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軍隊ダンジョン⑤
軍隊ダンジョンから出て、まず、宿を探す。その前に転移陣を案内してくれた中年男性職員が出てきた。分かってますよ、ドロップ品ですよね。ギルドに向かい、金属や魔法の水筒、絵具、武器、革、牙、甲羅、魔石を提出。晃太がリストも提出。そして加筆した地図も提出。地図はチェックしたあと返却してくれると。
「査定に明後日までお時間頂いてよろしいですか? その時に地図について詳しくお聞きすることになりますが、よろしいですか?」
キーナさんが穏やかに聞いてくる。
「はい、大丈夫です」
「はい」
晃太も異論なし。
「では、お待ちしております」
キーナさんと中年男性職員さんに見送られ、宿の案内所に。運良く前回の一軒家タイプの宿が空いてた。
宿に到着して、ルージュの魔法のカーテンを広げてもらう。
さ、ルーム開けて、従魔の足拭きをタップ。ノワールを厩舎に誘導。
時間を確認し、サブ・ドアを開ける。
「くうん、くうん」
「花ちゃん、久しぶりやね、花ちゃん」
「花ちゃん」
わがままボディをくねらせて、わずかに開けたドアに鼻を突っ込んで、花が入ってくる。
あはははははん、かわいかあ。かわいかあ。かわいかあ。撫で回す私と晃太。あはははははん、かわいかあ。ぽちゃぽちゃあ。
父も帰宅していたのか、母と入ってくる。
わ、と5匹が母に集まる。
「皆、大丈夫ね?」
もふもふ、もふもふ。それから父に集まる。元気とコハクは少しして離れて、中庭で走り回る。ルリとクリスは父が好きなので、しばらく張り付いている。ヒスイは花と走り回る。
「ビアンカ、ルージュ大丈夫ね?」
『大丈夫なのです』
『もっと行ってもいいくらいよ』
怖かこと言わんで。
ブラッシングしながら、晃太はギルドに提出しなかったマジックアイテムを父に鑑定してもらう。
提出しなかったのは、指輪1つとペンダント1つ、模様の入った石、マジックバッグだ。
「指輪は回復の指輪やね。即死以外のキズなら息があるうちなら回復するな。ある程度したら砕けるようや。このペンダントは、解毒効果がある。これもある程度解毒したら砕けるな。この石は、転移石や。軍隊ダンジョンの30階の入り口まで行けるな。使用回数は10回で、重さの制限はなか。マジックバッグはこのポーチはDサイズ、時間遅効半分。リュックのサイズはSやな、時間遅効はなか」
中々のものやない?
指輪とペンダントはノワールのバンダナにしっかり結びつけることになる。転移石も引き取り。ただ、マジックバッグはどうしようかね?
ビアンカとルージュが、キラキラしてる。
……………………
引き取るか。ポーチは買い取りに出す。リュックは引き取り。母が首から下げる為のベルトを作成することになる。
「さて、夕御飯にしようかね」
母が貝柱のシチューや、酒蒸しを作ってくれていた。うん、いい香り。
八陣の串や刺身の盛り合わせ、明太子入りだし巻き玉子をタップ。ビアンカとルージュにはたっぷりの唐揚げとエビチリつき。
1週間ぶりに揃って、ダンジョンの話をする。えぐい部分は削除して。
ただ、私達だけではなく、父にも色々あったと。
「優衣に見合いの話があってなあ」
「はあ?」
なんでも孤児院の建設現場で、ファベルさんと色々話していると、いきなり来たそうだ。身なりのよさそうな中年男性が。
「お初にお目にかかります。私はルーブ子爵家からの使いで参りました。執事の…………」
ばっ、とアーロンさんが間に入ってくれた。フィトさんが父を後方に下げた。
「御用聞きの冒険者です。ご用があれば、私がまず伺いましょう」
その執事さんは、アーロンさんにたじろぎながらも、用件を伝えた。
そのルーブ子爵の後妻に私を、と。
えぇぇぇぇ。
「断ったよ。ビアンカとルージュ目的やろうからね。しかも、その子爵はお母さんと同じ歳や、いくらなんでもなあ」
え、62歳?
