50 / 51
50.
しおりを挟む
*side:光
日本に戻って来て、だいぶ落ち着いたな。
やっぱり考えることは、レオンの事ばかりで。
会ってちゃんと話したいし、俺の気持ちもレオンに伝えたい。離れてみて分かったから。
レオンが大好きで大切な人なんだって伝えたい。
もうレオンがウルソンと付き合ってるとしても。
だから、お願いだから、あっちの世界に戻して!!
「あっちの世界に行きたいんだっ!!お願いっ!!連れてって!」
声に出してた。今の願いを。
急に目の前が眩しくなって目を閉じる。
あー。やっとレオンに会えるんだ。
嬉しくて泣きそう。。。
下に落ちていく。そろそろ着くかもっと足に力を入れて着地の体勢に入る。
ドサッ!!!
「っつ。いってー。」
まぁ綺麗に着地できるはずもなく、またお尻から落ちた。
「いてててて。」
お尻を擦りながら、周りを見渡す。見覚えのある風景だ。最初に落ちたとこ。そして、日本に戻ってしまった場所。そこにまた、俺は落ちていた。
「よいしょっと。ここは、知ってるけど、どぉやったらレオンの家までいけるんだよ。俺、道知らんし。」
どうしよう。山道じゃない方に行けばギルドの方まで行けるかも。ギルドに行けばミイナがいるはずだからとりあえず歩いてみるか。
お尻の砂をはたいて歩き出そうとした時だった。
俺は目を見開き固まった。
『ひかるっ!』
「れ、おん。」
嘘だろ。何でレオンがいるんだよ。タイミング良すぎだろ。
驚きすぎて固まっていると、俺はレオンの腕の中にいた。ものすごい強い力で抱きしめられている。
あー。レオンだ。レオンの匂いがする。落ちつく匂いに落ちつく腕の中。やっと会えたんだ。
『光。会いたかった。やっと会えた!』
「苦しっ、」
力強く抱きしめられるのは嬉しいけど、さすがに苦しいよ。
『あっ!悪い。嬉しくて力加減できなかった。』
そう言って腕の力を緩めてくれる。レオンのふさふさしたシッポが嬉しそうに揺れていた。あー。シッポが可愛い。触りたいなぁ。じゃなくて、、、
聞きたい事も話したい事も沢山あるのなに、何から話せばいーんだよ。しかも、抱きしめたまま、離れる気配もないし。ど、どうしよ。
「レ、オン?あ、あの、離して、、。」
『無理!』
そう言ってさっきより強く抱きしめられてしまった。急な再会に驚きはしたものの、俺もレオンに会えて嬉しい、レオンが満足するまで抱きしめられてよう。そして俺もレオンの背中にゆっくりと腕を回した。はぁー。レオンの匂いだ。本当にレオンの所に戻ってこれたんだな。良かった、また会えて。
しばらく抱き合ってから、レオンがそっと離れていく。
「あ。」
名残惜しくて思わず声がもれてしまった。
聞き逃さなかったレオンはニヤリと笑って俺の頭を優しく撫でてくれる。大きな手になでなでされて、うっとりな俺。
『ひかる。本物の光だよな?』
優しい声が耳に届く。すぐ横で名前を呼ばれピクついてしまう。
『ひかる。家に帰ろ。』
「うん。」
その言葉が嬉しくて、涙が頬をつたっていた。レオンが優しく親指で涙を拭ってくれて気づく。レオンに手を引かれ歩き始めた。
レオンの家に行けると思うと涙が溢れて止まらない。前が滲んでよく見えないし。レオンが手を繋いでくれてなかったら、きっと視界不良で歩けなかったかもしれない。俺は、レオンに手を引かれて一歩後ろでうつ向きながらついていった。
視界に入るのは、レオンのふさふさしたシッポ。
右、左とゆったりと揺れているシッポ。
ねぇ。俺に会えて嬉しいから、そのシッポは揺れてるの?俺、期待しちゃうよ。
ゆらゆら揺れるシッポを追っかけて、しばらく歩いていると、レオンの家の前に着いた。
