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ヴァンパイア編。
4.ハンターかっ!?
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エレイスのネットワーク経由で手に入れた報告書を読む。
この近辺に住むヴァンパイアは…
どうやら、人間から転化して数十年と言ったところらしい。百年には満たない個体。一応、人間から転化した吸血鬼も、仲間…というか、眷属を増やすことは可能だ。それなりに歳を経ないとできはしないが…数十年というのは、できるかできないかのギリギリのライン。
だから、あのパチモン吸血鬼が弱かったのだろう。大方、試してみたというところか・・・禁止されていることをやりたがるのは、人間もそれ以外も変わらないな。
やはり、選民意識は強い…か。
というか、そもそもコイツを転化させたのは誰だよ? 載ってねーし。ちゃんと調べとけっての。
まあ、このヴァンパイアとは全く関係が無い、どこぞの野良ヴァンパイアがやったという可能性も無きにしも非ずだが…それはかなり低いだろう。
とりあえず、昼間にアタックするか。
それまで…適当な宿で軽く寝とこ。
※※※※※※※※※※※※※※※
「・・・ふゎ…眠」
睡眠時間が足りてない感じだが、もう昼だ。アタックをかけるから、行かないといけない。…眠いが仕方無い。潰しに行こう。
と、やって来たヴァンパイアの棲み家…に、なんだか見覚えのある可愛らしい顔が・・・意識が無いようだが、トラブル体質なのだろうか…昨日の彼? は。
仕方無いな。わざと気配を立てる。と、
「だぁれ? お兄ちゃん」
ローティーンに見える小さな女の子が首を傾げて言う。
血の気が無く、滑らかな陶器じみた…不健康な蒼白い肌に、黒のゴスロリドレスがよく映える。血の気は無いというのに、不自然に紅い唇。潤んだ瞳が赤い燐光を帯びて仄かに光り、幼い容姿に不釣り合いな妖艷な色香が匂い立つ。
その腕の中には、昨日の彼?が抱かれていた。彼? の方が彼女よりも大きいというのに、軽々と抱き抱えているように見える。
「ここは、わたしのお家よ?」
さて、どうしたものか…寝ていると思いきや、これからガッツリと食事する予定だったようだ。つか、あからさまな吸血鬼だし。
下手に手を出すと、あの彼? が人質になるのは確実。
「どうしてここにいるの? お兄ちゃん」
赤みの強くなる瞳。う~ん。めっちゃ、催眠使って来た。まあ、全く効かないんだけど・・・効いた振りしとく方が無難だろうな。のろりと、鈍い動作で彼女へと視線を向ける。絶妙に視線を合わさないようにするのがコツだ。
「…肝試し、で…」
とか、適当なことを言う。
「…またなの? 最近のガキはこれだから嫌なのよ。全くもうっ!」
舌足らずな喋り方はやめたようだ。おそらく、これが彼女の素なのだろう。
というか、またって…昨夜の馬鹿は胆試しの成れの果てか?
「まあいいわ」
ニヤリと吊り上がる紅い唇。
「アナタ、よく見ると綺麗な顔をしているのね。それに、この子よりも…とてもいい匂いがするわ。さあ、こっちへ来て? わたしの傍に。お兄ちゃん」
あどけなさの中に匂い立つ色香。彼女へ誘われるように近付いて…
「ああ、やっぱり…綺麗だった」
するんと白く冷たい手が頬へ伸ばされ、スッとキャスケットが落とされた。パサリと帽子に入れていた髪の毛が背中に広がり落ちる。
「綺麗な銀髪…さあ、もっとよくそのお顔を見せて?」
するりと冷たい手が両頬を挟む。どさりとなにかの倒れるような音。
「フフッ、イイこと…しましょ?」
そして、ゆっくりと近付く顔。誘うように紅い唇が小さく開いて…
「・・・パチモンの吸血鬼を創ったのはアンタか? 吸血鬼のお嬢さん」
「っ!」
閉じかけていた瞳がパッと見開く。だが、遅い。もう、彼女の首筋へはナイフを突き付けている。
「ハンターかっ!? ガキのクセして…」
「まあね。で、質問の答えは? 答え次第では、見逃してあげないこともないよ? お嬢さん」
まあ、ほぼ黒なんだが。
「っ!? 舐めるなっ、ガキがっ!!」
ガッとナイフを突き付けた腕が彼女に掴まれる。ギリギリと食い込む指と爪…痛いな? 全く。
「なっ!」
驚きの声を上げる彼女。おそらくは腕を折るつもりの力だろうが、そう簡単に折られて堪るか。割と痛いが…耐えろ、手首。
「ああ、言っとくけどオレ。実は人間じゃなかったり?」
ニヤリと笑って見せる。
「なんだとっ!?」
「知らないかな? お嬢さんくらい生きていたら、一度は聞いたことあると思うんだけどなぁ? エレイスって名前を」
「同族殺しのっ!?」
「いやいや、人間も、他の種族も、協定違反を犯した奴を平等に取り締まっているだけだよ?」
まあ、残念ながら、取り締まった相手の八割方はその命が潰えてしまうことになるが…それは仕方無い。だって、抵抗されたらねぇ?
