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フィールド型ダンジョン③
「きゅうーんっ、きゅうーんっ」
案の定、ウインディが情けない顔だ。
「ウインディ、これは避けられん事よ。大丈夫、ウインディだって、ウサギやスライムしっかり倒せていたやん、大丈夫よ」
「きゅーんっ」
必死に私にすがりつくウインディ。さすがに重くなってる。
「わんわんっ」
「わんっ」
「わんっ」
シルフィ、イフリィ、ノームは大丈夫だと言っているようだが、ウインディは情けない顔のままだ。このままだと、またアリスに首根っこ掴まれて、ぽい、されるよ。仕方ない、私も行くかね。
そこに、アリスがやって来て、ウインディを鼻先で強制移動させる。シルフィ達も続く。
『心配ないのだ、父もいるのだっ』
アリスがアレスをぺし、とする。余計なことするなって事だよね。
結局、このボス部屋に挑むメンバーはシルフィ達がメイン。冒険者の皆さんで残っていたのは、夕御飯の準備のお手伝いで残っていた人達のみ。他はルーティのダンジョンに出ていた。ドーラさんとヘルト君、リィマさんとガリストさんだ。そこにホークさんが加わる。
ビアンカは仔達と若手数匹連れて、19階のジャングルフィールドを爆走しているから不在。
「で、どうするん? ノワールに開けさせる? 安全策で私が開けようか?」
『そうねえ』
『アノ雌、様子ガオカシイゾ』
へ? 振り返ると、ドーラさんが無言で杖の素振りしてる。なんやろ? き、気迫を感じる。ヘルト君もこっちに来た。
「ドーラさんの顔がやばいです」
至って真剣に言ってきた。
『気合いが入っているようね』
みたいやね。だが、メインはシルフィ達なのだ。
『我が開けるのだっ』
「やめて、キングが出てくるやん」
『ぶーぶー、キングくらい我がなんとでもできるのだ』
そうでしょうよ、鼻息、ちょん、でしょうよ。
結局、アリスが開けて、メインはシルフィ達と冒険者の皆さん。私は参加せず、ルージュとイシス、ノワール、アレスで外で待つ。ボス部屋に入るのはアリスのみだが、ルージュがお馴染みの光のリンゴを出してくれる。
『心配なのだー』
アレスがぴたぁ、とくっついているウインディをどうしたものかと、アリスに視線を投げ掛ける。アリスは通常運転で、ウインディを引き離す。そして、そのままボス部屋を押し開ける。あらかじめ準備していたホークさん、リィマさんが弓を放ち。ドーラさんは水の矢を連射。ルージュがお馴染み光のリンゴを出す。
「わんわんっ」
シルフィが弾かれたビー玉の様に突入する。イフリィとノームは連れて続き、ウインディは置いていかれまいと着いていく。ホークさん達も突入。アリスがいるから、大丈夫だと思うけど。
『心配なのだー』
アレスが扉をバリバリ。私も心配。
『大人しくしてなさい』
『マッタク、落チ着キノナイ』
しばらくして、無事に扉が開く。
「きゅーんっ」
ウインディがよろよろしながら出てきた。
「どうしたんねっ」
『魔力が枯渇寸前なだけよ。休めばよくなるわ』
ほっ。
『ウインディッ、頑張ったのだなっ、父がいるのだっ、もう心配ないのだっ』
アレスがベタベタ、ソフトにベタベタ。
「くぅーん…………」
あ、寝た。
「くぅーん」
「くぅーん」
イフリィとノームも疲れた顔で出てきた。ホークさんもだ。あ、シルフィもアリスと出てきたが、こちらもヘトヘトだ。
「ユイさん、終わりました」
「お疲れ様です。お怪我は?」
「ありません」
「すみません、ウインディを運んでください」
「分かりました」
ウインディも大きくなり、私では抱えられない。よいしょ、とホークさんがウインディを抱える。私はルームを開けて、誘導する。
「イフリィ、ノーム、ほら頑張って歩いて」
