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連載
軍隊ダンジョン③
軍隊ダンジョンの難しさは、広さにもあるんだなと実感。
30階のボス部屋をビアンカとルージュが満足するまでちゅどん、どかん。
ボス部屋の復活には2時間程。
その間に31階までの階段を確認。沼地なので、ビアンカが道を作ってくれて最短距離で2時間。晃太の支援つきでだ。本来なら、何日もかかるだろう。途中で魔物と遭遇するしね。私達みたいに真っ直ぐ進めないし。それから、30階エリアでも宝箱をルージュが発見。中身は中級ポーションが3本、魔力回復ポーションが1本、解毒ポーションが2本。これは引き取りとなる。
もう沼地、嫌やけど。最後の30階のボス部屋。
ビアンカが開けて、ルージュが光の貴婦人(リュミライトレディ)で弾丸のように突っ込み、ビアンカが続く。
ちゅどおおおおおんっ
ちゅどおおおおおんっ
どかああああああんっ
どかああああああんっ
相変わらずすごかあ。
ビアンカとルージュが出てくる。
「お疲れ、なんやった?」
『鰐なのです』
「鰐ね。晃太、お茶ば」
「ん」
私はカートを出してドロップ品を拾う。牙が凄い数だ。ごつい皮に、肝の入った瓶を拾う。途中で晃太も参加する。
最後に出てきた宝箱。
ルージュがチェック、罠なし。
私が開ける。ワクワク。サイズ的に小型だ。
開けると卵サイズの石だ。不思議な模様が刻まれている。石?
なんだろう?
『魔力を感じるわ』
「そうね。ならマジックアイテムやね。お父さんに鑑定してもらおう。晃太いくつね?」
「牙が580、皮が35、大の皮が8、肝が21、大の肝が10、小の魔石が70、魔石が18、大の魔石が6」
肝って何に使うのかね?
「さ、行こうか。今日中に沼地ば抜けよう」
33階のボス部屋にはその日の内に到着しなかった。
だけど、沼地フィールドを抜けることができた。
32階途中で近くに冒険者の方がいないかチェックしてもらい、ルームを開けた。途中で宝箱発見。これは冷蔵庫ダンジョンとの違いだ。各階必ず宝箱があるようだ。冷蔵庫ダンジョンではボス部屋以外見たことない。ダンジョンによって違うんだね。
中身は革のポーチだ。きっとマジックバッグや。お父さんの鑑定待ちやな。
元気達をたっぷり遊ばせて、その間にブラッシング、夕御飯の準備だ。晃太はボス部屋から出たドロップ品をリストにしている。冷蔵庫ダンジョンと違い、出てくる魔物は異なるので、魔物別にリストを作っている。
ノワールのご飯も準備もオッケー。
本日はシチューだ。不足分はジョイップにした。四国フェアから鯛めしやら骨付鳥などをタップ。
元気達には補助食のウエハースと冷蔵庫ダンジョンの牛乳を食べさせる。元気とコハクは補助食は問題ないが、ルリとクリス、ヒスイは注意しないといけない。たまに吐いてしまったり、えづいていることがあるからだ。ビアンカとルージュ曰く、こういった形のある補助食を始めた頃はよくあることと。今日は大丈夫みたいだ。従魔の部屋で落ち着いた様子の仔達を確認して夕御飯を食べる。
「姉ちゃん、鰹のたたきば」
「シチューに鰹のたたきね? まあ、よかか。はい」
タップ。私は海鮮アヒージョ食べよう。ビアンカとルージュからの熱視線が飛んだので、焼豚玉子飯をタップした。
次の日、やっとこさ、33階のボス部屋の前に。
ボス部屋閉まってる。誰かが中にいるんだ。
ボス部屋前のセーフティゾーンで休憩する。
お茶を飲みながら休憩していると、すぐに扉が開く。
「わんわんっ」
元気が吠えて駆け出しそうになり、ビアンカがさっと前に立つ。
『元気、飛び出したらダメなのです。急にボス部屋に入ったら、中の人型が誤って攻撃してくるかもしれないのです』
「わんわんっ」
ビアンカが注意。聞いてるかね元気君。コハクはそんな様子をじっと見ている。
ただ、元気の声で中から冒険者が顔を出す。まだ若い男性冒険者。
私達を見て、無言で顔を引っ込める。
「リーダーッ」
叫んでる。
まあ、そうなるかね。
出てきたのは背丈の高い男性が出てきた。リーダーさんだね。金属の鎧を着て、なかなか強そうだ。挨拶しないと。私はビアンカの前に立ち、ぺこり。それを見て、向こうもぺこり。
「失礼、すぐに出ますので」
「大丈夫です。私達、いまきたばかりなので、休んでいるので」
『すぐ行けるのです』
『そうよ、大丈夫よ』
しー。
リーダーさんはフェリクスと名乗る。パーティー名は『蒼の麓』。
「長く冒険者をしていますが、これだけの従魔を従えているのは初めて見ました」
元気がリーダーさんの足元に寄っていく。
「こら元気、ダメよ」
「わんわんっ」
「はは、かわいいですね」
リーダーさんが笑う。うわあ、この人イケメンさん。セザール様とは違うイケメンさん。映画とかでアクションしそうな感じの人だ。
「リーダー、宝箱出ました」
ボス部屋から若い女性、いや、女の子が顔を出す。
女の子はビアンカとルージュを見て、引くが、コハクやヒスイに釘つけになっている。猫派かな。
「失礼」
リーダーさんが会釈して、ボス部屋に。
しばらくして歓声が上がる。何が出たのかな?
