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11.俺の家に光が…2
しおりを挟む*side:レオン
ゆるんだホッペを引き締めながら歩く。
やっと家についた。玄関を開けると光が緊張した様子で入ってくる。靴を脱ぐとキッチリ揃えて、小さな声でおじゃましますと言っている。そんな姿も可愛くて抱き締めたくなってしまう。
抱き締めたい衝動を抑え鍵をいつもの場所に掛ける。ふと横にある家のスペアキーが目に入る。今まで誰にも渡した事がないスペアキー。これを光に渡すんだと想像するとニヤけてしまう。渡す前に光の好きそうなキーホルダーを探して付けておこう。明日の仕事帰りにでも買って帰ろう。そう考えながら、リビングへ案内する。
俺は、台所でお湯を沸かす。俺はコーヒーよりも紅茶派だ。光は紅茶でも大丈夫だろうか?そうは思っても今は紅茶しかないから仕方なく紅茶の準備をする。準備しながら光の様子を見るとキョロキョロと部屋の観察をしている。小動物みたいだな光は。
紅茶が出来たのでマグカップに入れ持って行く。
ソファーの真ん中に座っている光の横に座ると 距離が近すぎてピッタリとくっついてしまった。自分でも驚いたが、光も緊張しているのが表情で分かる。そして慌てて紅茶を飲み熱くて声をあげる。
気を付けろと言っただろ、と言うとシュンとしてしまうが、そんな光が可愛くて自然と頭をポンポンしてしまった。
黒髪の感触がふわふわでさわり心地が良い。ずっと触ってたいぐらいに。
光が口をツンと尖らせて紅茶をフーフー冷ましている。その唇から目がそらせない。キスしたい、あの尖った唇は柔らかいのか、もっと光に触りたいと頭の中でグルグルそんな事ばかり考えている。
どうやら俺は、光の事を恋愛感情で好きになっているようだ。男だからとか関係ない。光に惚れたのだ。
光を俺の彼氏にしたい。他の誰にも渡したくないと思いながら、気持ちを落ち着かせる為に紅茶を飲んだ。
光が俺の家に来てくれて本当に良かった。これから、ゆっくりお互いの事を知っていけるといい。
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