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フィールド型ダンジョン⑫
第六階層は、なんと沼エリア。
あ、あれ、鰐やない? ぷっかー、と浮かんで沈んだが、鰐や。いややあ、ここからでもでっかいー。あちこちに岩場があるみたい。ここではオシリスで進むことで一致した。もちろんイシスが守ってくれるから心配ない。ルージュも光のリンゴやカボチャを出してくれた。
それから分厚くマスクをすることになる。所々でガスが噴き出しているからだ。身体にいいわけない。出来るだけ肌の露出を避けるために、ヘルメット装着し、いつも以上にマントを締める。
うーん、安心感ー。危険だろう沼エリアだけど、安心感ー。
グリフォン新幹線オシリスは、一直線にボス部屋に向かった。イシスが露払いしてくれるから、オシリスは私とホークさんを乗せて安全飛行に徹してくれた。
鰐や蜥蜴に蛙が出たが、全体的に気味の悪い色ばっかり。ドロップ品は諦めた。4日でボス部屋到着。
鰐が出ました。出ましたが、
『美味しくなさそうなのですっ』
『臭いがきついわねっ』
『妻と我が子の栄養にならないのはいらないのだっ』
『食エヌノナラ消エヨッ』
ちょっとあんた達。
あっという間にちゅどん、ドカン。
食べられないと分かるとこれだよ。
みっしりいた鰐達がなす統べなく駆逐されていった。サイズがあらさまにおかしいのがいたが、アレスが吹き飛ばしていた。大型トラック並みにでかいんですが。
ま、厄災クラスだしね。
ただ、ドロップ品拾いには一苦労した。鰐なので、当然牙がある。しかも、中には毒を含むものが紛れているみたいで、慎重に拾い集めた。
「テラベネノクロコヂーロやって」
晃太がアイテムボックスのリストアップ機能を利用して、なんの種族が調べてくれた。冒険者の皆さん、あ、毒の鰐ですねー、だって。そこらの沼には絶対いない鰐らしい。魔境の奥の毒の沼地にしかいないようで、ビアンカとルージュも、イシスも知らないって。元が食べられないから、興味はないそうだ。あからさま。
「なんや牙は(潜在毒)ってあるよ」
「素材自体に毒があるってことかね」
毒、といったら液体とか半固形物や針みたいなものは見たが、牙自体にあるのは初めてかも。白っぽい色合いだが、綺麗な感じはない。濁った感じ。こんな階層の鰐の牙が柔なわけない。これ、矢じりに出来ないかなって思ったが、実際の弓士である皆さんは首を横に振る。戦闘となると、当然動き周りながら弓を構える時がある。そんな時、矢じりで指先を切ることがよくあるそうだ。なので、矢じり自体に毒があるのは、稼働を伴う戦闘をする人は避けるそうだ。矢を放つ度に毒を受けていたら身体が持たない。なるほど。やけど、勿体ないなあ、結構堅そうな牙やけど。
すると、ケルンさんとフェリクスさんが試しに解毒ポーションに浸してみたら? と案を出してくれた。これは毒を浴びた装備品を応急措置で清める方法らしい。防水加工された皮や金属製なら毒を通さないが、綿や麻は染み込んでしまい、皮膚から毒が入ってしまうからだ。
実際はよほどの解毒ポーションに余裕がある時にしか行わない。だが、解毒ポーションなら大量にある。大量にね。うちの稼ぎ頭達がせっせとちゅどん、ドカンしてくれているからね。感謝感謝。
せっかくだし、早速やってみよう。
洗面器に解毒ポーションを入れて、トングで毒牙を入れてみた。
手袋、マスクとゴーグルしてますよ。
ぽちゃん。
じゅわわわわわわ。
白い細かい泡が立つ。
………………………なんや、唐揚げ揚げてる気分になる。牙なのに。くわっ、酸性臭がっ。
しばらくしたら、泡がなくなり、ぷかー、と牙が浮く。あら? 綺麗な真珠色になった。触らないようにトングを使い広げたキッチンペーパーにおいて、拭いて、晃太のアイテムボックスへ。
潜在毒なくなったかな?