「ありがとうお父さん」
「念の為に、ハルスフォン様に職人ギルドを通じて連絡してもらったよ」
ダストン様ね。きっと、ダストン様なら助けてくれるかな。
「すぐに返事が来たよ。その子爵には注意喚起してくれるって」
「そうね、良かった」
仕事の早か。
「でも、パーティーハウス頼んで良かったなあ」
晃太がしみじみ。ちゅどん、どかんしてもらって良かった。目玉拾って良かった。
御用聞きの冒険者の方がいて良かった。父だけなら、どうなっていたか。母がお礼にアップルパイを焼いて渡したそうだ。
「でも、これからも、そういった事が起きるかもなあ」
晃太がぽつり。
「まあ。姉ちゃんにはビアンカとルージュがおるけん、直接なにかすることはなかろうけど。問題は親父やお袋やな。これからも何か言ってくるかもなあ」
「パーティーハウスは継続やな」
「護衛の方がいても限界があるやん。何かしらの、手を考えんと」
「手? 何かあるん?」
「それはわからんけど………、権力、とか?」
浮かぶのは、マーファの素敵なおじ様と、テイマーのアジアンビューティーの男性。今はこの2人しか思い浮かばない。
だけど、すでにハルスフォン様にはお世話になっている。出来るだけの事をしてくれているし。サエキ様には、どうしようかね。いつか会うかもしれないけど、この国のご意見番様のお手を煩わせるわけには。うーん。うーん。うーん。
「今は、ちょっと考えようかね」
考え付かないや。
「お父さんとお母さんは必ず護衛の人と行動してね」
「ん」
「分かった」
「査定に明後日までお時間頂いてよろしいですか? その時に地図について詳しくお聞きすることになりますが、よろしいですか?」
キーナさんが穏やかに聞いてくる。
「はい、大丈夫です」
「はい」
晃太も異論なし。
「では、お待ちしております」
キーナさんと中年男性職員さんに見送られ、宿の案内所に。運良く前回の一軒家タイプの宿が空いてた。
宿に到着して、ルージュの魔法のカーテンを広げてもらう。
さ、ルーム開けて、従魔の足拭きをタップ。ノワールを厩舎に誘導。
時間を確認し、サブ・ドアを開ける。
「くうん、くうん」
「花ちゃん、久しぶりやね、花ちゃん」
「花ちゃん」
わがままボディをくねらせて、わずかに開けたドアに鼻を突っ込んで、花が入ってくる。
あはははははん、かわいかあ。かわいかあ。かわいかあ。撫で回す私と晃太。あはははははん、かわいかあ。ぽちゃぽちゃあ。
父も帰宅していたのか、母と入ってくる。
わ、と5匹が母に集まる。
「皆、大丈夫ね?」
もふもふ、もふもふ。それから父に集まる。元気とコハクは少しして離れて、中庭で走り回る。ルリとクリスは父が好きなので、しばらく張り付いている。ヒスイは花と走り回る。
「ビアンカ、ルージュ大丈夫ね?」
『大丈夫なのです』
『もっと行ってもいいくらいよ』
怖かこと言わんで。
ブラッシングしながら、晃太はギルドに提出しなかったマジックアイテムを父に鑑定してもらう。
提出しなかったのは、指輪1つとペンダント1つ、模様の入った石、マジックバッグだ。
「指輪は回復の指輪やね。即死以外のキズなら息があるうちなら回復するな。ある程度したら砕けるようや。このペンダントは、解毒効果がある。これもある程度解毒したら砕けるな。この石は、転移石や。軍隊ダンジョンの30階の入り口まで行けるな。使用回数は10回で、重さの制限はなか。マジックバッグはこのポーチはDサイズ、時間遅効半分。リュックのサイズはSやな、時間遅効はなか」
中々のものやない?
指輪とペンダントはノワールのバンダナにしっかり結びつけることになる。転移石も引き取り。ただ、マジックバッグはどうしようかね?
ビアンカとルージュが、キラキラしてる。
……………………
引き取るか。ポーチは買い取りに出す。リュックは引き取り。母が首から下げる為のベルトを作成することになる。
「さて、夕御飯にしようかね」
母が貝柱のシチューや、酒蒸しを作ってくれていた。うん、いい香り。
八陣の串や刺身の盛り合わせ、明太子入りだし巻き玉子をタップ。ビアンカとルージュにはたっぷりの唐揚げとエビチリつき。
1週間ぶりに揃って、ダンジョンの話をする。えぐい部分は削除して。
ただ、私達だけではなく、父にも色々あったと。
「優衣に見合いの話があってなあ」
「はあ?」
なんでも孤児院の建設現場で、ファベルさんと色々話していると、いきなり来たそうだ。身なりのよさそうな中年男性が。
「お初にお目にかかります。私はルーブ子爵家からの使いで参りました。執事の…………」
ばっ、とアーロンさんが間に入ってくれた。フィトさんが父を後方に下げた。
「御用聞きの冒険者です。ご用があれば、私がまず伺いましょう」
その執事さんは、アーロンさんにたじろぎながらも、用件を伝えた。
そのルーブ子爵の後妻に私を、と。
えぇぇぇぇ。
「断ったよ。ビアンカとルージュ目的やろうからね。しかも、その子爵はお母さんと同じ歳や、いくらなんでもなあ」
え、62歳?
「ありがとうお父さん」
「念の為に、ハルスフォン様に職人ギルドを通じて連絡してもらったよ」
ダストン様ね。きっと、ダストン様なら助けてくれるかな。
「すぐに返事が来たよ。その子爵には注意喚起してくれるって」
「そうね、良かった」
仕事の早か。
「でも、パーティーハウス頼んで良かったなあ」
晃太がしみじみ。ちゅどん、どかんしてもらって良かった。目玉拾って良かった。
御用聞きの冒険者の方がいて良かった。父だけなら、どうなっていたか。母がお礼にアップルパイを焼いて渡したそうだ。
「でも、これからも、そういった事が起きるかもなあ」
晃太がぽつり。
「まあ。姉ちゃんにはビアンカとルージュがおるけん、直接なにかすることはなかろうけど。問題は親父やお袋やな。これからも何か言ってくるかもなあ」
「パーティーハウスは継続やな」
「護衛の方がいても限界があるやん。何かしらの、手を考えんと」
「手? 何かあるん?」
「それはわからんけど………、権力、とか?」
浮かぶのは、マーファの素敵なおじ様と、テイマーのアジアンビューティーの男性。今はこの2人しか思い浮かばない。
だけど、すでにハルスフォン様にはお世話になっている。出来るだけの事をしてくれているし。サエキ様には、どうしようかね。いつか会うかもしれないけど、この国のご意見番様のお手を煩わせるわけには。うーん。うーん。うーん。
「今は、ちょっと考えようかね」
考え付かないや。
「お父さんとお母さんは必ず護衛の人と行動してね」
「ん」
「分かった」
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