私が猫又族のお姫様!?

モルガナ

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2章 各国の王子たちとの出会い

祖父母、従兄弟と初対面

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あれからフロート車はヤキウオモール中央に辿り着き、私と父様、母様はフロート車を降り、フロート車はマタタビ王国に向けてレオナと王子たちを乗せ出発した。


レオナは私と一緒にいたそうにブーブー不平を言っていたが、私には綿飴がいるから大丈夫だと固辞した。

「綿飴にゃにかあったらよろしくね!頼りにしてりゅね」

[任せて!ご両親ともども僕が守ってみせるよ]と心強く応えてくれた。


父様と母様は2人寄り添い、母様の腕に抱かれた私の肩に綿飴が羽根を休めて止まり商業ギルド"スピカ"に入っていった。道行く人々は、私たち一家を取り囲み、私の誕生を手を振って祝ってくれた。

'姫様ご生誕おめでとうございます!'

'姫様~可愛らしすぎますわ'

などと言われ、手を振り返しておいた。


スピカに入ると、事前に連絡受けていたであろう店内は、色鮮やかにリボンや花で装飾され、とてもファンシーな雰囲気になっていた。


店内には誰もおらず誰もいないのかと思ったが

突如店内の入り口に隠れていた祖父母に私は驚かされることになった。

"わっ!!"と抱きしめられ、

'だーれだ?'と瞳を覆い隠された。

「きゃっ!?にゃに?だーれ?」と人型の手のひらで瞳を覆い隠され誰か分からなかった…



[お父さんっ!!いい加減にしてください!いつもいつも家族を驚かせて]

【お義母さんも、早く手をどけて、悪ふざけは大概にしてください。ナツメがビックリしますから】と両親に怒られ私の瞳を覆い隠していた手と抱きしめていた手を外し祖父母は2人ともイタズラがバレた子供のようにションボリしてしまった。

<ごめんなさい>

"すまなかった"

あまりにショゲていたので可哀想に見えたので声をかけた。

「大丈夫だよ!おじいちゃん、おばあちゃん。
はじめましゅて私はナツメ=スコティッシュ、こっちは友達の綿飴だよ」と笑顔で私と綿飴の自己紹介をすると

"なんてできた可愛い孫娘と可愛らしいお友達だろう!儂の名前は、ルーク=マンチカンじゃ。これから祖父としてよろしくな"


<本当に可愛らしいわ!2人の姿を見ていると癒されるわ!生まれた報告を聞いてからずっと会えるのを待っていたわ!私の名前は、ソフィー=スコティッシュよ!これから祖母としてよろしくね>とお互い人の良さそうな笑顔で私と綿飴を歓迎してくれた。


(結婚しても猫種で、名前が変わる設定です同姓になるのはお互いが同じ猫種の場合のみ)


"抱っこさせてもらっていいかい?"


「はい、でしゅ!」と人型に変身している祖父母にそれぞれ順番に抱っこされた。


祖父母との触れ合いを微笑ましく見ていた母様は突然思い出したように尋ねた。
[あっ!そうだお父さん!それで兄さん達はどこに?今日会えると聞いていたのだけど?]


"おお!そうじゃったな。もうすぐ来るはずじゃ"


[お茶でも飲んで、少し待ってましょう]とソフィーお祖母ちゃんのはからいで、ティータイムをすることになった。


その後数分遅れて、嵐のような男性がやってきた。

『悪りぃ!遅れた!ルーナ、シエル久しぶりだな!そっちの小さい嬢ちゃんが2人の娘でこの国の姫さんか?

