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連載
ルーティ②
次の日、朝早くから私のルームの部屋のドアをバリバリされる。
まだ、5時過ぎやねん。
眠か。昨日結局、夕御飯の準備していたら、居やしない、うちのバトルジャンキー達が。開けっ放しのサブ・ドアの向こうから、ちゅどん、どかん。やめて、もう。
夜は冷えるから、ダンジョン内でも相応に寒い。防寒してからドロップ品を拾った。角は大小あるけど、長いのは50センチくらいある。こんなので勢いよく突かれたら、ファングさんの言うように鎧、貫通するわな。毛皮の大きいのは畳2畳はありそうだった。シルフィ達がおねむの時間になっていたので、母に叱ってもらい。私達は勿体ないから総出で拾った。ファングさんもロッシュさん達も拾って貰ったが、ドロップ品は受け取れないって。なのでウサギのお肉で、母が食事を作ることになった。宝箱も出てきて、中身はその時は現金だ。びっくり2000万。それも受け取れないとファングさんもロッシュさんも言うので、ルーティの孤児院の寄付に回すことにした。
それからサブ・ドアを閉め、夕御飯を済ませて、私とホークさん、ファングさんとロッシュさんで話し合い。ドロップ品の引き取り割合の最終確認だ。
晃太の支援を受けての戦闘は、ドロップ品と宝箱の中身はすべてそちら持ち。うちの従魔ズが挑むボス部屋はこちらに。
コテージ代はすでにそれぞれのパーティーから、10万頂いた。
「テイマーさん、本当に10万でいいのか?」
「はい、構いません。こちらが弟の支援魔法のスキルアップの為に戦闘してもらうんですから」
「ユイさん。俺達が役に立てることあったら言ってください」
「ありがとうございますロッシュさん。恐ろしく出るドロップ品を拾うのを手伝っていただければ」
「それくらいしますよ」
「では、明日、9時にここを出発で」
で、その場はお開き。さ、寝るかね、と思ったら、ビアンカとルージュがきゅるん、ときた。
『ユイ、ボス部屋行きたいのです』
『行きたいわ』
きゅるん。
「勘弁して、何時やと? 元気達だって寝てるやん」
『不完全燃焼なのです~』
『目の前に、ボス部屋があるのに~』
きゅるん、きゅるん、きゅるん。
飼い主、陥落。
しれっと、アレスとイシスとオシリスもやって来た。ノワールやアリス達、他は既に寝てる。晃太と、申し訳ないが鷹の目の皆さんに来て貰い、はい、ちゅどん、どかん。イシスが開けて、ビアンカが風乙女(シルフィリア)で、ルージュが火炎姫(フレアジャンヌ)で飛び込む。
床に大量に転がる笹に包まったお肉や骨、角、毛皮を拾う。宝箱には宝飾品だ、キラキラとしたダイヤモンドのネックレスとイヤリング。買い取りやな。
で、結局寝たのが、日付が変わりそうな時間だった。
バリバリ、バリバリ。
「なんやねん~」
目を擦って、ドアを開けると、ビアンカとルージュがきゅるん、と待機していた。
『『ボス部屋』』
きゅるん。
「勘弁して。行くなら晃太ば起こして」
『もう、起こしたのです』
『行きましょう』
ちらりと見ると、あくびをしている晃太が。どうやらアレスに起こされたみたい。
「眠か」
「私もよ」
起きているのはビアンカとルージュとアレスだけみたいや。
「なあ、どうせ、今日行くやん。それで良くないね?」
『ユイ~、行きたいのです~』
『久しぶりのダンジョンだもの~』
きゅるん、きゅるん、きゅるん。
晃太の支援魔法訓練もあるし、そう何回もボス部屋挑めないからと。
はあ、仕方ないね。
「せめて、顔を洗わせて、着替えさせて」
『ユイ、早く早くなのです』
『ユイ、早く早く』
『主よ、早くなのだ』
顔を洗って、歯を磨いて、着替えて、と。
ごそごそしていたら、ホークさんが気が付いたのか、パジャマのままで出てきた。
「どうしました?」
「いや、あの、ボス部屋行きたいみたいで」
「すぐに支度しますからっ」
「あ、ドロップ品拾うだけですよ」
慌ててホークさんが鷹の目のスペースに取って返す。
『ユイ、行くのです』
『行きましょう』
「はいはい」
せっつかれて、ホークさんを待たずにボス部屋に。
『我が行くのだ、我が行くのだ』
アレスがヤル気満々だ。恐ろしか。ビアンカとルージュもあらかじめ決めていたのか、異論なし。
『その代わり、次は私達なのです』
『分かっているわよね』
『大丈夫なのだっ、分かったのだっ』
ビアンカとルージュの目が、疑いの、眼差しだけど。
『久しぶりに、本気の戦闘モードをするのだ』
……………………………………厄災クラスの本気の戦闘モードって。
いそいそと、ボス部屋の前に。
お座りの体勢になり、す、と背筋を伸ばす。
お、引き締まった横顔、かっこいいやん。
『我は魔の森の守護神、フォレスト『ガーディアン』ウルフ』
アレスの白い毛並みが、ふわふわと靡く。
うん? 守護神? 確かビアンカは守護者やなかったっけ?