「なんや変わらんよ。これ、親父に鑑定してもらわんといかんのやない?」
私と晃太のアイテムボックスには、リストアップ機能があるが、銘柄くらいしかわからない。詳しいのはやはり父の鑑定頼りだ。
「わかった。お父さんの鑑定待ちにして」
「ん」
皆さん慎重に集めてくれた。牙もサイズ様々。皮も爪もサイズ様々。肝も瓶詰め状態で出たが全部しっかり毒みたい。結構な数やったなあ。
宝箱が出たので、ルージュがちゃっちゃと罠解除してくれた。
上級解毒ポーションが10本、下級エリクサーが5本。細工の凝ったジュエリーボックス、あら素敵、細工が鰐ってのがなあ。開けると色んな宝石が並んでいる。リィマさんの査定行きね。最後にロングソード。なかなか素晴らしい彫刻があるけど。
「ルージュ、触らん方がよか?」
毒だらけのドロップ品に、上級解毒ポーションが出たので、警戒した晃太が聞いている。
『そうね、止めた方がいいわ』
やっぱり。晃太が両手にトングを持ち、触らないようにしてからロングソードをアイテムボックスへ。
「テラベネノクロコヂーロのファングソード、猛毒やって」
もう、毒、嫌。
「ミズサワさん、簡単に査定したけど」
「あ、ありがとうございます」
宝石は全部で7つ。
「ダイヤモンドが、こっちが5000万、これが200万。イエローダイヤモンドが650万。ルビーが700万、エメラルドが250万、サファイアが1500万、パライバトルマリンが500万」
差が出たが、豪華な内容だ。
「で、このジュエリーボックスが1億だね」
「これがっ」
盲点っ。
「銀が使われているし、所々宝石がはまってるしね。この表の鰐の目、質のいいルビーだよ」
「へー」
私はツンツンと鰐の目をつつく。
パコンッ
ギャーッ、億単位のジュエリーボックスの側面がーっ。
「「あっ」」
あ、あれ、鰐やない? ぷっかー、と浮かんで沈んだが、鰐や。いややあ、ここからでもでっかいー。あちこちに岩場があるみたい。ここではオシリスで進むことで一致した。もちろんイシスが守ってくれるから心配ない。ルージュも光のリンゴやカボチャを出してくれた。
それから分厚くマスクをすることになる。所々でガスが噴き出しているからだ。身体にいいわけない。出来るだけ肌の露出を避けるために、ヘルメット装着し、いつも以上にマントを締める。
うーん、安心感ー。危険だろう沼エリアだけど、安心感ー。
グリフォン新幹線オシリスは、一直線にボス部屋に向かった。イシスが露払いしてくれるから、オシリスは私とホークさんを乗せて安全飛行に徹してくれた。
鰐や蜥蜴に蛙が出たが、全体的に気味の悪い色ばっかり。ドロップ品は諦めた。4日でボス部屋到着。
鰐が出ました。出ましたが、
『美味しくなさそうなのですっ』
『臭いがきついわねっ』
『妻と我が子の栄養にならないのはいらないのだっ』
『食エヌノナラ消エヨッ』
ちょっとあんた達。
あっという間にちゅどん、ドカン。
食べられないと分かるとこれだよ。
みっしりいた鰐達がなす統べなく駆逐されていった。サイズがあらさまにおかしいのがいたが、アレスが吹き飛ばしていた。大型トラック並みにでかいんですが。
ま、厄災クラスだしね。
ただ、ドロップ品拾いには一苦労した。鰐なので、当然牙がある。しかも、中には毒を含むものが紛れているみたいで、慎重に拾い集めた。
「テラベネノクロコヂーロやって」
晃太がアイテムボックスのリストアップ機能を利用して、なんの種族が調べてくれた。冒険者の皆さん、あ、毒の鰐ですねー、だって。そこらの沼には絶対いない鰐らしい。魔境の奥の毒の沼地にしかいないようで、ビアンカとルージュも、イシスも知らないって。元が食べられないから、興味はないそうだ。あからさま。
