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別行動⑧
「くうーん…………」
ウインディが不安一杯の顔で、私にすがりつく。尻尾が完全に下がっている。
「ウインディ、うちらがおるけん大丈夫よ」
「きゅんっ、きゅーんっ」
私が言うも、ウインディは必死に私にすがりつく。仕方なく膝を着くと、その膝によじ登るウインディ。4匹の中でも小さいけれど、重かっ。
よしよし、大丈夫よ。
私は優しく背中をさするが、なかなか落ち着かない。
「わんわんっ」
逆にシルフィは尻尾ぶんぶん振って、ワクワクと扉の前でいまかいまかと待っている。
イフリィとノームはそのシルフィの近くで、私とアリスとウインディを見比べながら戸惑いの表情。
さて、どうしたもんかな。ウインディをもふもふしながら思案する。
「終わりました、進みますので」
前にスライム部屋に入っていた冒険者さんが顔を出す。
「素通りする方どうぞー」
晃太が並んでいる列から冒険者パーティーが、私達にペコリして通っていく。数人が尻尾ぷりぷりのシルフィの頭を撫でて行く。
ウインディは変わらず私の膝。
「姉ちゃん、ウインディ、どうするね」
「そうやねぇ」
ぴたぁ、と私の肩に顎をのせてぴったり張り付く。かわいか。
スライム部屋の復活は早い。悩んでいると扉が閉まってしまう。あまり、ここで待つのはなあ。後ろに何組もいて、待たせる訳にはいかんし。
「しょうがない」
このまま抱っこしていくかあ。
「ウインディ、お姉ちゃんが抱っこしちゃるけんね」
ちゅー、と。
すると、アリスがため息。やおら、ウィンディの首根っこを咥える。
「きゅーんっ」
「ア、アリス?」
じたばたするウィンディ。
アリスはウィンディを咥えたままスライム部屋の前に。そして、私にアイコンタクト。
このまま、ボス部屋開けろ、そう言ってる。
「姉ちゃん。どうするね?」
「開けよう。オシリス、頼むね」
「くうっ」
頷いたオシリスが前肢で扉を開ける。
相も変わらず、扉の向こうにびっしりスライムがおる。
「きゃいんっ」
えっ? アリスが咥えていたウインディを、ぽんっ、と放り込む。
「ちょっとちょっとアリスさんっ」
「わんわんっ」
続いてシルフィが弾かれたビー玉の様に飛び込んで行く。つられてイフリィとノームも。アリスものしのし続く。私はウインディ達が心配であわてて続く。
わっふ、スライムー。
シルフィは跳ねるように走り、プチプチとスライムを潰している。イフリィとノームはあまりにも多いスライムに、戸惑いながらもスライムを足で、ぷちっ。
ウインディは? 何処や?
「きゅーんっ」
悲鳴を上げてスライムの海から逃げるようにウインディが飛び出してくる。飛び出しながら、スライムをプチプチしているけど。私に向かってまっしぐら。
よし、私はウェルカムの体勢。
「きゅんっ」
アリスは再びウインディの首根っこを咥える。
そして、ぽんっ。
「ちょっとちょっとアリスさんっ」
なんや、鬼みたいな教官みたいなっ?
「わふん」
アリスはこれくらいは、みたいな顔だけど。
ウインディは必死にスライムの海から這い出して来て、私に向かって来るけど、アリスが咥えて、ぽんっ、を繰り返す。
スライムが多いので皆さんもプチプチしている。しばらくして、お久し振りにスライムが集まって融合。
「「わーっ」」
初めて見たマアデン君とハジェル君が声をあげる。
はい、出ました王冠スライム。2体ね。
「わんわんっ」
果敢に攻めるのはシルフィ。ばりばりと王冠スライムのボディを削る。イフリィとノームは完全に引いてる。ウインディは?
「あっ」
ウインディは透けた王冠スライムの向こうで踞ってぷるぷる震えている。
いかんっ。
私はフライパンを抜く。
「ふんっ」
アリスが鼻息一発。
ぱんっ
一撃で弾ける王冠スライム。あはははん、アリスも鼻息でー。
もう1体は本職冒険者の皆さんがフルボッコ。SランクのエドワルドさんとAランクのツヴァイクさんがいたので、すぐに終わった。
「きゅーんっ」
残りのスライムのプチプチが終わると、ウインディが私の方に走ってくる。よし、今度こそウェルカム。
どかんっ、と私に激突するように私にすがりつく。がふっ、結構パワーあるねっ。
「よしよし」
「きゅんっ、きゅーんっ」
「ウインディもプチプチ出来てたよ」
「きゅーん」
ウインディはほぼ逃げていただけけど、ちゃんとスライムプチプチしていた。当のウインディは私の膝でぷるぷる震えている。反対にシルフィは興奮したまま走り回る。なんで姉妹でこんなに差が出るかね? まあ、個性かな。
スライムコアの回収が済み、宝箱にはガーネットが一粒だった。
私はぷるぷる震えているウインディを抱えて、ボス部屋を出る。
スライム部屋には長い列が出来ているので、山風の皆さんが並んでくれる。
シルフィ達に水分補給をさせて、やっとウインディが落ち着いた頃に順番が来る。
何やら察したウインディが私の膝に陣取る。
しかし、そのままになる訳ない。
アリスがウインディの首根っこを咥えた。
結構、アリスってスパルタやね。でも、シルフィ達の訓練に関してはお任せするしかないからね。
私は黙ったまま、アリスの後に続いた。
ウインディが不安一杯の顔で、私にすがりつく。尻尾が完全に下がっている。
「ウインディ、うちらがおるけん大丈夫よ」
「きゅんっ、きゅーんっ」
私が言うも、ウインディは必死に私にすがりつく。仕方なく膝を着くと、その膝によじ登るウインディ。4匹の中でも小さいけれど、重かっ。
よしよし、大丈夫よ。
私は優しく背中をさするが、なかなか落ち着かない。
「わんわんっ」
逆にシルフィは尻尾ぶんぶん振って、ワクワクと扉の前でいまかいまかと待っている。
イフリィとノームはそのシルフィの近くで、私とアリスとウインディを見比べながら戸惑いの表情。
さて、どうしたもんかな。ウインディをもふもふしながら思案する。
「終わりました、進みますので」
前にスライム部屋に入っていた冒険者さんが顔を出す。
「素通りする方どうぞー」
晃太が並んでいる列から冒険者パーティーが、私達にペコリして通っていく。数人が尻尾ぷりぷりのシルフィの頭を撫でて行く。
ウインディは変わらず私の膝。
「姉ちゃん、ウインディ、どうするね」
「そうやねぇ」
ぴたぁ、と私の肩に顎をのせてぴったり張り付く。かわいか。
スライム部屋の復活は早い。悩んでいると扉が閉まってしまう。あまり、ここで待つのはなあ。後ろに何組もいて、待たせる訳にはいかんし。
「しょうがない」
このまま抱っこしていくかあ。
「ウインディ、お姉ちゃんが抱っこしちゃるけんね」
ちゅー、と。
すると、アリスがため息。やおら、ウィンディの首根っこを咥える。
「きゅーんっ」
「ア、アリス?」
じたばたするウィンディ。
アリスはウィンディを咥えたままスライム部屋の前に。そして、私にアイコンタクト。
このまま、ボス部屋開けろ、そう言ってる。
「姉ちゃん。どうするね?」
「開けよう。オシリス、頼むね」
「くうっ」
頷いたオシリスが前肢で扉を開ける。
相も変わらず、扉の向こうにびっしりスライムがおる。
「きゃいんっ」
えっ? アリスが咥えていたウインディを、ぽんっ、と放り込む。
「ちょっとちょっとアリスさんっ」
「わんわんっ」
続いてシルフィが弾かれたビー玉の様に飛び込んで行く。つられてイフリィとノームも。アリスものしのし続く。私はウインディ達が心配であわてて続く。
わっふ、スライムー。
シルフィは跳ねるように走り、プチプチとスライムを潰している。イフリィとノームはあまりにも多いスライムに、戸惑いながらもスライムを足で、ぷちっ。
ウインディは? 何処や?
「きゅーんっ」
悲鳴を上げてスライムの海から逃げるようにウインディが飛び出してくる。飛び出しながら、スライムをプチプチしているけど。私に向かってまっしぐら。
よし、私はウェルカムの体勢。
「きゅんっ」
アリスは再びウインディの首根っこを咥える。
そして、ぽんっ。
「ちょっとちょっとアリスさんっ」
なんや、鬼みたいな教官みたいなっ?
「わふん」
アリスはこれくらいは、みたいな顔だけど。
ウインディは必死にスライムの海から這い出して来て、私に向かって来るけど、アリスが咥えて、ぽんっ、を繰り返す。
スライムが多いので皆さんもプチプチしている。しばらくして、お久し振りにスライムが集まって融合。
「「わーっ」」
初めて見たマアデン君とハジェル君が声をあげる。
はい、出ました王冠スライム。2体ね。
「わんわんっ」
果敢に攻めるのはシルフィ。ばりばりと王冠スライムのボディを削る。イフリィとノームは完全に引いてる。ウインディは?
「あっ」
ウインディは透けた王冠スライムの向こうで踞ってぷるぷる震えている。
いかんっ。
私はフライパンを抜く。
「ふんっ」
アリスが鼻息一発。
ぱんっ
一撃で弾ける王冠スライム。あはははん、アリスも鼻息でー。
もう1体は本職冒険者の皆さんがフルボッコ。SランクのエドワルドさんとAランクのツヴァイクさんがいたので、すぐに終わった。
「きゅーんっ」
残りのスライムのプチプチが終わると、ウインディが私の方に走ってくる。よし、今度こそウェルカム。
どかんっ、と私に激突するように私にすがりつく。がふっ、結構パワーあるねっ。
「よしよし」
「きゅんっ、きゅーんっ」
「ウインディもプチプチ出来てたよ」
「きゅーん」
ウインディはほぼ逃げていただけけど、ちゃんとスライムプチプチしていた。当のウインディは私の膝でぷるぷる震えている。反対にシルフィは興奮したまま走り回る。なんで姉妹でこんなに差が出るかね? まあ、個性かな。
スライムコアの回収が済み、宝箱にはガーネットが一粒だった。
私はぷるぷる震えているウインディを抱えて、ボス部屋を出る。
スライム部屋には長い列が出来ているので、山風の皆さんが並んでくれる。
シルフィ達に水分補給をさせて、やっとウインディが落ち着いた頃に順番が来る。
何やら察したウインディが私の膝に陣取る。
しかし、そのままになる訳ない。
アリスがウインディの首根っこを咥えた。
結構、アリスってスパルタやね。でも、シルフィ達の訓練に関してはお任せするしかないからね。
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