サバゲーマーズ!

青空鰹

文字の大きさ
39 / 63

39.行きは良い良い帰りは恐い

しおりを挟む
 こうして道具の片付けを終え、荷物を車に積んだ翔也と勝平は改めて祐二達と向き合う。

 「祐二さん。今日はどうもありがとうございました」

 「わざわざ俺と翔也の為に席とか予約とかしてくれて、ホント感謝します!」

 「そんなに気にしなくてもいいわよ」

 「そうだ。予約ぐらいなら簡単に出来るしな」

 祐二さんはそう言うとコーヒ缶を開けて飲み始めた。

 「それじゃあ、帰り気を付けてね」

 「翔也、帰りのドライブは気を付けろよ」

 「はい。それじゃあどうも…」

 「お疲れ様!」

 「お疲れ!」

 「またBARでな」

 こうして勝平と共に自家用車に乗ってフィールドを後にした。

 「今日のサバゲー楽しかったな!」

 「ああ…また機会があったら行こうか」

 「そうだなぁ~。それに祐二さん達みたいな格好になってみたいなぁ~」

 「あの戦闘服とか?」

 「ああ。それにマガジンを入れておくプレートみたいなのとかを買って付けてみたいし」

 ※勝平が言っているプレートみたいなものは、プレートキャリアのことをいっている!
 ……え? プレートキャリアって何? だって。それは他のと合わせて説明するから、少し待っていてくれ!

 「ああ~……他にも色んな服を着た人もいただろう?」

 「そういえば、普段着で戦ってた人いたな」

 「動きやすい服装の人もいたし……サバゲーの格好で決まってないのか?」

 ※通常のサバゲーでは決められた服装はない! しかしイベントサバゲーというものが存在していて、その場合は指定された服装。いわゆるドレスコードが必要になって来るぞ!

 「まぁそこら辺に付いては祐二さんやBARの店員が知ってるだろう。それよりも装備を調べてようか!」

 勝平はそう言うとスマホを取り出して検索を始める。その間に高速道路に乗ったのだが……。

 「勝平のヤツ……疲れて眠りやがった」

 スマホを握ったままグースカ寝ている姿に、翔也はヤレヤレと言いたそうな顔をさせるが……。

 ……うっ⁉︎ 眠気が来た。

 そう翔也も眠気を感じ欠伸をすると、顔を振って眠気を振り払おうとする。

 ……もしかして祐二さんが言っていた「帰りのドライブは気を付けろよ」って意味は、このことだったのか?

 ※旅行や釣りなど遠出するときに共通して言えることだが、帰りは疲れが溜まっている状態で運転をすることになる!
 だから高速道路を通るときは居眠り運転になりやすく、事故になる可能性が極めて高くなる!
 対処法としては車のサイドウィンドウを少し開いて空気の入れ替えをするか、眠気覚ましようのドリンクなどを飲むことだ!

 ……ああ~、もうダメだ。一旦パーキングエリアに入って休憩しよう。

 ※翔也がやろうとしていることは1番いい対処法だ! 無理して早く帰ろうとするよりも、安全運転を心がけるようにすることだ!
 そして電車で帰るヤツらは電車内で居眠りして乗り過ごすことのないようにな!

 翔也はしばらくの間眠気に耐えながら運転し、近くのパーキングエリアへと入った。

 はぁ~……何か疲れたなぁ

 そう思いながら車を駐車場に停めると、隣で寝ている勝平の身体を揺らす。

 「勝平、起きろ!」

 「んあ? …あれ? 俺いつの間に寝てたんだ?」

 「高速道路に入る前辺りで寝てた。ちょっと休憩しようって思ったんだけど」

 「フゥ~ン……あっ⁉︎ 何か起きたらトイレ行きたくなって来た!」

 「ここで漏らされたら困るから行って来い。俺も降りて休憩するからな」

 「お、おう! 行って来る!」

 勝平はそう言うと車を降りてトイレへと向かう。

 そそっかしいヤツだなぁ。……待てよ。俺がパーキングエリアに入ってなかったら、アイツとんでもない状態になってたんじゃないか?

 翔也はそんなことを思いながら車を降りてお店の中へと入って行く。

 パーキングエリア内のお店に入るのも久しぶりだなぁ。確か最後に行ったのは高校2年生の家族旅行ときだっけ。

 そんなことを思いながらお土産物屋の商品を見て行く。

 ……おっ! この地域のお土産物だけじゃなくて隣りの県のお土産物まで売ってるな。

 「今はその地域だけのお土産物を扱っている訳じゃないんだなぁ」

 ※地域によってだがパーキングエリアの土産物はその県限定ものや、隣りの県のものも扱っているところもある! それと期間にもよるがパーキングエリア限定品などもある! 休憩がてら土産物店を見るのもいいぞ!

 「一応買っておくか」

 そんなことを言いながら地域限定のクッキーを1箱買い、その後は外にある椅子に腰を掛けた。

 「ハァ~……疲れたぁ~」

 翔也はそう言いながら背筋を伸ばすと、勝平が隣りにやって来た。

 「運転お疲れ」

 「まだ家に着いてねぇぞ」

 「そうだけどさ。今日は送ってくれてありがとな」

 勝平はそう言うとコーヒー缶を渡して来た。

 「これは俺からの奢りな」

 「ん…サンキュー」

 そう言って受け取るとポケットの中へ入れた。

 「飲まないのか?」

 「車内で飲むつもりだ。そんなことより勝平」

 「…ん?」

 「サバゲー楽しかったから、また行こうか」

 「だな! 今度こそフラッグゲットしてやるぞぉ!」

 「彩さんの妹にに振り向いて貰う為にか?」

 「おう! 待っててくれよ莉央さん! アナタに相応しいサバゲーマーになって見せるぜ!」

 「勝平…頑張れよ」

 その後他愛もない話をした後、勝平を家に送り届けてから自宅へと帰ったのであった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。 ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。 学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。 当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。 同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。 ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。 そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。 まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。  その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。 こうしてジュリーとの同居が決まった。 しかもジュリーの母親、エリカも現われ、ランの家は賑やかになった。

【完結】『80年を超越した恋~令和の世で再会した元特攻隊員の自衛官と元女子挺身隊の祖母を持つ女の子のシンクロニシティラブストーリー』

M‐赤井翼
現代文学
赤井です。今回は「恋愛小説」です(笑)。 舞台は令和7年と昭和20年の陸軍航空隊の特攻部隊の宿舎「赤糸旅館」です。 80年の時を経て2つの恋愛を描いていきます。 「特攻隊」という「難しい題材」を扱いますので、かなり真面目に資料集めをして制作しました。 「第20振武隊」という実在する部隊が出てきますが、基本的に事実に基づいた背景を活かした「フィクション」作品と思ってお読みください。 日本を護ってくれた「先人」に尊敬の念をもって書きましたので、ほとんどおふざけは有りません。 過去、一番真面目に書いた作品となりました。 ラストは結構ややこしいので前半からの「フラグ」を拾いながら読んでいただくと楽しんでもらえると思います。 全39チャプターですので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それでは「よろひこー」! (⋈◍>◡<◍)。✧💖 追伸 まあ、堅苦しく読んで下さいとは言いませんがいつもと違って、ちょっと気持ちを引き締めて読んでもらいたいです。合掌。 (。-人-。)

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...