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帰途⑧
ビアンカとルージュと、晃太の支援を受けたノワールが散歩と称して森を走り回る。
ルームの中で、私達は元気達と遊んで過ごす。
異世界への扉に通い、色々買い物に回る。
よし、今日は焼き肉にするかな。
焼き肉の準備をしながら、帰りを待つ。
首から下げたマジックバックを膨らませて、帰って来たよ。
そのまま、ギルドに持ち込む。
出てくる出てくる、色々出てくる。
もうやだ、蛇。
解体主任さんが目を覆う。
「何か欲しいのは?」
お肉よね。
ビアンカとルージュに確認する。
『そうなのですね』
『レッドコブラは美味しいわよ』
「やめて、蛇はダメだって」
『なら、ウサギがいいのです』
『亀もいいわね』
「分かった」
『美味しい所がいいのです』
『焼き肉ね』
「はいはい」
解体主任さんにお願いして引き上げる。
それから査定が出る日まで、散歩と言って毎回マジックバックを膨らませて来た。で、毎回、解体主任さんが目を覆った。
これで、しばらくはお肉大丈夫になった。
査定の日に、まとめて代金をもらうことにした。
そんなこんなで査定の日。
ウルススさんが応接室まで案内してくれた。お肉を引き取る時にドロップ品を出すことになる。現物を見ないでリストだけでお金を先に渡してくれるのは、こちらを信頼してくれているんだろう。
「ミズサワ様、たくさんのドロップ品ありがとうございます。それから、持ち込んで頂きましてありがとうございます」
「いえ、毎日、解体職員さんには感謝しています」
「職務ですので」
ウルススさんが笑顔だ。
「では、まず買い取らせて頂くドロップ品ですが」
ほとんどお買い上げ頂いた。残ったのは絵の具やパステル、ワイバーンの革とか牙、爪だ。魔法の水筒は30本、残った他のマジックアイテムは全てお買い上げだ。
「で、本日までに持ち込んで頂いたものも含めまして、合計4億38万5900になります」
また、凄い額に。
「白金貨でよろしいですか?」
「ハイ」
ウルススさんが白金貨、金貨、銀貨、銅貨を並べる。うん、数、合ってる。
書類にサインして魔力を流す。
倉庫まで移動して、ドロップ品を晃太が出す。
あら、あそこに倒れている人が。
さ、と箱で隠される。
きっと解体職員さんよね?
「あの主任さん、あの人は?」
「気にしないでください」
そう答えた解体主任さんの目の下に、隈が浮かんでいる。やっぱり持ち込み過ぎだったかな、焼き菓子か何か持ってくればよかった。
しばらくして確認作業も終了。
「ありがとうございます」
私はお礼を言ってギルドを後にする。
「いえいえこちらこそ」
ウルススさんとバーズさんに見送ってくれた。
アルブレンを出る時には、バラダーさんが見送ってくれた。
風が冷たい。寒かあ。
ビアンカもルージュも寒くはないと。ノワールも寒くないと。
「ねえ、元気達は寒さは大丈夫なん?」
走り回って遊ぶ仔達を見ながら思う。元気やルリ、クリスは大丈夫な気がするけど、コハクとヒスイがこれからもっと寒くなるなら心配だ。ほら、猫はこたつになんとかね。
『私達ウルフはこれくらいの寒さは大丈夫なのです』
『そうねえ。今はいいけど。もっと寒くなるようならヒスイには厳しいかも』
『そうなのですね、でも初めて冬なのですから、慎重に行きたいのです』
「分かった、お母さんに何か作ってもらおうね」
アルブレンから出て、1週間で問題なくマーファに戻って来た。
約3ヶ月振りだ。
うう、寒かあ。
まずはギルドに到着報告。
リティアさんがカウンターに出てきた。
「お帰りなさいませ、ミズサワ様」
「ただいま帰りました。今日は報告だけです。あの、後日ご相談したいことがあるんですが」
「はい、なんでございましょう?」
「ランクの件で」
『ユイ、ダンジョンなのです』
『ダンジョン聞いて』
『『ダンジョンダンジョン』』
合唱せんで。
気にせず、リティアさんが極上のスマイル浮かべる。
「明日にでも伺ってもいいですか?」
「はい、お待ちしております」
挨拶して久しぶりのパーティーハウスに。
母と花が出迎えてくれた。
毎日サブ・ドアで会ってるけど、花がお尻を下げて尻尾ぷりぷりしながら来た。かわいかあ。かわいかあ。
「お帰り」
「うん、ただいま」
「ん」
母の言葉が染み込む。
ああ、帰って来たなあ。
さて、明日からランクを上げる為に色々せんと。
冷蔵庫ダンジョンも心配だし。牛乳、元気達の牛乳、ビアンカとルージュが好きな貝柱、お肉達。
『ユイ、ダンジョン聞いてなのです、明日、聞いてなのです』
『ダンジョンに行きたいわ。コハクやヒスイ達の牛乳が必要よ』
「分かっとるって、明日ね、ランクの相談してから聞くけん。それまで待って」
だから鼻面押し付けんで、かわいかねえ。
「明日から、忙しくなるかもなあ」
花を抱っこして頬擦りしていた晃太が、言ってくる。
「そうやね。ランクがどうやったら上がるかによるね」
