虚弱な兄と比べて蔑ろにして来たクセに、親面してももう遅い

月白ヤトヒコ

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 ・・・なんて、気楽に考えていましたよ。

 わたしは別に、自分が被害者ではないつもりだった。けれど、それは考えが甘かったようです。

 ええ、砂糖菓子くらいには甘い考えだったようでした。騎士学校では、これくらいでは保護者が呼び出しされるなんてこと、ありえませんでしたからね。
 あちらは、生徒の身内と言えど、校内に外部の人間を入れることはしませんでしたし……そもそも、暴力事件なんて日常茶飯事でしたからねぇ。
 組み手や剣の訓練、試合、自主訓練から派生した殴り合い、罵り合い、怒号、喧嘩……毎日が割と殺伐としていました。
 さすがに、骨折なんかの大怪我や、仲の悪い生徒同士が殺し合いにまで発展しそうになれば、問題にもなりましたが……

 こちらはそんなこともありませんからね。至って平和です。なんて、楽観視をしていたら――――

 気付けばいつの間にか、保護者が呼び出されての三者面談という運びになっていました。

 レザンの方も、保護者が呼ばれるとのこと。

 二人して、保護者呼び出しそのことに驚きましたよ。怪我もしていないし、被害もなにも無い。だというのに、この程度のことで問題になるのか? と。

 かなり驚いて・・・

 それから、ふと思ったのですが・・・もしかして、わたし達の認識が少しおかしいんですかね?

**********

 二日後。

 本来なら授業を受けている筈の時間。ちなみに、欠課扱いはされないそうです。

 外賓応接室にて。お祖父様が怒った顔をして、学園の職員を威圧しています。

 子爵令息の、しかも次男の話だからと思って連絡をしてみれば、学園に来たのは祖父である侯爵家の当主本人ですからね。学園職員が緊張するのは当然かもしれません。

 父? あの人は来ませんよ。

 むしろ、今回のことはなにも知らないんじゃないですかね? なにせ、わたしの保護者の連絡先は、全てお祖父様とおばあ様宛にしてもらっていますからね。そして、セディーの名前も。

 わたしの保護者連絡欄にセディーの名前を書いていいかと聞いたら、大喜びされました。セディーがすご~くにこにこして上機嫌だったなぁ。

 両親へのは連絡は……お祖父様が必要だと判断すれば、するかもしれませんね。
 まぁ、あの人達に会うのは面倒なので、できれば連絡はしないでくれると嬉しいですが。

「一体どういうことでしょうか?」

 お祖父様の、威圧を含む低い問い掛けで、話し合いが始まりました。


__________


 確りと基準のおかしいネイサンとレザン。(笑)
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