文字の大きさ
大
中
小
602 / 877
連載
お祝いからの④
「姉ちゃん」
晃太が真剣な顔で言ってきた。だいたいわかってますよ。
「ドロップ品がいつもに増しておかしかばい」
「やろうね」
私は鍋をチェック。うん、たまねぎが透き通り、崩れている。そろそろじゃがいも投入かな。
ドアの向こうで、ちゅどん、ドカン。
メインのドアも、サブ・ドアの向こうも景気よくちゅどん、ドカン。
「コウタさーん、お願いしまーすっ」
メインのドアからミゲル君が呼ぶ。
「コウタさーん、終わったっすー、あ、終わりましたー」
サブ・ドアからハジェル君が呼ぶ。
「ほら、呼ばれようよ」
「あー」
人気者やね。
晃太がメモ片手に向かう。
『喉が乾いたのです』
『果実の飲み物ね、リンゴがいいわ』
『主よっ、我はオレンジなのだ』
『ピザヲ所望スル』
「くうっ」
「わふんっ」
「ブヒヒンッ」
帰って来たバトルジャンキー達。イシスや、それ、飲み物やないよ。
「わんわんっ」
『ねーちゃん、わいなー、リンゴジュースが飲みたいんねん』
『ヒスイもリンゴ~』
『ルリ、オレンジ~』
『クリス、牛乳~』
「くるっ、くるっ」
ミニバトルジャンキー達まで、はいはい。
若手達の分もあるから、手分けしてジュースや牛乳を皿に注ぐ。
シルフィ達も鳴いてるから、はいはい、牛乳ね。よしよし、もふもふ。
げふっ、と言ってる面々。
お皿洗ってと、ふう、片付いたかな? 枚数あるから大変。さ、カレーの準備の続き、と。晃太達も
戻ってきたね。
ちゅどん、ドカン。
「今、戻って来たばっかり…………」
晃太が肩を落としていた。
そんなこんなで明日は冷蔵庫ダンジョンを出る。手作りカレンダーをチェック。よし、日にちオッケー。間違えたら大変だからね。春祭りまで、数日の余裕がある。
……………………………絶対、大人しくしてないはず。
だが、1日はゆっくりする日を作ろう。ブラック臭ぷんぷんやもん。
今日は夕御飯の鍋もいいかな。〆のご飯の準備も済んだし。
アルコールも一杯ならいいかな。中庭ではツヴァイクさんの桶作業が順調だしね。寒いなか頑張ってくれているし。
「姉ちゃん、姉ちゃんっ」
「なんね?」
ご褒美部屋でも出たね?
「コラーゲン部屋とウサギ部屋から出たよっ」
「はいぃ?」
しばらくの後、ルーム内にずらーっと並ぶ宝箱達。
『どうしたのユイ? 罠は解除してあるわよ』
「あ、うん、ありがとうルージュ」
せっかく出たしね。気を取り直そう。
「今日はこれでおしまいよ、これ見たらご飯にするけんね」
『『『『ブーブー』』』』
イシスさんや、あんたまで混ざらんで。そしてノワールや、哀愁攻撃せんの。オシリスはエアーお手せんの。
仔達は本日の移動販売車のドーナツで誤魔化している。
さて、皆さんの視線来ますからね、さ、オープンしますかね。
まずはウサギ部屋からの宝箱。こちらは一つ。
ワクワク。
ぱかり。はい、定番ビロードの箱。掌サイズ。きっとギラギラ。いつもなら綺麗に並んでいるのに、隙間なく小指の爪サイズがびっしり詰まってる。リィマさんがいたら、査定してくれるんだけど。
騒ぎを聞き付けたツヴァイクさんが見てくれたが、うーん、と眉を寄せる。
「こいつは宝石ではないですな、あ、いや、これはルビーで、これは、魔石。混ざっとりますな」
ですって。
「あの赤虎の女人、リィマさんなら、分かるじゃろうが、儂では全て区別できませんな。混ざっとる魔石の質がかなりいいようじゃし」
魔石は質がいいと、宝石と間違われるみたい。仕方ない、リィマさんいないし、タージェルさんに査定してもらおう。必要なら引取り、皆さんの武器に追加付与や、けちけちせんどこう。はい、晃太にパス。
次は、コラーゲン部屋。出たのは3つ。
まずは一番大きな宝箱をワクワクオープン。
はい、来た、シルクの布ー。レース地もあるけど、今回はシンプルなデザインやな。晃太がリストに書き加える。
「あ、ユイさん、底に何かあるよっ」