「なんや牙は(潜在毒)ってあるよ」
「素材自体に毒があるってことかね」
毒、といったら液体とか半固形物や針みたいなものは見たが、牙自体にあるのは初めてかも。白っぽい色合いだが、綺麗な感じはない。濁った感じ。こんな階層の鰐の牙が柔なわけない。これ、矢じりに出来ないかなって思ったが、実際の弓士である皆さんは首を横に振る。戦闘となると、当然動き周りながら弓を構える時がある。そんな時、矢じりで指先を切ることがよくあるそうだ。なので、矢じり自体に毒があるのは、稼働を伴う戦闘をする人は避けるそうだ。矢を放つ度に毒を受けていたら身体が持たない。なるほど。やけど、勿体ないなあ、結構堅そうな牙やけど。
すると、ケルンさんとフェリクスさんが試しに解毒ポーションに浸してみたら? と案を出してくれた。これは毒を浴びた装備品を応急措置で清める方法らしい。防水加工された皮や金属製なら毒を通さないが、綿や麻は染み込んでしまい、皮膚から毒が入ってしまうからだ。
実際はよほどの解毒ポーションに余裕がある時にしか行わない。だが、解毒ポーションなら大量にある。大量にね。うちの稼ぎ頭達がせっせとちゅどん、ドカンしてくれているからね。感謝感謝。
せっかくだし、早速やってみよう。
洗面器に解毒ポーションを入れて、トングで毒牙を入れてみた。
手袋、マスクとゴーグルしてますよ。
ぽちゃん。
じゅわわわわわわ。
白い細かい泡が立つ。
………………………なんや、唐揚げ揚げてる気分になる。牙なのに。くわっ、酸性臭がっ。
しばらくしたら、泡がなくなり、ぷかー、と牙が浮く。あら? 綺麗な真珠色になった。触らないようにトングを使い広げたキッチンペーパーにおいて、拭いて、晃太のアイテムボックスへ。
潜在毒なくなったかな?
「なんや変わらんよ。これ、親父に鑑定してもらわんといかんのやない?」
私と晃太のアイテムボックスには、リストアップ機能があるが、銘柄くらいしかわからない。詳しいのはやはり父の鑑定頼りだ。
「わかった。お父さんの鑑定待ちにして」
「ん」
皆さん慎重に集めてくれた。牙もサイズ様々。皮も爪もサイズ様々。肝も瓶詰め状態で出たが全部しっかり毒みたい。結構な数やったなあ。
宝箱が出たので、ルージュがちゃっちゃと罠解除してくれた。
上級解毒ポーションが10本、下級エリクサーが5本。細工の凝ったジュエリーボックス、あら素敵、細工が鰐ってのがなあ。開けると色んな宝石が並んでいる。リィマさんの査定行きね。最後にロングソード。なかなか素晴らしい彫刻があるけど。
「ルージュ、触らん方がよか?」
毒だらけのドロップ品に、上級解毒ポーションが出たので、警戒した晃太が聞いている。
『そうね、止めた方がいいわ』
やっぱり。晃太が両手にトングを持ち、触らないようにしてからロングソードをアイテムボックスへ。
「テラベネノクロコヂーロのファングソード、猛毒やって」
もう、毒、嫌。
「ミズサワさん、簡単に査定したけど」
「あ、ありがとうございます」
宝石は全部で7つ。
「ダイヤモンドが、こっちが5000万、これが200万。イエローダイヤモンドが650万。ルビーが700万、エメラルドが250万、サファイアが1500万、パライバトルマリンが500万」
差が出たが、豪華な内容だ。
「で、このジュエリーボックスが1億だね」
「これがっ」
盲点っ。
「銀が使われているし、所々宝石がはまってるしね。この表の鰐の目、質のいいルビーだよ」
「へー」
私はツンツンと鰐の目をつつく。
パコンッ
ギャーッ、億単位のジュエリーボックスの側面がーっ。
「「あっ」」
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