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緑の季節。
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別に山口いづみさんの曲では無いよ。
えっ、それ誰って。
うちの両親は中三トリオの世代で、(森三中じゃあ無いからね)同時期に歌手デビューした人だよ。
この頃は大変に競争率の高いアイドル世代で、緑の季節も少しは売れたんだけどね。
元々女優さんだし直ぐに戻ったよ。
だから知ってるだけだよ。
キャンディーズに山口百恵、森昌子に桜田淳子だよ、勝てないよ。
緑の季節と言ってもここは梅酒の小瓶。
梅酒売るかどうか迷ったんだよね。
砂糖が高いんだよ本当に。
だからお菓子類を未だ売って無い。
あそこまで砂糖を使うお酒ってこの世界無いからね。
昨日の酒屋の主人が来て、梅酒ってどのくらい砂糖使ってるって聞いて来たんだよ、開店前に。
だからね氷砂糖の袋2つ見せたら、「なっ何だそれ!?」って成ってね。
梅酒はヤバイって成ったの。
平民には買うのは無理だろうって話に成った訳で、品物のおまけに最小瓶の梅酒を付ける事にした。
この世界氷砂糖1キロはヤバイのだよ。
てか氷砂糖なんて無いのだよ。
砂糖なんてモノは茶色いのだよ。
「黒いものもあるよ」って黒ん坊渡したら、「・・・・・」だった。
九州銘菓の黒ん坊で無言に成った人は初めて見た。
飴玉も芋飴か麦芽の水飴に砂糖を加えて煮詰め固まらせたもので高価らしい。
水飴は麦芽を煮詰め作ったものだから一般的。
何せエールは昔から有る。
固形か粉状の白糖は兎に角輸入品で高い。
それこそ大量に買えるのは御大尽か貴族だけらしい。
・・・それならと、梅酒の小瓶と飴玉2・3個おまけに付けてやったのだ。
今日のみの限定で。
明日以降言われても有りませんと、黒板にも書いておいたよ。
今日は馬鹿売れした。
色んな物が売れた。
おまけが半端無かった様だ。
だけどね、どれも銀貨1枚(五千円くらいかな)だからね。
正直ぼったくりの栗子ちゃん。
おまけは百円程度なので結構儲かった。
これで暫くは宿代が助かる。
そして露店も暫くは休む。
一寸遣り過ぎたみたいだ。
私がギルドの依頼で護衛団に参加する予定が有ったので、露店は元から少し休む予定ではあった。
今日はその護衛団が付く商隊の出発日だ。
王都まで10日と4日、二週間の旅だ。
私は戦力と言うより料理班らしい。
「ジィー・・・」
そんなに料理が珍しいですかね?。
「「ジィー・・・」」
いや朝より増えてますよね。
「「「ジィー・・・」」」
「いい加減にして下さい!」
「「「ああすまない。その皮剥きとか色々ねえ」」」
「非売品です」
「・・・構造は解ったから作ってみても良いかね。そのお金は出すよ」
「それは結構です。いずれ出回る物ですから」
「いいのか本当に」
「はい、私の考えた物ではないので」
「いつもより何か旨いよな」
「甘味も有るし、調味料が違うな」
「「「「「「ジィー」」」」」」
「・・・・(汗)勘弁して下さいよ」
「いやいや、何だねその瓶」
「かなり甘口の醸造酒を煮詰め発酵を止めた物と考えて下さい」
「どうやって作るの」
「難しいので解りませんが、焼酎に高い糖質の穀物と麹を加えて醸造します。」
「穀物とは」
「餅米だと記憶してます」
「・・・餅米?。米ってあの精米しないと口当たりの悪いやつだよな」
「それとは種類の違う米だと思います」
「そんな調味料よく持ってるな?」
「たまたま手に入りました」
「あと何だねその焦げ茶色色の木みたいな物は」
