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再出発①
Gの耳の刈り取りは夕方近くまでかかった。魔石のあるのはすべて晃太が回収し、リストアップ。
うーん、首がないメタボなGは臭か。後はジェネラルが8匹もいた。ルークとナイトに関しては100匹近くいるし。
「クイーンがおったね」
『まだ、若い個体なのですね。臭いのです。ゴブリンは臭いからいやなのです』
「分かっとるよ。私も鼻が曲がりそうや」
ないよりましと、マスクしてみたけど、きつい。ビアンカ達にしたら、もっと強烈なんやろうね。シャーマンはおらんかった。もともとすごく珍しいらしいしね。
ラスチャーニエや山風、金の虎が耳の刈り取りをしてくれた。鷹の目の皆さん、ミゲル君は晃太に付き、エマちゃんとテオ君はべたべたに汚れたノワールの装備品を洗ってくれている。チュアンさんとマデリーンさんは一旦カルーラに母と帰ってもらう。お客さん来たら困るからね。
ビアンカが空けた穴に、次々に耳の刈り取りが終わったGが放り込まれる。
1つで足りず、2つ目。
私も軍手をしてお手伝い。くっ、臭かっ。
「ねぇビアンカさんや」
『なんなのです?』
「静かやけど、アレス君はどこね?」
はぁーっ、とため息つくビアンカ。
『走り足りない言って、元気達を連れてあっちに行ったのです』
ちゅどん、ドカン。
あ、やっぱり。
「疲れとらんのかね?」
『知らないのです。昔から、ああなのです。私はこの臭いで気持ち悪いのです』
「そうよね。ビアンカ、もう一個穴開けたら、ルームに行ってよかよ」
『ユイとコウタをおいてはいけないのです』
優しかなあ。手早く終わらせよう。私はせっせとGを引きずる。ホークさんは2匹を引きずってる。他の皆さんは、私にしなくてもいいって言ってくれたけど、そうはいかない。
途中でルージュが合流。わぁ、ジェネラル咥えてる。
『とりあえず周囲のやつらは始末したわ。はい、魔石があるでしょう? 臭いけど』
「そうやね、ありがとうルージュ。晃太ー」
私は晃太を呼び、アイテムボックスに入れてもらう。なんだかんでGだけで、1000越えた。凄い規模の巣だったね。ホークさんが言うには、ここは町から離れた場所にあるからだろうって。Gは殺傷処分対象だ。小規模でも掃討される。だから、本来なら大きくなるまえには潰されると。ここは奥地だし、見逃されていたのだろうって。確かにノワールに騎乗して、丸二日かかったもんね。しかも途中のあの亀裂を越えなくてはならないから、向こう、つまりG達も町方面まで出られないが、人目に着くことなく、ここで巣を大きくしていたんだろう。
よし、いいかな。各リーダーさんに確認。ビアンカには手を洗う水の玉を出してもらう。
「終わりましたね」
と、ケルンさん。
「はあ、これだけの数の巣を、これだけで討伐できるって、やっぱり、テイマーさんの従魔は凄いなあ」
しみじみと改まるファングさん。どやっ。
「クイーンやキングなんて、初めて見ました」
ロッシュさんが手を洗いながら、こちらもしみじみ。
「さ、皆さん、一旦離れましょう」
私は少し離れた場所でルームを開ける。アレスの方を向きながら、強制送還と言うと帰って来た。本当にどんな体力なんなろ?
順番にシャンプーに連れていき、夕御飯どうしようかな? 臭いで皆さん、やられてないかな?
