあるのだろう。その手前には、小さいがキッチンがある。
そんな部屋がずらりと並び、囚人たちが鋭い目つきでこちらを見てくる。彼らの手首には、黒い魔力の蔓が絡まっていた。
システィーアは、驚きと恐怖の入り混じった感情を抑えながら、必死にサーティスの後をついて行く。
彼らは時折、口を開けて何かを言っていたり、魔法の壁を叩いていたりする動作が見掛けられた。けれど音が遮断されているのか、こちらまでは届かない。それに少しだけ安堵しつつも、早く通り抜けたい一心で震えそうになる足を動かす。
「この先は、各国で処理できなかった重罪人がいる。世界の壁を直し終わったら、ここの壁を優先的に補強することになる」
そう言いながら、サーティスが突き当たりの扉を開けて階段を登っていく。
また螺旋階段だ。
システィーアがサーティスに続いて登り切ると、そこには狭く区切られた牢がずらりと片側に並んでいた。
どの牢も中は、黒い魔力と青い魔力の蔓で溢れている。割合はそれぞれ違うが、中央で人が蔓に絡まれているのは同じだ。皆、意識はないようで、まるで眠っているかのように力なく、くったりと蔓に身を委ねている。
その手前にある、薄ら緑をしている壁の存在に気づくと、システィーアは思わず遠巻きに歩いた。
この建物に入ってから何枚もの壁を見てきたが、ヒビが入っているのは初めてだった。
「彼らは罪が大きすぎて、転生後にも何らかの影響を及ぼす可能性が非常に高い者達だ。故にそのままの死が許されない。浄化と消滅、壁の魔法の拘束によって、魂の治療が完了するまでは出られない⋯⋯通常ならば」
サーティスが言わんとすることは、魔法の壁に入ったヒビですぐに分かった。
システィーアは声が震えないように堪えながら答える。
「壁魔法がないと、この監獄は機能しなくなるのですね」
サーティスが頷く。
「改心する余地もない殺人鬼達が闊歩する世となる。そして、そうなった時に一番最初に命を狙われるのは、一番厄介な壁の管理者だ。そうでなくとも収容者の家族知人による逆恨みや、彼らを悪事に利用したい者らから命を狙われやすい」
システィーアはさっと顔を青くさせて、小さく何度も頷いた。
国から遠くへ出て、継母の実家であるレミアント侯爵家を警戒しなくても良くなったと思っていたのに、次は犯罪者とその家族とか。冗談ではない。
「何処であろうと、相手が誰であろうと、常に怪しい魔力が流れていないかを必ず確認しなさい。今日はたまたま私が外回りをしていたから怪しい魔力に気づいたが、そうでなければシスティーアを人質に取られていたかもしれない。そうなれば邪魔な管理神官も容易に片付けられる」
システィーアとフォトムはサーティスに順番に見つめられて、口元を引き結んだ。
「管理神官は一般の人々と同様に、自分以外の魔力の流れは分からない。敏感な人でも感覚でしかわからないそうだ。フォトム達管理神官や自分の命を危険にさらしたくないのであれば、普段から魔力の流れを意識するように訓練して、自分で気をつけなさい。魔力の流れを自在に操れ、壁の修復をすることが出来れば、それが安全への一番の近道となる」
フォトムとサーティスに少し潰され気味にくっついて揺られながら、目の前に広がる建物を見上げる。
「これが⋯⋯監獄?」
砦のような背の高い石壁を包む様に、複雑な模様の入った緑色の魔法の壁が行手に聳え立つ。システィーアが作る壁より緑が濃く、壁の分厚さが一目でわかる。入口の手前に馬車が着くと、鉄柵が高い音を奏でながら開く。そこへ難なくするりと馬車が入っていくと、目の前に大きな白い建物が鎮座していた。
左右に背の高い三角屋根の塔のある、白い石造りの建物。監獄とは思えない綺麗な植物の彫刻と、前世の教会のような大きなステンドグラスが高い位置にある窓には嵌め込まれている。
その建物の入り口は外壁と同じ大きさで、先程と同じように馬車で通過する。
建物のエントランスホールに入ったところで、ようやく馬車は止まった。
