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ファンタジー的な③
ギラギラスーツ一行が去って行った後、私達はギルドの奥に通される。
『ねえね、ねえね、ゆい、ねえね』
「なんね、ヒスイちゃんや?」
『ねえね、ねえね~』
かわいかあ。
「あのオスヴァルトさん、色々問題になりませんか?」
ヒスイをかいかいしながら、オスヴァルトさんに聞く。
「いいえ、問題になるのは向こうですよ」
ギルドは国を跨いだ一大企業だ。その所在している国や地域と密着して稼働している。なので、ギルドは1つの独立機関とも言えるような存在だ。国や行政からの依頼で動くことももちろんあるが、たまに私物化しようとしたり、あんな風に騒動を起こす者がいる。しかし、そんなことしたらギルドから爪弾きの対象。ギルドに所属していたら除籍され、あまりにも目に余るならブラックリストに載る。生活に密着しているギルドからそんなことされたら、色々困る。特にある程度の生活基準を持つ人達は困る。依頼を受理もしてもらえなければ、相談にすら乗ってもらえない。
「あの大使の家は、当然ギルドのブラックリストにのります」
元々、ああいった立場のある人が、何か用があってギルドに来る場合は、予め、来ますよ、と連絡を入れるのがマナーだそうで。もし、連絡なく来たとしたら、一般人として扱われるそうだ。貴族の人もそれが分かった上でやってくる。そして地位や権力を振り回して、ギルドやその職員に無理な要求はしてはならない。ギルド内で抜刀なんて以ての外だ。これは誰でも適応される、当たり前だ。
一般の人も特殊依頼を出す際は予め言っておくと、依頼相談時別室を準備してくれる。
「前からあの大使は問題になってましたからね。おそらく帝国も向こうの現皇帝と繋がりのある公爵の為、手に余っていたはず。今回の件で、アルティーナも、ユリアレーナも色々動けますよ」
「大使ってあの人だけなんです?」
「代表はあの大使ですが、名ばかりですよ。別の補佐官が必死にフォローに回っていて、見ていて気の毒になることがあります」
「ええぇ」
どんだけやねん、あのギラギラスーツ。
『ねえね、ねえね~』
「ヒスイちゃん、ちょっとしー、ね」
『ねえね~』
『ヒスイ、こっちにいらっしゃい。今からユイはお話をするから』
『かあか、かあか~』
ルージュはかあかね。
そこに、書類を持った会社役員さんと丸耳の獣人さんがやって来た。
「お待たせしました、ミズサワ様。私、商人ギルドマスターミオナルと申します」
会社役員さんは商人ギルドマスターさんね。
「冒険者ギルドマスター、ヴァンマンです」
丸耳の獣人さんは冒険者ギルドマスターさんね。
「先ほどは対応が遅れ申し訳ない」
ヴァンマンさんが謝ってくる。
「いえ、十分対応していただきましたので。うちの従魔も大きな声を出しまして申し訳ありません」
お互い、いえいえ、そんなことはみたいな。
「では、ミズサワ殿。先ほどご依頼のあった書類です」
ミオナルさんが書類を出す。
違約金が4億4000万に、冒険者の名前がホークさんと、亡くなった冒険者の名前が並ぶ。
「ホークさん」
「はい」
ホークさんが書類に魔力を流すと、違約金の数字の右端の0以外は淡く光る。
やっぱり偽装したんやね。0を後で付け加えたんや。
「はい、確認しました。これで偽造を証明できました。これから先の事は商人・冒険者ギルドにお任せください」
「具体的に何をするんですか?」
「まず、依頼した商隊を探しだします。今は解散していますが、ギルドを誤魔化すほどの技術をもっているので、恐らく初犯ではないでしょう。後ろに組織のある可能性もあります。しかし、我らギルドを騙した事、そして有能な冒険者達を死に追いやった事、必ず罪を償わせて見せましょう。何かあれば、ご連絡します」
「お願いします。あの亡くなった冒険者のご家族は?」
「偽造だと分かりましたからね。勿論救済措置をします。そちらの冒険者にもです」
どんな処置かと言うと、商会・冒険者ギルドが、まず正式な依頼した時の違約金を、鷹の目皆さんが背負った違約金と手数料を引いてコーリナ商会に支払う。そして、購入者である私に手数料を引いた額が払い戻しされる。そこに私がお願いした治療費や食事代は含まれない。それで、鷹の目の皆さんの借金額が変わり、拘束年数が変わる。