「海で取れる魚を干した物です」
「削って入れて捨ててたよね」
「少しだけ煮出すと旨味が出ます」
「旨味?」
「美味しいの素ですよ。煮出すと味が無くなるので捨てます」
「そちらの木の皮は?」
「こちらも海産物で海藻を干した物です。同じ使い方ですね。味噌やナンプラーにも同じ旨味が有りますが、合わせると美味しく成るんですが、今はナンプラーではなくて味噌に似た作り方をする醤油を使っています」
はあ、疲れたわもう。
料理してる処ずっと商人さんに見られるとはねえ。
おかげでグルタミン酸ソーダ使えんかったわ。「ちっ!、面倒くさ出汁とるの」
料理は余り得意では無いスズカだった。
自炊出来ても上手い訳では無いのだ。
どうしてだろうか?。
距離も半ばで、「麦粥にも飽きたなあ」なんて声も上がって来るのです。
う~ん、米は積んで無いんだよなあ。
うどん捏ねるのもあれだし、パスタも積んで無かったし。
商人6人に護衛が私を入れて10人。
パスタ乾麺出すか。
「今日は私の持ち出しで一寸趣向を変えて良いですか?」
「食えるのか?」
「食えますよ!!」
「そっ、そうか」
「いちおう」
「おい!」
「大丈夫です。これを使います」
「パスタか、よく持ってたな」
「水が有れば便利ですからね」
へっへへテントで覆ってやったわ。
いやいや、見られちゃ困るんだわ。
だって32食分レトルトだからね。
ソース・・・お手製なんて作った事あらへんわ。
次から次へとテントから手渡したよ。
スープ?、苦悩いや、クノウルだよ。
お湯で溶くだけ、悪いかよ。
だって私かて麦粥飽きたもん。
いやあ食った食った。
こんなに食べたの何十年振りかな。
もう騎手じゃ無いからね。
吹っ切ったよ。
だって甘味解禁しちゃったもん。
それでも私が食べたのは1食分で、一人2食分有るから、他は誰かの胃袋へ消えたのだ。
誰だ足りないとかほざいたのは。
えっ、それ誰って。
うちの両親は中三トリオの世代で、(森三中じゃあ無いからね)同時期に歌手デビューした人だよ。
この頃は大変に競争率の高いアイドル世代で、緑の季節も少しは売れたんだけどね。
元々女優さんだし直ぐに戻ったよ。
だから知ってるだけだよ。
キャンディーズに山口百恵、森昌子に桜田淳子だよ、勝てないよ。
緑の季節と言ってもここは梅酒の小瓶。
梅酒売るかどうか迷ったんだよね。
砂糖が高いんだよ本当に。
だからお菓子類を未だ売って無い。
あそこまで砂糖を使うお酒ってこの世界無いからね。
昨日の酒屋の主人が来て、梅酒ってどのくらい砂糖使ってるって聞いて来たんだよ、開店前に。
だからね氷砂糖の袋2つ見せたら、「なっ何だそれ!?」って成ってね。
梅酒はヤバイって成ったの。
平民には買うのは無理だろうって話に成った訳で、品物のおまけに最小瓶の梅酒を付ける事にした。
この世界氷砂糖1キロはヤバイのだよ。
てか氷砂糖なんて無いのだよ。
砂糖なんてモノは茶色いのだよ。
「黒いものもあるよ」って黒ん坊渡したら、「・・・・・」だった。
九州銘菓の黒ん坊で無言に成った人は初めて見た。
飴玉も芋飴か麦芽の水飴に砂糖を加えて煮詰め固まらせたもので高価らしい。
水飴は麦芽を煮詰め作ったものだから一般的。
何せエールは昔から有る。
固形か粉状の白糖は兎に角輸入品で高い。
それこそ大量に買えるのは御大尽か貴族だけらしい。
・・・それならと、梅酒の小瓶と飴玉2・3個おまけに付けてやったのだ。
今日のみの限定で。
明日以降言われても有りませんと、黒板にも書いておいたよ。
今日は馬鹿売れした。
色んな物が売れた。
おまけが半端無かった様だ。