「きゅーん」
「きゅーん」
シルフィも頑張って従魔の部屋まで歩いてくれる。大好きなふかふかクッションに、ふかふかと埋まるとピスピスと寝息をたて始める。はやか。アリスは付き添いのためにそのまま従魔の部屋だ。
私はホークさんとルームを出て、ボス部屋に。
転がるのは、錆びたナイフ、棍棒、ショートソードが数本と、丸太の様に大きな棍棒。
「どれくらいいたんですか?」
私は小さな魔石を拾う。
「はっきりとは覚えていませんが、ゴブリンが軽く100はいたかと」
ホークさんは棍棒を拾う。棍棒は割って、薪予定だ。
「ポーンとナイトとルークが数匹ずついて、ジェネラルは2匹」
「え? ジェネラルいたんですか? アリスが?」
「はい、一匹はアリスさんが、もう一匹はドーラさんが」
ホークさんがちょっと気まずそうなので、後で聞くことに。ドーラさんはニコニコとスッキリした顔で、魔石を拾っている。
なんやろ? ボス部屋後のビアンカとルージュを彷彿とさせるスッキリ顔。
ヘルト君、リィマさん、ガリストさんももくもくと拾っている。怪我はないようで良かった。
出てきた宝箱をルージュがチェック。
『大丈夫よ』
「ありがとう」
ワクワクオープン。
銀のインゴットだった。
「皆さんお疲れ様です。さあ、ルームに引き上げましょう」
「「「「「はい」」」」」
その日、早めに切り上げて、そうそうに休むことに。シルフィ達が疲れて寝ているので、アレスも大人しく見ている。
ビアンカが若手達を連れて無事に帰ってきた。
それからアリスが、ビアンカとルージュ、イシスとシルフィ達の戦闘訓練をどうするか、頭を寄せている。
「わふん、わふん、わふーん」
『やっぱりまだジェネラルは早いのです』
『そうねえ、でもシルフィの潜在魔力は多そうだし、ちょっと長期戦でチャレンジしてもいいんじゃないかしら?』
『ウム、一度意識飛バスマデ戦ワセタ方ガ良イダロウ』
内容がこわっ。
案の定、ウインディが情けない顔だ。
「ウインディ、これは避けられん事よ。大丈夫、ウインディだって、ウサギやスライムしっかり倒せていたやん、大丈夫よ」
「きゅーんっ」
必死に私にすがりつくウインディ。さすがに重くなってる。
「わんわんっ」
「わんっ」
「わんっ」
シルフィ、イフリィ、ノームは大丈夫だと言っているようだが、ウインディは情けない顔のままだ。このままだと、またアリスに首根っこ掴まれて、ぽい、されるよ。仕方ない、私も行くかね。
そこに、アリスがやって来て、ウインディを鼻先で強制移動させる。シルフィ達も続く。
『心配ないのだ、父もいるのだっ』
アリスがアレスをぺし、とする。余計なことするなって事だよね。
結局、このボス部屋に挑むメンバーはシルフィ達がメイン。冒険者の皆さんで残っていたのは、夕御飯の準備のお手伝いで残っていた人達のみ。他はルーティのダンジョンに出ていた。ドーラさんとヘルト君、リィマさんとガリストさんだ。そこにホークさんが加わる。
ビアンカは仔達と若手数匹連れて、19階のジャングルフィールドを爆走しているから不在。
「で、どうするん? ノワールに開けさせる? 安全策で私が開けようか?」
『そうねえ』
『アノ雌、様子ガオカシイゾ』
へ? 振り返ると、ドーラさんが無言で杖の素振りしてる。なんやろ? き、気迫を感じる。ヘルト君もこっちに来た。
「ドーラさんの顔がやばいです」
至って真剣に言ってきた。
『気合いが入っているようね』
みたいやね。だが、メインはシルフィ達なのだ。
『我が開けるのだっ』
「やめて、キングが出てくるやん」
『ぶーぶー、キングくらい我がなんとでもできるのだ』
そうでしょうよ、鼻息、ちょん、でしょうよ。