『あれはアレスが使う上位の戦闘モードなのです』
と、ビアンカが説明してくれる。
『風の戦闘モードでも、最上位よ』
「「へー」」
私と晃太が、そんな返事しか出来ない。
『風神の名を借りて、我の爪に宿れ魔の力』
おう、風神って言ったよ。
『我の前に愚かにも立ちはだかる者共に、その力で刃を下し、嵐を起こそうぞ』
アレスの毛並みに鮮やか緑色のラインが浮かび上がる。
『戦闘モード 牙風神(クロ・テンペスト)』
クラウチングスタートから、ビアンカが開けたボス部屋に、アレスが弾丸の様に飛び込んでいく。
ボス部屋のドアが閉まる。
ズバババババババッ
ズバババババババッ
ズバズバッ、ズバズバッ、ズバズバッ
ズバババババババーッ
音が、ちょっと違うー。何か、切れてそう。
程なくして、ドアが開く。
『終わったのだ。ちょっと物足りないのだ』
疲れた様子の全くないアレス。最上位の戦闘モードよね? 疲れんのかね?
『妹よ、見たか? 我の勇姿をっ』
『『あー、はいはい』』
わー、ビアンカとルージュがめんどくさそう。
『主よ、次だ、次』
「恐ろしい事言わんで」
カートを出して、ボス部屋に入ると、あるある色々ある。鷹の目の皆さんも、合流してドロップ品を拾う。よし、いいかな。出てきた宝箱をルージュがチェック。上級ポーションが10本、中級ポーションが5本、解毒ポーションが10本、魔力回復ポーションが10本。この黒っぽいポーション、あれや、蛇の目玉ポーションやん。5本ある。引き取るかね。後は宝箱の底に現金があった。500万。
はあ、時間見たら、6:30。予定の起床時間や。
ルームに戻ると、ダイニングキッチンにはすでに母が作業していた。
「どこいっとったん?」
「リクエスト、ボス部屋」
朝から疲れた顔に気づいてくれたのか、それ以上言わない。ご飯とじゃがいもと卵の味噌汁、レーヌサーモンの塩焼き、昨日の残りのがめ煮。明太子や海苔、サバフレークや鮭フレーク等も並べる。
神様にお祈り。本日はセレクトショップダリアの高級デニッシュ食パンセットだ。ピッチャーにオレンジジュースとストレートティーも入れて、と。
今日もお見守りください。
朝御飯をしっかり食べて、片付けて、掃除・洗濯。出発までバタバタ。バタバタしていたら、来ました、きゅるんが。私にでなく、母におねだり。
『ねえ、お母さん、お尻のお肉をおとしたいのです』
『ボス部屋で、運動したいわ』
「そうね。優衣、行ってやらんね。掃除はしとくけん」
そう来たか。もう、仕方なかね。仔達とシルフィ達は再びおねむだ。
結局、出発ギリギリまで、ちゅどん、どかんしましたよ。出発前に、はあ、疲れてしまった。先が思いやられる。
まだ、5時過ぎやねん。
眠か。昨日結局、夕御飯の準備していたら、居やしない、うちのバトルジャンキー達が。開けっ放しのサブ・ドアの向こうから、ちゅどん、どかん。やめて、もう。
夜は冷えるから、ダンジョン内でも相応に寒い。防寒してからドロップ品を拾った。角は大小あるけど、長いのは50センチくらいある。こんなので勢いよく突かれたら、ファングさんの言うように鎧、貫通するわな。毛皮の大きいのは畳2畳はありそうだった。シルフィ達がおねむの時間になっていたので、母に叱ってもらい。私達は勿体ないから総出で拾った。ファングさんもロッシュさん達も拾って貰ったが、ドロップ品は受け取れないって。なのでウサギのお肉で、母が食事を作ることになった。宝箱も出てきて、中身はその時は現金だ。びっくり2000万。それも受け取れないとファングさんもロッシュさんも言うので、ルーティの孤児院の寄付に回すことにした。
