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布確保⑦
それから数日間は、のんびり出来ず、ちょっとバタバタ気味に過ごす。
アレスは相も変わらずダンジョンダンジョン言うし、ノワールとオシリスも便乗するしね。ルーティのダンジョンで我慢してもらった。アリスもちゃっかり行ってるし。
敍爵の次の日から、また冷蔵庫ダンジョンだ。晃太の支援魔法のスキルアップに励まないと。
時間がある限り、私は誰かと異世界への扉でお買い物。それから、炊き出しやダンジョンに向かうための食事作りだ。
肉じゃがと、大根とクラーケンの煮物もいいかな。カレーとシチュー鍋はエマちゃんが見てくれている。炊飯器もフル稼働だし。母は揚げ物だ。テオ君が大好きな唐揚げね。いい匂い。ホークさんはノワールのブラッシング。チュアンさんとミゲル君はアリスやオシリス、シルフィ達。マデリーンさんとテオ君は野菜やお肉の下拵え。下拵えにはエドワルドさんまで手伝ってくれた。ツヴァイクさんは中庭で作業。最近第一弾の桶ができた。直径70センチくらいの寿司桶だけど、シルフィ達のおもちゃになってる。だって見せたら、競うように桶に入るんだもん。あまりのかわいさに、スマホでパシャパシャ。アレスは通訳の晃太と共に、ツヴァイクさんの作業を見ている。
そんなこんなで前日。
当日慌てない様に、着ていく服の確認する。
主役は父ですからね。パーカーさんに作ってもらったスーツね。母がコロコロをかけてる。
母もパーカーさんに作ってもらったブラウスとロングスカート。ルーティのダンジョンから出た真珠のピアスと、真珠のペンダントトップのペンダント。
私はモスグリーンのワンピースにレースの手袋。真珠のピアスね。
晃太もパーカーさんに作ってもらったスーツ。
大活躍や。
「晃太」
「なん?」
「あんた、腹、出たね」
「ほっといて」
なんや、晃太のズボンがウエスト部分がきつそう。何とかかんとか納めている。
アレス達のバンダナもアイロンばっちり。ブラッシングを念入りにね。
鷹の目の皆さんはしっかり武装。エドワルドさんとツヴァイクさんも同行する。
パックもしたし、コラーゲン鍋にしたし、明日はきっとつやつや。
何故に、私の顔はつやつやにならないん?
父のでこ、つやつや。晃太と鷹の目の皆さんの顔がつやつや。エドワルドさんとツヴァイクさんまでっ。アレスとアリス、オシリスは全体的につやつや。
何故に私と母はデコルテつやつやなんっ。
きぃっ。
仕方ない。支度を済ませる。
晃太の寝癖を母がせっせと治している。
父は頭皮の髪は、やや寂しいから、手早く直している。私はハーフアップにして、と。
ハルスフォン侯爵家からお迎えが来る。
時間前にはノワールを馬車に繋ぐ。本日、いつもよりホークさんがブラッシングしたから、更にさらさらつやつや。うん。よか男よ。
時間通りにマテオさんがやって来た。
「ミズサワ様、お待たせしました。ハルスフォン侯爵家まで先導いたします」
数人の騎乗した騎士が同行する。
馭者台にはホークさんとチュアンさん。馬車内には私達が座る。アレスとアリス、オシリスは並走。
いつもと違う移動なので、いろいろと振り返られるけど、仕方ない。並走している騎士の皆さんのおかげでトラブルはない。
久しぶりの貴族街に入る。
窓から覗くと、いままでの住宅や店の密集地から、静かなエリアに。
あの時、フェリアレーナ様の花嫁姿をって時に、来て以来やね。
なんやろ? 主役は父なのにドキドキしてきた。
ゆっくり進むと、あちこちのお屋敷が見える。一番大きいのは青い屋根のお屋敷だ。
入り口には、お揃いの制服を着たメイドやフットマンがズラリと並ぶ。
それから、オダリスさんを始めとした騎士団の皆さんも並ぶ。
ホークさんの手綱捌きで、ノワールは停車位置で止まる。心配したアレスは、並走したアリスのおかげでおとなしい。
ホークさんが馭者台から降りて、馬車の扉を開ける。
