いつもと違う日常

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ルミ「ねぇ..ハイト..嘘でしょ?」

「...」

ルミ「ハイトォォォォォォォォォ!」

ピコン!

ルミ「...?」

難易度 26 不思議な遊園地 ゲームクリア

ルミ「...ふざけんな」

ルミ「ふざけんなぁぁぁぁ! 」

ルミ「人はこんなに死んで..結局生き残ったのは なにもしてない私..こうなら..ハイトが生き残ればよかった..」

出口へお進みください

ルミ「...くそぉ..私は..なにも成果を出せなかった..」

そして

ルミ「...くそぉ..」

そして外に出る

ルミ「生き残ったのは...私一人だけ..」

難易度26 不思議な遊園地 生存者 1名 

ルミ「...くっそぉぉぉ!」

ルミ「他に助けれる方法があったはずなのに...」

?「大丈夫ですか?」

ルミ「..なに?」

?「いや ...大丈夫かなと思って」

ルミ「わたしは..いま 大丈夫じゃない..私は..親友を救えなかった..」

?「まさか 26の..難易度へ?」
 
ルミ「そうよ...でも 生き残ったのは 私だけ..」

?「そうですか..」

?「まあ 私の仲間も..死にましたよ?」

ルミ「そんな明るいはずないでしょ..仲間死んでるのに..」

?「まあ 死んでほしかった人もいたので..私的には一石二鳥ですね~」

ルミ「あんた..人の命をなんだと..」

?「人の命なんていずれ消滅するでしょう? 早く死ぬか 遅く死ぬか の違いだけなのに..なんでそんなみんな命を大事にするか 私には..申し訳ないですが わかりませんねぇ」

ルミ「...たしかに いずれ死ぬけど...その中でもこのゲームを参加している人はほぼほぼ生きたい人が多いと思う..なのにあんたは..勝手な勘違いをしているだけだわ..早く死ぬか遅く死ぬかなんて..その本人はわからないだろうし..早く死んだら何をできなくて終わっちゃうし 遅く死んだら いろんなことに挑戦できたり 結婚して 子供生んだり...あんたには..この違いがわからないだけの..ただの 死にたがりの子よ..」

?「わたしは..死にたがりですかぁ..」

ルミ「でも..私は生きたい..」

ルミ「あんたみたいな考えじゃないしね..」

?「まあ 頑張ってくださいよ 私は 30に挑戦してきますから」

ルミ「30に..ってことは...あの四人...まさか 死んだんじゃ. ...」

?「ぱぱっとクリアしてぇ 早く帰ろっと」

ルミ「まって!」

?「なんですかぁ もう」

ルミ「私もいくわ 最大難易度  30に」

?「あなたも..30に? 」

ルミ「そうよ..」

?「死ぬ可能性の方が高いですが いいんですか?」

ルミ「私は ここで 挑戦するから..」
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