私が猫又族のお姫様!?

モルガナ

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3章 マジョルカ学園編

同じ顔が2つ?

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魔界の王族の住む月夜城内を走り抜ける私は、こちらに向かって駆けてくる足音を過敏な猫耳で聞きとり、豪華な彫刻で彫られた薔薇を模したような飴細工?らしきもので作られた扉の影に身を隠した。


ナツメは全くまだ気づいていないが…月夜城は通常の城とは違い全てが石造りや木製ましてやコンクリなどではなく、様々な素材が月夜城を築いており何があってもおかしくないビックリハウスになっていた。


<おいっ、ジーク!そっちにいたか?>



《申し訳ありません、こちらの方にはおりませんでした。クロム様の姫君は、可愛らしいだけでなく走るのも得意なようですな…どこに行ったか、普段であれば手に取るように分かるのに今回はお手上げです。》



<ジークがそこまで言うとはな……さすがは俺の姫だ。もう5年も待ったんだ…今さら待つのに苦はないが、やはり逃げられると追いかけたくなるのが、猫又の性(さが)だな。よし今度はあっちに行ってみるぞ。ついてこいジーク。>


《かしこまりました、クロム様。》


2人がやっとこの場を離れたところで私はホッと一息ついて自分の頭をパニクる頭を整理した。



(今まで薄目を開けて寝たふりしたり、子猫の猫又の身長的に相手の端正な顔立ちのみかろうじて見えていたけどさ……相手も私と同じ猫又だとは知らなかったよ!?



しかもマタタビ王国の王族となる者が継承する私と同じ白銀の双眸をしていた。

私の場合は、両親の瞳の色を受け継いだ為、左はゴールド、右が白銀のオッドアイだが……まぁ、それは置いておくとして、なんだか漆黒の毛並みに白銀の双眸がシエルお父様をもう少しあどけなく幼い感じにしたらそっくりな気がした。


一途な愛妻家で、有名なお父様がお母様を裏切ったなんて微塵も思ってはいないが、頭に浮かんだ疑問は泡のように消えてはくれなかった……


絶対ないとは思うけれど、お父様がもし不貞を働いていたなら、後でお母様に教えて差し上げなくちゃ。)



ナツメが、内心決意した一方で作戦会議に列席したシエルはなぜか悪寒が止まらなかった。


(誰かが良からぬ噂をしているな…そしてやましいことは一切していないと断言できるが、ルーナからも冷たい冷気が溢れて顔は笑っているのに目が笑っておらずシエルは、戦慄した。
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