おっす、わしロマ爺。ぴっちぴちの新米教皇~もう辞めさせとくれっ!?~

月白ヤトヒコ

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ぽんぽんいたいいたいが、つたわってなかっただとっ!?

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「? ぽんぽんいたいいたいって、なに?」

 ぽんぽんって、叩くの? 叩かれると痛いのは当然では? いや、ぽんぽんって優しくあやす感じだから、痛くない? あれ? でも、痛い痛いだから、強く叩く?

「……早速、食べ過ぎての腹痛ですか? 胃薬は必要ですか?」
「? いえ、大丈夫ですけど? 浄化も治癒も使えますので。大抵の病気や怪我は自分で治せます。部位欠損を自分で治すのは、さすがに時間は掛かりますけど」

 魔獣に腕喰われ掛けたときは大変だったなぁ。噛まれた瞬間に必死で首落としてトドメ刺したけど。腕の肉持ってかれて、見えちゃってた骨も折れてたし。すぐに浄化と解毒して、それから治癒掛けて……滅茶苦茶痛かったしっ!? 治したあとも、しばらくはめっちゃ貧血起こしてふらふらして……具合悪いのにサボってるだなんだと言われて……神殿のクソ共に軽く殺意湧いたなぁ。

 あれだね、部位欠損くらいの怪我すると、他の人に治癒してもらった方が楽だね! あと、ごはんめっちゃ大事。騎士団の人と医者がごはんくれなかったら、ヤバかった。

「え? あなた、相当高位の治癒術師ですか?」
「えっと、多分?」
「……高位の治癒術師を虐待して、充分な食事も与えずに無理矢理働かせていたということでしょうか……このような子供に、なんて酷いことを……」

 低い呟きが落ちて、ぐっとクレメンスさんの眉間にシワが寄る。

 まあ、間違ってないけど。

「というか、ぽんぽんいたいいたいって、なんですか? どういう意味?」

 さっきから、ずっとおチビちゃん達が言ってるけど、意味がわからない。

『なんて、ことだっ!?』
『ぽんぽんいたいいたいが、つたわってなかっただとっ!?』
『アルメリア、しらないのー? われらしってる。ぽんぽんは、おなかのことー』

 驚いたように震える玉と、えっへんとでも言いたげに教えてくれる玉。

「……腹痛のことですね。ぽんぽん、とは幼児がお腹のことを示す言葉です。犬のことをわんわん、と言うのと似たような幼児の言葉です」
「成る程。腹痛という意味ですか。聞いたことなかったので、知りませんでした」

 ぽんぽんやわんわんと言うときに、なぜか恥ずかしそうに声を潜めるクレメンスさん。

「失礼ですが、あなたは一体いつから孤児を?」
「さあ? 物心付いたときには、既に一人だったから」

 つか、わたしマジでよく生きてたよねー? 神竜の微睡む国が侵略されて……あのチャラミニドラゴンの、天秤? 曰く、わたしは元貴族だかで、多分そのどさくさでわたしは孤児になっているらしい。

 おそらくは、わたしを逃がしてくれた人がいるのか……それとも、敗戦の折りに赤子なんぞ気に掛けられなくて捨て置かれたかの、どちらかだろう。

「治癒魔術は、一体どこで習得を? 誰に師事されたのでしょうか?」
「え~? 知らない。多分、自然に?」

 孤児って、そこらのチンピラとかに理不尽な八つ当たりで殴られたりするから。で、何度も死にそうになって、気付いたら血溜まりの中で無傷で目ぇ覚ますってことが何度かあったからなぁ。生存本能ってやつなんじゃない?

 治癒能力が発現しなかったら、多分わたし物心付く前に死んでたわ。

「自己流で、そこまで極めたというのですか?」
「そうですねー」

 多分、神殿に連れて行かれる前に……何度も死にそうな怪我をしていたのだと思う。だって、治癒魔術は治したことのある傷病は、治すのが上手くなって行くから。

「ところで、軍馬はどこで手に入れたのですか? 通常、孤児の少女にあのような良質な軍馬を入手することは大変困難かと思われます」
「ん~、と。わたしが逃げて来たとこで魔獣退治させられてたから」
「は? 待ってください! あなたみたいな子供に魔獣退治をさせていたですってっ!?」
「? はい」
「……娘っ子。それは、治癒術師としての同行か?」

 黙ってごはんを食べていたトムさんが、低い声で問い掛ける。

「えっと~、前衛と囮と魔術補佐と治癒係ですかねー?」
「どんな非合法組織ですかそれはっ!?」

――――――――


 アルム「ぽんぽんいたいいたいって、なんですか? どういう意味?」(´・ω・`)?

 下位精霊『なんて、ことだっ!?』( ̄□ ̄;)!!
 『ぽんぽんいたいいたいが、つたわってなかっただとっ!?』( º言º; )"
 『アルメリア、しらないのー? われらしってる。ぽんぽんは、おなかのことー』(`・∀・´)

 クレメンス「……腹痛のことですね。ぽんぽん、とは幼児がお腹のことを示す言葉です。犬のことをわんわん、と言うのと似たような幼児の言葉です」(,,・д・)

 アルム「成る程。腹痛という意味ですか。聞いたことなかったので、知りませんでした」(੭ ᐕ))

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