「「「「いえ、全然」」」」
ですって。皆さん、大討伐でずっと野宿だったし、冒険者ならこれくらい普通だって。そうだわなあ。母が肉じゃが、ポテトサラダとレタス・かいわれ大根・トマト・パプリカ・じゃこのサラダは作ってくれていた。
『ユイ~、頑張ったのです~』
『エビ~』
「はいはい」
『母よ、母よ、我は焼いた肉がいいのだっ』
「くうっ、くうっ」
仔達も大合唱。
皆さん食欲あるなら、よし、アルコール解禁しましょう。
私はひたすらタップした。
うん、お会計、見てません。あちこちのメニュータップしたから、合計見てません。
「あの坊主どもの腹はどうなっておるのだ?」
大食漢種族であるツヴァイクさんが、アルスさんとハジェル君の前に積み重なったお皿を見て、唖然としていた。
数日後、イシスと合流。その数日で色々あった。毎日、アルスさんがユイちゃんと来て、ファングさんとガリストさんが必死に回収。シュタインさんは毎日私がドキドキすること言うし、自意識過剰なんやけどね。
中庭に出る移動販売車は細やかな楽しみだ。フルーツサンドって、中々手にしないけど、せっかくやからね、買ってみた。結構いい額。そして無花果のサンドが4桁なのにはびっくり。国産なんやね。無難に、一番人気とポップのあるフルーツサンドにした。
『ユイ~』
『ユイ~』
「お母さんに聞き」
『『そんな~』』
1つしか許されなかったぽっちゃりビアンカとルージュ。アレスは母にお腹を見せてる。
『母よ、母よ、我は赤いのが入っているのがいいのだ』
「アレスはお腹、ぺったんこやね、赤いのは、苺ね?」
『母よ~』
尻尾バタバタ。
『『きぃっ』』
きゅるんと来る仔達にも食べさせる。はいはい、ちょっと待ってね。
「わふんっ」
「げふっ」
待てなかった元気に押し倒されて、べしゃり。
あははん、すりすりくるから幸せ、もふもふ。
ああ、毎日、楽しかなあ。実感。
「お疲れ様イシス、どうやった?」
『アア、カナリ奥地ニ逃ゲ込ンデイル。コチラカラ手ヲ出サナケレバ問題ハナイダロウ』
「ありがとう」
よし、全員揃ったね。
それからカルーラまで、トラブルなく戻る。
ギルドで倉庫にGを提出すると、解体職人さん達は、口をあんぐりと開けていた。
それから応接室に案内される。私と晃太、ビアンカ、ホークさん。各リーダーさんだ。
「皆さん、ご無事でなりよりです」
対応してくれたラソノさんは、隈を作っていたけど、ほっとしている。レッサードラゴンに関しては更に安心の表情だ。
「本来なら騎士団が出るような事態でしたが、本当にありがとうございます。かなりの数ですので、明日支払いでも宜しいでしょうか?」
私は特に問題ない。今回補助パーティーとなってくれた各リーダーさんもだ。
今日はそれで一旦お別れ、明日、再びギルドに合流。時間も決めて、フェリクスさん達にも伝言を残す。
思ったよりオシリスの騎乗がスムーズに済んでいるから、いよいよ王冠山まで行ける。だから、お話し合いだ。
うーん、首がないメタボなGは臭か。後はジェネラルが8匹もいた。ルークとナイトに関しては100匹近くいるし。
「クイーンがおったね」
『まだ、若い個体なのですね。臭いのです。ゴブリンは臭いからいやなのです』
「分かっとるよ。私も鼻が曲がりそうや」
ないよりましと、マスクしてみたけど、きつい。ビアンカ達にしたら、もっと強烈なんやろうね。シャーマンはおらんかった。もともとすごく珍しいらしいしね。
ラスチャーニエや山風、金の虎が耳の刈り取りをしてくれた。鷹の目の皆さん、ミゲル君は晃太に付き、エマちゃんとテオ君はべたべたに汚れたノワールの装備品を洗ってくれている。チュアンさんとマデリーンさんは一旦カルーラに母と帰ってもらう。お客さん来たら困るからね。
ビアンカが空けた穴に、次々に耳の刈り取りが終わったGが放り込まれる。
1つで足りず、2つ目。
私も軍手をしてお手伝い。くっ、臭かっ。
「ねぇビアンカさんや」
『なんなのです?』
「静かやけど、アレス君はどこね?」
はぁーっ、とため息つくビアンカ。
『走り足りない言って、元気達を連れてあっちに行ったのです』
ちゅどん、ドカン。
あ、やっぱり。
「疲れとらんのかね?」
『知らないのです。昔から、ああなのです。私はこの臭いで気持ち悪いのです』
「そうよね。ビアンカ、もう一個穴開けたら、ルームに行ってよかよ」
『ユイとコウタをおいてはいけないのです』
優しかなあ。手早く終わらせよう。私はせっせとGを引きずる。ホークさんは2匹を引きずってる。他の皆さんは、私にしなくてもいいって言ってくれたけど、そうはいかない。
途中でルージュが合流。わぁ、ジェネラル咥えてる。
『とりあえず周囲のやつらは始末したわ。はい、魔石があるでしょう? 臭いけど』
「そうやね、ありがとうルージュ。晃太ー」
私は晃太を呼び、アイテムボックスに入れてもらう。なんだかんでGだけで、1000越えた。凄い規模の巣だったね。ホークさんが言うには、ここは町から離れた場所にあるからだろうって。Gは殺傷処分対象だ。小規模でも掃討される。だから、本来なら大きくなるまえには潰されると。ここは奥地だし、見逃されていたのだろうって。確かにノワールに騎乗して、丸二日かかったもんね。しかも途中のあの亀裂を越えなくてはならないから、向こう、つまりG達も町方面まで出られないが、人目に着くことなく、ここで巣を大きくしていたんだろう。
よし、いいかな。各リーダーさんに確認。ビアンカには手を洗う水の玉を出してもらう。
「終わりましたね」
と、ケルンさん。
「はあ、これだけの数の巣を、これだけで討伐できるって、やっぱり、テイマーさんの従魔は凄いなあ」
しみじみと改まるファングさん。どやっ。
「クイーンやキングなんて、初めて見ました」
ロッシュさんが手を洗いながら、こちらもしみじみ。
「さ、皆さん、一旦離れましょう」
私は少し離れた場所でルームを開ける。アレスの方を向きながら、強制送還と言うと帰って来た。本当にどんな体力なんなろ?
