もふもふしたいならすれば。

ゆきだるま

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12.ジャン

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*side:光

レオンに頭をポンポンされてから、ドキドキが止まらない。
紅茶を飲んで落ち着かせようとしたけど無理みたいだ。
そんな時、カサカサと小さな音がした。音の方に目をやるとハムスターの箱がある。俺はソファーから立ち上がりハムスターのゲージを組み立てることにした。

「レオター。ハムちゃんの家つくっていーか?」

『あー。いつまでも小さな箱の中じゃあ可哀想だからな。手伝おうか?』

「ありがとう。んー。そしたら、置場所の確保をお願いします!」

『りょうかい。どこにすっかな』

レオンは部屋を見回している。

俺は、テキパキと組み立て中に床材を敷き詰め、回し車・砂場・エサ置き場・小屋・水を配置していく。ふぅ~。なかなか良い具合に配置が決まったなー。よしハムスターを中に移すぞ。

「ハムちゃん、新しいお家だぞー。ほら。どうだ。気に入ったかぁ?」

ハムちゃんはゲージの中を一通り見て回ると中にある、切り株型の陶器の小屋に入って行く。ちょこちょこと歩く姿が可愛くて俺はデレデレしてしまう。

『ひかるー。ここなんてどうだ?ちょうど良いサイズの台も合ったから出してきた。この上に置くといい。』

とリビングの左奥の角に台を準備してくれた。

「おー。ありがとー。台もピッタリだっ!」

『良かった良かった。』

俺は手を叩いて歓びレオンを見上げてお礼を言うと、レオンも嬉しそうにケモ耳をピクピクと揺らしている。
はうっ。レオンのケモ耳がっ!!ピクピク動いているではないかっ!!あー。もふもふハァーハァーハァー。いつか、触ってやるんだからな。と意気込む光。

『なぁー光。こいつの名前、ハムちゃんか?』

「えっ?あっ。ハムちゃんじゃなくて。ジャンだよ。ジャンガリアンだからジャン!」

『まじかよ。ネーミングセンスなさすぎだろ。そのままだな。』

「そーかなー。ジャンって意外と格好いいと思うんだけどなー。」

『まぁ。光のペットだし。光が気に入ってるならジャンでいっか』

「そーそー。だからハムちゃんは今からジャンです。よろしくなジャン」

そう言ってジャンがいる小屋に話しかけている。
やっぱ出てこないかなぁ。ハムスターは夜行性だもんな。仕方ないソファーに座ろ。
俺が動くとレオンも動く気配がした。後ろを見ると笑って俺を見てる。レオンが俺を見てる、しかも優しい眼で。駄目だ、またドキドキしてきた。これでソファーに座るなんて無理だー。何かないか。動いた事が不自然じゃない何か・・・
脳をフル回転させて思いついたのは、部屋の案内をしてもらうこと、ちょうど良いレオンに聞いてみよっ。

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