今日は、パレードだから街が観光客と民衆でごった返しててな』とペルシャ猫種であろう人型の威風堂々とした整った顔の男性が自分の奥さんであろう女性とその息子を引き連れてスピカのウエスタンドアを蹴破る勢いで入ってきた。


突然のことで、私は猫目を見開いてビックリしてしまった。


[兄さんっ!!いつもいつも急に入って来ないでよ!ナツメがビックリしてるわ!ルーシィさんとナイト君までいつも引っ張りまわして……ルーシィさんごめんなさいね!こんな至らない兄で。愛想を尽かさないでくれると嬉しいわ]とロップイヤー種であろう垂れ耳ウサギの女性に話しかけた。


(へぇ!種族間自由婚て本当なんだ!!初めて見た!子供は、ルーシィさんの垂れ耳と瞳はビジョップさんと同じエメラルドグリーンなんだ…)

<いえいえ!お義姉様、お義兄様お久しぶりです!そちらの姫様がお2人の子供ですか?

愛想を尽かすだなんて…そんなビジョップさんが好きになったので…>

と顔を赤らめていた。



『ルーシィ…お前って奴は!照れるだろ』



【ビジョップ相変わらずだな!!今の時期騎士団は忙しいのに悪いな!いつも治安を守ってくれて感謝する!それで本題だがナイトは起きてるか?

起きてるなら、ナツメと合わせたいんだが…】と父様が言った。


と、ルーシィさんに抱かれたナイト君?を見るとスヤスヤ眠っていた。

<少しお待ちください!お義兄様、ほらナイト大好物のニンジンビスケットよ目が覚めたらあげるわよ>

とルーシィさんがニンジンで釣ると、熟睡していたはずのナイト君の瞼が少し開いた。

[ビスケッチョどこ~?]


<ここよ!ほらあげるから目を覚ましなさい!はいどうぞ!>とルーシィさんがナイト君の口元に持っていき食べさせると、完全に目を覚ました。

<ナイトに合わせたい女の子がいるのよ!とっても可愛らしいわよ。ナイトさえ良ければ大人になったらその子の専属騎士になってあげてほしいの!>

[おんにゃの子?どこにいりゅの?]とナイト君が言うので、ナイト君の前まで自分で歩いて行った。


「はじめましゅて!マタタビ王国の姫ナツメと言いましゅ!よろしくね」

と垂れ耳が可愛い美少年に将来育つであろうナイト君に挨拶し目を合わせると、垂れ耳が勢いよく立ち上がり、可愛い顔が真っ赤になった。

[は、……はじめましゅて。ナイトと言いましゅ。よろしゅくね]

<あらあらこの子ったら、姫様に一目惚れしちゃったかしら?>




『社交界1の白薔薇と名高い妹と社交界1のモテ男である悪友の子だからな。無理もないな』

「父様は悪友にゃの?2人は古くからの知り合いにゃの?」


【王立魔法学園通称"マジョルカ"で学んだ同期なんだ!ビジョップとは若い頃一緒にヤンチャした悪友だな今じゃお互い国王とケッシー騎士団団長だが仲は相変わらずだな】




『姫様改めましてビジョップといいます!満1歳にならないと王族はごく一部の限られた家族と侍女などしか顔を合わせない決まりになっている為、見たことなかったと存じますが、今後は代々王家を守るケッシー騎士団として顔を合わせることもあると思うので、以後お見知り置きを』


<同じくケッシー騎士団の一員でビジョップの妻であるルーシィです!姫様お会いできて光栄ですわ。姫様に何かあれば騎士団の誇りにかけて手助け致しますわ>

「お2人ともよろしゅくお願いします!」
と微笑むとビジョップ一家は顔を赤くして石化した。


しばらくして意識を取り戻すとビジョップさんはナイト君に尋ねた。

『ナイト!将来姫様の専属騎士になりたいかい?大人になった時心境の変化で1度だけ断る機会も与えるつもりだがお前はどうしたい?』

とビジョップさんが優しく問いかけるとナイト君は瞳を輝かせて食い気味に

[僕、姫様の騎士になりゅ!絶対に!だかりゃ今日から姫様と一緒に暮らしてい~い?]



「………はい!?」

と私は驚くしかなかった……。
あれ?この子ピュアっ子かと思いきや腹黒さん?




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