それからサブ・ドアを閉め、夕御飯を済ませて、私とホークさん、ファングさんとロッシュさんで話し合い。ドロップ品の引き取り割合の最終確認だ。
晃太の支援を受けての戦闘は、ドロップ品と宝箱の中身はすべてそちら持ち。うちの従魔ズが挑むボス部屋はこちらに。
コテージ代はすでにそれぞれのパーティーから、10万頂いた。
「テイマーさん、本当に10万でいいのか?」
「はい、構いません。こちらが弟の支援魔法のスキルアップの為に戦闘してもらうんですから」
「ユイさん。俺達が役に立てることあったら言ってください」
「ありがとうございますロッシュさん。恐ろしく出るドロップ品を拾うのを手伝っていただければ」
「それくらいしますよ」
「では、明日、9時にここを出発で」
で、その場はお開き。さ、寝るかね、と思ったら、ビアンカとルージュがきゅるん、ときた。
『ユイ、ボス部屋行きたいのです』
『行きたいわ』
きゅるん。
「勘弁して、何時やと? 元気達だって寝てるやん」
『不完全燃焼なのです~』
『目の前に、ボス部屋があるのに~』
きゅるん、きゅるん、きゅるん。
飼い主、陥落。
しれっと、アレスとイシスとオシリスもやって来た。ノワールやアリス達、他は既に寝てる。晃太と、申し訳ないが鷹の目の皆さんに来て貰い、はい、ちゅどん、どかん。イシスが開けて、ビアンカが風乙女(シルフィリア)で、ルージュが火炎姫(フレアジャンヌ)で飛び込む。
床に大量に転がる笹に包まったお肉や骨、角、毛皮を拾う。宝箱には宝飾品だ、キラキラとしたダイヤモンドのネックレスとイヤリング。買い取りやな。
で、結局寝たのが、日付が変わりそうな時間だった。
バリバリ、バリバリ。
「なんやねん~」
目を擦って、ドアを開けると、ビアンカとルージュがきゅるん、と待機していた。
『『ボス部屋』』
きゅるん。
「勘弁して。行くなら晃太ば起こして」
『もう、起こしたのです』
『行きましょう』
ちらりと見ると、あくびをしている晃太が。どうやらアレスに起こされたみたい。
「眠か」
「私もよ」
起きているのはビアンカとルージュとアレスだけみたいや。
「なあ、どうせ、今日行くやん。それで良くないね?」
『ユイ~、行きたいのです~』
『久しぶりのダンジョンだもの~』
きゅるん、きゅるん、きゅるん。
晃太の支援魔法訓練もあるし、そう何回もボス部屋挑めないからと。
はあ、仕方ないね。
「せめて、顔を洗わせて、着替えさせて」
『ユイ、早く早くなのです』
『ユイ、早く早く』
『主よ、早くなのだ』
顔を洗って、歯を磨いて、着替えて、と。
ごそごそしていたら、ホークさんが気が付いたのか、パジャマのままで出てきた。
「どうしました?」
「いや、あの、ボス部屋行きたいみたいで」
「すぐに支度しますからっ」
「あ、ドロップ品拾うだけですよ」
慌ててホークさんが鷹の目のスペースに取って返す。
『ユイ、行くのです』
『行きましょう』
「はいはい」
せっつかれて、ホークさんを待たずにボス部屋に。
『我が行くのだ、我が行くのだ』
アレスがヤル気満々だ。恐ろしか。ビアンカとルージュもあらかじめ決めていたのか、異論なし。
『その代わり、次は私達なのです』
『分かっているわよね』
『大丈夫なのだっ、分かったのだっ』
ビアンカとルージュの目が、疑いの、眼差しだけど。
『久しぶりに、本気の戦闘モードをするのだ』
……………………………………厄災クラスの本気の戦闘モードって。
いそいそと、ボス部屋の前に。
お座りの体勢になり、す、と背筋を伸ばす。
お、引き締まった横顔、かっこいいやん。
『我は魔の森の守護神、フォレスト『ガーディアン』ウルフ』
アレスの白い毛並みが、ふわふわと靡く。
うん? 守護神? 確かビアンカは守護者やなかったっけ?
