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3章 マジョルカ学園編
聞き捨てならない
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無事に、アゼリア様達がアゼリア様の母国であるこのマタタビ王国に在住し、その子息であるクロム様がマジョルカ学園に入学できることが決まったことは素直に嬉しいが、今聞き捨てならない言葉が聞こえたような気がした。
「あの…アゼリア様マタタビ王国に移住したかった最大の理由は、実の兄弟であるお父様と再会することではなかったのですか?1番の理由は、私を気に入って離れたくなかったからとかではないですよね?」
<……も、もちろんシエル兄さんにも会いたかったのはう、嘘じゃないぞ?>
【アナタ、そんなしどろもどろなセリフと表情ではすぐに嘘だとバレますよ?】
<うっ……ま、まぁいいじゃないか。突然なんだがシエル兄さん、良ければ息子のクロムとナツメ姫を婚約させてもらえないか?>
[[[[は?……はぁ!?]]]]
急すぎる爆弾発言に次の瞬間、私だけでなく実の弟との再会に感慨に浸っていたお父様、事の成り行きを見守っていた雹達全員が驚愕した。
《突然何を言うかと思えば、悪いが大事な実の弟といえど俺の娘は、誰にもやらんぞ。だから婚約は却下だ。》
「私からも当事者なのでよろしいでしょうか?クロム様達が私を気に入ってくださったのは光栄に思いますが、婚約に関しては私はいつか自分が恋に落ちた相手としたいのでお断りさせていただきます。」
<そ、そうか…突然すまなかったね。これからは長期戦で挑むとするよ。>
ナツメの発言により、ナツメを恋い慕う雹達が全員ホッとしたのは言うまでもない。
「あの…アゼリア様マタタビ王国に移住したかった最大の理由は、実の兄弟であるお父様と再会することではなかったのですか?1番の理由は、私を気に入って離れたくなかったからとかではないですよね?」
<……も、もちろんシエル兄さんにも会いたかったのはう、嘘じゃないぞ?>
【アナタ、そんなしどろもどろなセリフと表情ではすぐに嘘だとバレますよ?】
<うっ……ま、まぁいいじゃないか。突然なんだがシエル兄さん、良ければ息子のクロムとナツメ姫を婚約させてもらえないか?>
[[[[は?……はぁ!?]]]]
急すぎる爆弾発言に次の瞬間、私だけでなく実の弟との再会に感慨に浸っていたお父様、事の成り行きを見守っていた雹達全員が驚愕した。
《突然何を言うかと思えば、悪いが大事な実の弟といえど俺の娘は、誰にもやらんぞ。だから婚約は却下だ。》
「私からも当事者なのでよろしいでしょうか?クロム様達が私を気に入ってくださったのは光栄に思いますが、婚約に関しては私はいつか自分が恋に落ちた相手としたいのでお断りさせていただきます。」
<そ、そうか…突然すまなかったね。これからは長期戦で挑むとするよ。>
ナツメの発言により、ナツメを恋い慕う雹達が全員ホッとしたのは言うまでもない。
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