朱に交われば

真朱(しんしゅ)は魔術師のたまごだ。関節人形に魔力を込めて自分の分身をつくり、師匠の身の回りの助けとする。魔力がなくなれば影は元の人形に戻ってしまう。その前に術をほどこしてやらなければいけない。
とある満月の夜、影の少年が部屋にやって来た。彼は特別製の筆と絵具で真朱の身体に魔術式を描き込んでいく。
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