結局、アリスが開けて、メインはシルフィ達と冒険者の皆さん。私は参加せず、ルージュとイシス、ノワール、アレスで外で待つ。ボス部屋に入るのはアリスのみだが、ルージュがお馴染みの光のリンゴを出してくれる。
『心配なのだー』
アレスがぴたぁ、とくっついているウインディをどうしたものかと、アリスに視線を投げ掛ける。アリスは通常運転で、ウインディを引き離す。そして、そのままボス部屋を押し開ける。あらかじめ準備していたホークさん、リィマさんが弓を放ち。ドーラさんは水の矢を連射。ルージュがお馴染み光のリンゴを出す。
「わんわんっ」
シルフィが弾かれたビー玉の様に突入する。イフリィとノームは連れて続き、ウインディは置いていかれまいと着いていく。ホークさん達も突入。アリスがいるから、大丈夫だと思うけど。
『心配なのだー』
アレスが扉をバリバリ。私も心配。
『大人しくしてなさい』
『マッタク、落チ着キノナイ』
しばらくして、無事に扉が開く。
「きゅーんっ」
ウインディがよろよろしながら出てきた。
「どうしたんねっ」
『魔力が枯渇寸前なだけよ。休めばよくなるわ』
ほっ。
『ウインディッ、頑張ったのだなっ、父がいるのだっ、もう心配ないのだっ』
アレスがベタベタ、ソフトにベタベタ。
「くぅーん…………」
あ、寝た。
「くぅーん」
「くぅーん」
イフリィとノームも疲れた顔で出てきた。ホークさんもだ。あ、シルフィもアリスと出てきたが、こちらもヘトヘトだ。
「ユイさん、終わりました」
「お疲れ様です。お怪我は?」
「ありません」
「すみません、ウインディを運んでください」
「分かりました」
ウインディも大きくなり、私では抱えられない。よいしょ、とホークさんがウインディを抱える。私はルームを開けて、誘導する。
「イフリィ、ノーム、ほら頑張って歩いて」
「きゅーん」
「きゅーん」
シルフィも頑張って従魔の部屋まで歩いてくれる。大好きなふかふかクッションに、ふかふかと埋まるとピスピスと寝息をたて始める。はやか。アリスは付き添いのためにそのまま従魔の部屋だ。
私はホークさんとルームを出て、ボス部屋に。
転がるのは、錆びたナイフ、棍棒、ショートソードが数本と、丸太の様に大きな棍棒。
「どれくらいいたんですか?」
私は小さな魔石を拾う。
「はっきりとは覚えていませんが、ゴブリンが軽く100はいたかと」
ホークさんは棍棒を拾う。棍棒は割って、薪予定だ。
「ポーンとナイトとルークが数匹ずついて、ジェネラルは2匹」
「え? ジェネラルいたんですか? アリスが?」
「はい、一匹はアリスさんが、もう一匹はドーラさんが」
ホークさんがちょっと気まずそうなので、後で聞くことに。ドーラさんはニコニコとスッキリした顔で、魔石を拾っている。
なんやろ? ボス部屋後のビアンカとルージュを彷彿とさせるスッキリ顔。
ヘルト君、リィマさん、ガリストさんももくもくと拾っている。怪我はないようで良かった。
出てきた宝箱をルージュがチェック。
『大丈夫よ』
「ありがとう」
ワクワクオープン。
銀のインゴットだった。
「皆さんお疲れ様です。さあ、ルームに引き上げましょう」
「「「「「はい」」」」」
その日、早めに切り上げて、そうそうに休むことに。シルフィ達が疲れて寝ているので、アレスも大人しく見ている。
ビアンカが若手達を連れて無事に帰ってきた。
それからアリスが、ビアンカとルージュ、イシスとシルフィ達の戦闘訓練をどうするか、頭を寄せている。
「わふん、わふん、わふーん」
『やっぱりまだジェネラルは早いのです』
『そうねえ、でもシルフィの潜在魔力は多そうだし、ちょっと長期戦でチャレンジしてもいいんじゃないかしら?』
『ウム、一度意識飛バスマデ戦ワセタ方ガ良イダロウ』
内容がこわっ。
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