順番にシャンプーに連れていき、夕御飯どうしようかな? 臭いで皆さん、やられてないかな?
「「「「いえ、全然」」」」
ですって。皆さん、大討伐でずっと野宿だったし、冒険者ならこれくらい普通だって。そうだわなあ。母が肉じゃが、ポテトサラダとレタス・かいわれ大根・トマト・パプリカ・じゃこのサラダは作ってくれていた。
『ユイ~、頑張ったのです~』
『エビ~』
「はいはい」
『母よ、母よ、我は焼いた肉がいいのだっ』
「くうっ、くうっ」
仔達も大合唱。
皆さん食欲あるなら、よし、アルコール解禁しましょう。
私はひたすらタップした。
うん、お会計、見てません。あちこちのメニュータップしたから、合計見てません。
「あの坊主どもの腹はどうなっておるのだ?」
大食漢種族であるツヴァイクさんが、アルスさんとハジェル君の前に積み重なったお皿を見て、唖然としていた。
数日後、イシスと合流。その数日で色々あった。毎日、アルスさんがユイちゃんと来て、ファングさんとガリストさんが必死に回収。シュタインさんは毎日私がドキドキすること言うし、自意識過剰なんやけどね。
中庭に出る移動販売車は細やかな楽しみだ。フルーツサンドって、中々手にしないけど、せっかくやからね、買ってみた。結構いい額。そして無花果のサンドが4桁なのにはびっくり。国産なんやね。無難に、一番人気とポップのあるフルーツサンドにした。
『ユイ~』
『ユイ~』
「お母さんに聞き」
『『そんな~』』
1つしか許されなかったぽっちゃりビアンカとルージュ。アレスは母にお腹を見せてる。
『母よ、母よ、我は赤いのが入っているのがいいのだ』
「アレスはお腹、ぺったんこやね、赤いのは、苺ね?」
『母よ~』
尻尾バタバタ。
『『きぃっ』』
きゅるんと来る仔達にも食べさせる。はいはい、ちょっと待ってね。
「わふんっ」
「げふっ」
待てなかった元気に押し倒されて、べしゃり。
あははん、すりすりくるから幸せ、もふもふ。
ああ、毎日、楽しかなあ。実感。
「お疲れ様イシス、どうやった?」
『アア、カナリ奥地ニ逃ゲ込ンデイル。コチラカラ手ヲ出サナケレバ問題ハナイダロウ』
「ありがとう」
よし、全員揃ったね。
それからカルーラまで、トラブルなく戻る。
ギルドで倉庫にGを提出すると、解体職人さん達は、口をあんぐりと開けていた。
それから応接室に案内される。私と晃太、ビアンカ、ホークさん。各リーダーさんだ。
「皆さん、ご無事でなりよりです」
対応してくれたラソノさんは、隈を作っていたけど、ほっとしている。レッサードラゴンに関しては更に安心の表情だ。
「本来なら騎士団が出るような事態でしたが、本当にありがとうございます。かなりの数ですので、明日支払いでも宜しいでしょうか?」
私は特に問題ない。今回補助パーティーとなってくれた各リーダーさんもだ。
今日はそれで一旦お別れ、明日、再びギルドに合流。時間も決めて、フェリクスさん達にも伝言を残す。
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