だけどね、どれも銀貨1枚(五千円くらいかな)だからね。
正直ぼったくりの栗子ちゃん。
おまけは百円程度なので結構儲かった。
これで暫くは宿代が助かる。
そして露店も暫くは休む。
一寸遣り過ぎたみたいだ。
私がギルドの依頼で護衛団に参加する予定が有ったので、露店は元から少し休む予定ではあった。
今日はその護衛団が付く商隊の出発日だ。
王都まで10日と4日、二週間の旅だ。
私は戦力と言うより料理班らしい。
「ジィー・・・」
そんなに料理が珍しいですかね?。
「「ジィー・・・」」
いや朝より増えてますよね。
「「「ジィー・・・」」」
「いい加減にして下さい!」
「「「ああすまない。その皮剥きとか色々ねえ」」」
「非売品です」
「・・・構造は解ったから作ってみても良いかね。そのお金は出すよ」
「それは結構です。いずれ出回る物ですから」
「いいのか本当に」
「はい、私の考えた物ではないので」
「いつもより何か旨いよな」
「甘味も有るし、調味料が違うな」
「「「「「「ジィー」」」」」」
「・・・・(汗)勘弁して下さいよ」
「いやいや、何だねその瓶」
「かなり甘口の醸造酒を煮詰め発酵を止めた物と考えて下さい」
「どうやって作るの」
「難しいので解りませんが、焼酎に高い糖質の穀物と麹を加えて醸造します。」
「穀物とは」
「餅米だと記憶してます」
「・・・餅米?。米ってあの精米しないと口当たりの悪いやつだよな」
「それとは種類の違う米だと思います」
「そんな調味料よく持ってるな?」
「たまたま手に入りました」
「あと何だねその焦げ茶色色の木みたいな物は」
「海で取れる魚を干した物です」
「削って入れて捨ててたよね」
「少しだけ煮出すと旨味が出ます」
「旨味?」
「美味しいの素ですよ。煮出すと味が無くなるので捨てます」
「そちらの木の皮は?」
「こちらも海産物で海藻を干した物です。同じ使い方ですね。味噌やナンプラーにも同じ旨味が有りますが、合わせると美味しく成るんですが、今はナンプラーではなくて味噌に似た作り方をする醤油を使っています」
はあ、疲れたわもう。
料理してる処ずっと商人さんに見られるとはねえ。
おかげでグルタミン酸ソーダ使えんかったわ。「ちっ!、面倒くさ出汁とるの」
料理は余り得意では無いスズカだった。
自炊出来ても上手い訳では無いのだ。
どうしてだろうか?。
距離も半ばで、「麦粥にも飽きたなあ」なんて声も上がって来るのです。
う~ん、米は積んで無いんだよなあ。
うどん捏ねるのもあれだし、パスタも積んで無かったし。
商人6人に護衛が私を入れて10人。
パスタ乾麺出すか。
「今日は私の持ち出しで一寸趣向を変えて良いですか?」
「食えるのか?」
「食えますよ!!」
「そっ、そうか」
「いちおう」
「おい!」
「大丈夫です。これを使います」
「パスタか、よく持ってたな」
「水が有れば便利ですからね」
へっへへテントで覆ってやったわ。
いやいや、見られちゃ困るんだわ。
だって32食分レトルトだからね。
ソース・・・お手製なんて作った事あらへんわ。
次から次へとテントから手渡したよ。
スープ?、苦悩いや、クノウルだよ。
お湯で溶くだけ、悪いかよ。
だって私かて麦粥飽きたもん。
いやあ食った食った。
こんなに食べたの何十年振りかな。
もう騎手じゃ無いからね。
吹っ切ったよ。
だって甘味解禁しちゃったもん。
それでも私が食べたのは1食分で、一人2食分有るから、他は誰かの胃袋へ消えたのだ。
誰だ足りないとかほざいたのは。
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