玄関の鍵を開けて中に入るレオン。
中にウルソンがいるんじゃないかって不安で足がその場から動かなくて、立ち尽くす俺。
『ほら、光。』
そう言って優しく手を引っ張っられて、レオンの腕の中に優しく抱きしめられた。
『光。俺は光が好きだ。あいつとは、何でもないから。』
そんな優しい声で話さないで、また涙が出ちゃうから。
「で、でも、キスしてた。その前もしたって、言ってたし、、、」
『あぁ。あいつとキスしたのは、本当だ。でも理由があったんだ。』
「っ。やっぱりしたんじゃん、、」
やばい。ダメージがでかすぎる。
『なぁ、ちゃんと話したいから上がれよ。』
そうだよな。俺もレオンに伝えたい事がある。
嫌な話だとしても聞かないと分からないコトだってあるはず。
「俺も話したいことあるから。」
どんな結果になろうとも、ちゃんと話し合わないと駄目だよな。
レオンに促されるままに歩いて行ったけど…
俺は何で寝室のベッドに座ってるんだよ。
リビングで話すもんだと思い込んでたのに。
訳も分からず座っているとレオンがマグカップを両手に持って入って来た。
『ミルクティー飲むだろ?』
そう言って差し出してくれる。
「ありがと。」
『いや。』
素っ気なく返事をしたレオンが俺の右隣に座る。
えーと。距離近くないか。太ももくっついてますけど。
『温かいうちに飲め。』
「うん。」
まず落ち着くためにも、飲もう。
ミルクティーを口に含むとすでに懐かしいと感じてしまう味だった。
「ん。おいしい。」
レオンも俺が飲んだのを見てから飲む。
レオンに触れている右足が熱い。
紅茶を飲んでも飲んでも落ち着けない。
『光。落ち着いたか?俺の話を聞いてほしい。』
「うん。」
違う意味で落ち着けてないけどね。
レオンが話し出すのをミルクティーを眺めて待った。
日本に戻って来て、だいぶ落ち着いたな。
やっぱり考えることは、レオンの事ばかりで。
会ってちゃんと話したいし、俺の気持ちもレオンに伝えたい。離れてみて分かったから。
レオンが大好きで大切な人なんだって伝えたい。
もうレオンがウルソンと付き合ってるとしても。
だから、お願いだから、あっちの世界に戻して!!
「あっちの世界に行きたいんだっ!!お願いっ!!連れてって!」
声に出してた。今の願いを。
急に目の前が眩しくなって目を閉じる。
あー。やっとレオンに会えるんだ。
嬉しくて泣きそう。。。
下に落ちていく。そろそろ着くかもっと足に力を入れて着地の体勢に入る。
ドサッ!!!
「っつ。いってー。」
まぁ綺麗に着地できるはずもなく、またお尻から落ちた。
「いてててて。」
お尻を擦りながら、周りを見渡す。見覚えのある風景だ。最初に落ちたとこ。そして、日本に戻ってしまった場所。そこにまた、俺は落ちていた。
「よいしょっと。ここは、知ってるけど、どぉやったらレオンの家までいけるんだよ。俺、道知らんし。」
どうしよう。山道じゃない方に行けばギルドの方まで行けるかも。ギルドに行けばミイナがいるはずだからとりあえず歩いてみるか。
お尻の砂をはたいて歩き出そうとした時だった。
俺は目を見開き固まった。
『ひかるっ!』
「れ、おん。」
嘘だろ。何でレオンがいるんだよ。タイミング良すぎだろ。
驚きすぎて固まっていると、俺はレオンの腕の中にいた。ものすごい強い力で抱きしめられている。
あー。レオンだ。レオンの匂いがする。落ちつく匂いに落ちつく腕の中。やっと会えたんだ。
『光。会いたかった。やっと会えた!』
「苦しっ、」
力強く抱きしめられるのは嬉しいけど、さすがに苦しいよ。
『あっ!悪い。嬉しくて力加減できなかった。』