エマちゃんが発見。何々? 覗くと、ビロードの箱が4つ。あら、おまけかな? 確認すると、シンプルなデザインの指輪。上層階での宝箱から出てくる場合、このシンプルな指輪はだいたい。
「ルージュ、魔力は?」
『感じるわ』
「ありがとう。晃太、お父さんのチェックに」
「ん」
さて、次は。長方形の宝箱。何かな? ぱかり。あ、武器や。槍と剣が3本、短めの剣が2本。
「この槍は、素晴らしいですね」
覗いていたエドワルドさんがぽつり。
槍ならば。
「さ、チュアンさん」
「私には扱えませんよ」
「まあまあ、試しに試しに」
チュアンさんは正しかった。
「無理です、武器に含まれる魔力が多すぎで、私にはとてもとても」
ちょっと、振っただけで手放した。
何でもあまりにも武器に含まれる魔力が多すぎると、コントロール出来ずに、無駄に魔力を使うそうだ。特にチュアンさんのように中堅以上の冒険者となると、魔力を流しながらの身体強化の戦闘となる。そのさい流す魔力に過剰反応するって。相当高い魔力操作力が必要って。
「なら、ツヴァイクさん?」
「うーん、長く使うとなると、儂もきついが。フェリクス殿あたりなら、いけると思いますがな」
「フェリクスさんですか」
「万能型ですからなあ」
ふーん。アクション俳優なフェリクスさん。なら、これはフェリクスさん行きね。
残りは父のチェックに回す。ただの剣な訳ない。皆揃ってからの配布やね。
さて、最後の宝箱。
ワクワクラストオープン。
薄紫のポーションがずらーっとなー。
「わあっ、ユイさん、エリクサー一杯っ」
「そうだね」
24本あり。単純計算で1億4400万かー。
最近ほぼ毎日出るから、有り難みが。
でも、これを待つ人達がいる。
エドワルドさんとロッシュさんと相談して、何本かギルドに回そう。
「さ、皆さん、お疲れ様です。夕御飯にしましょう」
「「「「はい」」」」
「アルコール一杯解禁しまーす」
ビール大好きツヴァイクさんとミゲル君が揃って万歳した。
晃太が真剣な顔で言ってきた。だいたいわかってますよ。
「ドロップ品がいつもに増しておかしかばい」
「やろうね」
私は鍋をチェック。うん、たまねぎが透き通り、崩れている。そろそろじゃがいも投入かな。
ドアの向こうで、ちゅどん、ドカン。
メインのドアも、サブ・ドアの向こうも景気よくちゅどん、ドカン。
「コウタさーん、お願いしまーすっ」
メインのドアからミゲル君が呼ぶ。
「コウタさーん、終わったっすー、あ、終わりましたー」
サブ・ドアからハジェル君が呼ぶ。
「ほら、呼ばれようよ」
「あー」
人気者やね。
晃太がメモ片手に向かう。
『喉が乾いたのです』
『果実の飲み物ね、リンゴがいいわ』
『主よっ、我はオレンジなのだ』
『ピザヲ所望スル』
「くうっ」
「わふんっ」
「ブヒヒンッ」
帰って来たバトルジャンキー達。イシスや、それ、飲み物やないよ。
「わんわんっ」
『ねーちゃん、わいなー、リンゴジュースが飲みたいんねん』
『ヒスイもリンゴ~』
『ルリ、オレンジ~』
『クリス、牛乳~』
「くるっ、くるっ」
ミニバトルジャンキー達まで、はいはい。
若手達の分もあるから、手分けしてジュースや牛乳を皿に注ぐ。
シルフィ達も鳴いてるから、はいはい、牛乳ね。よしよし、もふもふ。
げふっ、と言ってる面々。
お皿洗ってと、ふう、片付いたかな? 枚数あるから大変。さ、カレーの準備の続き、と。晃太達も
戻ってきたね。
ちゅどん、ドカン。
「今、戻って来たばっかり…………」
晃太が肩を落としていた。
そんなこんなで明日は冷蔵庫ダンジョンを出る。手作りカレンダーをチェック。よし、日にちオッケー。間違えたら大変だからね。春祭りまで、数日の余裕がある。
……………………………絶対、大人しくしてないはず。
だが、1日はゆっくりする日を作ろう。ブラック臭ぷんぷんやもん。
今日は夕御飯の鍋もいいかな。〆のご飯の準備も済んだし。
アルコールも一杯ならいいかな。中庭ではツヴァイクさんの桶作業が順調だしね。寒いなか頑張ってくれているし。
「姉ちゃん、姉ちゃんっ」
「なんね?」
ご褒美部屋でも出たね?
「コラーゲン部屋とウサギ部屋から出たよっ」
「はいぃ?」
しばらくの後、ルーム内にずらーっと並ぶ宝箱達。
『どうしたのユイ? 罠は解除してあるわよ』
「あ、うん、ありがとうルージュ」
せっかく出たしね。気を取り直そう。
「今日はこれでおしまいよ、これ見たらご飯にするけんね」
『『『『ブーブー』』』』
イシスさんや、あんたまで混ざらんで。そしてノワールや、哀愁攻撃せんの。オシリスはエアーお手せんの。
仔達は本日の移動販売車のドーナツで誤魔化している。
さて、皆さんの視線来ますからね、さ、オープンしますかね。
まずはウサギ部屋からの宝箱。こちらは一つ。
ワクワク。
ぱかり。はい、定番ビロードの箱。掌サイズ。きっとギラギラ。いつもなら綺麗に並んでいるのに、隙間なく小指の爪サイズがびっしり詰まってる。リィマさんがいたら、査定してくれるんだけど。
騒ぎを聞き付けたツヴァイクさんが見てくれたが、うーん、と眉を寄せる。
「こいつは宝石ではないですな、あ、いや、これはルビーで、これは、魔石。混ざっとりますな」
ですって。
「あの赤虎の女人、リィマさんなら、分かるじゃろうが、儂では全て区別できませんな。混ざっとる魔石の質がかなりいいようじゃし」
魔石は質がいいと、宝石と間違われるみたい。仕方ない、リィマさんいないし、タージェルさんに査定してもらおう。必要なら引取り、皆さんの武器に追加付与や、けちけちせんどこう。はい、晃太にパス。
次は、コラーゲン部屋。出たのは3つ。
まずは一番大きな宝箱をワクワクオープン。
はい、来た、シルクの布ー。レース地もあるけど、今回はシンプルなデザインやな。晃太がリストに書き加える。
「あ、ユイさん、底に何かあるよっ」
エマちゃんが発見。何々? 覗くと、ビロードの箱が4つ。あら、おまけかな? 確認すると、シンプルなデザインの指輪。上層階での宝箱から出てくる場合、このシンプルな指輪はだいたい。
「ルージュ、魔力は?」
『感じるわ』
「ありがとう。晃太、お父さんのチェックに」
「ん」
さて、次は。長方形の宝箱。何かな? ぱかり。あ、武器や。槍と剣が3本、短めの剣が2本。
「この槍は、素晴らしいですね」
覗いていたエドワルドさんがぽつり。
槍ならば。
「さ、チュアンさん」
「私には扱えませんよ」
「まあまあ、試しに試しに」
チュアンさんは正しかった。
「無理です、武器に含まれる魔力が多すぎで、私にはとてもとても」
ちょっと、振っただけで手放した。
何でもあまりにも武器に含まれる魔力が多すぎると、コントロール出来ずに、無駄に魔力を使うそうだ。特にチュアンさんのように中堅以上の冒険者となると、魔力を流しながらの身体強化の戦闘となる。そのさい流す魔力に過剰反応するって。相当高い魔力操作力が必要って。
「なら、ツヴァイクさん?」
「うーん、長く使うとなると、儂もきついが。フェリクス殿あたりなら、いけると思いますがな」
「フェリクスさんですか」
「万能型ですからなあ」
ふーん。アクション俳優なフェリクスさん。なら、これはフェリクスさん行きね。
残りは父のチェックに回す。ただの剣な訳ない。皆揃ってからの配布やね。
さて、最後の宝箱。
ワクワクラストオープン。
薄紫のポーションがずらーっとなー。
「わあっ、ユイさん、エリクサー一杯っ」
「そうだね」
24本あり。単純計算で1億4400万かー。
最近ほぼ毎日出るから、有り難みが。
でも、これを待つ人達がいる。
エドワルドさんとロッシュさんと相談して、何本かギルドに回そう。
「さ、皆さん、お疲れ様です。夕御飯にしましょう」
「「「「はい」」」」
「アルコール一杯解禁しまーす」
ビール大好きツヴァイクさんとミゲル君が揃って万歳した。
感想 854
あなたにおすすめの小説
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
婚約破棄されたので、王都の端で小さな香水店を開きます 〜「匂いしか分からない無能令嬢」と捨てられましたが、実は人の嘘と運命を嗅ぎ分ける王国唯
鳳凰院暁月刃夜婚約破棄されたので、王都の端で小さな香水店を開きます
〜「匂いしか分からない無能令嬢」と捨てられましたが、実は人の嘘と運命を嗅ぎ分ける王国唯一の調香師でした〜
☆あらすじ☆
王太子から婚約破棄され、家族にも見捨てられた公爵令嬢リリアーナ。
妹をいじめた悪女。
匂いしか分からない無能令嬢。
王妃にふさわしくない女。
夜会場でそう笑われた彼女は、すべてを失った――はずだった。
けれどリリアーナの嗅覚は、ただ香りを嗅ぎ分けるだけのものではない。
人の嘘。
隠された悪意。
病の兆し。
呪いの残り香。
そして、運命の匂いまで嗅ぎ分ける、王国唯一の異能だった。
