新戦士アース

福猫

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最終話

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「俺はブルーだ、お前達に俺を攻撃できるかな」

宙に浮きながら黒い闇が口にするとアースが口を開いた。

「あなたはブルーじゃない偽者だ、遠慮なく攻撃できる」

「アースの言う通りだ」

そう言って青い猫のブルーとサターンが現れるとアースとアーズとウラヌスとネプチューンはブルーとサターンに近づいた。

そしてアースが「ブルー、サターン」と口にすると青い猫のブルーが口を開いた。

「天王星を浄化できたんだな」

「俺1人の力じゃない、アーズとネプチューンの力があったから天王星は浄化され天音さんは戦士ウラヌスに変身できた」

「アーズ、怒るなよ」

そう言って青い猫のブルーは人間のブルーに変身しアースの唇に唇を重ねた。

その後、ブルーは唇を離し小さな声で口を開いた。

「初めて栄地と会ったときからお前のこと好きだった」

「え…」

「俺が黒い闇の相手をしている間にお前は仲間から力を貰い地球の弓矢で俺ごと黒い闇をうて」

「そんなことしたらブルーも」

「俺が生きてる限り奴は復活の術を使えば何度でも生き返る」

「他の方法はないのか?」

「他はない、アースいや栄地、球樹と幸せになれよ」

そう言ってブルーは宙に浮きながら黒い闇のブルーに近づき「俺が相手だ」と言って戦いを始めた。

アースはブルーが言ったことを実行するためアーズとサターンとウラヌスとネプチューンに向かって口を開いた。

「皆の力を俺に授けてくれ、頼む」

「わかった」

アーズが返事をするとアースはブルーと黒い闇が戦っている方に向き口を開いた。

「アーズ、サターン、ウラヌス、ネプチューン、俺に力を」

「わかった」

アーズがアースの肩を手で触れながら地球の力を送るとサターンとウラヌスとネプチューンもアースの肩に手で触れながら土星の力と天王星の力と海王星の力をアースに送り始めた。

30分後、左右の手に仲間達の力が伝わったアースは左右の手を弓矢を構える動作をしブルーを見つめた。

「ブルー」

「準備ができたか」

戦いながら心と心の会話をした人間のブルーは戦いを止めた。

「どうした敗けを認めたか」

黒い闇のブルーが口にするとブルーが口を開いた。

「お前はもう終わりだ」

そう言ってブルーは一瞬で黒い闇のブルーの背後に立ち抱きつき叫んだ。

「アース、今だ」

「何!」

アースに目を向けた黒い闇のブルーはブルーの企みを感じ声をかけた。

「俺と戦ったのはアースの時間稼ぎか」

「その通り」

「離せ」

「アース、放て」

もがく黒い闇のブルーの身体を抱きつきながらブルーが叫ぶとアースは涙を流しながら透明な矢を放った。

放たれた透明な矢は黒い闇のブルーごと人間のブルーに突き刺さった。

黒い闇のブルーと人間のブルーは離れ倒れた。

「復活してやる」

そう言って黒い闇のブルーが立ち上がると仰向けで倒れている青い猫のブルーが口を開いた。

「俺が死ねば、お前は復活できない」

「貴様…うああ…」

悔しがりながら黒い闇のブルーは跡形もなく消えていった。

「ブルー!」

アースは青い猫のブルーに近づき抱っこし涙を流しながら見つめ口を開いた。

「ブルー…」

「戦いは終わり地球は平和になった」

「ブルーがいなかったら黒い闇は倒せなかった」

「俺の姿が消えたら天界に行って神様に会え」

「俺だけ?」

「皆で行くんだ」

「わかった」

「そろそろ逝くよ」

「ブルー」

「球樹と幸せに暮らせよ」

そう口にした後、青い猫のブルーはアースの腕の中で眠り姿が消え光になると上空に向かった。

アースは立ち上がり涙を拭うとアーズとサターンとウラヌスとネプチューンに向かって口を開いた。

「ブルーが皆で天界に行って神様に会えって」

「神様に?」

「皆、神様に会いに天界に行くぞ」

そう言ってアースが小さな地球を使って姿を消すとアーズとサターンとウラヌスとネプチューンもそれぞれの星を使って姿を消し天界に向かった。

ー天界ー

全てを見ていた神様は青い猫のブルーの死を悲しんだ。

「ブルー、お疲れさまゆっくり休みなさい」

神様が口にした後、アースとアーズとサターンとウラヌスとネプチューンが現れアースが声をかけた。

「神様、ブルーに言われてきました」

「……」

背を向けている神様は振り向き口を開いた。

「ここから全て見ていました、アース、アーズ、サターン、ウラヌス、ネプチューン、戦いお疲れさまでした」

「……」

「平和になった今、戦士でいる必要はありません」

「それって」

「普通の人間としてこれからの人生を生きなさい」

そう言って神様が魔法の杖で2個の小さな地球と土星と天王星と海王星をアース達から奪い取ると変身が解け栄地と球樹と瑛士と天音と海翔は私服姿に戻った。

「もし敵が現れたらどうするんですか?」

「敵が現れることはないでしょう」

栄地の言葉にそう答えると神様は魔法の杖を使って栄地達をそれぞれの家に送った。

「ブルーのために幸せに暮らすんですよ」

ー森林の中ー

家の前に姿を現した栄地と球樹は立ち尽くした。

「皆はどうしたのかな」

「俺達みたいに家にいるんじゃないかな」

「栄地」

「何?」

見つめる球樹の方に栄地が顔を向けると球樹が真剣な顔で口を開いた。

「ブルーのためにも幸せにならないとな」

「そうだね」

会話後、栄地と球樹は見つめ合いその後、家の前で口づけを交わした。

ー1年後ー

栄地と球樹は森林でパン屋を開店し瑛士と天音と海翔は3人でホストクラブを開店した。

その光景を天界の神様と人間姿のブルーが見つめていた。

「皆、幸せに暮らせよ」

「ブルー、行くぞ」

「はい」

返事をしブルーが神様に近づき離れていくと栄地と球樹と瑛士と天音と海翔の幸せと平和は永遠に続いた。

        完結
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