鷹の目の皆さんは、長く私達に仕えてくれる意志は変わらない為、拘束年数は私達が今後、話し合って決める事になり、その旨を伝える。
亡くなった冒険者の家族にも同じ対応をするが、借金奴隷にならずに済みそうだと。
私は自己満足だと思うが、1つ、ギルドにお願いをする。
お見舞い金を、その家族に渡して欲しい事を伝え、私の冒険者ギルドカードから引き落としてもらう手続きをしてもらった。鷹の目の皆さんは、結果今は無事だが、亡くなった方は戻ってこない。一家の大黒柱を失った人達が、少しでも生活に不安がなくなれば、それでいい。私の手が届く事をするだけだ。
よし、これでギルドで済ませる事は終わった。
私達は挨拶して、ギルドを出た。
さあ、いよいよ、ファンタジー的なお買い物だ。
ワーグ商会まで、徒歩で移動。馬車を晃太のアイテムボックスに入れると、オスヴァルトさんの眉が、跳ね上がる。
晃太のアイテムボックスは大きいからね。
『ねえね、ねえね』
「はいはい、ヒスイちゃん」
おしゃべり好きになったヒスイは、ねえねを連発。かわいかねえ。
ぞろぞろと移動して、色々見られたけど、仕方ない。オスヴァルトさん達がいるので、大声を出して騒ぐような人はいない。
「ありがとうございます、ここまで付き添ってくれて」
「職務ですので」
ワーグ商会は大きな通りから少し入った場所にある。なかなか大きなお店だけど、ビアンカとルージュは入れない。
「ごめんけど、待っといてね」
『いいのです』
『大丈夫よ』
若い赤騎士団の人が一緒に待ってくれると。ノワールの手綱も任せる。
さて、ワーグ商会に入る。
中には様々な武器や防具が、壁にならび、店内の中央にテーブルがおかれている。
おお、冒険者ギルドカード持ってるけど、初めてこういう店来た。武器はディレックスのフライパンだし、防具なんてもへじ生活の服に、母が作ったポンチョのみ。なんせ、ビアンカとルージュがいるので、自分で身を守る事はない。
だけど、鷹の目の皆さんが来てくれるなら、武装を揃える必要がある。
防具はマーファの職人ギルドにお願いして、武器は冷蔵庫ダンジョンで入手だ。後は、そうだ、マジックアイテム。解毒系、回復系、魔法補助のアイテムが必要かな。なら、冷蔵庫ダンジョンの次は軍隊ダンジョンかな? 後で相談しよ。
では、改めて鷹の目の皆さん。新しいスキルはどう使いこなせるか分からないので、割愛。
リーダーのホークさん。元弓士で、剣士。剣士に転向した理由は、先代のリーダーさんが引退するに当たり、物理で前面で出て攻撃するのが当時まだ新人のミゲル君しかいなくなり、どうしても不安になるため、転向したそうだ。発動系の無属性魔法を使う。鈍い色の金髪、彫りの深い顔立ちで、精悍でなかなか格好いい感じ。がっちりと鍛え上げられ、高い乗馬スキルあり。身長は184センチ。まだ、もへじ生活で手に入るサイズだ。
サブ・リーダーのチュアンさん。ヒーラーだけど、戦闘スキルも高いモンクだ。発動系の無属性魔法を使う。元々スキンヘッドだけど、現在茶色の髪がちょっぴり伸びている。なかなか強面。そして縦横大きい。身長なんと193センチ、体重100キロ超え、靴のサイズはなんと32センチ。もへじ生活で、チュアンさんの靴や服が手に入らないのが悩みどころ。
魔法使いのマデリーンさん。37歳には見えない、きれいなお姉さん。淡い金髪で、ナイスバディ。く、うらやましか。私のシャツ着たら、胸元ぱつぱつやねん。火と水と無属性魔法を使う。近接戦闘術もある程度できるそうだ。身長は163センチ。
剣士のミゲル君。20歳で、茶色の髪のまだヤンチャって感じの顔立ち。ちょっと細身で、まだ、無属性魔法の覚醒はしていない。身長は174センチ。
見習いのテオ君。落ち着いた赤毛で、まだまだ幼い顔立ちの男の子。叔父さんのホークさんと目元がよく似ている。成長期だから、まだ身長は伸びるはず。栄養ばしっかり摂らせんとね。身長は162センチ。
見習いのエマちゃん。テオ君と同じ赤毛で、かわいい小柄な女の子。双子のお兄ちゃんテオ君と輪郭と口元そっくり。身長は149センチ。こちらも成長期だから、栄養ばしっかり考えないと。