しんと静まり返った室内に、馬車から降りた自分達の足音が響く。
広いホールを見回していると、サーティスが階段の手前で、システィーアを呼んだ。
「先に彼らを片付ける。フォトムとここにいなさい」
黒い魔力でぐるぐる巻きにされた五人が、ライガーによって順番に馬車から引き摺り出されていく。その中の意識のある一人が、大きく見開いた目をギョロリとシスティーアに向けた。
「お、お前のせいで⋯⋯」
震える声でそう言った男との間にフォトムが入り、システィーアの視界を塞ぐように立つ。何かがぶつかる鈍い音が前方から聞こえて、それからズリズリと引き摺られていく。
「逆恨みも甚だしい」
呟いたフォトムが、ホッと息を吐いてくるりと振り返る。こちらの様子を伺うような彼の顔を見て、システィーアもホッと息を吐いた。
「フォトム、私は何故ここに連れてこられたのかしら?」
フォトムは肩を落として、大きく息を吐いた。自然と、眉間に皺が寄っていく。
「監獄の魔法壁は壁の管理者の管轄です。恐らくその関係だと思いますが、ここへ来たのが初めての私には分かりかねます。けれど、怒られたのは間違いなく、一日でも早く世界の壁の補修をしなければいけない時に、サボっていたからですね」
「なんというブラック⋯⋯」
「はい?」
「過労で倒れたら、元も子もないでしょう?」
咄嗟に出てきた言葉を塗り替えるようにシスティーアが尋ねると、フォトムが不思議そうな顔をした。
「きちんとお休みはなさっているではないですか。特にシスティーア様は未成年ですし、それに配慮して日没後に予定を入れることは今までしていないはずですが?」
フォトムのその言い方に、システィーアは顔を引き攣らせた。
「大人になったら、今より酷いというの⁈」
「そうなりますね。前にも軽く話したと思いますが、世界の壁の修復が済めば、状況が一気に変わってくるはずです。そうなれば休暇を取ることも出来るでしょう」
システィーアは思わず、額を手で抑えた。
少しリフレッシュしたいと思うのさえ、駄目だとは。主人公みたいに、体調不良にでもならないと休めないということか。それとも、主人公だから休めるのか⋯⋯。
システィーアが口をへの字にしていると、サーティスとライガーが帰ってきた。
「ここに入って来る時に見た通り、壁の魔法で隔離している。ここの壁の維持も、壁の管理者の仕事だ。外周だけでなく、部屋ごとにも壁の魔法がかけられている。ついてきなさい」
サーティスがライガーを連れて、先程五人の襲撃者を引きずっていったと思われる奥の通路ではなく、手前にある階段を登っていく。システィーアもフォトムと一緒に、後に続いた。
螺旋状の階段は足音が響くだけで他に音がしない。開けた場所に出てもそれは同じで、サーティスが通ると同時にその部分の明かりが灯っていく。ひんやりとした空気は濁っているようで、少し息苦しく感じる。
身を縮め、ごくりと唾を飲む。
なんだか前世のホラー映画のような雰囲気だ。
耐えきれなくなり、システィーアは口を開いた。
「人を見かけませんが、ここは軽犯罪者用の監獄なのですか?」
扉の前でサーティスが振り返る。
「ここに収監されているのは、この近辺で罪を犯した全ての者と、各国で裁けないような特殊な重罪人だ。クラングラン王国ではどうなのか知らないが、ここでは壁の魔法が部屋ごとにかけてあるので監視者は必要ない。そもそもここの壁の魔法内には、管理神官以上の者でないと入れない。だから囚人以外はいない。日に一度、闇の管理神官が生死の確認をするだけだ」
「え⋯⋯あの、もしかして、ご飯とかもらえないのですか?」
悪態をついてきた襲撃者の顔を思い出して、システィーアは狼狽えた。いくら命を狙ってきた人だと言っても、ご飯ももらえず餓死とか⋯⋯想像もしたくない。
「何を言っている、システィーア。何故犯罪者に食べ物を恵む必要がある?」
やはりと、システィーアは視線を落として顔を顰めた。