再びリーダーさんが出てくる。
「我々はこれで失礼します。今なら素通り出来ますよ」
「わざわざありがとうございます」
「いいえ、これだけの従魔のテイマー殿と知り合える機会を大事にしないといけませんからね」
フェリクスさんがいたずらっ子みたいな笑みを浮かべる。
「我々はスカイランにしばらくいますので、良かったら声をかけてください」
「ありがとうございます」
リーダーさんを見送る。
『あの、雄、なかなか強いのですね』
『そうね』
ビアンカとルージュが獲物を狙うような目。やめて。
「まあ、リーダーさんするくらいやし、強いんやない?」
『あの雄は飛び抜けているのです。まあ、母様のマスターの息子程ではないでのすが』
「あのサエキ様ってそんなに強かと」
アジアンビューティーのサエキ様が浮かぶ。
「なあ、姉ちゃんどうすると? 素通りすると?」
「そうやな」
『素通り嫌なのです』
『ボス部屋ボス部屋』
「はいはい」
結局、ボス部屋に臨むことになるが、復活には1時間程かかる。周りに他の冒険者の方もいないので、ルームを開けて休憩することになった。
30階のボス部屋をビアンカとルージュが満足するまでちゅどん、どかん。
ボス部屋の復活には2時間程。
その間に31階までの階段を確認。沼地なので、ビアンカが道を作ってくれて最短距離で2時間。晃太の支援つきでだ。本来なら、何日もかかるだろう。途中で魔物と遭遇するしね。私達みたいに真っ直ぐ進めないし。それから、30階エリアでも宝箱をルージュが発見。中身は中級ポーションが3本、魔力回復ポーションが1本、解毒ポーションが2本。これは引き取りとなる。
もう沼地、嫌やけど。最後の30階のボス部屋。
ビアンカが開けて、ルージュが光の貴婦人(リュミライトレディ)で弾丸のように突っ込み、ビアンカが続く。
ちゅどおおおおおんっ
ちゅどおおおおおんっ
どかああああああんっ
どかああああああんっ
相変わらずすごかあ。
ビアンカとルージュが出てくる。
「お疲れ、なんやった?」
『鰐なのです』
「鰐ね。晃太、お茶ば」
「ん」
私はカートを出してドロップ品を拾う。牙が凄い数だ。ごつい皮に、肝の入った瓶を拾う。途中で晃太も参加する。
最後に出てきた宝箱。
ルージュがチェック、罠なし。
私が開ける。ワクワク。サイズ的に小型だ。
開けると卵サイズの石だ。不思議な模様が刻まれている。石?
なんだろう?
『魔力を感じるわ』
「そうね。ならマジックアイテムやね。お父さんに鑑定してもらおう。晃太いくつね?」
「牙が580、皮が35、大の皮が8、肝が21、大の肝が10、小の魔石が70、魔石が18、大の魔石が6」
肝って何に使うのかね?