まずは父が降りて、次に母、私と晃太も続く。
シルフィ達は馬車内でお昼寝しているので、チュアンさんにお願いする。
他の皆さんはここで待機。
相変わらず素敵なお屋敷。お庭には冬場に咲く白い花が咲いている。
「ミズサワ殿、こちらに」
「はい」
『うむっ、この雄が一番強いなっ』
アレスがクンクンしながら、1人の背丈の高い男性騎士に迫っている。いかつい顔の方だな。
あら、でも、他の騎士の方とはちょっと違う雰囲気。
私は履き慣れない、低めのヒールの靴のため、ホークさんの手に掴まり、慎重にタラップを踏む。
「アレス、ダメよ。すみません」
「いえ、構いませんよ」
ペコリ。マントが揺れる。なんや、オダリスさんより飾り物が多いけど。
「ミズサワ殿、紹介します。こちらの方はマーファ騎士団総隊長、タボール・ベルウェサオンです」
オダリスさんが紹介してくれた。偉い人なんやね。ペコリ。
いろいろ話したいが、敍爵がメインだからね。後日聞いた話だけど、あの綺麗なお姉さん、ハルスフォン侯爵家長女シエナ様が嫁いだ相手だって。あれや美女となんとかや。
アリスがアレスの尻をパンチ。しぶしぶ戻って来る。
以前お会いした執事さん、背筋の伸びた高齢男性、スチュワートさんが屋敷内に案内してくれることに。最後尾にはタボールさんとオダリスさん。
鷹の目の皆さんとエドワルドさん達は外で待機。アレス達もね。屋敷内で何かはないだろうし、ね。あくまでも主役は父。アレス達従魔は私が契約しているからね。もし、何かあれば、
『心配ないのだっ、この箱、ぶっ飛ばして助け出すのだっ』
やめて、本当にぶっ飛びそうだから。
「ここでそんなことする人おらんよ、アリス、お願いね」
「わふんっ」
アリスに任せよう。
心配そうなホークさん達に見送られて、私達はハルスフォン侯爵家の中に足を踏み入れた。
いよいよや。ドキドキや。
アレスは相も変わらずダンジョンダンジョン言うし、ノワールとオシリスも便乗するしね。ルーティのダンジョンで我慢してもらった。アリスもちゃっかり行ってるし。
敍爵の次の日から、また冷蔵庫ダンジョンだ。晃太の支援魔法のスキルアップに励まないと。
時間がある限り、私は誰かと異世界への扉でお買い物。それから、炊き出しやダンジョンに向かうための食事作りだ。
肉じゃがと、大根とクラーケンの煮物もいいかな。カレーとシチュー鍋はエマちゃんが見てくれている。炊飯器もフル稼働だし。母は揚げ物だ。テオ君が大好きな唐揚げね。いい匂い。ホークさんはノワールのブラッシング。チュアンさんとミゲル君はアリスやオシリス、シルフィ達。マデリーンさんとテオ君は野菜やお肉の下拵え。下拵えにはエドワルドさんまで手伝ってくれた。ツヴァイクさんは中庭で作業。最近第一弾の桶ができた。直径70センチくらいの寿司桶だけど、シルフィ達のおもちゃになってる。だって見せたら、競うように桶に入るんだもん。あまりのかわいさに、スマホでパシャパシャ。アレスは通訳の晃太と共に、ツヴァイクさんの作業を見ている。
そんなこんなで前日。
当日慌てない様に、着ていく服の確認する。
主役は父ですからね。パーカーさんに作ってもらったスーツね。母がコロコロをかけてる。
母もパーカーさんに作ってもらったブラウスとロングスカート。ルーティのダンジョンから出た真珠のピアスと、真珠のペンダントトップのペンダント。
私はモスグリーンのワンピースにレースの手袋。真珠のピアスね。
晃太もパーカーさんに作ってもらったスーツ。
大活躍や。
「晃太」
「なん?」
「あんた、腹、出たね」
「ほっといて」
なんや、晃太のズボンがウエスト部分がきつそう。何とかかんとか納めている。
アレス達のバンダナもアイロンばっちり。ブラッシングを念入りにね。
鷹の目の皆さんはしっかり武装。エドワルドさんとツヴァイクさんも同行する。
パックもしたし、コラーゲン鍋にしたし、明日はきっとつやつや。
何故に、私の顔はつやつやにならないん?