「大人しく、罰則を受けるなら拘束だけで済ませてあげる」
これで抵抗をやめるのは少数派。話し合いで済むなら、それが一番楽なんだがな?
「誰が貴様らなどにっ!? アダマスの犬めっ!それくらいなら・・・っ!?」
ああ、やっぱり。それにしても…アダマスの犬、ね? 悪名高いな。うちの家は。オレは、そのアダマス現当主の隠し子だったりするんだがな?
「はい、残念」
赤みの強くなる彼女の瞳。催眠、魅了、支配系の視線。
「効かないんだ。そういうの」
というか、逆に動くなという意志を籠めて視線を返す。それだけで彼女の動きは止まる。オレもそう強い方ではないが…まあ、百年も生きていない元人間の吸血鬼なんて、目じゃない。この辺りは、血筋ってやつだよなぁ。
なにせアダマスは、真祖の血統。人間で言うなら、王族に近い支配階級。ヴァンパイアとしてはかなり弱いハーフのオレでも、齢百年未満の元人間が相手ならこの程度は余裕。
「な、んだとっ…」
そして、床に放り出された彼? を近場のソファーへと寝かせ、支配を掛けた彼女へ幾つかの質問。
たかが数十年しか生きていないアンデッドの吸血鬼が、エレイスの上の、アダマスを知っていた。それは、アダマスを知る血筋の系統のモノが、彼女の主だということ。
調べないとな。
彼女に仲間はいない。単独犯。
彼女をヴァンパイアにした主は、彼女に飽きて、彼女を捨ててどこぞへ行ってしまったらしい。
主の名前も知らないという。
全く、生き物…厳密にはリビングデット? を飼うならちゃんと責任を持って飼うべきだ。飽きたからと言って、放り出すような真似はしちゃいけない。野良吸血鬼が増えても、碌なことにならないというのに。
この近辺に住むヴァンパイアは…
どうやら、人間から転化して数十年と言ったところらしい。百年には満たない個体。一応、人間から転化した吸血鬼も、仲間…というか、眷属を増やすことは可能だ。それなりに歳を経ないとできはしないが…数十年というのは、できるかできないかのギリギリのライン。
だから、あのパチモン吸血鬼が弱かったのだろう。大方、試してみたというところか・・・禁止されていることをやりたがるのは、人間もそれ以外も変わらないな。
やはり、選民意識は強い…か。
というか、そもそもコイツを転化させたのは誰だよ? 載ってねーし。ちゃんと調べとけっての。
まあ、このヴァンパイアとは全く関係が無い、どこぞの野良ヴァンパイアがやったという可能性も無きにしも非ずだが…それはかなり低いだろう。
とりあえず、昼間にアタックするか。
それまで…適当な宿で軽く寝とこ。
※※※※※※※※※※※※※※※
「・・・ふゎ…眠」
睡眠時間が足りてない感じだが、もう昼だ。アタックをかけるから、行かないといけない。…眠いが仕方無い。潰しに行こう。
と、やって来たヴァンパイアの棲み家…に、なんだか見覚えのある可愛らしい顔が・・・意識が無いようだが、トラブル体質なのだろうか…昨日の彼? は。
仕方無いな。わざと気配を立てる。と、
「だぁれ? お兄ちゃん」
ローティーンに見える小さな女の子が首を傾げて言う。
血の気が無く、滑らかな陶器じみた…不健康な蒼白い肌に、黒のゴスロリドレスがよく映える。血の気は無いというのに、不自然に紅い唇。潤んだ瞳が赤い燐光を帯びて仄かに光り、幼い容姿に不釣り合いな妖艷な色香が匂い立つ。
その腕の中には、昨日の彼?が抱かれていた。彼? の方が彼女よりも大きいというのに、軽々と抱き抱えているように見える。
「ここは、わたしのお家よ?」
さて、どうしたものか…寝ていると思いきや、これからガッツリと食事する予定だったようだ。つか、あからさまな吸血鬼だし。
下手に手を出すと、あの彼? が人質になるのは確実。
「どうしてここにいるの? お兄ちゃん」
赤みの強くなる瞳。う~ん。めっちゃ、催眠使って来た。まあ、全く効かないんだけど・・・効いた振りしとく方が無難だろうな。のろりと、鈍い動作で彼女へと視線を向ける。絶妙に視線を合わさないようにするのがコツだ。
「…肝試し、で…」
とか、適当なことを言う。
「…またなの? 最近のガキはこれだから嫌なのよ。全くもうっ!」
舌足らずな喋り方はやめたようだ。おそらく、これが彼女の素なのだろう。
というか、またって…昨夜の馬鹿は胆試しの成れの果てか?