さ、探そう。ファンタジーのショッピング開始や。
『ねえね、ねえね、ゆい、ねえね』
「なんね、ヒスイちゃんや?」
『ねえね、ねえね~』
かわいかあ。
「あのオスヴァルトさん、色々問題になりませんか?」
ヒスイをかいかいしながら、オスヴァルトさんに聞く。
「いいえ、問題になるのは向こうですよ」
ギルドは国を跨いだ一大企業だ。その所在している国や地域と密着して稼働している。なので、ギルドは1つの独立機関とも言えるような存在だ。国や行政からの依頼で動くことももちろんあるが、たまに私物化しようとしたり、あんな風に騒動を起こす者がいる。しかし、そんなことしたらギルドから爪弾きの対象。ギルドに所属していたら除籍され、あまりにも目に余るならブラックリストに載る。生活に密着しているギルドからそんなことされたら、色々困る。特にある程度の生活基準を持つ人達は困る。依頼を受理もしてもらえなければ、相談にすら乗ってもらえない。
「あの大使の家は、当然ギルドのブラックリストにのります」
元々、ああいった立場のある人が、何か用があってギルドに来る場合は、予め、来ますよ、と連絡を入れるのがマナーだそうで。もし、連絡なく来たとしたら、一般人として扱われるそうだ。貴族の人もそれが分かった上でやってくる。そして地位や権力を振り回して、ギルドやその職員に無理な要求はしてはならない。ギルド内で抜刀なんて以ての外だ。これは誰でも適応される、当たり前だ。
一般の人も特殊依頼を出す際は予め言っておくと、依頼相談時別室を準備してくれる。
「前からあの大使は問題になってましたからね。おそらく帝国も向こうの現皇帝と繋がりのある公爵の為、手に余っていたはず。今回の件で、アルティーナも、ユリアレーナも色々動けますよ」
「大使ってあの人だけなんです?」
「代表はあの大使ですが、名ばかりですよ。別の補佐官が必死にフォローに回っていて、見ていて気の毒になることがあります」
「ええぇ」
どんだけやねん、あのギラギラスーツ。
『ねえね、ねえね~』
「ヒスイちゃん、ちょっとしー、ね」
『ねえね~』
『ヒスイ、こっちにいらっしゃい。今からユイはお話をするから』
『かあか、かあか~』
ルージュはかあかね。
そこに、書類を持った会社役員さんと丸耳の獣人さんがやって来た。
「お待たせしました、ミズサワ様。私、商人ギルドマスターミオナルと申します」
会社役員さんは商人ギルドマスターさんね。
「冒険者ギルドマスター、ヴァンマンです」
丸耳の獣人さんは冒険者ギルドマスターさんね。
「先ほどは対応が遅れ申し訳ない」
ヴァンマンさんが謝ってくる。
「いえ、十分対応していただきましたので。うちの従魔も大きな声を出しまして申し訳ありません」
お互い、いえいえ、そんなことはみたいな。
「では、ミズサワ殿。先ほどご依頼のあった書類です」
ミオナルさんが書類を出す。
違約金が4億4000万に、冒険者の名前がホークさんと、亡くなった冒険者の名前が並ぶ。
「ホークさん」
「はい」
ホークさんが書類に魔力を流すと、違約金の数字の右端の0以外は淡く光る。
やっぱり偽装したんやね。0を後で付け加えたんや。
「はい、確認しました。これで偽造を証明できました。これから先の事は商人・冒険者ギルドにお任せください」
「具体的に何をするんですか?」
「まず、依頼した商隊を探しだします。今は解散していますが、ギルドを誤魔化すほどの技術をもっているので、恐らく初犯ではないでしょう。後ろに組織のある可能性もあります。しかし、我らギルドを騙した事、そして有能な冒険者達を死に追いやった事、必ず罪を償わせて見せましょう。何かあれば、ご連絡します」
「お願いします。あの亡くなった冒険者のご家族は?」
「偽造だと分かりましたからね。勿論救済措置をします。そちらの冒険者にもです」
どんな処置かと言うと、商会・冒険者ギルドが、まず正式な依頼した時の違約金を、鷹の目皆さんが背負った違約金と手数料を引いてコーリナ商会に支払う。そして、購入者である私に手数料を引いた額が払い戻しされる。そこに私がお願いした治療費や食事代は含まれない。それで、鷹の目の皆さんの借金額が変わり、拘束年数が変わる。