父のでこ、つやつや。晃太と鷹の目の皆さんの顔がつやつや。エドワルドさんとツヴァイクさんまでっ。アレスとアリス、オシリスは全体的につやつや。
何故に私と母はデコルテつやつやなんっ。
きぃっ。
仕方ない。支度を済ませる。
晃太の寝癖を母がせっせと治している。
父は頭皮の髪は、やや寂しいから、手早く直している。私はハーフアップにして、と。
ハルスフォン侯爵家からお迎えが来る。
時間前にはノワールを馬車に繋ぐ。本日、いつもよりホークさんがブラッシングしたから、更にさらさらつやつや。うん。よか男よ。
時間通りにマテオさんがやって来た。
「ミズサワ様、お待たせしました。ハルスフォン侯爵家まで先導いたします」
数人の騎乗した騎士が同行する。
馭者台にはホークさんとチュアンさん。馬車内には私達が座る。アレスとアリス、オシリスは並走。
いつもと違う移動なので、いろいろと振り返られるけど、仕方ない。並走している騎士の皆さんのおかげでトラブルはない。
久しぶりの貴族街に入る。
窓から覗くと、いままでの住宅や店の密集地から、静かなエリアに。
あの時、フェリアレーナ様の花嫁姿をって時に、来て以来やね。
なんやろ? 主役は父なのにドキドキしてきた。
ゆっくり進むと、あちこちのお屋敷が見える。一番大きいのは青い屋根のお屋敷だ。
入り口には、お揃いの制服を着たメイドやフットマンがズラリと並ぶ。
それから、オダリスさんを始めとした騎士団の皆さんも並ぶ。
ホークさんの手綱捌きで、ノワールは停車位置で止まる。心配したアレスは、並走したアリスのおかげでおとなしい。
ホークさんが馭者台から降りて、馬車の扉を開ける。
まずは父が降りて、次に母、私と晃太も続く。
シルフィ達は馬車内でお昼寝しているので、チュアンさんにお願いする。
他の皆さんはここで待機。
相変わらず素敵なお屋敷。お庭には冬場に咲く白い花が咲いている。
「ミズサワ殿、こちらに」
「はい」
『うむっ、この雄が一番強いなっ』
アレスがクンクンしながら、1人の背丈の高い男性騎士に迫っている。いかつい顔の方だな。
あら、でも、他の騎士の方とはちょっと違う雰囲気。
私は履き慣れない、低めのヒールの靴のため、ホークさんの手に掴まり、慎重にタラップを踏む。
「アレス、ダメよ。すみません」
「いえ、構いませんよ」
ペコリ。マントが揺れる。なんや、オダリスさんより飾り物が多いけど。
「ミズサワ殿、紹介します。こちらの方はマーファ騎士団総隊長、タボール・ベルウェサオンです」
オダリスさんが紹介してくれた。偉い人なんやね。ペコリ。
いろいろ話したいが、敍爵がメインだからね。後日聞いた話だけど、あの綺麗なお姉さん、ハルスフォン侯爵家長女シエナ様が嫁いだ相手だって。あれや美女となんとかや。
アリスがアレスの尻をパンチ。しぶしぶ戻って来る。
以前お会いした執事さん、背筋の伸びた高齢男性、スチュワートさんが屋敷内に案内してくれることに。最後尾にはタボールさんとオダリスさん。
鷹の目の皆さんとエドワルドさん達は外で待機。アレス達もね。屋敷内で何かはないだろうし、ね。あくまでも主役は父。アレス達従魔は私が契約しているからね。もし、何かあれば、
『心配ないのだっ、この箱、ぶっ飛ばして助け出すのだっ』
やめて、本当にぶっ飛びそうだから。
「ここでそんなことする人おらんよ、アリス、お願いね」
「わふんっ」
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心配そうなホークさん達に見送られて、私達はハルスフォン侯爵家の中に足を踏み入れた。
いよいよや。ドキドキや。
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