「まあいいわ」
ニヤリと吊り上がる紅い唇。
「アナタ、よく見ると綺麗な顔をしているのね。それに、この子よりも…とてもいい匂いがするわ。さあ、こっちへ来て? わたしの傍に。お兄ちゃん」
あどけなさの中に匂い立つ色香。彼女へ誘われるように近付いて…
「ああ、やっぱり…綺麗だった」
するんと白く冷たい手が頬へ伸ばされ、スッとキャスケットが落とされた。パサリと帽子に入れていた髪の毛が背中に広がり落ちる。
「綺麗な銀髪…さあ、もっとよくそのお顔を見せて?」
するりと冷たい手が両頬を挟む。どさりとなにかの倒れるような音。
「フフッ、イイこと…しましょ?」
そして、ゆっくりと近付く顔。誘うように紅い唇が小さく開いて…
「・・・パチモンの吸血鬼を創ったのはアンタか? 吸血鬼のお嬢さん」
「っ!」
閉じかけていた瞳がパッと見開く。だが、遅い。もう、彼女の首筋へはナイフを突き付けている。
「ハンターかっ!? ガキのクセして…」
「まあね。で、質問の答えは? 答え次第では、見逃してあげないこともないよ? お嬢さん」
まあ、ほぼ黒なんだが。
「っ!? 舐めるなっ、ガキがっ!!」
ガッとナイフを突き付けた腕が彼女に掴まれる。ギリギリと食い込む指と爪…痛いな? 全く。
「なっ!」
驚きの声を上げる彼女。おそらくは腕を折るつもりの力だろうが、そう簡単に折られて堪るか。割と痛いが…耐えろ、手首。
「ああ、言っとくけどオレ。実は人間じゃなかったり?」
ニヤリと笑って見せる。
「なんだとっ!?」
「知らないかな? お嬢さんくらい生きていたら、一度は聞いたことあると思うんだけどなぁ? エレイスって名前を」
「同族殺しのっ!?」
「いやいや、人間も、他の種族も、協定違反を犯した奴を平等に取り締まっているだけだよ?」
まあ、残念ながら、取り締まった相手の八割方はその命が潰えてしまうことになるが…それは仕方無い。だって、抵抗されたらねぇ?
「大人しく、罰則を受けるなら拘束だけで済ませてあげる」
これで抵抗をやめるのは少数派。話し合いで済むなら、それが一番楽なんだがな?
「誰が貴様らなどにっ!? アダマスの犬めっ!それくらいなら・・・っ!?」
ああ、やっぱり。それにしても…アダマスの犬、ね? 悪名高いな。うちの家は。オレは、そのアダマス現当主の隠し子だったりするんだがな?
「はい、残念」
赤みの強くなる彼女の瞳。催眠、魅了、支配系の視線。
「効かないんだ。そういうの」
というか、逆に動くなという意志を籠めて視線を返す。それだけで彼女の動きは止まる。オレもそう強い方ではないが…まあ、百年も生きていない元人間の吸血鬼なんて、目じゃない。この辺りは、血筋ってやつだよなぁ。
なにせアダマスは、真祖の血統。人間で言うなら、王族に近い支配階級。ヴァンパイアとしてはかなり弱いハーフのオレでも、齢百年未満の元人間が相手ならこの程度は余裕。
「な、んだとっ…」
そして、床に放り出された彼? を近場のソファーへと寝かせ、支配を掛けた彼女へ幾つかの質問。
たかが数十年しか生きていないアンデッドの吸血鬼が、エレイスの上の、アダマスを知っていた。それは、アダマスを知る血筋の系統のモノが、彼女の主だということ。
調べないとな。
彼女に仲間はいない。単独犯。
彼女をヴァンパイアにした主は、彼女に飽きて、彼女を捨ててどこぞへ行ってしまったらしい。
主の名前も知らないという。
全く、生き物…厳密にはリビングデット? を飼うならちゃんと責任を持って飼うべきだ。飽きたからと言って、放り出すような真似はしちゃいけない。野良吸血鬼が増えても、碌なことにならないというのに。
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