鷹の目の皆さんは、長く私達に仕えてくれる意志は変わらない為、拘束年数は私達が今後、話し合って決める事になり、その旨を伝える。
亡くなった冒険者の家族にも同じ対応をするが、借金奴隷にならずに済みそうだと。
私は自己満足だと思うが、1つ、ギルドにお願いをする。
お見舞い金を、その家族に渡して欲しい事を伝え、私の冒険者ギルドカードから引き落としてもらう手続きをしてもらった。鷹の目の皆さんは、結果今は無事だが、亡くなった方は戻ってこない。一家の大黒柱を失った人達が、少しでも生活に不安がなくなれば、それでいい。私の手が届く事をするだけだ。
よし、これでギルドで済ませる事は終わった。
私達は挨拶して、ギルドを出た。
さあ、いよいよ、ファンタジー的なお買い物だ。
ワーグ商会まで、徒歩で移動。馬車を晃太のアイテムボックスに入れると、オスヴァルトさんの眉が、跳ね上がる。
晃太のアイテムボックスは大きいからね。
『ねえね、ねえね』
「はいはい、ヒスイちゃん」
おしゃべり好きになったヒスイは、ねえねを連発。かわいかねえ。
ぞろぞろと移動して、色々見られたけど、仕方ない。オスヴァルトさん達がいるので、大声を出して騒ぐような人はいない。
「ありがとうございます、ここまで付き添ってくれて」
「職務ですので」
ワーグ商会は大きな通りから少し入った場所にある。なかなか大きなお店だけど、ビアンカとルージュは入れない。
「ごめんけど、待っといてね」
『いいのです』
『大丈夫よ』
若い赤騎士団の人が一緒に待ってくれると。ノワールの手綱も任せる。
さて、ワーグ商会に入る。
中には様々な武器や防具が、壁にならび、店内の中央にテーブルがおかれている。
おお、冒険者ギルドカード持ってるけど、初めてこういう店来た。武器はディレックスのフライパンだし、防具なんてもへじ生活の服に、母が作ったポンチョのみ。なんせ、ビアンカとルージュがいるので、自分で身を守る事はない。
だけど、鷹の目の皆さんが来てくれるなら、武装を揃える必要がある。
防具はマーファの職人ギルドにお願いして、武器は冷蔵庫ダンジョンで入手だ。後は、そうだ、マジックアイテム。解毒系、回復系、魔法補助のアイテムが必要かな。なら、冷蔵庫ダンジョンの次は軍隊ダンジョンかな? 後で相談しよ。
では、改めて鷹の目の皆さん。新しいスキルはどう使いこなせるか分からないので、割愛。
リーダーのホークさん。元弓士で、剣士。剣士に転向した理由は、先代のリーダーさんが引退するに当たり、物理で前面で出て攻撃するのが当時まだ新人のミゲル君しかいなくなり、どうしても不安になるため、転向したそうだ。発動系の無属性魔法を使う。鈍い色の金髪、彫りの深い顔立ちで、精悍でなかなか格好いい感じ。がっちりと鍛え上げられ、高い乗馬スキルあり。身長は184センチ。まだ、もへじ生活で手に入るサイズだ。
サブ・リーダーのチュアンさん。ヒーラーだけど、戦闘スキルも高いモンクだ。発動系の無属性魔法を使う。元々スキンヘッドだけど、現在茶色の髪がちょっぴり伸びている。なかなか強面。そして縦横大きい。身長なんと193センチ、体重100キロ超え、靴のサイズはなんと32センチ。もへじ生活で、チュアンさんの靴や服が手に入らないのが悩みどころ。
魔法使いのマデリーンさん。37歳には見えない、きれいなお姉さん。淡い金髪で、ナイスバディ。く、うらやましか。私のシャツ着たら、胸元ぱつぱつやねん。火と水と無属性魔法を使う。近接戦闘術もある程度できるそうだ。身長は163センチ。
剣士のミゲル君。20歳で、茶色の髪のまだヤンチャって感じの顔立ち。ちょっと細身で、まだ、無属性魔法の覚醒はしていない。身長は174センチ。
見習いのテオ君。落ち着いた赤毛で、まだまだ幼い顔立ちの男の子。叔父さんのホークさんと目元がよく似ている。成長期だから、まだ身長は伸びるはず。栄養ばしっかり摂らせんとね。身長は162センチ。
見習いのエマちゃん。テオ君と同じ赤毛で、かわいい小柄な女の子。双子のお兄ちゃんテオ君と輪郭と口元そっくり。身長は149センチ。こちらも成長期だから、栄養ばしっかり考えないと。
さ、探そう。ファンタジーのショッピング開始や。
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