「ここでは皆、自給自足だ」
「へ?」
続いた言葉に驚いて変な声を出したシスティーアを、変わらぬ表情のサーティスが見ている。
「定期的に最低限の支給はある。それで上手く生きていけないのなら、どこへ行っても真っ当に生きてはいけない。再び罪を犯す」
目を瞬かせているシスティーアに背を向けて、サーティスが扉を開いた。
「見た方が早い」
白い廊下を挟むように、左右に鉄格子の部屋が続く。手前は鉄格子で丸見えだが、予想以上に奥に長い作りの部屋になっていた。
一番手前には木製のプランターがいくつも置いてあり、その向こうにベッドが見える。仕切りがあって奥は見えないが、おそらく水回りがあるのだろう。その手前には、小さいがキッチンがある。
そんな部屋がずらりと並び、囚人たちが鋭い目つきでこちらを見てくる。彼らの手首には、黒い魔力の蔓が絡まっていた。
システィーアは、驚きと恐怖の入り混じった感情を抑えながら、必死にサーティスの後をついて行く。
彼らは時折、口を開けて何かを言っていたり、魔法の壁を叩いていたりする動作が見掛けられた。けれど音が遮断されているのか、こちらまでは届かない。それに少しだけ安堵しつつも、早く通り抜けたい一心で震えそうになる足を動かす。
「この先は、各国で処理できなかった重罪人がいる。世界の壁を直し終わったら、ここの壁を優先的に補強することになる」
そう言いながら、サーティスが突き当たりの扉を開けて階段を登っていく。
また螺旋階段だ。
システィーアがサーティスに続いて登り切ると、そこには狭く区切られた牢がずらりと片側に並んでいた。
どの牢も中は、黒い魔力と青い魔力の蔓で溢れている。割合はそれぞれ違うが、中央で人が蔓に絡まれているのは同じだ。皆、意識はないようで、まるで眠っているかのように力なく、くったりと蔓に身を委ねている。
その手前にある、薄ら緑をしている壁の存在に気づくと、システィーアは思わず遠巻きに歩いた。
この建物に入ってから何枚もの壁を見てきたが、ヒビが入っているのは初めてだった。
「彼らは罪が大きすぎて、転生後にも何らかの影響を及ぼす可能性が非常に高い者達だ。故にそのままの死が許されない。浄化と消滅、壁の魔法の拘束によって、魂の治療が完了するまでは出られない⋯⋯通常ならば」
サーティスが言わんとすることは、魔法の壁に入ったヒビですぐに分かった。
システィーアは声が震えないように堪えながら答える。
「壁魔法がないと、この監獄は機能しなくなるのですね」
サーティスが頷く。
「改心する余地もない殺人鬼達が闊歩する世となる。そして、そうなった時に一番最初に命を狙われるのは、一番厄介な壁の管理者だ。そうでなくとも収容者の家族知人による逆恨みや、彼らを悪事に利用したい者らから命を狙われやすい」
システィーアはさっと顔を青くさせて、小さく何度も頷いた。
国から遠くへ出て、継母の実家であるレミアント侯爵家を警戒しなくても良くなったと思っていたのに、次は犯罪者とその家族とか。冗談ではない。
「何処であろうと、相手が誰であろうと、常に怪しい魔力が流れていないかを必ず確認しなさい。今日はたまたま私が外回りをしていたから怪しい魔力に気づいたが、そうでなければシスティーアを人質に取られていたかもしれない。そうなれば邪魔な管理神官も容易に片付けられる」
システィーアとフォトムはサーティスに順番に見つめられて、口元を引き結んだ。
「管理神官は一般の人々と同様に、自分以外の魔力の流れは分からない。敏感な人でも感覚でしかわからないそうだ。フォトム達管理神官や自分の命を危険にさらしたくないのであれば、普段から魔力の流れを意識するように訓練して、自分で気をつけなさい。魔力の流れを自在に操れ、壁の修復をすることが出来れば、それが安全への一番の近道となる」
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