「わいの支援魔法のこともあるしな」
「そうやった。最近、戦闘しとらんもんね」
色々思う。
忙しくなりそうやなあ。
ルームの中で、私達は元気達と遊んで過ごす。
異世界への扉に通い、色々買い物に回る。
よし、今日は焼き肉にするかな。
焼き肉の準備をしながら、帰りを待つ。
首から下げたマジックバックを膨らませて、帰って来たよ。
そのまま、ギルドに持ち込む。
出てくる出てくる、色々出てくる。
もうやだ、蛇。
解体主任さんが目を覆う。
「何か欲しいのは?」
お肉よね。
ビアンカとルージュに確認する。
『そうなのですね』
『レッドコブラは美味しいわよ』
「やめて、蛇はダメだって」
『なら、ウサギがいいのです』
『亀もいいわね』
「分かった」
『美味しい所がいいのです』
『焼き肉ね』
「はいはい」
解体主任さんにお願いして引き上げる。
それから査定が出る日まで、散歩と言って毎回マジックバックを膨らませて来た。で、毎回、解体主任さんが目を覆った。
これで、しばらくはお肉大丈夫になった。
査定の日に、まとめて代金をもらうことにした。
そんなこんなで査定の日。
ウルススさんが応接室まで案内してくれた。お肉を引き取る時にドロップ品を出すことになる。現物を見ないでリストだけでお金を先に渡してくれるのは、こちらを信頼してくれているんだろう。
「ミズサワ様、たくさんのドロップ品ありがとうございます。それから、持ち込んで頂きましてありがとうございます」
「いえ、毎日、解体職員さんには感謝しています」
「職務ですので」
ウルススさんが笑顔だ。
「では、まず買い取らせて頂くドロップ品ですが」
ほとんどお買い上げ頂いた。残ったのは絵の具やパステル、ワイバーンの革とか牙、爪だ。魔法の水筒は30本、残った他のマジックアイテムは全てお買い上げだ。
「で、本日までに持ち込んで頂いたものも含めまして、合計4億38万5900になります」
また、凄い額に。
「白金貨でよろしいですか?」
「ハイ」
ウルススさんが白金貨、金貨、銀貨、銅貨を並べる。うん、数、合ってる。
書類にサインして魔力を流す。
倉庫まで移動して、ドロップ品を晃太が出す。
あら、あそこに倒れている人が。
さ、と箱で隠される。
きっと解体職員さんよね?
「あの主任さん、あの人は?」
「気にしないでください」
そう答えた解体主任さんの目の下に、隈が浮かんでいる。やっぱり持ち込み過ぎだったかな、焼き菓子か何か持ってくればよかった。
しばらくして確認作業も終了。
「ありがとうございます」
私はお礼を言ってギルドを後にする。
「いえいえこちらこそ」
ウルススさんとバーズさんに見送ってくれた。
アルブレンを出る時には、バラダーさんが見送ってくれた。
風が冷たい。寒かあ。
ビアンカもルージュも寒くはないと。ノワールも寒くないと。
「ねえ、元気達は寒さは大丈夫なん?」
走り回って遊ぶ仔達を見ながら思う。元気やルリ、クリスは大丈夫な気がするけど、コハクとヒスイがこれからもっと寒くなるなら心配だ。ほら、猫はこたつになんとかね。
『私達ウルフはこれくらいの寒さは大丈夫なのです』
『そうねえ。今はいいけど。もっと寒くなるようならヒスイには厳しいかも』
『そうなのですね、でも初めて冬なのですから、慎重に行きたいのです』
「分かった、お母さんに何か作ってもらおうね」
アルブレンから出て、1週間で問題なくマーファに戻って来た。
約3ヶ月振りだ。
うう、寒かあ。
まずはギルドに到着報告。
リティアさんがカウンターに出てきた。
「お帰りなさいませ、ミズサワ様」
「ただいま帰りました。今日は報告だけです。あの、後日ご相談したいことがあるんですが」
「はい、なんでございましょう?」
「ランクの件で」
『ユイ、ダンジョンなのです』
『ダンジョン聞いて』
『『ダンジョンダンジョン』』
合唱せんで。
気にせず、リティアさんが極上のスマイル浮かべる。
「明日にでも伺ってもいいですか?」
「はい、お待ちしております」
挨拶して久しぶりのパーティーハウスに。
母と花が出迎えてくれた。
毎日サブ・ドアで会ってるけど、花がお尻を下げて尻尾ぷりぷりしながら来た。かわいかあ。かわいかあ。
「お帰り」
「うん、ただいま」
「ん」
母の言葉が染み込む。
ああ、帰って来たなあ。
さて、明日からランクを上げる為に色々せんと。
冷蔵庫ダンジョンも心配だし。牛乳、元気達の牛乳、ビアンカとルージュが好きな貝柱、お肉達。
『ユイ、ダンジョン聞いてなのです、明日、聞いてなのです』
『ダンジョンに行きたいわ。コハクやヒスイ達の牛乳が必要よ』
「分かっとるって、明日ね、ランクの相談してから聞くけん。それまで待って」
だから鼻面押し付けんで、かわいかねえ。
「明日から、忙しくなるかもなあ」
花を抱っこして頬擦りしていた晃太が、言ってくる。
「そうやね。ランクがどうやったら上がるかによるね」
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