公爵家を出たリリアーナは、亡き祖母が残した王都の端の小さな香水店「夜明けの瓶」を開く。
最初は誰にも見向きされない店だった。
けれど、眠れない少女を救い、毒を盛られた貴婦人を助け、夫婦の嘘をほどいていくうちに、店は王都中の秘密が集まる場所になっていく。
そんな彼女の前に現れたのは、冷血公爵と恐れられる辺境公爵ヴァルト。
彼は王宮由来の呪いに蝕まれていた。
リリアーナは彼の呪いを解くため、契約婚約を結ぶことになる。
不器用すぎる公爵に守られ、時に振り回されながら、彼女は王宮に隠された大きな嘘へと近づいていく。
なぜ王太子は婚約破棄を急いだのか。
なぜ妹は姉を憎み続けるのか。
なぜ王宮には、焦げた薔薇の匂いが漂っているのか。
無能と捨てられた令嬢は、もう誰かの言いなりにはならない。
「私は、私の鼻で生きていきます」
香水店から始まる、婚約破棄令嬢の逆転恋愛ファンタジー。
ざまぁあり、契約婚約あり、冷血公爵の不器用な溺愛あり。
最後には、彼女を捨てた者たちが気づくことになる。
本当に失ってはいけなかったのは、彼女だったのだと。
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまうリリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、悪役令嬢として断罪された少女が、「誰かの物語の脇役」ではなく、自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
【完結済】ワザと醜い令嬢をしていた令嬢一家華麗に亡命する
satomi醜く自らに魔法をかけてケルリール王国王太子と婚約をしていた侯爵家令嬢のアメリア=キートウェル。フェルナン=ケルリール王太子から醜いという理由で婚約破棄を言い渡されました。
もう王太子は能無しですし、ケルリール王国から一家で亡命してしまう事にしちゃいます!
【完結】妹は庶子、文句があるか? 常識なんてぶっ飛ばせ!
青空一夏(ざまぁ×癒し×溺愛)
庶子として公爵家に引き取られたアメリアは、
王立学園で冷たい視線に晒されながらも、ほんの少しの希望を胸に通っていた。
――だが、彼女はまだ知らなかった。
「庶子」の立場が、どれほど理不尽な扱いを受けるものかを。
心が折れかけたそのとき。
彼女を迎えに現れたのは、兄――オルディアーク公爵、レオニルだった。
「大丈夫。……次は、俺が一緒に通うから」
妹を守るためなら、学園にだって入る!
冷酷なはずの公爵閣下は、妹にだけとことん甘くて最強です。
※兄が妹を溺愛するお話しです。
※ざまぁはありますが、それがメインではありません。
※某サイトコンテスト用なので、いつもと少し雰囲気が違いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
王妃教育を辞退したら「困る」と国王陛下が直接迎えに来ました ~婚約破棄された私に、王太子ではなく国王陛下が求婚してきます〜
由香【全一話完結】
王太子の心変わりによって婚約を破棄された侯爵令嬢リリアーナ。
十年以上受け続けた王妃教育も辞退し、ようやく自由になれると思っていた。
ところが数日後、侯爵家を訪れたのは国王陛下本人。
「王妃教育を辞退されると困る。私の妃になってほしい」
努力を踏みにじった王太子はすべてを失い、選ばれたのは誠実に生きてきた彼女だった。
これは、年上国王に溺愛されながら、世界一幸せな王妃になるまでの逆転ラブストーリー。
聖女って無給で無休なんですか?じゃあやらないです
こじまき異世界に聖女として召喚されたイラストレーターのチヒロ。しかし聖女には給料も休みもないことを知って「じゃあやらないです」と聖女就任を断る。
「国と人を救う崇高な仕事には、私どもからの感謝を捧げよう」
「心底いらないです」
異世界でまで、やりがい搾取されてたまるかよ。
※小説家になろうにも投稿しています
異世界から本物の聖女が来たからと、追い出された聖女は自由に生きたい! (完結)
深月カナメ十歳から十八歳まで聖女として、国の為に祈り続けた、白銀の髪、グリーンの瞳、伯爵令嬢ヒーラギだった。
そんなある日、異世界から聖女ーーアリカが降臨した。一応アリカも聖女だってらしく傷を治す力を持っていた。
この世界には珍しい黒髪、黒い瞳の彼女をみて、自分を嫌っていた王子、国王陛下、王妃、騎士など周りは本物の聖女が来たと喜ぶ。
聖女で、王子の婚約者だったヒーラギは婚約破棄されてしまう。
ヒーラギは新しい聖女が現れたのなら、自分の役目は終わった、これからは美味しいものをたくさん食べて、自由に生きると決めた。