『あれはアレスが使う上位の戦闘モードなのです』
と、ビアンカが説明してくれる。
『風の戦闘モードでも、最上位よ』
「「へー」」
私と晃太が、そんな返事しか出来ない。
『風神の名を借りて、我の爪に宿れ魔の力』
おう、風神って言ったよ。
『我の前に愚かにも立ちはだかる者共に、その力で刃を下し、嵐を起こそうぞ』
アレスの毛並みに鮮やか緑色のラインが浮かび上がる。
『戦闘モード 牙風神(クロ・テンペスト)』
クラウチングスタートから、ビアンカが開けたボス部屋に、アレスが弾丸の様に飛び込んでいく。
ボス部屋のドアが閉まる。
ズバババババババッ
ズバババババババッ
ズバズバッ、ズバズバッ、ズバズバッ
ズバババババババーッ
音が、ちょっと違うー。何か、切れてそう。
程なくして、ドアが開く。
『終わったのだ。ちょっと物足りないのだ』
疲れた様子の全くないアレス。最上位の戦闘モードよね? 疲れんのかね?
『妹よ、見たか? 我の勇姿をっ』
『『あー、はいはい』』
わー、ビアンカとルージュがめんどくさそう。
『主よ、次だ、次』
「恐ろしい事言わんで」
カートを出して、ボス部屋に入ると、あるある色々ある。鷹の目の皆さんも、合流してドロップ品を拾う。よし、いいかな。出てきた宝箱をルージュがチェック。上級ポーションが10本、中級ポーションが5本、解毒ポーションが10本、魔力回復ポーションが10本。この黒っぽいポーション、あれや、蛇の目玉ポーションやん。5本ある。引き取るかね。後は宝箱の底に現金があった。500万。
はあ、時間見たら、6:30。予定の起床時間や。
ルームに戻ると、ダイニングキッチンにはすでに母が作業していた。
「どこいっとったん?」
「リクエスト、ボス部屋」
朝から疲れた顔に気づいてくれたのか、それ以上言わない。ご飯とじゃがいもと卵の味噌汁、レーヌサーモンの塩焼き、昨日の残りのがめ煮。明太子や海苔、サバフレークや鮭フレーク等も並べる。
神様にお祈り。本日はセレクトショップダリアの高級デニッシュ食パンセットだ。ピッチャーにオレンジジュースとストレートティーも入れて、と。
今日もお見守りください。
朝御飯をしっかり食べて、片付けて、掃除・洗濯。出発までバタバタ。バタバタしていたら、来ました、きゅるんが。私にでなく、母におねだり。
『ねえ、お母さん、お尻のお肉をおとしたいのです』
『ボス部屋で、運動したいわ』
「そうね。優衣、行ってやらんね。掃除はしとくけん」
そう来たか。もう、仕方なかね。仔達とシルフィ達は再びおねむだ。
結局、出発ギリギリまで、ちゅどん、どかんしましたよ。出発前に、はあ、疲れてしまった。先が思いやられる。
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