「さ、行こうか。今日中に沼地ば抜けよう」
33階のボス部屋にはその日の内に到着しなかった。
だけど、沼地フィールドを抜けることができた。
32階途中で近くに冒険者の方がいないかチェックしてもらい、ルームを開けた。途中で宝箱発見。これは冷蔵庫ダンジョンとの違いだ。各階必ず宝箱があるようだ。冷蔵庫ダンジョンではボス部屋以外見たことない。ダンジョンによって違うんだね。
中身は革のポーチだ。きっとマジックバッグや。お父さんの鑑定待ちやな。
元気達をたっぷり遊ばせて、その間にブラッシング、夕御飯の準備だ。晃太はボス部屋から出たドロップ品をリストにしている。冷蔵庫ダンジョンと違い、出てくる魔物は異なるので、魔物別にリストを作っている。
ノワールのご飯も準備もオッケー。
本日はシチューだ。不足分はジョイップにした。四国フェアから鯛めしやら骨付鳥などをタップ。
元気達には補助食のウエハースと冷蔵庫ダンジョンの牛乳を食べさせる。元気とコハクは補助食は問題ないが、ルリとクリス、ヒスイは注意しないといけない。たまに吐いてしまったり、えづいていることがあるからだ。ビアンカとルージュ曰く、こういった形のある補助食を始めた頃はよくあることと。今日は大丈夫みたいだ。従魔の部屋で落ち着いた様子の仔達を確認して夕御飯を食べる。
「姉ちゃん、鰹のたたきば」
「シチューに鰹のたたきね? まあ、よかか。はい」
タップ。私は海鮮アヒージョ食べよう。ビアンカとルージュからの熱視線が飛んだので、焼豚玉子飯をタップした。
次の日、やっとこさ、33階のボス部屋の前に。
ボス部屋閉まってる。誰かが中にいるんだ。
ボス部屋前のセーフティゾーンで休憩する。
お茶を飲みながら休憩していると、すぐに扉が開く。
「わんわんっ」
元気が吠えて駆け出しそうになり、ビアンカがさっと前に立つ。
『元気、飛び出したらダメなのです。急にボス部屋に入ったら、中の人型が誤って攻撃してくるかもしれないのです』
「わんわんっ」
ビアンカが注意。聞いてるかね元気君。コハクはそんな様子をじっと見ている。
ただ、元気の声で中から冒険者が顔を出す。まだ若い男性冒険者。
私達を見て、無言で顔を引っ込める。
「リーダーッ」
叫んでる。
まあ、そうなるかね。
出てきたのは背丈の高い男性が出てきた。リーダーさんだね。金属の鎧を着て、なかなか強そうだ。挨拶しないと。私はビアンカの前に立ち、ぺこり。それを見て、向こうもぺこり。
「失礼、すぐに出ますので」
「大丈夫です。私達、いまきたばかりなので、休んでいるので」
『すぐ行けるのです』
『そうよ、大丈夫よ』
しー。
リーダーさんはフェリクスと名乗る。パーティー名は『蒼の麓』。
「長く冒険者をしていますが、これだけの従魔を従えているのは初めて見ました」
元気がリーダーさんの足元に寄っていく。
「こら元気、ダメよ」
「わんわんっ」
「はは、かわいいですね」
リーダーさんが笑う。うわあ、この人イケメンさん。セザール様とは違うイケメンさん。映画とかでアクションしそうな感じの人だ。
「リーダー、宝箱出ました」
ボス部屋から若い女性、いや、女の子が顔を出す。
女の子はビアンカとルージュを見て、引くが、コハクやヒスイに釘つけになっている。猫派かな。
「失礼」
リーダーさんが会釈して、ボス部屋に。
しばらくして歓声が上がる。何が出たのかな?
再びリーダーさんが出てくる。
「我々はこれで失礼します。今なら素通り出来ますよ」
「わざわざありがとうございます」
「いいえ、これだけの従魔のテイマー殿と知り合える機会を大事にしないといけませんからね」
フェリクスさんがいたずらっ子みたいな笑みを浮かべる。
「我々はスカイランにしばらくいますので、良かったら声をかけてください」
「ありがとうございます」
リーダーさんを見送る。
『あの、雄、なかなか強いのですね』
『そうね』
ビアンカとルージュが獲物を狙うような目。やめて。
「まあ、リーダーさんするくらいやし、強いんやない?」
『あの雄は飛び抜けているのです。まあ、母様のマスターの息子程ではないでのすが』
「あのサエキ様ってそんなに強かと」
アジアンビューティーのサエキ様が浮かぶ。
「なあ、姉ちゃんどうすると? 素通りすると?」
「そうやな」
『素通り嫌なのです』
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「はいはい」
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