そう言って腕の力を緩めてくれる。レオンのふさふさしたシッポが嬉しそうに揺れていた。あー。シッポが可愛い。触りたいなぁ。じゃなくて、、、
聞きたい事も話したい事も沢山あるのなに、何から話せばいーんだよ。しかも、抱きしめたまま、離れる気配もないし。ど、どうしよ。
「レ、オン?あ、あの、離して、、。」
『無理!』
そう言ってさっきより強く抱きしめられてしまった。急な再会に驚きはしたものの、俺もレオンに会えて嬉しい、レオンが満足するまで抱きしめられてよう。そして俺もレオンの背中にゆっくりと腕を回した。はぁー。レオンの匂いだ。本当にレオンの所に戻ってこれたんだな。良かった、また会えて。
しばらく抱き合ってから、レオンがそっと離れていく。
「あ。」
名残惜しくて思わず声がもれてしまった。
聞き逃さなかったレオンはニヤリと笑って俺の頭を優しく撫でてくれる。大きな手になでなでされて、うっとりな俺。
『ひかる。本物の光だよな?』
優しい声が耳に届く。すぐ横で名前を呼ばれピクついてしまう。
『ひかる。家に帰ろ。』
「うん。」
その言葉が嬉しくて、涙が頬をつたっていた。レオンが優しく親指で涙を拭ってくれて気づく。レオンに手を引かれ歩き始めた。
レオンの家に行けると思うと涙が溢れて止まらない。前が滲んでよく見えないし。レオンが手を繋いでくれてなかったら、きっと視界不良で歩けなかったかもしれない。俺は、レオンに手を引かれて一歩後ろでうつ向きながらついていった。
視界に入るのは、レオンのふさふさしたシッポ。
右、左とゆったりと揺れているシッポ。
ねぇ。俺に会えて嬉しいから、そのシッポは揺れてるの?俺、期待しちゃうよ。
ゆらゆら揺れるシッポを追っかけて、しばらく歩いていると、レオンの家の前に着いた。
玄関の鍵を開けて中に入るレオン。
中にウルソンがいるんじゃないかって不安で足がその場から動かなくて、立ち尽くす俺。
『ほら、光。』
そう言って優しく手を引っ張っられて、レオンの腕の中に優しく抱きしめられた。
『光。俺は光が好きだ。あいつとは、何でもないから。』
そんな優しい声で話さないで、また涙が出ちゃうから。
「で、でも、キスしてた。その前もしたって、言ってたし、、、」
『あぁ。あいつとキスしたのは、本当だ。でも理由があったんだ。』
「っ。やっぱりしたんじゃん、、」
やばい。ダメージがでかすぎる。
『なぁ、ちゃんと話したいから上がれよ。』
そうだよな。俺もレオンに伝えたい事がある。
嫌な話だとしても聞かないと分からないコトだってあるはず。
「俺も話したいことあるから。」
どんな結果になろうとも、ちゃんと話し合わないと駄目だよな。
レオンに促されるままに歩いて行ったけど…
俺は何で寝室のベッドに座ってるんだよ。
リビングで話すもんだと思い込んでたのに。
訳も分からず座っているとレオンがマグカップを両手に持って入って来た。
『ミルクティー飲むだろ?』
そう言って差し出してくれる。
「ありがと。」
『いや。』
素っ気なく返事をしたレオンが俺の右隣に座る。
えーと。距離近くないか。太ももくっついてますけど。
『温かいうちに飲め。』
「うん。」
まず落ち着くためにも、飲もう。
ミルクティーを口に含むとすでに懐かしいと感じてしまう味だった。
「ん。おいしい。」
レオンも俺が飲んだのを見てから飲む。
レオンに触れている右足が熱い。
紅茶を飲んでも飲んでも落ち着けない。
『光。落ち着いたか?俺の話を聞いてほしい。』
「うん。」
違う意味で落ち着けてないけどね。
レオンが話し出すのをミルクティーを眺めて待った。
1
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる